自在に星読みをしている人の
思考パターンが分かっちゃう講座
2025年は、海王星が牡羊座(おひつじ座)に、天王星が双子座(ふたご座)に移動します。
時代を作る天体が続けて動く2025年は、時代の転換点になるのかもしれません。
風の時代に起こる変化に軽やかに対応するために、私たちはどのような視点を持てば良いのでしょうか。
まゆちん先生こと、かげした真由子さんに2025年の運勢をたっぷりと語っていただきました♪
かげした真由子（かげした・まゆこ）
太陽双子座、月乙女座。愛称「まゆちん」。サウンドクリエイター、ベンチャー企業の立ち上げ、保険営業マンの秘書などを経てタロット占い師に。2008年より占い師・心理セラピストとして独立。現在までの鑑定数はのべ1万4千件。2018年からは星よみ協会の無料講座制作にたずさわる。一人ひとりが安心して自分らしく生きるための占い活用を日々研究しつつ、占い師の先生として後進の育成に取り組む。著書『命日占い』『命日占い〈未来編〉』（サンマーク出版）は累計10万部のベストセラー。
何か恐いことが起こっちゃうのかな…？
2025年の星の動きを読み解くと、発展のチャンスとして活かせる流れがやってきそうなんです♪
さっそく2025年のポイントを一緒にみていきましょう！
Contents
時代と社会をつくる星の動き【2025年】
占星術では1年の運勢を読み解くうえで、社会をつくる天体である木星・土星と、時代をつくる天体である天王星・海王星・冥王星の存在が欠かせません。
2024年は冥王星が風のサイン(星座)である水瓶座(みずがめ座)への移動を完了させ、2025年は海王星と天王星もサインを移動します。
それでは、それぞれの星の特徴を順にみていきましょう。
海王星は牡羊座へ、新しいサイクルをスタートさせる｜2025年3月
海王星は3月30日に魚座(うお座)から牡羊座に移動し、12サインの新たなサイクルが始まります。
海王星は約165年の周期で12星座を移動するため、各星座に約13年から14年ほど滞在します。
2025年、海王星は約165年の長い年月を経て、ついに牡羊座のもとに戻ってくるのです。
海王星は、私たちの集合的無意識が追い求める理想や夢、想像力を象徴しています。
牡羊座は、始まり、個、自信や勇気などのエネルギーを持ち、活動宮なのでとてもスピーディーなサインです。
そのため、世の中で理想について語る人が増えてくるのかもしれません。
ですが、境界線を曖昧にする海王星と、勢いのある牡羊座の組み合わせは、混乱を引き起こすこともありそうです。
さまざまな憶測が飛び交い、牡羊座の闘争心が刺激されて争いが起こることは、海王星が本来持つ理想とは異なりますよね。
魚座から牡羊座へと星座が移動する際には、世の中の揺らぎも大きくなりますが、それ以上に重要な変化が起こると感じています。
2025年に、ともに牡羊座に滞在する土星の力を借りて、牡羊座が表す純粋な理想を現実のものとしてカタチにしていくこともできるのではないでしょうか。
土星は牡羊座に移動、夢を一緒につくっていく｜2025年5月
土星は5月25日に、魚座から牡羊座に移動します。
土星魚座期に私たちは、目に見えないところで変化に対応するための土台を作ってきました。
その土星魚座期に取り組んできたことが、2025年5月からは次のステップとして目に見えるカタチで広がっていくでしょう。
牡羊座には、一足先に移動をすませた海王星が滞在しています。
海王星が作り出した世の中のムードに対し、土星は現実的な課題として取り組み、安定を求める行動を促します。
その結果、私たちは自分の衝動をコントロールする必要性を学ぶことになるのかもしれませんね。
また、魂から湧き出る理想を広げるだけでなく、多くの選択肢が目の前に広がることで、積極的に挑戦を続けることもできるでしょう。
2025年は、前向きにさまざまなことに挑戦すると、自身の視野を広げるきっかけになりそうですよ。
木星は蟹座へ、大切なものを守る勇気が湧いてくる｜2025年6月
木星は6月10日に双子座から蟹座(かに座)へと移動します。
双子座は「言葉」を象徴する星座であり、人から学び、それを別の人に伝えることにとても意欲的な性質を持っています。
2025年の前半は、SNSやコミュニケーションツールのさらなる発達により、人とのつながりがより一層活発になりそうです。
溢れる情報にも適応できる術を身につけて、等身大の自分で相手とつながる心地よさを実感することもできるでしょう。
2025年の後半には、双子座に影響を与える天体が木星から天王星へと切り替わります。
そのため、木星が双子座にいる2025年の前半は、天王星双子座時代を軽やかに生きるための重要な移行期間となりそうです。
スマホや情報との関わり方を見直して、デジタルデトックスをする時間を設けるなど、自分なりの健全なスタイルを確立することにも目を向けると良いでしょう。
木星が蟹座へ移動する2025年後半のテーマは「勇気を持って大切なものを守る」です。
蟹座の「蟹」は硬い甲羅を持ち、「守る力」がとても強く、一度守ると決めたものは命がけで守り抜くという性質を持っています。
ですので、木星が蟹座に滞在する期間は、家族との関係や自分の居場所がより良い方向に進んでいきそうですね。
また、木星は私たちに楽観的なエネルギーを与えるので、たとえ問題が起こったとしても、前向きな気持ちで勇気を持って対応することができるでしょう。
2025年は、なにかを「守りたい」という意識が広がることで、より安心で安全な世の中が築かれることを願っています。
いよいよ天王星はサインを移動して双子座へ！｜2025年7月
Xデーとも考えられる2025年7月7日は、天王星が牡牛座(おうし座)から双子座へと移動する日。
天王星はここから約7年間、双子座のテーマに取り組むことになります。
天王星について、もっと知りたいな！
のちほど「天王星」について深掘りしていきますよ♪
こうして、冥王星が2024年11月20日にサインを移動してから、海王星、天王星も相次いでサインを移動し終えることになります。
これほど短い期間に時代を司るトランスサタニアン（冥王星、海王星、天王星）が全てサインを移動することは、これまでの歴史を振り返ってもとても珍しいこと。
さらに、これらのトランスサタニアンは、すべて男性星座に滞在することになります。
男性星座は、意識が自分の外へ向かいやすい性質で、外側で起こることに対し、自分で考えて取り組むこと、つまり能動的に付き合っていくことが求められるのです。
自分から積極的に動くことで、星が織りなす進化の物語を私たちは先取りできるのではないでしょうか。
その中でも、2025年は天王星に注目が集まっているんですよ。
お馴染みの天体に、意外な天体も？初心者さんも楽しく見られる記事はこちら！
2025年は天王星に注目が集まる
2025年7月7日、七夕の日に天王星は双子座へと移動します。
2024年の後半から双子座に滞在していた木星と入れ替わるように、今度は天王星が「双子座」のサインを経験するわけですね。
天王星は、進化・変革・技術革新・予想外のことといった意味をもっています。
また、これまでの構造を壊し、よりよいものへとつくりかえていく書き換え星であり、私たちの進化に大きく貢献するでしょう。
2025年にみなさんが注目する「天王星」を、天王星の神話や、移動する先のサインである双子座の意味を通してさらに掘り下げていきたいと思います。
神話から読み解く天王星｜プロメテウスの物語
天王星にはウラヌスの神話もありますが、ここではプロメテウスの神話に焦点を当ててお話していきましょう。
プロメテウスの神話では、神々は牛の肉の良い部分を食べ、人間は残った内臓を食べていました。
しかし、そのことに疑問を抱いた男神プロメテウスは、最高神ゼウスをだまして人間も良い肉が食べられるようにしました。
だまされたことに気づいたゼウスは、人間が肉を生で食べるように「火」を奪ってしまいます。
火を失い自然界の猛威や寒さに怯える人間のために、プロメテウスは再び行動します。
プロメテウスは、ゼウスの命令に背いて、人類のためにふたたび火を与えました。
人間のために2度も反抗し、最高神の怒りにふれたプロメテウスは、山頂に縛られ、永遠の苦痛を味わうことになります。
この神話からわかるように、プロメテウスは神様に逆らって人間を守り、私たちに文明という灯火を渡してくれた神様なんですね。
そして、プロメテウスが自分より強い神に反抗して人間のために行動したように、天王星も自由や独立、革命を象徴します。
そんなプロメテウスを象徴にもつ天王星が移動する「双子座」についても、一緒におさらいしておきましょう。
天王星が滞在する「双子座」ってどんなサイン？
2025年は、プロメテウスのような改革の精神が双子座へと持ち込まれることになります。
双子座は、コミュニケーションや情報を表すサインです。
また、その支配星である水星は、情報を繊細にとらえて処理する力を持ちます。
天王星が双子座に入ることで、いい意味で嘘の情報は見分けられるようになり、私たちは嘘を見抜く力が高まり、誤った情報や操作的な情報に惑わされることが少なくなるでしょう。
そして風のエレメントである双子座は、外交的なエネルギーを持つホットな面と、つながりを大事にするモイストな面をあわせもつサインです。
風のエレメントは、相互理解やコミュニケーションを重視し、音や周波数、波動をも象徴します。
2025年には、人々の生の声を聞くこと、実際に音に触れることが今までよりも特別なものとして世の中で扱われていきそうです。
SNSのようなデジタルコミュニケーションとの向き合い方や、コミュニケーションスタイルが二極化していくことも考えられます。
自分らしく過ごせる時間を意識的に保つ人と、デジタルコンテンツをただ消費していく人の差がさらに開いていく、といったことも起こるかもしれません。
天王星双子座期にもたらす進化を、私たちは恩恵として受け取りたいですよね。
2025年は天王星と冥王星が「トライン」でつながる時代の中間点
さて、2020年から2030年の間、天王星と冥王星は、トライン(120度)という調和の角度を形成します。
占星術において、このアスペクトは、天王星と冥王星が持つ強力なエネルギーがスムーズに流れ、大きな変革が安定して確立される時期を示します。
冥王星は、何かを根本から変え、新たな形で再生させる力を持つ天体です。
たとえば、過去に冥王星と天王星がトラインを形成した時期は1883年から1887年で、日本では明治時代にあたります。
この時期、日本では内閣制度の制定や義務教育の開始、そして資本主義の確立が進み、社会全体が大きな発展を遂げました。
このような歴史的背景から、2020年から2030年の間に再び天王星と冥王星がトラインを形成する時期は、日本社会が大きな発展をとげるとも考えられます。
水瓶座は、広い視野を持ち、博愛精神にあふれる星座です。
さらに「個として唯一の存在でありたい」という願望と、「全体の一部として貢献したい」という両方を意識の持ち合わせている複雑な星座なのです。
水瓶座に滞在する冥王星は、既存の社会構造を根本から変革し、新しい価値観やシステムを浸透させる力を持っています。
また、双子座に滞在する天王星が、AIやデジタルプラットフォーム、SNSなどのソーシャルメディアなどを新しい形で発展、多様化させる可能性があります。
この冥王星と天王星がトラインを形成することで、古い制度や考え方が刷新され、社会全体が新しい価値観を受け入れ、確立される時期になるでしょう。
この変化を通じて、私たちはより良い未来を創り出していきたいですね。
まゆちん先生、2025年におすすめの過ごし方があれば教えてください！
頭に集中しがちなエネルギーがバランスよく分散され、軽やかになりますよ♪
私たちは時間の概念を書き換えていく
2025年にサインを移動する天王星は、土星という時間の制限を表す天体を超えた先に存在しています。
2024年から2025年にかけて、天王星だけでなく冥王星、海王星もサインを移動しますね。
これは私の希望的な解釈でもありますが、「時間の概念を超える」ということが2025年以降のテーマのひとつになっていると感じています。
これまでは、時間は過去から未来へと流れているという捉え方が一般的でした。
ですが、私は未来から現在へと時間が流れているという感覚を時間に対してもっているのです。
これは初期仏教にもある考え方で、未来から素材が流れてきて、いまの私たちがそれを組み立て、現実ができあがっているというものです。
実は、時間の定義というのは科学的にはまだきちんと解き明かされていません。
アインシュタインは「時間は一定ではなく、観測者によって異なる」、つまり「時間は伸び縮みするものだ」とも言っています。
天王星が双子座に入ったあとには、時間に対する感覚や捉え方は、ますます多様化しそうですね。
風の時代は、未来から流れてくる情報や素材を受け取り、現実を創造していく人も増えてくるのではないでしょうか。
占いも、未来を予言しているのではなく、未来の可能性のカケラを組み立てているのだと考えてみるとおもしろいですよ。
私はこんなふうに、自由自在に時間軸を行ったり来たりできると素敵だし、天王星らしいことだと感じています。
私の未来からは、どんなカケラが流れてくるんだろう〜♪
星読みを日常の中で活用することも、未来を形作っていくのに役立ちますよ♪
風の時代に必要な「水」のエッセンス
2024年に本格的に始まった風の時代は、ここから約200年間続きます。
そして次にやってくるのが「水の時代」。
水は、思いやりと感情的なつながりを大切にする、愛情深いエレメントです。
そんな「水」が示すやさしさのカケラが、風の時代を生きる私たちにも、未来から流れ込んできているのではないでしょうか。
トランスサタニアンが大きく動く2025年は、風の時代らしく理性的に、そして思いやりをもって人とつながることができるのです。
前回、冥王星が風のサインである天秤座へと切り替わった後の1973年には、『ノストラダムスの大予言』が出版されました。
水瓶座に冥王星が移動した翌年である2025年以降、目に見えないものや未来に対する答えを求める人が増え、これまで以上に予言的な情報が飛び交うのかもしれません。
地の時代に根付いたものが、風の時代に入って解体される過程で、私たちは無意識のうちに恐怖や不安を感じやすくなります。
ですが、みなさんには「何か悪いことが起こるのではないか」と外からの情報をうのみにせず、俯瞰的な視点で物事をみてほしいのです。
「私はこう思う」「だからこれを選ぶ」と自分の意志を持って情報に接することがとても重要になってくるでしょう。
能動的に情報と向き合い、自分自身で判断することを大切にしてみてくださいね。
みなさんも、2025年を軽やかに過ごすヒントにしてくれると嬉しいです♪
自在に星読みをしている人の
思考パターンが分かっちゃう講座
【まとめ】大変革期を迎える2025年は広い視野で情報を選ぼう♪
2025年は天王星が双子座に入ることで、技術革新やコミュニケーションの多様化が進み、時代の変化はさらに加速していきます。
大変革期である2025年を軽やかに過ごすには、情報を自ら選び取って行動することが、これまで以上に重要になってくるでしょう。
そして時には思考を休ませることで、直感が働くスペースをつくってあげることも大切です。
すると、あなたの中には「ひらめき」が訪れるかもしれません。
選択肢が増える一方で、一人ひとりの中に自由な思考を持てるようになるのも風の時代の良さだと感じます。
今回お伝えしたことは、私の視点から見たひとつの解釈に過ぎませんが、これをきっかけに星読み(占星術)に興味を持っていただけると嬉しいです。
星は私たちの味方になってくれる存在なのですから。
占い師の先生・かげした真由子先生へのインタビューをお届けしました。
時代が大きく変化する2025年を軽やかに過ごすための、たくさんのヒントがありましたね。
自在に星読みをしている人の
思考パターンが分かっちゃう講座
