星読みテラスのライターは、星読み・占いが大好き!普段の執筆の合間に、星読み・占いへの思いをコラムに綴ってみました。
星読みライターのかすみです。
私は4年ほど前に数秘術を学び、ライター業の傍ら、占い師として個人セッションをしています。
一口に占いといっても、占星術、数秘術、タロット、オラクルカード、手相、風水などなどいろんな種類がありますよね。
「占いに興味があるけれど、何を学んだらいいのかな?」と思っている人もいるかもしれません。
この記事では、占いのジャンル(命術・卜術・相術)を紹介します。
そして、占いを学びたいときに何を基準に選べばいいのか、そして私が数秘術のセッションをするときに大切にしていることについてまとめました。
Contents
占いのジャンル【命術・卜術・相術】とは?
一口に占いと言ってもさまざまな種類があり、大きく分けると3つのジャンルがあります。
- 命術:占星術・数秘術・四柱推命・算命学など
- 卜術(ぼくじゅつ):タロット・オラクルカード・ルーンなど
- 相術:手相・顔相・家相など
このほか、特別なものとして「風水」があります(相術の一種とする見方もある)。
【命術】の特徴
「命術」とは、生年月日や時間、生まれた場所などから、その人の運命や宿命を占うものです。
占星術や数秘術は、命術に分類されます。
命術では、生まれ持った性質、人生の流れ、どんなチャンスや困難が待っているかを知ることができます。
生年月日というその人特有の変わらないものを扱い、今の状況に影響されない本質がわかります。
【卜術】の特徴
「卜術(ぼくじゅつ)」とは、具体的な問題を見ていくときに使われる占いで、偶然性(シンクロニシティ)を利用しています。
タロットなどのカードの他、コイン(表か裏か)や花占い(花びらを好き、嫌いと交互に一枚ずつ取っていき、最後に残った花びらで占う)も卜術に入ります。
卜術は、人の感情や状況に加え、未来を見ることもできます。
その時の問題に対して、具体的な答えを出すことができるので、何かを決断するときにもよく使われます。
【相術】の特徴
「相術」とは、手相や顔相など目に見える形から、その人の現在の状況や今後の運勢を占うものです。
特に、生活の仕方や生き方が表れるので、取り扱い説明書とも言えるでしょう。
その時の状況が表れるので、変化していくものであり、意識的に変化させることができるものです。
占いを学びたい!どう選べばいい?私が【数秘術】を選んだ理由
では「占いを学びたい」と思ったら、どの占いを選べばいいのでしょうか?
私の実体験をお話ししますね。
私は占いが好きで、自分で学ぶ前にもいろんなセッションを受けていました。
そして、自分でも占いたいと思った時、数秘術、マヤ暦、占星術、タロット、カードリーディング、手相など、数あるの選択肢の中でどれに絞るか迷いました。
結局は数秘術を選択しました。
それはなぜか?
理由は、私にとって数字はなじみやすく、特性をイメージしやすかったからです。
例えば、数秘術では1~9、11、22、33の数字を扱います。
ただの数字なので、それ自体を覚えることは簡単でした。
占星術なら、牡羊座、牡牛座、双子座…と12星座を覚えることになるので、私にとっては難しいと感じました。
そして、その数字について意味を覚えていくのですが、丸暗記ではなくてイメージすることができました。
例えば、1なら・(点)からイメージするのですが、
- 目標に向かって一直線
- 視野が狭い
- 個人主義
など。
そこから「リーダ気質」、「行動力がある」などとつながっていきます。
私とは逆に、数字が苦手な人もいると思います。
星座のキャラクターやエレメントからイメージしやすいという人もいるでしょう。
要は、自分に合ったものを選択すればいいということです。
さて、話は少し戻りますが、数秘術では数字の1が「目標に向かって一直線」「リーダー気質」を表すというところで、
占星術を学んでいる人なら、ピンときたのではないでしょうか。
そうなんです、数秘術の1は牡羊座ととても良く似ています。
私の経験から見ると、その人の持って生まれた特性を占う命術は、別のツールを使っても似たような結果が出ることが多いので面白いです。
私のセッションは、今は数秘術に加えて占星術を補助的に取り入れています。
数秘術と占星術で違う結果が出たときは、よりその人らしい方を選択していくなどしていて、セッションの幅が広がったと感じています。
占いは、一つの種類だけでは視界が狭くなりがちな部分もあるので、複数の種類を学んでみるのもおすすめです。
私が【数秘術&占星術の占い師】として大切にする2つのこと
占い師の考えを一方的に押し付けない
占いの種類は、自分に合ったものを使えばなんでも良いです。
占いをする上で本当に大事なのは、相談者さんとのコミュニケーションなのだと思います。
私が占いを始めた頃は、情報や考えを一方的に伝えていました。
それは、命術の場合は特に読み解いた情報が多くなりがちで、余すことなく全部伝えたいという想いがあったからです。
それと同時に、たくさんの正しい情報を相手に伝えることで、自分の自信のなさを隠していたように思います。
でも、本当に大切なのは「伝える」ことよりも「聞く」こと。
私は、数秘術のほかに傾聴やカウンセリングも学んでいるのですが、話を聞くだけで相談者さんが自然と癒されていたり、気づきを得ていたりすることもあるのです。
占い師は、相談者さんの本当の悩みやニーズが何なのかを見ていくことが重要なのではないでしょうか。
また、相談者さんに寄り添ったり、一緒に解決策を模索したりしていくことも大切です。
私のセッションでは、コミュニケーションを大切にし、考えを一方的に押し付けないことを心がけています。
「占いという枠に当てはめて人を見ている」ことを忘れない
それともう一つ、私が占う上で大切にしていることがあります。
それは、「数秘術や占星術という枠に当てはめて見ている」ということを忘れないことです。
人は、思い込みで世界を見ています。
時に、感情や思考がぐちゃぐちゃで自分が何者か分からなくなったり、人をネガティブな決めつけで見ていたりすることがあると思います。
それをうまく整理して違う視点から見るために、私は数秘術を活用しています。
あえて数秘術という枠のなかに当てはめて考えるのです。
私は、主観の代わりに数秘術という枠に当てはめることで、自分を客観的に見ることができるようになりました。
ただし、それが行き過ぎると、数秘術の結果から「あの人は1という数字を持っているから周りが見えていないんだよね」などと、偏った決めつけになるときがあるのです。
人を決めつけないこと。
きちんと相手の本質を見ること。
そのうえで、相手にとっても分かりやすい指標として数字を使って、客観的な視点を経験してもらうことを心がけています。
占星術でも同じことが言えると思います。
まとめ
命術・卜術・相術という占いのジャンルの解説と、数秘術や占星術で占う上で大切にしていることについて書きました。
どんな占いでも、自分や誰かを幸せにする使い方ができたらいいですね。
占いに興味を持ち、これから自分でも占っていきたいと考えている人は、自分にぴったりの占いを探してみてください。
また、複数の種類の占いを扱うことで、幅が広がります。
独りよがりのセッションにならないよう、相談者さんとのコミュニケーションを意識して、占いスキル以外の自分の人間性を高めていくことも大切だと思います。
これからセッションを始める人たちにとって、何かの参考になれば幸いです。