ホロスコープを見ていて「アングルと天王星が重なっている(合している)けど、何か意味があるのかも!」と気になったあなた。
まさにその通りです!
ホロスコープのアングル付近にある天体は、他の天体に比べて、人生により強く影響するとされています。
この記事では、4つの軸で形成されている各アングル(アセンダント・IC・ディセンダント・MC)の意味と、それぞれのアングルに天王星が合(コンジャンクション)の意味を詳しく解説していきます。
Contents
アングルと天王星の合(コンジャンクション)の意味
アングルと天王星の合(コンジャンクション)というのは、アングルと天王星が重なっているということ。
「アングル」「天王星」「合(コンジャンクション)」の意味について、ここから詳しく説明していきますね。
アングルは【アセンダント・IC・ディセンダント・MC】の総称
アングルは、人生の流れや骨組みを表し、ホロスコープを読み解くときに重要なポイントとなります。
上の画像の赤い線のように、縦と横の軸で十字になっているものがアングルです。
十字は4つのポイントでなりたっていて、これらを感受点と呼び、それぞれ名称が決まっています。
左の矢印のポイントが、ASC(アセンダント)
右の矢印のポイントが、DSC(ディセンダント)
上の矢印のポイントが、MC (エムシー)
下の矢印のポイントが、IC (アイシー)と呼ばれています。
このアングル付近にある天体は、エネルギーが強調され、あなたのホロスコープに大きな影響を与える可能性があります。
また、それぞれどのアングルの感受点付近にあるかでも意味が変わってきます。
「アセンダント(ASC)、IC(アイシー)、ディセンダント(DSC)、MC(エムシー)」それぞれの特徴については、記事の後半で解説していきます。
天王星は【変革や革新・独自性・ひらめき】を司る天体
天王星は、占星術の世界においては、あらゆる概念を書き換える「変革」をもたらす星です。
天王星は「制限」や「限界」を意味する土星よりも外側にあり、土星が表す制限や限界を超えていく存在。
土星が作ってきた構造や仕組みを、天王星では限界を超えて変えていき、進化や発展をもたらします。
まだ誰も考えたことのない「新しい概念」や「価値観」といった人々の「意識」を作っていくというのが天王星の持つエネルギーです。
制限を外すということから、天王星には「解放する」という意味もあります。
合(コンジャンクション)は【エネルギーが強調される】アスペクト
コンジャンクションとは、天体と天体がぴったりと重なるアスペクトのことです。
アスペクトとは、天体同士の位置関係によってあらわされる角度のこと。
アスペクトが0度の場合、天体のエネルギーが強調され、パワーが強まります。
日本語では「合(ごう)」と表されます。
合はアスペクトの中で最も強い影響力を持つとされていて、これは良い面だけでなく、悪い面がでることもあります。
アスペクトについて詳しく知りたい方は、アスペクトについてまとめた記事がありますので、そちらを見てみてくださいね。
アングルと天王星の合はある?あなたのホロスコープを読み解こう
あなたのホロスコープの天王星はアングルにのっているでしょうか?
アセンダント・IC・ディセンダント・MCのどの軸の上に天王星がありますか?
この後の記事では、天王星がそれぞれのアングルと合(コンジャンクション)した場合の意味を解説していきます。
自分のホロスコープをお手元に用意して、チェックしてみてくださいね♪
まず、ホロスコープから天王星をみつけてみましょう。
天王星の記号はこちらです。
例えば、下のホロスコープでは、「IC」の上に「天王星」が乗っているため、「IC」と天王星が合(コンジャンクション)していると読み解けます。
ちなみに、アングルと天体は重なっていないことの方が多いので、重なっていなくても問題はありません。
このあとは、天王星がそれぞれのアングルと合(コンジャンクション)した場合の意味を詳しく解説していきます♪
アセンダントと天王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
アングルの一つであるアセンダント(ASC)は、朝日が昇っていく「誕生」のポイントで人生のスタートラインです。
あなたの「人から見た第一印象」や「社会に向けて見せている表向きの顔」を表します。
あなたがこの社会に対してどんな姿を見せ、生きていくのか、アセンダント付近の天体を見ることで自分の進むべき方向性がわかるともいえます。
そして天王星は「変革・独自性・ひらめき・解放」などを表す天体。
アセンダントと天王星が合(コンジャンクション)の人は、自分の意志をしっかりと持ち、革新的な発想で周りを引っ張っていくリーダー的な素質があります。
周りからは、「奇想天外な発想の持ち主だな」と思われることもあるかもしれませんが、本人の心の中には確固たる結果への想いがあります。
みんながあっと驚くような発想で物事を進めていける進歩的なその視点は、あなたのユニークな持ち味。
時には落ち着いた気持ちで周りを俯瞰して見てみること、感謝の心を忘れずに持つことで、よりスムーズに結果へと導けそうです。
また、無理に個性を隠さず生き生きと自由に振る舞う行動が、あらゆる人に気づきや勇気を与えます。
ICと天王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
アングルの一つであるICは、ホロスコープでは最下部に位置し「あなたの土台になる部分」や「ルーツ」「心のよりどころ」を表します。
アセンダントが人生のスタートラインなら、ICは土台を築くことで、心の豊かさを形成する地点です。
人生の頂点へむかうための自己の確立を築く部分でもあります。
ICと天王星が合(コンジャンクション)の人は、独立心が強く、自由な環境を好むでしょう。
常に心の奥底に、人とは少し違った自分だけの感覚を持ち、それを心地よく感じる時もあれば、悩ましい感覚として現れるときもあります。
しかし、その感覚は上手く使えばあらゆる場面で活かすことができるものです。
例えば、みんなが諦めるような場面でも、あなたの感覚から生まれる思いもよらぬ発想で状況を好転させたりすることができます。
人と違った視点があるからこそ、できることがあります。
また、決められたルールの中でその感覚を使うことで、突拍子もない発想から斬新なアイデアへと変えることができます。
自分の感覚を上手く使って、人の役に立てることを考えましょう。
そうすることで、より生き生きとパワフルな人生を過ごすことができます。
引っ越す機会が多くなる人もいるかもしれません。
ディセンダントと天王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
アングルの一つであるディセンダント(DSC)は、ホロスコープでは日が沈む地点に位置し、あなたの「他人に期待するもの」や「影響を与える人物」を表します。
アセンダントが「私」なら真むかいの位置にいるディセンダントは、もう一人の自分、投影した自分です。
このディセンダントと天王星が合(コンジャンクション)した場合は、天王星の性質を他者に求めるという解釈にもなります。
天王星は「変革・独自性・ひらめき・解放」などを表す天体でしたね。
ディセンダントと天王星が合(コンジャンクション)の人は、エキセントリックなタイプの人との出会いがあり、またそのような特徴を持つ人に惹かれる性質があります。
歴史上で好きな人物は、革命家や時代の転換期を築いた人物であるなど、リーダータイプにも惹かれる傾向があるかもしれません。
そういった人を心理的に見抜く力も持っているので、特別な才能が求められる作家を見つける編集者や、芸能事務所の採用ポジションなどに適性があります。
相手の自由なパワーを上手く受け取り、自分の生活に活かすすべを見つけることが運気アップの鍵になるでしょう。
MCと天王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
アングルの一つであるMC(エムシー)は、ホロスコープでは天頂に位置し、あなたの「社会的な活躍」や「自己実現」を表します。
また、あなたの社会での最終的な完成イメージが何なのかがわかる地点でもあります。
具体的には、職業や肩書として表れることが多いようです。
天王星は「変革・独自性・ひらめき・解放」を表す天体ですが、他にも、天王星は「最新機器」や「技術革新」などの象徴でもあります。
MCと天王星が合(コンジャンクション)の人は、メディアやテクノロジーに関わる仕事をするか、もしくは一般的に珍しいとされる職業選択をすることが多くなります。
時代を変えてしまうような天王星の大きなパワーを活かすのは、変わった仕事に就くだけではありません。
例えそれがルーチンの多い仕事であったとしても、人とは違った革新的な発想で業務にあたり、効率アップや利益向上の方法を考えることができます。
自由な空間を選ぶと、こだわりや個性を思う存分発揮できるなんてことも。
持ち前の感覚を社会に活かすことを考えて行動してみると、驚くような良い結果と社会的評価に繋がるでしょう。
【まとめ】アングルと天王星の合(コンジャンクション)を活かそう
ここまで、各アングルと天王星の合(コンジャンクション)の場合、人生にどのような影響を与えるのかを解説してきました。
アングルに天体が合(コンジャンクション)の場合、その天体の特徴がいい意味でも悪い意味でも強調されて現れてくるものです。
天王星の「変革」や「革新」「独自性」「ひらめき」といった特徴は、一見、自分の生活にどう生かせるのか分かりにくい特徴かもしれません。
どんな特徴であろうと、良い方向へ使うための方法がわかっていれば、人生をより良くしていくために努力することができます。
天王星の世代や時代を変革させるような大きなエネルギーを上手に活かして、あなたらしい人生を歩んでいきましょう。