タロットパレットを監修するかげした真由子(まゆちん)先生が、書籍『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』(KADOKAWA)を出版しました!
『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』とは、運命の人を見つけるために大切な考え方がギュッと詰まった占いの本です。
私たちが『運命の人』と聞いてイメージするような、「運命の赤い糸でつながれた人」はこの世にいるのでしょうか?
また、運命の人を大切にするために必要なことはどんなことでしょうか?
本の見どころや誕生秘話について、まゆちん先生に語っていただきました♪

かげした真由子(かげした・まゆこ)
タロットパレット監修の先生。愛称「まゆちん」。占術はタロット占いと西洋占星術で、占い師歴は約25年。占い師の先生としてこれまでに300名のプロを輩出。心理学等も学び、未来を当てるだけではなく、運命のその先へと導くことができる問題解決型の占い師を育てることにこだわる。2018年からは「信頼できる、10年続くプロを養成する」というコンセプトをもとに動画制作を行う。「タロット占い協会の無料講座 女性のためのタロット占い」監修。著書は『命日占い』『命日占い〈未来編〉』『魂占い』。
Contents
『運命の人の見つけ方』はまゆちん先生にとって意外なオファーだった

――まず、『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』はどのような流れで誕生したのでしょうか?
はじめは、運命の人を題材にした本を書くことはまったく考えていなかったんです!
――え、そうなんですか?
パートナーシップや恋愛の専門家は世の中にたくさんいるし、自分はそこから遠い存在だと思っていたこともあって、今まで扱ってきませんでした。
実は、もともと私が本にしようと思ったアイディアではなくて、出版社のKADOKAWAさんから「”運命の人占い”というテーマで本を出しませんか?」とオファーを頂いたんです。
――誰でも一度は占い師さんに聞いてみたくなる「運命」という言葉。
まゆちん先生が特に「運命の人」をテーマに本を書こうと思っていなかったというのは、ちょっと意外ですね。
正直、占い師として活動する中で、いろいろな解釈や捉え方が広まっている「運命の人」という題材はちょっぴり気が重いな…なんて思ったりもしました。
でも今回、編集者さんとお話ししていくうちに、「この方と一緒に本を作ってみたいな」と思えたんです。
編集者さんと私の絆タイプは「魔法の杖」だったということもあり「私たちならダイナミックな化学反応を起こせそう!」という直感がありました。
運命の人というキーワードは、あえて私が触れるものではないと思い続けてきたけど、でもずっと気にはなっていました。
だからここで1つ、私なりの結論を書こうと。
――確かに、まゆちん先生はタロットを通していつも「運命のハンドルを自ら握って、自分の人生は自分で作れる!」と勇気づけてくれています。
そのまゆちん先生がどのように「運命の人」を教えてくれるのかは、すごく興味深いです!
本の中でも触れましたが、大阪のミナミの占い店に勤めていた頃から「運命の人」については考えていました。
「自分にも運命の人がいるのか」「いつ出会えるのか」「どういう人なのか」のようなお悩みって、やはりとっても多かったんですよね。
でも、いわゆる「運命の赤い糸」を必死に探している人より、もっと早く幸せな運命を引き寄せられる人たちがいたんです。
そのような方からお話を聞いているうちに、あるパターンが存在することに気づきました。
――それはすごい!ぜひ知りたいです!
素晴らしい出会いを引き寄せるためには、「運命の人を引き寄せるパワーを育む」必要があるんです。
私たちは、これまでの人生におけるすべての出会いから「栄養」をもらっています。
まずは、それをしっかり摂取することから始めましょう!というのが、『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』で伝えたいメッセージです。
そして、人からどんな栄養をもらえるかを占えるように、「10の絆タイプ」に分類して解説した占いの本でもあります。
10の絆タイプ
- ツインダイヤモンド:魂をパワフルに磨き合う関係
- マイムマイム:いつしかそばにいる関係
- トウシューズ:ずっと一緒に歩める関係
- 地図とコンパス:魂の片割れと感じる関係
- 星降る灯台:自分が相手を想定外の世界へ誘う関係
- サザンクロス:自分の魅力が引き出される関係
- バイオリン:個性を尊重し合う関係
- ドルフィンズ:やさしさでつながる関係
- 魔法の杖:ダイナミックな化学反応が起こる関係
- 魂の鏡:大きなことを成し遂げられる関係
たとえば、「私と彼は、やさしさでつながる“ドルフィンズ”だ」「私と同僚は、大きなことを成し遂げられる“魂の鏡”だ」のように明確な絆のタイプがわかるようになっています。
絆タイプ別に「2人が何のために出会ったのか」「相手から手渡されるギフトの内容」「ギフトを受けとる方法」などが紹介されているのが特徴です。
――自分と人の間にある絆のかたちをタイプ別に占えるのはおもしろそうですね!
絆タイプはどのようにして占えるんでしょうか?
絆タイプは、占星術をベースにできています。
自分と、占いたい相手が「何月何日に生まれたか」という誕生日さえわかれば、太陽星座を出すことができるので、2人の太陽星座の組み合わせで絆を読み解いていくんです。
「この星座とこの星座の組み合わせの2人が出会ったのには、こういう意味があって、こんなギフトを交換しあっているんですよ〜」ということが、わかりやすく簡単に読めるようになっていますよ♪
『運命の人の見つけ方』は人間関係に課題を感じている人に読んでほしい
――『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』は、どんな人に読んでほしいですか?
人間関係に課題を感じている人すべて、ですね。
でもそれだとちょっと広すぎるので(笑)
まず、占い師をやってる立場から「出会いがないと嘆いている人」に読んでほしいと思っています。
「人生、出会いだらけやで♪」っていうことに気づいてほしいですね。
それから、「自分のことがあまり好きではないと思っている人」にも読んでほしい。
実は『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』は「出会った人に意味を見出していく」という本なんですが、これまでの出会いすべてに理由をつけていくことで、自分のアイデンティティを思い出していけるんです。
誰にでも自分のことが嫌いだなと思ってしまった過去があったり、出会いたくなかった人というのも一人二人いると思います。
本書の使い方としておすすめしたいのが、そういった「自分とは縁がなかった人」「縁が拗れたままの人」との絆タイプを知る、ということです。
その出会いがもたらした体験や感情でさえも、運命の人からもらった大切なものだった、と考えを再設定できる機会にしてもらえるといいなと思います。
また、そうやって人との絆をひとつひとつ確かめていくことで
自分という人間を構成するパズルのピースを集めていくことができるとでもいいましょうか…。
自分では気づいていなかった「自分らしさ」の発見につながることもあると思うんです。
「自分のアイデンティティを取り戻すことで、もっと自分を好きになれるよ」ということを伝えたいですし、
自分のことが好きな人ほど、輝いて魅力的にみえますよね。
つまり、そういった自分に近づいていくことが、最強の運命の人を引き寄せる力につながるということなんです。
――「運命の人はこんな人なのかも」と空想をふくらませるより、今まで出会ってきた人たちからもらったものを受けとって、自分のことについて考えるきっかけの本になったんですね。
そうです。
というより、それにしかならなかったんですね、私が書くと(笑)
ただ、そうして「これまで出会ってきた人たちからもらったキビダンゴを食べることで、未来にはより良い出会いを引き寄せられるよ」というメッセージを込めています。
――「キビダンゴ」という気になるワードが出ましたね!詳しく知りたいです♪
まゆちん先生イチ押し♪『運命の人の見つけ方』の見どころ
――『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』の見どころとして、さっそく「キビダンゴ」について詳しく教えてください!
また、「キビダンゴ」について教えてくれる「タロー・ド・モモーヌ」さんというキャラクターもいますね。彼は何者なんでしょうか?

先ほどもお話したように「運命の人」というテーマにしっかりと向き合うのは初めてで、考えれば考えるほどなんだか説教臭くなって困ってしまいました。
運命の人がこういう人かもと空想するより、自分と向き合って!
出会いがないと嘆く前に、出会いを大切にせな!
というメッセージを込めたかったんですね。
そうして書き上がったものを見たら「わ〜つまらない本!絶対こんな本読みたくない」って思ってしまいました(笑)
――せっかく書いたのに「つまらない」って思ってしまったのはすごいですね(笑)
そこから抜け出すヒントがタローさんだったんでしょうか?
そう、これはもうユーモアを交えて、お笑いに走るしかないなと思いました。
だから「かげした真由子という存在は、どっかファンタジーな存在から本を書いてほしいと言われたから書いた」というユニークな設定にしました(笑)
物語の中で、運命の人委員会から派遣されてきた「タロー・ド・モモーヌ」という妖精が、地球上の運命の人に対する誤解を解こうと奔走する中で、かげした真由子に書かせた本…という感じにしたら、受けとりやすいかなと。
――タローさんとスナックのマダムになっちゃったまゆちん先生のかけ合いも見どころの1つだと思います。
タローさんは桃太郎がモチーフですよね。だから「キビダンゴ」というキーワードが出てきたんでしょうか?
私はキビダンゴにこだわりがあって!
キビダンゴは桃太郎とイヌ・キジ・サルとの「出会いの象徴」ですよね。
――確かに、キビダンゴと言われると日本人には「桃太郎さんが動物を仲間にするときにあげるものだ」ってピンときますね。
どんな人とのキビダンゴも大切にできるようにという思いを込めています。
さらに、運命を見つめるより先に、自分と向き合う必要があるよねという、深いメッセージも書いています。
タローさんとキビダンゴのおかげで、表紙の感じとか世界観はユーモアにあふれて、楽しく読んでもらえるような感じになったなと思います。
『運命の人の見つけ方』には、チームかげしたの活躍も♪
――『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』は、タローさんが活躍する物語パートを読むだけでなく、占いの本としても楽しめます。
そんな占いの解説部分は、まゆちん先生だけでなく「チームかげした」として、星読み協会の講師であるやなかえつこさんやYoutube「スピリチュアルリーダーズTV」で星読みキャスターを務めるしまゆかさんも執筆に参加されたそうですね。
お二人からも本づくりで楽しかったところや苦労したところ、見どころを聞いてみましょう!
なかなか私としてもチャレンジングな執筆体験になりました。
私も運命の人ってたった1人の人という幻想がありましたが、執筆中に、今まで出会ってきた人たちの顔を次々に思い出して「今まで出会ってくれた人みんなが運命の人だったのか」と考えが変わっていきました。
私からのキビダンゴを食べてくれてたらいいな、幸せになっててくれてたらいいなとそんな風に思うようになりました。
この本は、読んだ人みんなが自分と出会った人たちの幸せを願えるようになれちゃう!そんな、魔法の本です。
多くの人に届きますように♪
私が執筆を担当した絆タイプの解説は、亡くなった母とえつこさんが同じタイプ、それから主人と娘に当てはまるタイプでした。
過去の人間関係を振り返ったり、置き去りにしていた出来事に向き合ったりすることで、お腹痛いな〜と思って筆が全然進まなくなってしまうことがあって…(笑)
それでも、私自身、執筆する中で「後悔」するのはそこに愛があったのだと気づくことができて、糸のもつれが解けていくような感覚になりました。
「これからえつこさんとこうやって関係を築きたいな」と思ったり、「主人と出会ったのはこのためだったのか!これからこの人とこういう家庭を築いていきたいな」とか、「娘はこのために私と出会ってくれたのか!愛している!」ってなって、いろいろなものがほどけて、全部愛になったんです。
だからこそ、わだかまりのある関係で終わらせてしまいそこから先に進めなかったり、後悔していたりする人にとって、忘れ物を取りに行ける本になりました。
『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』を通して、たくさんの忘れ去られた愛に光が当たるといいなぁ〜と思います。
――ストーリーパートの執筆を担当した秋本紗来さんにもお話を聞いてみました♪
人ってなんだかんだ、誰かと関わらずには生きていけない生き物です。
昨今はオンライン化が進み、人を避けて生きることも可能な時代になりました。
でも人としての成長や、生きる醍醐味を味わうきっかけというのは、誰かとの関係性からもたらされる”なにかしら”であることが多いように思います。
その”なにかしら”は、時に喜ばしく、時にはがゆいものかもしれませんが、人との間に生じる酸いも甘いも、その全てを自分の糧に変えていくことができる視点が、この本にはたっぷり詰まっています。
この一冊の本とあなたとの間に生じるキビダンゴは至極絶品間違いありません♪
食べない手はないですよ〜!
――制作にたずさわったスタッフさんにもお話を聞いてみました♪
一文ごとにニュアンスが違ったら「やっぱりこう変えよう」など、1回できた原稿をKADOKAWAさんに送って、返ってきたものを見たらまたコメントや赤字を入れて…。
3回行った校正でも赤字がない部分が1個もなかったくらいでした!
運命の人を探すことがテーマの本だったら、『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』は実現しなかったのではないかと思います。
色んな縁が重なってできた本ですね。
『運命の人の見つけ方』をたくさん使って占おう
――最後に『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』を手にとろうとしてくださっているみなさんに、メッセージをお願いします。
『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』は、未来に会う人はもちろん、過去に出会った人たちとの関係をいいものにできるし、もっと自分のことを好きになってもらえるような本になりました。
また、コミカルなストーリーで読み物としておもしろいのはもちろん、占星術をベースにした占いの本としても読み応えがあります。
前に出した本の『魂占い』は自分の占い結果をメインに読むものでしたし、『命日占い』は身近な故人との絆を占えるという内容だったこともあり、そう何回も占う機会がないという本だったかもしれません。
でも今回の『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』は、身近な人との運命をたくさん占うことができるので、いつまでもずっと手元に置いておけるのが魅力です!
この本を読んだみなさんが運命の人との出会いを通して、もっと幸せな未来へ進んでいくことを願っています。
――まゆちん先生、ありがとうございました!
『運命の人の見つけ方 出会う絆の10のカタチ』のもっと詳しい紹介はこちらから♪
星にもっと興味が湧いた方は、下のリンクから遊びにいってみてくださいね♪