タロット占いでよくあるご相談が、恋愛に関するお悩み。
「気になる相手は、わたしのことどう思ってる?」
「付き合っている彼は、これからのことどう考えてるんだろう?」
このような「相手の気持ちを知りたい」というお悩みは、恋愛に関するご相談のひとつとしてよく聞かれます。
誰かに占ってもらうのもいいけれど、自分でもワンオラクルなどで手軽に占ってみませんか?
今回は「相手の気持ち」で【カップ6】のカードが出たときの解釈についてご紹介します♪
Contents
タロットカード【カップ6】一般的な意味
古びた家屋の前に立つ2人の子ども。【カップ6】が示すのは、幼少時代の懐かしい思い出です。
長い人生を過ごす中、ときには立ち止まって過去を振り返ることもあるでしょう。大人になると忘れかけてしまうこと、例えば純粋さや素直さなどを思い出すのは大切なことです。
一方で過去の思い出は美化されやすく、ときに現実が物足りなく感じることも。「今」を大切に生きるためには、過去にこだわりすぎないことも大事です。
白いユリの入ったカップを受け渡す2人の子どもの姿、あなたの目にはどのように映るでしょうか。純粋な気持ちや幸せな関係に見えますか?それとも左側の子どもが上から見下ろし、子どもが受け取るには大きすぎるカップを押し付けている姿でしょうか。
【カップ6】はさまざまな見方ができる魅力的なカードといえます。過去をどう捉えるか、2人の子どもの関係をどう見るか、あなたの直感を大切に自由に読み取ってみてください!
【カップ6】正位置の意味と解釈
【カップ6】のカードの正位置が意味するものは「美しい思い出」「幸せな環境」です。
過去の記憶を思い返すことで、忘れていた気持ちがよみがえったり、生きるためのヒントが隠されていたり。大切なものが手に入るかもしれません。また、現在の幸せな環境を表すこともあります。愛の象徴であるカップを受け渡す姿は、まさに幸せな関係そのものと言えるでしょう。
【カップ6】逆位置の意味と解釈
【カップ6】のカードの逆位置が意味するものは、「過去へのこだわり」「幼稚」です。
過去と比べて落ち込むのはやめましょう。過去に起きた出来事は良い思い出として、美化されてしまうことがあるからです。
今を精一杯生きることで、それが未来における「美しい過去」になります。変えられない過去よりも、「今」に全力を注ぎましょう。過去に執着する時間があるのなら、前を見て次なるステージへ進んでいきましょう。
【カップ6】から読み取れる【恋愛】相手の気持ちは?
【カップ6】のカードは「相手が過去のことを考えている」そんな可能性を示すカードです。
「今」ではなく過去を見ているからといって、あなたの方をまったく見ていない…とは限りません。あなたを恋愛対象として考えたいからこそ、過去の経験と比べている可能性もあるからです。
基本的にカップは「愛」を示すカードです。【カップ6】も例外でありません。特に正位置で出た場合は基本的にポジティブに捉えて良さそうです。
白いユリが入ったカップは大きな愛情の証。とても幸せな関係に見えます。相手は、過去の美しい思い出に負けないくらい、今を幸せに感じているようです。
ただし、カップ(愛情)の大きさには注意したいところ。相手には持ちきれない大きさだったり、逆に物足りないほど小さければ相手の不満、不信感につながってしまうでしょう。
【カップ6】|片想いの【相手の気持ち】解釈例
- 正位置の解釈
相手は、以前の恋人とあなたを比べているかもしれません。思い出の中の恋人は美化されがちですが、過去は過去です。それよりも「比べている」ということ自体が、あなたを恋愛対象として見ている証拠だと考えてみるようにしてください。
美化された思い出を超えるのは難しいかもしれませんが、「未来の希望」であれば過去を超えることができます。相手に素敵な未来を見せられるようなアプローチができれば、あなたの想いは届くかもしれませんね。
- 逆位置の解釈
相手は完全に過去の恋愛を引きずっています。過去に負った心の傷を、過去に戻って癒やすことはできません。自然治癒するまで、優しく隣に寄り添う…そんな気持ちを持つことが必要でしょう。無理に上書きしようとすれば、余計に相手を苦しめることになってしまいそうです。
カードに描かれた左側の子どものように、相手にとって大きすぎる愛を渡してはいけません。1度に渡すのではなく、さり気なく小さな愛をいくつも重ねるのが良いでしょう。
【カップ6】|両想いの【相手の気持ち】解釈例
- 正位置の解釈
相手は、あなたとの関係を「美しく幸せな関係」だと思っているようです。人は過去の思い出を美化しがちですが、それに負けないくらい「今」が光り輝いているのでしょう。
背景にある古い家屋は「これからも長い間あなたと一緒に暮らしたい」という気持ちの現れかもしれません。
ユリの入ったカップは純粋な愛の象徴です。相手からの大きな愛を受け取り、末永く幸せな関係を築いていってください。
- 逆位置の解釈
相手は、愛情のバランスについて不満を持っているかもしれません。カードに描かれた子どものように、相手はあなたに大きな愛情を渡しているつもりでいるのでしょう。しかしそれは、相手の幼稚な部分が出てしまい「愛の押し売り」状態になってしまっているのでしょう。
だからといって無視するのは良くありません。相手の気持ちをしっかりと受け取り、笑顔を返してあげましょう。それだけで相手は満足し、あなたのためにまた頑張ろうとしてくれます。
【相手の気持ち】で【カップ6】が出たときは、過去のことや愛の大きさが関係する
過去への執着、愛の大きさについての価値観がわかる【カップ6】のカード。
「相手の気持ち」でカップ6の正位置が出たときは、相手が過去を想っていることに変わりはありませんが、今のあなたのこともそれ以上に考えてくれている可能性があります。
過去と比べることで、今のあなたへの愛情を確かなものにしたいのかもしれません。
逆位置になると、過去にこだわりすぎてあなたを見る余裕がない状態かもしれません。相手が、勝手な愛の押し売りについて見返りを求めている可能性も…。どちらにせよ、あなたのほうが大人になることが必要です。優しく見守り、常に笑顔でいることを心がけましょう。
「6」という数字は「奉仕」「バランス」という意味を持ちます。お互いが見返りを求めない愛情を注ぎあい、自然に愛情のバランスがとれるのだとすれば…それはとっても素敵な関係ですよね♪美しい過去の思い出に負けないくらい、「今」を素敵にしましょう!
今回は「相手の気持ち」でカップ6が出たときの読み解き例をご紹介しました。
ワンオラクルでサクッと読み解くほかにも、タロット占いにはさまざまな展開法(スプレッド)があります。
他の展開法を活用して、周りのカードとの関係性を見ながらもっと詳しく「相手の気持ち」を読み解いていくこともできるので「もうちょっと踏み込んで見てみたいな」という方はチャレンジしてみてくださいね♪