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あなたは人生の「課題」を知っていますか?
実は土星は、あなたが成長するために課題を与える、厳格な先生のような存在です。
この記事で土星の意味を知り、そして使いこなせるようになると、自分の人生における課題や成長するためのポイントが分かるでしょう。
もしかしたら、その課題はあなたにとって苦手意識を感じるものであったり、コンプレックスとなって残っているものかもしれません。
その課題を乗り越え成長するために、土星を知ることが重要となってきます。
努力した分だけの成果を、目の前にきちんと置いてくれるんじゃ
Contents
土星の意味は「制限」であり人生の「課題」を与える
土星は、制限を意味し、人生における課題を与える天体です。
古代の占星術では、土星を凶星として人生の不幸と結びつけてきました。
ですが現代では、人が成長するためにとても重要な星として扱われています。
土星は厳しい男性の教師に例えられます。例えば、こんな先生です。
- 時間に厳しい
- ルールを作り守らせる
- 苦手な宿題を出す
どんな言い訳も受け入れてくれることなく、容赦ない正しさと厳しさを持つ先生です。
そういう先生は、嫌われたり恐れられたりしますよね。
でも、長い目で見ると、その先生から学んだことは多く、今の自分の糧になっているのではないでしょうか。
子供のころ、何でも自分のやりたいようにしたい時期に「ダメ」と言う大人をわずらわしく感じたり、
厳しい先生に怒られた経験から不快感や恐怖を感じたり、という経験を持っている人は多いと思います。
土星の厳しさは、あなたにとって成長するために必要なものなのですが、苦しい経験として残っているので、必要なものだと気づくまでには時間がかかるでしょう。
土星は具体的に、次のようなものと関わっています。
- 時間
- 社会的なルール
- 責任
- 人生における課題
- コンプレックスや自分の影(シャドウ)
- 我慢、忍耐
- 社会的基盤、社会的安定
じゃぁ、ちょっとだけ、どうして土星が制限や課題と結びつくのか説明しようかの。
星読みの世界で土星が持つ意味を深める
土星の意味を深めるために、星読みの世界観から土星の存在を説明していきますね。
星読みでは10個の天体が使われます。天体はこんな風に並んでいます。
17世紀以前の占星術では、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の7つしかありませんでした。
天王星、海王星、冥王星はまだ発見されていなかったのです。
土星は目視で確認できる惑星の中で地球から最も離れていました。
そのため、18世紀に天王星が発見されるまで、地球から最も遠い惑星、宇宙の果てにあると考えられていたのですね。
いわば宇宙の境界線です。それが土星の「制限」や「限界」というキーワードに表されています。
土星を深く知るために、「制限」から連想されるものを考えてみてください。
私たちの生きる世界には、「時間」という制限があります。命も時間という制限のひとつですね。
また、「ルール」もやっていい事はここまでだよ、ということを決める制限です。
例えば、学校や会社など、多くの人が集まる場に存在するルールは、育ちや考え方が違う人たちが一緒に勉強したり、仕事をしていくために作られた決まり事です。
その場がうまく運営されていくための「基盤」ともなるものです。
ときにルールは、禁止、縛りなど否定的な意味にもとられますが、末永く「安定」させるために、必要なものだったりもします。
自分の中の「限界」を感じるとき、それを乗り越える必要が出てきます。
それが人生における「課題」です。
その課題は苦手分野ですので、過去に挫折し「コンプレックス」として残っていることもあるでしょう。
そのため、土星を見ると、その人の「課題」や「コンプレックス」を知ることができます。
また、土星は約29年かけて12星座を一周し、一つの星座に約2年半滞在します。
長期間にわたって一つの分野に取り組むことから、その人のこだわりも見えてきます。
ルールも課題も、幸せになるためにあるものなのじゃよ。
ここからは、土星を知って活かすとどんなことが起こるかを解説するぞ。
自分の土星の意味を知り使いこなすと・・・
土星が表すものは、あなたを制限するものや、人生における課題です。
人生を歩んでいく上で必要な心の筋肉を鍛えてくれるのが土星です。
つまり、自分の土星の意味を知ることで、どんな課題に取り組み、どのように成長していくのかが見えてきます。
課題とその乗り越え方が分かる
自分が苦手と感じる分野や、コンプレックスとして残っているものは、気づかないふりをしたり、うまく避けたりしてきたことが多いと思います。
それは、人生における課題であり、受け入れ、取り組むことで自分の強みになります。
まるで筋トレをさせられているような感じ!
重いダンベルでトレーニングをしているときは大変だけど、それは着実に自分の筋力になりますよね。
土星はそんなダンベルのような役割を果たすといっても良いでしょう。
自分の土星を調べると、取り組むべき課題に気づくことができます。
また、どんな分野に苦手意識を持つようになるのかを客観的に見ることができますよ!
失敗して苦手意識を持ったとき、心の奥底に「本当はもっとうまくやりたかった」という望みがあったことも見えてくるのではないでしょうか。
自分の課題が分かれば、どのように取り組めばいいのかヒントが見えてきます。
そして、乗り越えた先に、どんな姿に成長するのかを想像することができるでしょう。
コンプレックスを克服することで魅力を発揮できる
かつて苦手だったことを克服したという経験がある人は、それが今の自分の自信につながっていることもあるのではないでしょうか。
最初は苦手だったとしても、コツコツと継続して苦手を乗り越えることで、できなかったことができるようになったり、コンプレックスの影に隠されていたあなたの魅力を見い出していくことができるようになります。
例えば、土星を読み解いていくと「自己アピールが苦手」という要素が見えてきたりします。自分のコンプレックスですね。もちろん、これを見てみないふりすることも可能です。
しかし不思議なのは、みないふりをすればするほど自己アピールの機会を引き寄せたり、アピールが得意な人と出会って、あなたをざわざわさせたりするのが土星なんです。
これは土星からのメッセージです。なぜなら、闇と光はセットだから。
「闇に当たるコンプレックスを見て見ぬ振りすることで、あなたは自分の光を掴み損ねていますよ」ということを、土星があなたに知らせようとしているからなのです。
コンプレックスという「闇」を受け入れると、あなたが今まで気づいていなかった魅力発揮という「光」も手に入れることができるという原理なのです。
苦手なこともコンプレックスも裏を返せば、あなたがまだ見出していない自分の魅力や才能の宝庫であるということ。
それは土星がもたらす制限や課題を乗り越え、自分のものとした人が得られる、大きなプレゼントでもあります。
土星はコンプレックスや自分の影(シャドウ)とも関わりがあるのですが、実はこれらはあなたの隠された魅力とも背中合わせなのです。
土星を読みといてみよう
あなたの生まれた時の土星がどの星座(サイン)にいるか、他の天体とどのような関係性を取っているか?などを見ていきましょう。
土星によって何が制限されているのか、どんな課題を与えられているのか、どのように乗り越えていけばいいのかが分かります。
ルールに縛られてうまくいかないとき、もしかしたらあなたは外から何か制限を受けているように感じるかもしれません。
ですが、土星を知り、自分を客観的にとらえることで、その制限は自分の外側に原因があるのではなく、実は自分の内側にあったということに気づくでしょう。
それは自分が知らない間に持っていた思い込みや、無意識のうちにしている考え方などから生まれているものかもしれませんね。
土星は制限やルールによってあなたがより自分らしく生きられるように導いてくれる星!
その導きは時に厳しいものかもしれませんが、星読みを通して土星が投げかけてくれるメッセージを受け止め、自分の内側を見つめることで、きっと乗り越えることができるでしょう。
あなたもぜひ自分の土星をホロスコープで調べてみてくださいね。
土星の基本情報まとめ図鑑
【記号】
天体の記号のほとんどが「月」「十字」「円」の組み合わせでなりたっています。
土星は「十字」と「円」の組み合わせです。
これは物質世界である地球での人生を表しています。
【大きさ】
中心核の直径は約12万536km
(周りはガスに覆われており、見かけ上はさらに大きく見える)
【公転周期】
約29年で一周
【守護する星座】
山羊座 水瓶座
【エネルギー】
男性的
【一番使う年齢(惑星の年齢域)】
55~70歳
>>天体の年齢域から占星術の全体像をとらえよう
【キーワード】
・特に代表的なキーワード
制限、限界、課題、責任、堅実性、安定、試練、制約、秩序、ルール、遅延、厳格
・その他
年長者、保守的、成熟、収縮、時間性、遅延、計算、組織力
土星は、制限や限界を司る星です。かつて、最果てにある惑星と考えられてきました。
制限というと、窮屈で苦しいイメージがあるかもしれませんが、制限があるからこそ発揮できるパワーがあります。
納期がない仕事はだらだらと時間だけが過ぎたり後回しになったりするけれど、納期が近い仕事は集中して取り組むことができてあっという間に終わった、という経験はありませんか。
人には期限(制限)を設けることで、発揮できる集中力があります。土星はそういうパワーを与えてくれる星でもあります。
土星は、課題を与える星でもあります。それは、苦手分野であることも多いです。土星の公転周期は約29年であり、一つのサインに2年半滞在します。
長期的に課題に取り組むことになり、その課題を乗り越えることで人生がより豊かに成熟していくでしょう。
【神話】
ギリシア神話では、土星の守護神はクロノスと呼ばれる神とされています。
クロノスの父は全宇宙を最初に統治した神々の王であるウラノス。
そしてクロノスの息子は天空の王であるゼウスであるとされています。
ウラノスは、こどもたちが醜かったために冥界へ追いやってしまいました。それに怒ったクロノスは父ウラノスの男根(性器)を切り取り、王位を奪い取ります。
王位に就いたクロノスですが、次は「お前はこどもに王位を奪われる」という予言に恐れ、こどもたちを次々と飲み込んでしまいます。
かろうじて助かったゼウスはクロノス率いる巨神族のティターン族と戦い、神々の大戦争が始まります。
結果として、息子ゼウスが勝利し、この世に新しい秩序が誕生したと言われています。
その後、クロノスは、ローマ神話で同じく農耕の神であるサートゥルヌスと同一視されるようになります。サートゥルヌスの英語名はサターン。土星の呼び名はここから取られています。
ほかの天体も次のページにまとめておるから、気になるところからぜひ読んでみておくれ!