15：悪魔｜あの人の今のあなたへの本音は？

「ぐつぐつ煮込んだ下心」

15悪魔

まゆちん

カードは「あなたに下心を持ってるみたい」と伝えていますが、あなたはどう感じるでしょうか？
さっそく詳しい鑑定内容をお伝えしていきますね。

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まゆちんの鑑定結果

「あの人の今のあなたへの本音は？」についてですが……

あの人はあなたに対して、下心や執着がある模様。
下心と言っても色々ありますが、快楽に溺れていたり、自分の欲求しか考えていないかもしれません。
また、「自分がいなければダメ」と思わせたかったり、もしくはその逆で「あなたがいないと自分はダメ」という依存的な思いを持っている可能性も。

付き合う前の関係なら、あの人は誠実な恋愛観とは違う思いをあなたに抱いているかもしれません。性的な関係だけを求めていたり、自分の心の安寧のためにあなたに依存している場合も。

付き合いの長い2人なら「倦怠期」を表します。
純粋な愛情というよりも、メリットがあるから一緒にいるのかもしれません。
また、性的欲求のリミッターが振り切れている場合も悪魔は出てきます。
あなたが復縁を望んでいる場合、あの人は「都合の良い相手」と思っている可能性があります。独りでいるよりはいいから、何となく未練があるから、などの理由で関わっているのかもしれません。

【悪魔】の番号「15」が表すのは「変化」またはその兆し。
鎖で繋がれた男女の絵からはかけ離れて感じるかもしれませんが、「今の状態を抜け出したいなら変化が必要だよ」というメッセージでもあります。

＜このカードが出るときの相手の状態＞

自己中心的
束縛したい
あなたを利用したい
誠実さの欠如
一時的な欲求

まゆちん

愛情だけじゃない打算や不純な動機が見え隠れするのでしょうか。
二人の関係性に、色んな欲求や事情がからんでいそうですね。

まゆちん

【悪魔】のカードから私が何故この鑑定結果を導き出したのか？
ということについても、軽くお伝えしておきますね。
「ウェイト版タロットカード」の生みの親・ウェイトさんからのメッセージを見てみましょう。

タロットを作ったウェイトさんは【悪魔】というカードから……

まるで堕落後のアダムとイヴ。

見てごらん、この男と女は悪魔の祭壇の前で首から鎖で繋がれちまって･･･
しょうがないよなあ。欲求に負けて、堕落しちまったんだもの。
楽園に帰れる日は来るのかね？ヒヒヒ･･･

というメッセージをあなたに伝えています。

※上記はまゆちん流の超現代語訳です。原文が気になる方はこちら！

A reversed pentagram is on the forehead. There is a ring in front of the altar, from which two chains are carried to the necks of two figures, male and female. These are analogous with those of the fifth card, as if Adam and Eve after the Fall.
（祭壇の前には環があり、環から2本の鎖が男女2人の人物の首に繋がれています。これらは5枚目のカードのものと類似しており、まるで堕落後のアダムとイヴのようです。）

まゆちん

ホーンデットマンション（ディズニーランドのお化け屋敷）のナレーションみたいですね。
まあ、ホーンデットマンションならコースが終われば出てこられるけど、悪魔の祭壇はどうでしょうか・・・？
思い当たるところはあるでしょうか？

いずれにせよ今回あなたが【悪魔】というカードを引き寄せたのには、実は大きな理由があるんです。
その理由についてもお伝えしますね。

＜あなたがこのカードを引き寄せた理由＞

「あの人の今のあなたへの本音は？」という質問に対し、あなたが引き寄せたのは【悪魔】のカードでした。

今回は「あの人の本音」としてこのカードが展開されましたが、どんなカードも今、あなたの前にあらわれるだけの理由があります。

また心理学的には「出会った相手は自分自身」と捉えるセオリーがあります。
つまり【悪魔】はあなた自身をも表しているのです。

【悪魔】が表しているのは「変化を起こすのは自分次第」。
自分からこの鎖に繋がれている状態を選んでいるところはありませんか？
依存や本能的欲求に溺れているのは、あの人だけではなくあなたもまたそうかもしれません。

【悪魔】のカードはそんなあなたに「あなたの本当の幸せって何だろうか？」というメッセージを送っています。
悪魔として描かれている山羊は、本来大人しい生き物にも関わらず、良くないことが起こった時に「悪魔の仕業だ！」と不条理さを受け止めるための言い訳として悪魔に仕立てられました。
悪魔もまた、私たちの心の一部でもあります。
そうした心の動きと向き合うことで、本心から感じられる幸せというものを見つけて選ぶことが出来るのかもしれません。

あの人との関係に、何か釈然としないものや「これでいいのだろうか」と思うなら、「では私はどうしたいのだろう」と問いかけてみましょう。
もし「それでも今はこのままでいたい」と思うようであれば、満足するまでその状態を味わい切るのも、1つの選択肢ではないでしょうか。