タロット占いにはさまざまなカードの展開法(スプレッド)がありますが、この記事では「フォーカード」について解説していきます。
タロット占いは、カードの枚数や並べ方によって多くのことが占えますが、それぞれの展開方法によって向いている悩みや質問があるのです。
少ない枚数でサクッと手軽に占うこともできますし、多い枚数でじっくりと、より詳細な内容を占うこともできます。
あなたの悩みや目的に合わせて、ピッタリのタロット占いの展開法を見つけてくださいね♪
タロットパレットのフォーカードで4枚のカードから読めるのは、自分の気持ち・相手の気持ち・2人の現在・2人の未来です。
あなたと相手の気持ちだけではなく、2人が作り出している現在の雰囲気などを読むことで、対人関係の悩みから抜け出すためのヒントを得られます。
「4枚引き」という呼び方もあるフォーカードは、「恋愛や仕事、人間関係を今よりもっと良くしたい!」という場面で大活躍する展開法。
読み解くカードの枚数も多くないので、初心者さんでも気軽に占えますよ。
それでは、フォーカードの展開法を一緒に見ていきましょう♪
Contents
フォーカードは【7枚目から9枚目を読んだあと1枚選ぼう】|展開法
タロット占い「フォーカード」の手順は以下の通りです。
- カードをシャッフルして7枚目から9枚目までの【3枚】を展開
- 大アルカナを使って展開した【3枚】を占ってみよう
- 【4枚目】を残ったカードから目で見て選びタイトルをつけよう
順番に見ていきましょう!
手順①カードをシャッフルして7枚目から9枚目までの【3枚】を展開
タロットを展開する前に、まず「なにを質問するのか」を決めましょう。
恋人や友達との関係など、気になっているテーマを思い浮かべてみてください。
フォーカードが読み解きやすくなる質問のポイントについては、次のパートでくわしく解説しているので、迷った人はぜひ参考にしてくださいね。
質問が決まったら、占うテーマをイメージしながら、カードをシャッフルします。(シャッフルの詳しい解説はコチラ)
シャッフルが完了したら、さっそくカードを引いていきましょう。
タロット占い「フォーカード」では、最初に7枚目から9枚目の「3枚のカード」を展開します。
- 裏を向けたカードをシャッフルしたら、ひとつにまとめる
- 上から6枚をよけて、カードの山を中心に置く
- 7枚目のカードを左側に、8枚目のカードを真ん中に、9枚目のカードを右側に、上下が変わらないように表にめくる
- 残った13枚のカードは、ひとつにまとめて空いている場所に置く
「一週間は7日」「ドレミファソラシの音階は7音」など、7はひとつの周期を表していて、「熟した数字」と解釈できます。
つまり、「熟した7枚目のカードから展開しよう!」ということね♪
手順②大アルカナを使って展開した【3枚】を読み解いてみよう
あなたが質問した内容に対して、1枚目は「あなたの気持ち」、2枚目は「相手の気持ち」、3枚目は「2人の現在」を意味します。
それぞれのタロットカードを、1枚ずつ読み解いていきましょう。
3枚目の「2人の現在」を示すカードは、2人が現在作り出している「場」、すなわち「グループの声」だと捉えてみてください。
例えば、夫婦なら「〇〇家の声」、あなたと上司なら「会社の声」などですね。
「グループの声」には、2人が気づかないうちに共有しているルール・雰囲気・感覚・行動パターンなどが表れます。
夫婦の間では「お互い遠慮してしまい、コミュニケーションが足りていないかも…」というグループの声。
あなたと上司の間では「言わなくても察してくれるだろう」というグループの声が聞こえてくるかもしれません。
あなたと相手の「グループの声」はどのようなものなのか、3枚目のカードから読み解いてみましょう。
「グループの声」を読み解いたら、あなたがグループに対して貢献できる行動はあるか、ぜひ考えてみて。
上記で例にあげた夫婦なら「気を遣いすぎずにコミュニケーションを取ってみよう」、上司との関係なら「こまめに状況を報告してみよう」などのアイディアが思い浮かびそうです。
自分が行動することで「グループの声」が良い方向に変化しそうなアイディアを、楽しみながら考えてくださいね。
もしあなたがタロット占いをはじめたばかりなら、最初は大アルカナ22枚でフォーカードにチャレンジしてみてください。
大アルカナは小アルカナよりも枚数が少ないので、タロット占い初心者さんでもスムーズに占えるはずです♪
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手順③【4枚目】を残ったカードから目で見て選びタイトルをつけよう
残った13枚の大アルカナカードから、あなたが素敵だなと感じる1枚を、「4枚目のカード」として目で見て選びましょう。
「2人が(もしくはそのグループが)どのようなムードに包まれていれば嬉しいかな?」をイメージして選ぶのがポイントです。
あなたが選んだ4枚目は、2人の理想の未来を示す「想いのフラグ」カードになります。
「想いのフラグ」カードは、「自分と相手の関係は、こんな雰囲気に包まれていればいいな」という、あなたの魂が求めているムードを表したもの。
「想いのフラグ」カードを選択することで、2人にとって理想の未来をあなた自身で選び取り、設定できるのです。
ピン!とくる「想いのフラグ」カードを選んだら、カードにタイトルをつけてみましょう。
カードにタイトルをつけることで、いつもの毎日を過ごすなかでも、4枚目のカードを選んだときの感覚を思い起こしやすくなります。
占った相手に接するときは、カードをタイトルを思い出すように意識してみて。
例えば、カードに「思いやり」というタイトルをつけた場合、あなたは相手と接するとき、「思いやり」を意識しながら過ごすようになります。
意識していることは、自然と表に出てくるもの。
あなたは相手に対して「思いやり」を持って接するようになるので、相手も「最近優しくしてくれるな」と感じ、少しずつ相手の態度も変わってくるはずです。
「想いのフラグ」カードのタイトルを意識しながら相手に接することで、あなたが選び取った2人の未来、すなわち「想いのフラグ」カードが表す未来を、実現しやすくなるでしょう。
続いては「フォーカード」で答えが読み解きやすくなる質問のポイントについて解説していくよ♪
フォーカード【理想の未来を実現】相手と良い関係を築きたいときに
フォーカードで答えが読み解きやすくなる質問のポイント
フォーカードは、あなたと相手の気持ち、2人が属する「グループの声」を読み解く展開法。
そして、お互いにとって居心地の良いムードを想像しながら4枚目のカードを選ぶことで、理想の関係に近づくヒントを得られます。
フォーカードでは、「誰との関係を占うのか」を明確にすることが、答えを読み解きやすくなるポイントです。
- 誰との関係を占う?…「わたしと誰か」というように設定
フォーカードで占いたい相手は決まりましたか?
フォーカードで使える質問の具体例
続いては、質問の具体例を紹介していきます。
片思い中の彼は、わたしのことをどう思っている?(恋愛)
配属先の上司が怒りっぽくて苦手…。これから仕事でうまくやっていけるのかな?(仕事・金運)
親友の態度がそっけない気がする…。わたし、なにか悪いことをした?(人間関係)
あなたが気になっている相手をイメージしてみてくださいね。
フォーカード|読み解きするときの3つのポイント
フォーカードで占う相手を決定したところで、続いてはタロットカードを読み解きやすくする3つのポイントをご紹介します。
以下のポイントを意識するだけで、フォーカードでの読み解きの幅がぐんと広がるはずです。
- 相手をコントロールしたくなる気持ちを手放す
- 気づいたことは紙に書いてみる
- 自分の感覚を大切にする
それでは、順番に見ていきましょう♪
【ポイントその1】相手をコントロールしたくなる気持ちを手放す
1つ目のポイントは、相手をコントロールしたくなる気持ちを手放すことです。
タロットカードで自分と相手の関係を占うとき、「わたしのことを好きになってほしい!」「なんでもっと優しくしてくれないの?」など、相手が変わることを期待していませんか?
上記のような状態は、「相手をコントロールしたい!」という気持ちを抱いてしまっていることになります。
他人を変える難しさは、あなたもきっとわかっているはず。
相手をコントロールしたい欲求が大きくなるほど、良い未来を掴み取ることも難しくなってしまうでしょう。
フォーカードでは、あなたと相手の一対一の関係だけではなく、2人が作り出す「グループの声」も読み解いていきます。
「グループの声」を読み解くことで、今までと違った視点が生まれ、「相手をコントロールしたい」という気持ちを手放せるはずです。
対人関係のもつれは、あなただけ・相手だけの問題ではありません。
あなたと夫婦、あなたと家族、あなたと会社…。お互いを取り囲むグループの問題でもあります。
そのグループも、あなた自身なのです。
「グループの声」が「欲しい!」と言っているであろう感覚を探してみると、問題に対して能動的に取り組めることに気づけます。
例えば「お互い遠慮してしまっている」という「グループの声」は、どのような変化を欲しがっていると思いますか?
おそらく、「もっとコミュニケーションを取ってほしい」「本音を話してほしい」などのアクションですよね。
「グループの声」に耳を傾けるだけで、自分ができる行動のアイディアも湧いてくるもの。
あなたの行動や意識が変わった結果、相手も少しずつ変化していくのです。
相手をコントロールしたくなる気持ちを手放し、「グループの声」のカードを読み解いていくことで、理想の未来に近づくヒントは手に入りますよ。
【ポイントその2】気づいたことは紙に書いてみる
フォーカードでの占い中に気づいたことがあれば、紙に書いておきましょう。
紙に書くことで、さらに新しい気づきが生まれやすくなります。
1、2枚目のカードを解釈するときは、「特に気になるキーワード」「キーワードを見て気づいた相手に対しての気持ち」をメモすると、現状を客観的に見れるので効果的です。
3枚目の解釈では、あなたと相手が属するグループに対して、貢献できそうなアイディアがあれば書き留めてみて。
4枚目を選んでカードにタイトルをつける際は、タイトルを紙に書き出すと良いですね。
実際に手で書いてみると、書いた言葉が自分の中にダウンロードされやすくなります。
フォーカード占いでの気づきを紙に書き、2人の関係をより良くするツールとして役立てていきましょう。
【ポイントその3】自分の感覚を大切にする
どの展開法にも当てはまりますが、自分の感覚を大切にしながらカードを読み解くこともポイントの1つです。
カードを解釈するときは、以下の点を意識してみてください。
- カードを見て、あなたはどんな気持ちになったのか
- どのポイントが気になって、どのような感想を抱いたのか
フォーカードでは、特に4枚目を選ぶとき、感覚が大切になってきます。
具体性や意味にとらわれすぎず、「未来がこんなムードに包まれていたらいいな」「なんとなくこんな感じがいいな」という雰囲気でカードを選びましょう。
潜在的な望みは、「なんとなく」から生まれた感覚によって映し出されるもの。
あなたの感覚を大切に、フォーカード占いを実施してみてくださいね。
それでは、実際にフォーカードでリーディングをしてみましょう!
フォーカード|実際にワーク形式でリーディングをしてみよう
【解釈例】4枚のタロットカードの印象を素直に表していこう
フォーカードの解釈の仕方を、先ほどあげた具体例の質問を使って解説していきます。
「自分ならどう解釈するかな?」とイメージしながら読んでみてくださいね♪
まず、このカードをみてどのような印象を受けますか?
ちょっとだけ時間をとって考えてみましょう。
犬とオオカミが月に向かって吠えているのかなぁ?
なんだかちょっと、ミステリアスな雰囲気かも~!
キリッとした女の人だけど、冗談が通じなさそうだな~~。
逆ってことは…真面目っぷりがエスカレートするってことなのかも?
逆位置だと、独断や偏見、閉鎖的な考えを表しているの。
カップの水を上手に流し込んでいるね~~♪
でも、逆にしちゃうと…バランスが崩れちゃうよね…??
逆位置は、不調和や折り合いのつかなさを表すことになるわね。
大事なことは、展開されたカードを見てどんな印象を抱いたのか。
あなたの受け止め方が結果を導いていきます。
上記のように、ひとつずつ丁寧に解釈していきましょう。
リーディングのイメージはつかめましたか?
それでは、いくつか解釈の例を確認していきましょう!
それぞれ、1~3枚目までは上記と同じで、4枚目(想いのフラグ)だけが違います。
想いのフラグを選ぶのは、まゆちん、コツメちゃん、カゲサターんです。
それぞれの質問に対して、あなたのリーディングに近いのはどのキャラクターでしょうか。
「片思い中の彼は、わたしのことをどう思っている?」
相手の気持ち「少し情緒不安定みたい。いろんなことを考えすぎてしまっているのかな。」
グループの声「お互い考えすぎで、すれ違っている状態かもしれないわ。」
想いのフラグ「愚者のカードを選びました♪」
相手の気持ち「もしかして小さなことが気になっちゃう時期だったりする…??」
グループの声「なんだか探り合いをしているみたい…。」
想いのフラグ「恋人達のカードを選んだよ~~!」
相手の気持ち「真面目な人だし、付き合ったら一途!ってカンジよね~。」
グループの声「節度は守りたい!でも、2人の間で揺れている…ってことかしら…!?」
想いのフラグ「悪魔のカードの逆位置を選んだわ!」
「配属先の上司が怒りっぽくて苦手…。これから仕事でうまくやっていけるのかな?」
相手の気持ち「閉鎖的な考えを持っているみたい。自分のルールにこだわりすぎちゃっている状態かも。」
グループの声「あなたも上司も、噛み合わないな~って感じているみたい。」
想いのフラグ「選んだのは星のカード♪」
相手の気持ち「つい嫌味を言っちゃうのかなぁ…。上司も頭を冷やしたいって思ってるのかも…。」
グループの声「うんうん!折り合いがついてないカンジ!」
想いのフラグ「女帝のカードを選びました!!」
相手の気持ち「感情的になっているようね…。そういえばこの前、上司が社長に怒られていたような…?」
グループの声「会社全体に、不調和ムードが広がっていそうだわ~~!」
想いのフラグ「選んだのは隠者のカードよ!」
「親友の態度がそっけない気がする…。わたし、なにか悪いことをした?」
相手の気持ち「相手も、あなたの気持ちをあれこれ考えすぎているみたいね。」
グループの声「すれ違っている可能性が高そう…。」
想いのフラグ「節制のカードを正位置で選びなおしてみました~♪」
相手の気持ち「もしかして細かいこと気にしすぎかな~~~?いつもなら気にならないことも、あれ?って思ったのかなぁ。」
グループの声「今はお互いにギャップを感じやすいのかも…!!」
想いのフラグ「月のカードを逆位置で選んだよ!」
相手の気持ち「情緒不安定か…。ま、そういうときもあるでしょ。」
グループの声「無理に話をしても、いき違いが増えそうね。」
想いのフラグ「選んだカードは、運命の輪の逆位置よ!」
【まとめ】フォーカードで理想の未来を自分で選び取ろう
フォーカードは4枚のタロットカードで、自分と相手の気持ち・2人が属するグループの声を読み解き、理想の未来を選び取ることができます。
上手にフォーカードを活用すれば、恋愛や人間関係、仕事の悩みから抜け出すヒントを見つけ出せるはず。
あなたが道に迷ったときは、ぜひタロット占いフォーカードのパワーを借りてみてくださいね♪