ヘリオセントリック占星術は、いわゆる一般的な星占いや西洋占星術とは太陽系の捉え方が違います。
一般的な西洋占星術=ジオセントリック占星術の成り立ちと比べてみると、その違いがよくわかるので、比較しながら解説していきますね!
Contents
ヘリオセントリック占星術とジオセントリック占星術の違いを解説!
ヘリオセントリック占星術ではどんなふうに星読みをして、どんなことがわかるのでしょう?
ヘリオセントリックを理解するには、一般的な星占いである西洋占星術がジオセントリック占星術であることと、その成り立ちを比較するとわかりやすいです。
まずはジオセントリック占星術から解説していきますね!
いわゆる西洋占星術=ジオセントリックは地球中心の星読み
いわゆる一般的な西洋占星術は、ジオセントリック占星術(略してジオ)のことを指します。
雑誌やTVなどで見かける星占いや、この星読みテラスのサイトで紹介・発信しているのも、ジオセントリック占星術がメインです。
「ジオ(地球)セントリック(中心)」という名の通り、「地球」を中心に太陽系の天体の配置から占っていくものです。
これは西洋占星術が、「地球が宇宙の中心で止まっていて、太陽や月・星が動いている」という、天動説の時代の宇宙観がベースになっているためです。
「地球上から見た各天体の動きから占う」というのが、ジオセントリック占星術の考え方です。
ヘリオセントリックは太陽中心の星読み
ジオセントリック占星術が地球中心であるのに対し、
ヘリオセントリック占星術(略してヘリオ)は「ヘリオ(太陽)セントリック(中心)」なので、「太陽」を中心にした時の天体の配置で占います。
太陽が中心なので、ヘリオセントリックのホロスコープチャートでは太陽が真ん中です。
太陽を基準にして各天体の位置を占います。
古代〜中世の天動説の時代は、地球を中心にして空の太陽や月・星が回っていると考えられていました。
しかし実際の宇宙から見た、地球をふくむ太陽系の姿は、太陽を中心に各天体が回転しながらそれぞれの軌道を描いています。
つまりヘリオセントリック占星術は、実際の太陽系の姿に則した占星術なんですね。
ヘリオセントリックの占星術はまだ歴史が浅いため、ジオセントリックほど一般的にはまだ知られていません。
ジオセントリックとヘリオセントリックでは占えることが違う
ジオセントリックとヘリオセントリックでは、その観点の違いから占えることも違います。
ジオセントリック占星術でわかること
ジオセントリック占星術は、地球が中心。
ジオのホロスコープの盤面が示す通り、地球上にいる私たち人間の目線から占います。
「私」の視点から宇宙を見るので、「私」の視点が大きくクローズアップされます。
そのため、その人自身・個人の特性や癖などを深く読み解くのにジオセントリック占星術は最適です。
また、さまざまな技法を組み合わせて、人との相性読みや転職や結婚など大きな決断をする時期はいつか?などの時期を読むのも、ジオセントリック占星術が得意とするものでしょう。
ヘリオセントリック占星術でわかること
ヘリオセントリック占星術は、太陽が中心。
ヘリオのホロスコープの盤面は、太陽が真ん中にあります。
「宇宙の中を進んで行く太陽系の中にいる自分」という視点から星読みをするので、「宇宙の循環や流れの中にいる自分の姿」を読むのが、ヘリオセントリック占星術の特徴です。
いわば「宇宙視点から見た私」を星読みする、ということですね。
「宇宙視点から見た私」と言っても、最初はイメージしにくいかと思います。
ですが、「自分は宇宙を構成する要素の一部」という視点や感覚が少しでも感じられると、受け入れやすくなっていきます。
よりスケールの大きな視点から、余計なものを取っ払った、魂ありのままの姿になった時のその人の輝き方がわかるので、
魂の目的や天命を読み解くのに向いているのが、ヘリオセントリック占星術です。
占星術って面白そう!
ヘリオセントリック占星術の読み方の特徴
ジオセントリックとヘリオセントリックでは視点の違いがあるので、ヘリオセントリック占星術ならではの特徴がいくつかあります。
ヘリオのホロスコープは太陽中心なので地球の位置を読む
一般的な西洋占星術=ジオセントリック占星術では、地球がホロスコープの中心です。
しかし、ヘリオセントリック占星術は太陽が中心なので、ホロスコープの中心が太陽になり、そのかわり盤面上に地球が現れます。
実際のヘリオの盤面のサンプルを見てみましょう。
太陽を中心にした水星、金星…などの天体配置の中に、地球があるのがわかるかと思います。
この地球の位置から「地球に何をしにきたのか」を読み解くのが、ヘリオセントリック占星術の醍醐味のひとつです。
興味がある人は、ヘリオセントリックのホロスコープチャートを出してみましょう。
こちらのサイトで無料で出すことができます。
→ Free Horoscope Charts
ヘリオセントリック占星術では月を読まない
そして、ヘリオセントリック占星術では月は読みません。
これはジオセントリックに慣れ親しんでいる方には驚かれるポイントです。
なぜ月を読まないのかというと、太陽系規模で見ると地球の衛星である月は小さすぎて、地球とほぼ同じところにあると捉えられるからです。
そのかわり地球の位置を読むので、月を読む必要がないとも言えるわけです。
ちなみに、「ジオとヘリオという世界観の違う星読みをつなげるキーポイントが、月にあるんじゃないか?」と仮説を立てて書かれたコラムもあります。
ジオとヘリオの違いに興味のある方は↓こちらを読んでみてください♪
ジオとヘリオでは天体の意味は違うの?
ヘリオで月は読まないことはわかりましたが、他の天体はどう読むのでしょう?
ジオとヘリオ、両方を学んでみると、天体から受ける大まかなイメージは同じだったり、似ていると感じるでしょう。
例えば、ジオの金星なら「愛や調和、喜び、楽しみ」といったイメージですね。
ヘリオでもほぼ同じようなイメージなのですが、
太陽を中心とした宇宙の視点で見たときに、地球にいる人が金星のエネルギーを受けると、どんな影響があるのか?
どういうふうに金星のパワーを使っていくか?といった観点から読んでいきます。
この説明を読んだだけではイメージしづらいかと思いますが、視点を変えるだけで、かなり読み方が変わってくるんですね。
なんだかむずかしそう…と思ったかもしれませんが、
ヘリオは感覚や直感を大切にする星読みです。
「占星術って難しそう。」「知識を詰め込むような学びは苦手!」という人にもおすすめ。
何気ない日常の中の太陽系の影響や、星のつながりに気づき、星と語り合うように読みといていきます。
そうしてたくさんの感動を体感し、「本来の自分」や「生まれもった使命」を見つけていくことができるのがヘリオの魅力です。
【まとめ】ジオとヘリオを使い分けてあなたらしい星読みを
ここまでジオセントリックと比較しながら、ヘリオセントリック占星術を紹介してきました!
ジオとヘリオの視点の違いを使い分けられると、2つの視点を行き来しながら星読みできるようになり、よりオリジナルな星読みができるようになります。
ヘリオセントリック占星術に興味がわいた人は、ぜひチャートを出してみたり、星読み協会の無料講座を見てみてくださいね。