星読みテラスのライターは、星読み・占いが大好き!普段の執筆の合間に、星読み・占いへの思いをコラムに綴ってみました。
こんにちは。
星読みライターの藤衣真菜です。
これまで世界観が異なる「ジオセントリック(略してジオ)」と「ヘリオセントリック(略してヘリオ)」という2つの星読みをテーマに、コラムをお届けしてきました。
>>1回目:ジオとヘリオの世界観の違い
>>2回目:ジオとヘリオをつなぐ鍵は「月」を使いこなすこと
自分の月を使いこなせるようになると、「ヘリオの星読みがしっくりくる」「ヘリオの世界観に近づけた」と感じることができます。
3回目となる今回は
- 月を使いこなせるとどんな変化がある?
- 月を使いこなすと起こる変化
についてお伝えしていきます。
Contents
「宇宙の流れの一部の自分」になると起こる変化
まずは、前回までのおさらいを簡単にしますね。
ジオセントリックは、地球から天体を眺める「地球中心」の星読み。
ヘリオセントリックは、宇宙の中を天体を携えて突き進む「太陽中心」の星読みです。
この2つの異なる視点と世界観を繋げるには、自分の月星座=無自覚の癖や無意識のパターンを理解し、使いこなすことが大事だとお伝えしてきました。
では、ジオの世界観からヘリオの世界観への橋渡しとなる「自分の月を使いこなす」道のりで、どのような変化が起こるのでしょうか?
月を使いこなすと本当にやりたいことをやるしかなくなる!
「自分の月を使いこなす」とは、自分の変えられない無意識の部分を理解し、その変えられない部分をこの世界でどう活かしていくか?と意識することです。
そうはいっても、自分の月=無意識という普段意識していない部分を感じ取って使いこなすなんて、「難しい!」と感じる人も多いと思います。
さらに、自分の無意識の癖や無意識のパターンがどんなものか、客観的に見て自覚することができたとしても、それを使いこなす方法は千差万別。
自分にとっての正解を自分で探し、発見し決断していくことになるので、厳しい道のりと感じる人もいるでしょう。
しかも私たちの日常生活には、日々やらなければいけない仕事や家事、雑務があり、目の前のことを片付けるだけで精一杯だという人もいるでしょう。
目の前のことで意識がいっぱいになってしまうと、無意識はさらに隅に追いやられて、自覚するにもひと苦労、という状態になってしまいます。
女性には生理的サイクルもあり、日々の浮き沈みも感じやすいので、「自分の月を使いこなす」こと自体に、かなりハードルが高い印象を受ける人もいるかもしれません。
このように「月を使いこなす」というのは、口で言うのは易し、でなかなかパッとできるものではないですよね。
自分なりの正解を探す道のりになりますが、そこでとっかかりとなるヒントが欲しいですよね。
そこで私の場合、大きな手助けになったのが「自分の魂の理想の状態」を知っておくということでした。
目的地のわからない道のりにおいて、何よりの羅針盤になると思います。
「自分の魂の理想の状態」とは、ヘリオの星読みで読み解かれる「魂ありのままの自分の姿」であり「魂ありのままの姿になったときの輝く場所」です!
「魂ありのままの自分」は、置かれている環境によって植えつけられたネガティブなセルフイメージを取り払った、まっさらな自分のことを指します。
心身ともに健康度が高く、自分の好きなこと・やりたいことにエネルギーを存分に注げる、理想の魂の状態です。
その理想の状態に向かう、ということは、不要な感情や無意識のパターンにふりまわされない自分になる、ということでもあります。
日々の浮き沈みがありつつも、それにふりまわされない自分を持つ、ということですね。
そうして不要な感情や、不要なエゴを取っ払っていくと、自分が本当にやりたいことだけが残り、それをやるしかなくなります。
おのずと、今この地球で生きている自分ができること、すなわち今世の役割や使命に集中できるようになっていきます。
ここまでくると、自分の人生が次のステージへ進んでいることを実感できるでしょう。
振り返った時に「魂の目覚めとも言える大変革が起こった!」「人生の転機を迎えた!」と感じるかもしれません。
これこそが、ジオの星読みの「地球中心(=自己中心)」の世界観から、ヘリオの「太陽中心」の世界観へ、つまり「宇宙の流れの一部の自分」に至る道のりだと思います。
ここに到るまでに様々な心のプロセスが発生しますが、その一例は次の章で紹介しますね。
ヘリオで月を読まない理由は「魂ありのままの自分」を読むから
第1回目のコラムで「ヘリオでは月を読まないことがポイント」だとお伝えしたこと、皆さん覚えているでしょうか?
ジオの星読みでは月を重視しますが、ヘリオの星読みでは月を読みません。
太陽系規模で見ると、地球の衛星である月は小さすぎて、地球とほぼ同じところにあるように見えるからです。
(そのかわり地球の位置を読むので、それによって月を読む必要がないとも言えるわけです)
これを人の心と天体の意味を照らし合わせたとき、ヘリオの星読みで自分の月(無自覚の癖や無意識のパターン)を読まないのは、
自分の月を使いこなしている「魂ありのままの自分」の姿を読むからということに気づきました!
日々の浮き沈みがありつつも、無自覚の癖や無意識のパターンに大きく左右されない魂の理想の状態は、月を使いこなしている自分の姿、ということになります。
私自身、ヘリオで月を読まない理由に気づいた時は「なるほど、そういうことか!」と腑に落ちたことをよく覚えています。
「魂ありのままの自分」に近づく時に起こる変化6例
月を使いこなして「魂ありのままの姿の自分」に近づくと、見えてくる世界が変わってきます。
実際にどういった変化が起こるのでしょうか。
いくつか例を挙げてみますね。
①これまでの人間関係が崩れる・リセットされる
これまで自分を守ってくれていたはずの家族、友人、職場の同僚などの人間関係が、崩れていくように感じることがあるかもしれません。
家族と決別する、恋人とお別れする、違和感を覚えていた仕事を辞めるといった、周囲の人間関係がリセットされることが同時に起こる人もいるでしょう。
一見、ネガティブな出来事のように見えますが、あなたが「魂ありのままの自分」で前に進むために必要な変化が起きている、と捉えることもできます。
②今までのことはどうでもよくなる
「過去に起こった悪い出来事は、自分(あるいは周囲)が未熟だったから起きたこと」と割り切れるようになります。
時間が経てば経つほど、まるで別人の人生の出来事のように思えてくるでしょう。
「魂ありのままの自分」になると、過去のことはどうでもよくなり、今この瞬間を生きることに集中しはじめます。
③落ち着かなくて怖いけど正しい道にいる気がする
居心地が悪いと感じる場所にはいられなくなってきます。
そのため、これまでの安全圏を抜け出して一歩踏み出すなど、リスクをとって新しい目標や夢に立ち向かおうとすることになります。
その際に落ち着かなくなり、恐怖を感じるのは自然なことです。
そうした中でも「魂ありのままの姿の自分」がした選択は間違っていない、正しい道にいる、と感じられるはずです。
④何か大きな力が働いているような気がする
誤解されたり、周囲とのいざこざが起こりやすくなったり、大きな別れを経験したりすることがあります。
ですが、それもあらかじめそうなることが決まっていたかのように感じるでしょう。
人智を超えた大きな力、宇宙の流れの中にいると感じるかもしれません。
⑤シンクロニシティがよく起こるようになる
シンクロニシティとは心理学用語で「意味が感じられる偶然の一致」を指します。
連絡をとろうと思っていた人から電話が来る、というのもシンクロニシティの一例で、偶然だけど意味があるように感じますよね。
同じ数字の並びを何度も見かけたり、夢で見たことが現実にも起こったり、意味のわかるシンクロニシティもあれば、不思議な感覚だけが残ることもあります。
今まで体験したことない未知の状況に置かれていても、不思議な感覚に包まれて緊張が和らぐかもしれません。
これも宇宙の流れの中にいるひとつのサインと言われています。
⑥自分の道を切り開けるようになり、腹がすわる
何が起こっても自分でここから抜け出すしかない、と腹がすわってきます。
自分の人生を切り開くのは自分であり、今を乗り越えた先には今よりも素晴らしい未来が待っている、という直感を信じて進んでいけるようになります。
ここで取りあげた6つの変化は一例なので、必ずしもすべてを体験するわけではありません。
上記以外にも、いろいろな形で変化を実感する人がいるでしょう。
これらの変化に共通して言えるのは「魂ありのままの自分」に嘘がつけなくなってくるがゆえに起こる、ということ。
そして、やるべき挑戦を終えたあとには、今まで感じたことのないほどの心の平穏も感じられるでしょう。
さらに感覚が広がっていくと、自分が宇宙を構成する要素の一部のような感覚(?)に到達できてしまうかもしれません!
「魂ありのままの姿」を目指す道の入り口に月がある
ここまで、月を使いこなし、「魂ありのままの姿」になったときに起こる変化について、お伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「今までのことがどうでもよくなるなんて、なんだかこわい」「なんだかイメージしていたのと違う」と思ったかもしれません。
ですが、人によって月の使いこなし方が違うように、「魂ありのままの姿」になるプロセスも十人十色です。
近ごろ占星術の世界では、月星座の読み解き方にさまざまな見解・考え方があります。
占星術師によって月星座の扱い方にも様々な表現があり、捉え方が異なることで、ちょっとした「月論争」が起こることも。
ですが、これだけ月星座の解釈で揺れるのは、扱いの難しい無意識のことをしっかり把握しようと、私たち人間の意識が次のステージに行こうとしているからこそだと思います。
どの解釈が正解なのかわからなくなって途方に暮れるよりも、自分自身が自分の月を理解してあげることが何よりも大事です。
自分にしっくりくる解釈を採用してOKですし、素敵だと感じる解釈に自分の意識を寄せていくのもよいでしょう。
ジオの星読みで月星座を知り、ヘリオの星読みで目指すべき「魂ありのままの姿」を知る。
その目指す理想の場所に向かう道の入り口に、月があります。
あなたの人生の羅針盤を見つける手助けとして、ぜひジオやヘリオの星読みを活用してみてください。
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【まとめ】ジオとヘリオ 2つの星読みを深めてみて
ここまで「ジオとヘリオを繋ぐ道」というコラムで3回にわたって、ジオとヘリオそれぞれの違いなどお伝えしてきました。
ジオとヘリオ、それぞれの視点で良いところがあり、必要に応じて使い分けてみてください。
両方の星読みを繋げられるようになると、世界観のスイッチを自在に切り替えていけるようになります。
星読みをもっと深めたい方は、ぜひ両方学んでみましょう!
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