運命を自分で変えるための
とっておきメソッド
仕事、恋愛、人間関係…さまざまなことを占えるタロット占い。
その魅力はなんと言っても、カードの絵柄から感覚的にメッセージを受け取れることですよね。1枚1枚異なる絵柄は、どこかシュールだったり、ユーモラスだったり、神秘的だったり…。
特に小アルカナの「人物カード」と呼ばれる「コートカード」は、相談内容に関連する「人物の影響」を表すカード。16枚ありますが、それぞれの読み解き方にコツがあります。
今回は、小アルカナの「コートカード」をじっくりご紹介していきますよ♪
Contents
タロットカードの構成｜「22枚の大アルカナ」と「56枚の小アルカナ」
小アルカナの構成｜「40枚の数字カード」と「16枚の人物カード」
タロットカードは、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナの計78枚で構成されています。
大アルカナは「人間の魂の成長の物語」が描かれていますが、小アルカナは大アルカナよりもっと「具体的な内容」が描かれています。
では、小アルカナには、どんな内容が描かれているのでしょうか？
まず、小アルカナは、1〜10までの数字を表す「40枚の数字のカード」（数札）と、「16枚の人物のカード」（人物札）の計56枚で構成されています。
小アルカナの40枚の数字のカード（数札）は、【ヌーメラルカード】と呼ばれ、大アルカナが描く「魂の成長の物語」の中で起こる、具体的な出来事や状況などを表します。
そして残り16枚は人物が描かれたカードで、【コートカード】と呼ばれます。コートカードは相談者自身や、相談内容に登場する人、これから出会う人などの「人物」を表します。
【コートカード】四大元素✖️4人の人物＝16枚で人物の影響を表す
小アルカナは56枚すべてが「ワンド・カップ・ソード・ペンタクル」の4つのスートに分けられます。
そして、コートカードに描かれている人物は、王（キング）、女王（クイーン）、騎士（ナイト）、小姓（ペイジ）の4人。
つまり、コートカードは四大元素ごとに4人の人物がいるので、４×４で計16枚となるわけです。
この記事では、小アルカナのコートカードについて、それぞれの意味や解釈例を解説していきます。
【コートカード】四大元素✖️人物の特徴・キャラから読み解こう
コートカードも他の小アルカナ同様、すべてが四大元素「ワンド・カップ・ソード・ペンタクル」の4つのスートに分類されています。
そこで、コートカードを読み解くには、四大元素の特徴や目的と、描かれている人物の特徴やキャラクター性をつかんでおくことがポイントとなります。
描かれている人物は、王（キング）、女王（クイーン）、騎士（ナイト）、小姓（ペイジ）の4人でしたね。
それぞれが、どんなことを表しているのか、ざっくり見てみましょう。
四大元素の特徴・目的
| スート | 四大元素 | 特徴・目的 |
| ワンド（棒） | 火 | 情熱、理想：未来にしたいことがあって行動を起こす |
| カップ（杯） | 水 | 感情、愛情、感性：未来への期待を受け取っていく |
| ソード（剣） | 風 | 論理、思考、言葉：これまでの思考・決断の連続で動く |
| ペンタクル（金貨） | 地 | 物質的・堅実・現実的：これまでの経験をさらに積み重ねる |
描かれている人物の特徴
| 人物 | スート | 特徴 | イメージ・キーワード | 人物像 |
| 王／キング | 火 | 能動的 | 未来志向、男性性、権威、父性 | 年上・上の立場・権威ある男性 |
| 女王／クイーン | 水 | 受動的 | 未来志向、女性性、母性、権威 | 年上・上の立場・権威ある女性 |
| 騎士／ナイト | 風 | 能動的 | 過去のデータを重視、アクティブ、変化 | 青年・実働的な男性・同等の立場の男性 |
| 小姓／ペイジ | 地 | 受動的 | 過去の実績をさらに積み上げる、未熟、多様性、子どもっぽさ | 学生・年下・目下の人物 |
それでは、それぞれの人物ごとにどんな解釈ができるかを見ていきましょう。
特に、恋愛や人間関係で気になる「相手の気持ち」を占ったときにコートカードが出たときは、ぜひ各カードのリンクから詳しい解説を読んでみてくださいね♪
【コートカード】キング｜権威ある年上の男性や父性を表す
コートカードの「キング」は、どっしり構えた姿が印象的。どのスートでも共通して、「男性性」や「父性」、「権威」、影響力の強さを表します。
実際のリーディングでは、年上で、地位ある立場にいる男性として読み解くことが多く、職場なら上司や経営者、家族なら父親など、相談者にとって年上で目上の人物を象徴します。
また、性別は男性に限らず、男性的な女性も表します。
それでは、それぞれのスートごとに、さらにどんな特徴があるか見てみましょう♪
【ワンドキング】はパワフルなエネルギーを持つ、情熱的な王様。「権力」や「達成」を象徴します。
決断力があり、みんなを引っ張ってくれるリーダー的な存在ですが、その情熱が裏目に出ると、ちょっとわがままで攻撃的な面が見え隠れするかもしれません。
相手の気持ちを占ったときにワンドキングが出た場合はコチラを参考にしてみてくださいね♪
【カップキング】は懐が深く、寛大で温厚な王様。「愛情」や「芸術」を象徴します。
おっとりしていてマイペースながら、思いやりが深くカウンセラーのような存在ですが、情に厚いぶん、「好き」「嫌い」で動くなど、感情的にふるまう一面も。その時々で意見を変えるかもしれません。
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【ソードキング】は優れた決断力を持つ、論理的な王様。「権威」「厳格さ」を象徴します。
物事を冷静に判断し、客観的なアドバイスをくれる存在ですが、本質を見通す鋭さから厳しい言葉によって人を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
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【ペンタクルキング】は物質的な豊かさに恵まれた王様。「現実的」「金銭」を象徴します。
経済的な安定や人脈、才能があるため、裕福な成功者といった存在ですが、ときに保守的で頑固な態度に周囲が振り回されてしまうことも。
相手の気持ちを占ったときにペンタクルキングが出た場合はコチラを参考にしてみてくださいね♪
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【コートカード】クイーン｜権威ある年上の女性や母性を表す
コートカードの「クイーン」もキングと同様、椅子に座っている姿が印象的。どのスートでも共通して、「女性性」や「母性」、「権威」、影響力の強さを表します。
実際のリーディングでは、年上で、地位ある立場にいる女性として読み解くことが多く、職場なら女性の上司や経営者、家族なら母親など、相談者にとって年上で目上の人物を象徴します。また、性別は女性に限らず、女性的な男性も表します。
それでは、それぞれのスートごとに、さらにどんな特徴があるか見てみましょう♪
【ワンドクイーン】は大胆で積極的な女王様。「魅力」や「気さくさ」を象徴します。
創造性や熱意、エネルギーを持ち、リーダー的な存在ながら、キングより懐の深さを感じさせます。一方でプライドの高さや嫉妬心から、衝動的に周囲を振り回すことがあるかもしれません。
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【カップクイーン】は繊細で慈悲深く、優しい女王様。「包容力」や「具現化」を象徴します。
感情や創造性を受けとめ、具現化する力を持ち、優しく背中を押してくれる存在ですが、感受性が豊かなぶん、傷ついて心を閉ざしたり優柔不断になったりすることも。
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【ソードクイーン】は問題の本質を的確に捉え、冷静に判断していく女王様。「強い意志」「受容性」を象徴します。
周囲の意見にも耳を傾ける柔軟性や思慮深さがあり、物事の核心に向かって合理的な判断を下すような存在ですが、厳しさが度を越して、ときに批判的で高慢な態度をとることも。
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【ペンタクルクイーン】は寛容さと現実的な視点を持つ女王様。「包容力」「堅実さ」を象徴します。
目に見えない世界との神秘的なつながりを感じる力がある一方で、現実的に財産や能力など自分が持つものに対しての可能性をしっかりと見つめ、堅実な答えを出していく存在です。でも、ひとたび状況や気持ちが崩れると、不安や依存を抱え込みがち。
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【コートカード】ナイト｜同等の立場の人物やアクティブ・変化を表す
コートカードの「ナイト」は、全員が馬に乗った姿で描かれています。どのスートでも共通して、「アクティブさ」や「変化」、「実働的」、（女性の場合は）男性的な側面などを表します。
実際のリーディングでは、同等の立場で行動的な男性や、そのようなキャラクター性として読み解くことが多く、職場なら同僚、同級生などを象徴します。
それでは、それぞれのスートごとに、さらにどんな特徴があるか見てみましょう♪
【ワンドナイト】はフットワークの軽い情熱的な騎士。「冒険の旅に出る」「理想に向かう」ことを象徴します。
「退屈は敵」とばかりに積極的に動き出す姿が印象的。夢や理想、目標に向かって猪突猛進というイメージです。一方で、持久性や粘り強さには欠けるところもあり、物事を途中で投げ出す可能性も。
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【カップナイト】は愛や思いやりにあふれた騎士。「優雅さ」や「進歩」を象徴します。
他のナイトより能動性は弱まりますが、豊かな感情を受け止め、未来に向かってしっかり前進していきます。優しく、ロマンティストなぶん、周囲に流されたり不誠実な行いをしたりする可能性もあります。
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【ソードナイト】は高い知性と強い意志を持つ騎士。「スピード」「勇敢さ」を象徴します。
頭の回転が早く、俊敏な行動力と、困難に立ち向かう勇気を持つ存在です。他のナイトよりも若々しく、才気あふれるヒーローのよう。でも、速すぎるスピード感に周囲が置いてけぼりになったり、行き当たりばったりの無責任さが垣間見えたりすることも。
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【ペンタクルナイト】は地に足のついた考え方と、優れた判断力を持つ騎士。「現実主義」「勤勉さ」を象徴します。
目的達成のために忍耐強く努力し、確実に成果を出す有能さがある人物です。安定感や粘り強さがある一方、物事に時間がかかって停滞したり、マンネリ化を招いたりすることもあります。
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【コートカード】ペイジ｜年下の人物や純粋さ・未熟さ・多様性を表す
コートカードの「ペイジ」は、スートによってさまざまな場所で、異なったジェスチャーで描かれています。でもどのスートでも共通して、「純粋さ」や「未熟さ」、「多様性」、「子どもっぽさ」を表します。
実際のリーディングでは、年下や目下の人物、もしくはあなたの中にあるペイジらしいキャラクター性などとして読み解くことが多く、職場なら部下や後輩、あなたが指導している人物などを象徴します。家族なら、弟や妹、お子さんかもしれません。
それでは、それぞれのスートごとに、さらにどんな特徴があるか見てみましょう♪
【ワンドペイジ】は向上心や学ぶ意欲にあふれた小姓。「はじまり」や「フレッシュ」などを象徴します。
ワクワクするような好奇心を胸に、目的へ向かってさまざまなことを吸収していこうとします。メッセンジャーの役割もある人物なので、嬉しい知らせが届く可能性も。一方で、まだ未熟なぶん、努力の方向性が違ったり、情熱が続かなかったりする一面も。
相手の気持ちを占ったときにワンドペイジが出た場合はコチラを参考にしてみてくださいね♪
【カップペイジ】は独創的で純粋な感性を持つ小姓。「ユニーク」や「豊かな想像力」を象徴します。
目の前の物事を素直に受け止め、面白い発想やアイデアを思う存分に楽しむ人物です。無邪気な学習欲はありつつも、精神的には未熟なため、注意散漫だったり現実逃避したりすることも。
相手の気持ちを占ったときにカップペイジが出た場合はコチラを参考にしてみてくださいね♪
【ソードペイジ】は冷静な洞察力を持つ小姓。「未来への可能性」「警戒心」を象徴します。
変化に対応できる柔軟性や高い好奇心があり、他のソードの人物よりも知性的には未熟ながら、研究熱心で将来有望な若者です。でも、試練に慎重に立ち向かうとき、勇気が持てず、警戒心の強さからチャンスを逃すこともありそうです。
相手の気持ちを占ったときにソードペイジが出た場合はコチラを参考にしてみてくださいね♪
【ペンタクルペイジ】はマイペースに努力を積み重ねられる小姓。「安定志向」「探究心」を象徴します。
勤勉で努力家であり、安全で手堅い道を一歩ずつ進むような、保守性と着実さがある人物です。でもコツコツとマイペースに集中できるぶん、視野が狭くなったり、時間ばかり浪費したりすることも。
相手の気持ちを占ったときにペンタクルペイジが出た場合はコチラを参考にしてみてくださいね♪
【まとめ】コートカードで気になる人の心理や状況を読み解こう♪
いかがでしたか？
今回は小アルカナの人物カード【コートカード】について、人物別にご紹介しました。
もし、占った結果、コートカードがスプレッドの中であまり人物と関係のなさそうな位置に出ても、その人物から受け取っている価値観や思想に影響を受けている、と読み解くことができます。
ぜひ、コートカードに描かれたさまざまなキャラクターを楽しみながら、あなたならではのリーディングにトライしてみてくださいね♪
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