命日のホロスコープから故人のメッセージを読み解く「命日占い」は、西洋占星術師・かげした真由子先生発案の新しい星読みです。
その「命日占い」の書籍が2020年6月15日に発売決定!書籍の発売を記念して命日占いを大特集します。
書籍『命日占い』(サンマーク出版)の冒頭100ページ分を
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かげした真由子先生の命日占いは、星読みの知恵をベースに、命日のホロスコープと残された人のホロスコープを読み解きます。
命日占いでは、命日は「もう一つの誕生日」。
かげした真由子先生が独自の解釈を加え、命日のホロスコープから亡くなった人と残された人の関係性やメッセージを読み解いていきます。
「死」は、私たちにとって受け止めることが難しいものです。
命日占いは、「生も死も人間にとって大切な節目であることを、あるがままに受け止めたい」というかげした真由子先生の祈りの気持ちがベースになっています。
この記事では、かげした真由子先生に「命日と誕生日が同じ日になる不思議」について語っていただきました。
Contents
命日と誕生日が同じ 命日占いでよくある不思議にどんな意味がある?
命日に関したご相談をお受けしていると、
①故人の命日と自分の誕生日が同じ
②故人の命日と故人の誕生日が同じ
というエピソードをお聞きすることが決して少なくありません。
命日と誕生日が同じ日になることは、365分の1の確率で起こり得ますが、「単なる偶然なのか?」「何かしら意味があるのか?」と思う方もいらっしゃいます。
今回はそういった「命日と誕生日の不思議」について考えてみたいと思います。
【かげした真由子の命日占い】①故人の命日と自分の誕生日が同じ
「故人の命日と自分の誕生日が同じ」というケースは、意外と多いです。
「母の命日と自分の誕生日が同じ」「祖父の命日と息子の誕生日が同じ」といった具合です。
まず、誰かの命日が自分の誕生日に重なることは決して不吉なことではない、ということを先にお伝えしておきましょう。
そして、そう考える訳をお話します。
誕生日とは【自己実現】の種を蒔く1年に一度の節目
命日と誕生日の関係について、スピリチュアルな解釈を考える前に、星読み(占星術)の基本に立ち返って考えてみましょう。
誕生日を星読み的に説明すると、出生時の太陽の位置に経過中の太陽(宇宙を運行している太陽)が回帰する日となります。
太陽の回帰はソーラーリターンといい、誰もに1年に一度訪れる節目です。
占星術仲間のあいだでは、誕生日に「ハッピーバースデー!」の代わりに「ハッピーソーラーリターン!」と祝うこともあります。
星読みでは、太陽はその人の「魂の意図」をあらわします。
誕生日はそこに経過中の太陽が重なる日ですから、自分の魂の意図を宇宙が照らし出す日、と表現することもできます。
つまり誕生日は、自己実現のサイクルが一周終わり、新たな一周(1年)がはじまろうとしている日です。
平たく言えば「一つ大人になる時」ですね。
そういったことから、誕生日は「この先1年かけてどのような自己実現を果たしたいか」といったビジョンを描くにふさわしい日といわれています。
誕生日と命日が同じだと故人との絆が強まり【自己実現の糧】になる
さて、そのような意味合いの日である誕生日が、ご縁がある方の命日と同じ日となったら、どう捉えればいいのでしょうか。
まず、誕生日=自己実現の新しい種を巻く日ですから、大切な節目であることは間違いありません。
そして、誕生日に大切な人の命日が重なったら、毎年誕生日を迎えるたびに故人の人生や死に思いを馳せることになります。
それは悲しい記憶を呼び覚ますことにもなるでしょう。
心理学的にはこのような説があります。
「人は死を意識することで、自分の能力を効率的に発揮することができる」。
「終わり」を意識することは、限られた時間を効率よく過ごしたいという意識につながっているのです。
このことから、命日と誕生日の重なりが起こるこの日を宇宙の計らいとして受け取ることもできるのではないでしょうか。
そう考えると、命日と誕生日の符合は決して不吉なものではないといえるのです。
そして、誕生日が来るたびに故人との絆はより強いものになり、その絆を自己実現の糧や生きる勇気の元にしていくことができるでしょう。
【かげした真由子の命日占い】②故人の命日と故人の誕生日が同じ(生没同日)
次に、故人の命日と故人の誕生日が同じ場合(生没同日)について考えてみましょう。
歴史上の人物では、江戸時代末期の志士・坂本龍馬が生没同日です。
新暦では異なりますが、旧暦でみると同じ月日となります。
誕生日:天保6年11月15日(新暦では1836年1月3日)
命日:慶応3年11月15日(新暦では1867年12月10日)
その年の誕生日を迎える前後に死亡する例は、統計的に見ると比較的多いというデータもあるようですが、これを星読み的に読み解いていきましょう。
誕生日前(ソーラーリターン前)は、「出生の太陽の光が弱くなる」と考えられていたため、実際に体調を崩すことも多いという解釈もあります。
また、命日と誕生日が同じということは、少なくとも太陽の位置がほぼ同じになります。
これをどう捉えるかは、いろいろイメージが広がるところですが、坂本龍馬のことを考えてみましょう。
彼は、新しい時代を切り開こうと奔走した人物でしたが、新たな時代が到来した直後に天国に旅立ちます。
そこには「死に様はどうであれ、使命を全うした」といったストーリーがみえてくるようでもあります。
そういったことから、生没同日は「人生のサイクルをすべて経験し、新しい次元に旅立った象徴」として捉えることもできるのではないでしょうか。