「タロットを学んでみたい!」「タロット占いを仕事にしたい!」
タロットに興味を持ち始めると、自分で気になることを占ってみたくなったり、お仕事にして人に喜んでもらったりしたくなりますよね。
「タロット占い協会の無料講座 女性のためのタロット占い」は、タロットの使い方など基本の知識はもちろん、タロット占いをお仕事にするためのエッセンスもふんだんに盛り込んでいます。
講座に登場する講師やナビゲーター、この講座ならではのおすすめポイントを紹介していきます!
「タロット占い協会の無料講座 女性のためのタロット占い」の講師の1人で、信頼される占い師の育成に取り組んでいる、かげした真由子さんにインタビュー。
受講生からは「まゆちん先生」と呼ばれ親しまれています。
タロットの面白さ、今回の無料講座づくりに込めた思いなどについて、お話を伺いました。
かげした真由子(かげした・まゆこ)
太陽双子座、月乙女座。愛称「まゆちん」。占術はタロット占いと西洋占星術で、占い師歴は約25年。占い師の先生としてこれまでに300名のプロを輩出。心理学等も学び、未来を当てるだけではなく、運命のその先へと導くことができる問題解決型の占い師を育てることにこだわる。2018年からは「信頼できる、10年続くプロを養成する」というコンセプトをもとに動画制作を行う。「タロット占い協会の無料講座 女性のためのタロット占い」監修。著書『命日占い』『命日占い〈未来編〉』(サンマーク出版)は累計10万部のベストセラー。
Contents
タロットから心理学へーー「人はなぜ同じことを悩むのか」を探求
タロット占い師としての始まりは?
タロット占いは、最初はちょっと不純な動機で始めました。
もともと「占い師になりたい」「タロットに興味がある」というわけではなかったんです。
当時、ベンチャー企業でゲームクリエイターとしてサウンド開発の仕事をしていましたが、お金に困っていました(笑)。
そこで忙しい本業と並行できるよう、自宅でできる副業として電話占いを選びました。
タロットにしたのは、「その場で簡単にできそう!」という勝手なイメージからです。
生年月日で占うような命術系の占いは、たくさん勉強が必要そうだと構えていたので。
電話占いは、真夜中のほうがよく電話がかかってくるので、本業のあと、深夜から朝方まで、1日おきくらいで徹夜しながら、電話を受けていました。
朝方までシフトが可能な貴重な人材だったと思います。
まずは聞き上手になればいいのかなと思って、タロット占いの解説書を片手に、ひたすら親身に相談者さんの話をたくさん聞いていましたね。
当時、まだタロットの知識は浅く、占いの技術も全くなかったので、解説書のマニュアル通りに占いの結果をお伝えしていました。
でも、お客様からはよく「当たりました!」「なんでわかるんですか?」と言われるので、自分自身も、「なんで当たるんだろう?」と不思議に思い始め、タロットに興味が湧いてきました。
「占い師として罪悪感が生まれてきた」のは一体なぜ?
電話占いを始めて1年経った頃には、うっかりそのお店での人気占い師になっていました。
でも、プロの占い師として、ちょっとした罪悪感も生まれてきました。
リピーターさんが悩んで相談してくる内容が、1年前と全く進歩していないことに気づいたからです。
一番多かった悩み相談は「別れた彼氏が忘れられない」ということ。
同じ悩みをずっとこじらせていたり、思い悩んで一波乱起こしたりしていました。
リピーターさんも多くなってきて、仲良くなった私に話しやすいからか、だんだん他社や他の占い師の話も聞くようになりました。
そこで、占い業界の裏側や、リピーターさんが占いへ依存していく状態が、見えてきました。
自分が腑に落ちる占いの結果を聞けるまで、毎日のように電話をかけ続けたり、問題意識は持たないまま、その都度答えが変わるから、とにかくタロットで占ってほしいという人がいたり。
そんなことをしても幸せにならないので、私のところで止めてあげたいけど、たぶん止まらないんだろうな……と感じていました。
「私、タロット占いでお金をもらっていたけど、良いことをしてきたのかわからない」と悩むようになりました。
でもそこから、「人はなぜ同じ悩みを繰り返すのか」「なんでこう行動すればいいとわかっていてもできないのか」と、改めて疑問を持つようになりました。
だんだん、心理学への興味が向いていきました。
憤りを感じながら学んだ期間を経て辿りついたもの
「占い依存」を目の当たりにして罪悪感を感じながらも、心理学に興味を持ちました。
でも、勉強しようにも、当時は今のように、わかりやすい心理学や自己啓発に関する本などは見つけられず、スピリチュアルという言葉さえまだ根付いていない時代でした。
最初に読んだ本の著者は船井幸雄さんだったと思いますが、ユングの難解な専門書で挫折したり、河合隼雄先生の本で興味を持ったりした程度でした。
お金もたまりつつあったので、電話占いはペースをゆるめながら続けていましたが、まだ「人は、できない理由を自分でつくっていて、その人自身も気がついていない。
それを無意識というんだな……」といった程度の認識しかありませんでした。
本格的に心理学を学び始めたのは、そこから十数年後です。
その後の十数年は、ペースをゆるめつつタロット占いを続けたり、一時期は会社員としての働き方に集中したりしてきました。
その後、出産を機に会社員を辞めるタイミングで、フリーランスとして講師をしようと思い立ったんです。
というのも、私はいきなり占いの「現場」に入ったので、今から振り返ってみると、依存する人たちを自分自身の手でもつくり出してしまったところがあります。
それが良くないことであり、なぜ依存を生んでしまうのかということに気がつくのに、20年くらいかかりました。
私の場合は結構遠回りして学んできましたが、これを講師になって、しっかり伝えないといけないと思ったんです。
そこから、心理学の中でも、「心理療法」にのめり込んでいくことになります。
結局、占いで問題解決ができないと、わかってしまったからです。
占いの講師として極めようと思って心理学を学んだら、本格的に心理療法を学ぶことが必要になりました。
一時期は「心理セラピスト」としてトップになろうと励んでいました。
どうしたらもっと未来を良くできる?「問題解決」にこだわりたい!
なぜ「心理セラピスト」からまた占いの世界に入ったか
心理療法では、NLP、家族療法、交流分析などさまざまな分野で、人が潜在意識の中でいろいろな現実を設定してしまっている仕組みや、幼少期に与えられる影響などについて学び倒しました。
心理セラピストとして専門的な知識を得て、セラピストの養成やセッションも数多く行いました。
こうして心理療法について学びきったと感じていた頃、占い業界歴も長いという経歴を生かして、「占い師にセラピストマインドを伝えるほうが、効率がいいかもしれない」と思い立ちました。
「占い師が全ての問題を解決するというよりも、セラピストマインドを持った占い師が増えたら、もっと楽になる人が増えるんじゃないか」と。
私自身、心理セラピストと占い師という2つのアイデンティティの間でゆれていた期間もありましたが、それが導かれるように、今につながってきたんだなと感じています。
問題解決へのこだわりが生んだ心理療法と占いの融合
こうして、問題解決にこだわって、心理療法も生かした「占い師の先生」として活動していくことになりますが、そもそも私が占い業界を良くしたいと思った決定的な理由があります。
それは、実際に自分がどちらも取り組んできて、「本当に心理療法が必要な人ほど、心理セラピーやカウンセリングなどの心理療法を頼らず、占いを頼りにしている」ということに気がついたからです。
カウンセラーを訪ねる人というのは、自分の痛みを自覚している人です。
「私、ここが痛いので、なんとかしたいです」と。
一方、占い師を訪ねる人は、どこが痛いのか気がついていないまま、傷だらけで歩いていて「うまくいかないんです」と言います。
十数年間、ずっとこの現状を、見てきました。
実際にその人の問題解決をしようとしても、訪ねる方向が違うと気がついたとき、心理療法と占いを分けて考えていくのはちょっと違う気がしました。
そして、占いとは、敷居が低い癒しで、本能に訴えかける庶民的なものなんだと再確認しました。
それならば、占い師がセラピストになればいいと思ったんです。
セラピストマインドを持った占い師を育てたい
占いを求めて来る人は、「答えが欲しい」という受け身の姿勢の人が多い一方、心理療法を求めて来る人は、「痛くてもいいので治してください」という姿勢の人が多いです。
ということは、逆説的ですが、占いでは「依存させてあげるよ」という雰囲気でなければ、相談者が痛みを表してくれないということです。
もちろん「依存してください」とは言わないし、良くないことだけれど、「占い師」という言葉はそれも含んでいる印象がありますよね。
「さあ、おいで」みたいな感じです(笑)。
もちろん最後は「自分の足で歩いてください」と背中を押しますが、相談者さんへの伝え方における微妙なさじ加減や腕力を身につけられたら、占い師は務まるのでは、と思っています。
そして、タロットがそれを伝えるのに一番適していると感じています。
無料講座で「タロット占いって何?」「なぜ当たるの?」がわかる
女性を応援したい!世界一フレンドリーなタロット講座
私が監修した動画レッスン「タロット占い協会の無料講座 女性のためのタロット占い」は、10年ほどブラッシュアップし続けてきた私の講座が基礎になっています。
この講座には、タロットの面白さはもちろん、占いに答えを求める受け身な人生から、能動的な人生に変えていくエッセンスを詰め込み、さらに心理学を優しく絡めて凝縮しました。
そして、「世界一フレンドリーなタロット講座」だと自負しています。「学ばなくちゃ」と頑張らなくても、リラックスしながら、軽やかに、スイスイっとタロットの世界観に入っていける設計になっています。
そもそも「タロット占いって何なのか?」から伝えたい
他の講座では、タロットの「正しいやり方」「役に立つやり方」を教えていると思いますが、
この無料講座では、ノウハウをノウハウだけでお伝えせず、「ノウハウを使うための視点」から、きちんと説明しています。
「占いってそもそも何なのか」「タロットはそもそも何か」を知った上で、タロットを使うということですね。
そこで、解説では、「いちいち客観的にする」ことにこだわりました。
例えば、私たちの考え方以外のものが出てくるとき、必ず出典を同時にお伝えします。
この講座ではアーサー・エドワード・ウェイト考案のウェイト版タロットを使っているので、「もともとウェイトさんはこう解釈していて、だからここでは、こんなふうに伝えているよ」としっかり説明するということですね。
そういう意味では、「タロット占いって何なのか?」ということについて「種明かし」をしていると思います。なぜタロットで心に響くセッションができるのか、裏側を見せるという感じですね。
長期的に活躍できる「本質的なスタンス」を大切にした
また、この無料講座には、10年間、占い師自身が自分らしく輝いて占いを提供し続けるために必要なエッセンスが含まれています。
「すぐに役立つ」実用性以上の、長期的にずっと活躍し続けるために必要な、本質的なスタンスを貫くことを大切にしました。
なので、タロットだけにかかわらず、カウンセラーやセラピスト、コーチ、援助職などコミュニケーションに関わる仕事にも役立ててもらえると思います。
また、お食い初めみたいなもので、タロット占いに興味を持ち始めたとき、最初に出会うものはすごく大事だと思っています。
不要なものをたくさん混ぜて、それがさも身体に良い、正解である、というふうにはしたくなかったので、何かが混ざるときは出典を明らかにし、もともと無農薬、無添加で、へんに洗脳するようなものではない、ということをお伝えしておきたいです。
タロットは、その人自身がやってきたことが、そのまま人生に生かせるものです。
よく聞かれるのですが、タロットに向き・不向きはありません。あなたの資質に合わせて、いかようにでも活用できます。ぜひ、あなたの人生を光に変えるためにタロットを学んで、それを発信してもらえたらなと思っています。
かげした真由子さん監修のオンライン無料講座はこちら♪
タロットは人生にそのまま生かせる。
かげしたさんが、占い師や心理セラピストとして、多くの人に寄り添ってきたからこその言葉ですね。
依存させるのではなく、その人の幸せにつながるように、
そっと背中を押してあげるようなスタンスを大切にされてきたことがわかります。
ぜひ楽しみながら、あなたらしいタロットの使い方を見つけて、人生を輝かせてください。
「かげしたさんのタロットをもっと知りたい!」という方は、ぜひ「タロット占い協会の無料講座 女性のためのタロット占い」をチェックしてみてくださいね。