この記事では、アセンダント、IC、ディセンダント、MCのアングルの意味と、それぞれのポイントに冥王星が合(コンジャンクション)しているときの意味を解説していきます。
ホロスコープのアングル付近にある天体は、人生に強い影響があるとされています。
各アングルと冥王星がコンジャンクションしている意味を読み解いて、自分について深く知り、豊かな人生をおくるためのきっかけにしてみてくださいね。
Contents
アングルと冥王星の合(コンジャンクション)の意味
アングルは、うまれつきの資質、生活の基盤、人間関係、生きる目的など人生の重要な領域を表しています。
一方、冥王星は変革、再生、深い洞察力、深層意識、カルマ、力強さ、目に見えないもの、生と死などを象徴します。
合(コンジャンクション)とは、この場合、 冥王星とアングルが、ホロスコープ上でぴったりと重なる状態のことで、エネルギーが強調されパワーがより強まります。
アングルと冥王星が合(コンジャンクション)の人は、圧倒的な存在感があり、物事に影響を与える人物が多いでしょう。
また、避けることのできない大きな変化を起こす星である冥王星は、パワフルなエネルギーを秘めているので、人生のある時期に生まれ変わるような経験をする人もいるかもしれません。
ただ、どのアングルと冥王星が合なのかで、その意味が変わってきます。
それぞれのアングルと冥王星の合の意味について、ここから詳しく説明していきます♪
星読みの世界は、実はもっと面白いぞ。
毎日の過ごし方から、才能のいかし方など、色んな事がわかるんじゃよ。
アングルは【アセンダント・IC・ディセンダント・MC】の総称
ASC(アセンダント)、DSC(ディセンダント)、IC(イムム・コエリ)、MC(ミディアム・コエリ)の4つのポイントのことを感受点と呼びます。
天体ではありませんが、ホロスコープを読み解くうえで非常に重要な要素のひとつです。
さらに、アセンダントとディセンダント、ICとMCをつないだ軸をアングルと呼びます。
アセンダントとディセンダントの軸は、自己と他者との関係をあらわし、互いに補いあいます。
ICとMCの軸は、個人の内面と外界との関係を表し、相互作用を示します。
このアングル付近にある天体は、エネルギーが強調され、大きな影響を与える可能性があります。
さらに、ホロスコープの中で方向性を明確にする役割を持っているでしょう。
冥王星は【破壊と再生】を司る天体
冥王星は、今あるものを根本から破壊し、新たな価値を与えて再生する天体です。
また、生きる意味や運命を問いかけ、迷ったときにヒントをくれる天体でもあるのです。
冥王星の詳しい意味が気になる方は、冥王星の意味をまとめた記事を確認してみてくださいね。
合(コンジャンクション)は【エネルギーが強調される】アスペクト
コンジャンクションとは、天体がぴったりと重なりエネルギーが強調され、パワーが強まる状態のこと。
日本語では「合」と表されます。
合はアスペクトの中で最も強い影響力を持つとされていて、これは良い面だけでなく、悪い面がでることもあります。
アスペクトについて詳しく知りたい方は、アスペクトについてまとめた記事を確認してみてくださいね。
アングルと冥王星の合はある?あなたのホロスコープを読み解こう
アングルの特性や冥王星の意味を理解し、あなたの冥王星がどこに位置しているのかを知ることで、冥王星のエネルギーを上手に使えるようになります。
冥王星を上手に使えば、変容もたらし成功を得ることもできますよ。
あなたのホロスコープのアングルに冥王星があるのか調べてみましょう。
まず、ホロスコープから冥王星をみつけていきましょう。
冥王星の記号はこちらです。
このホロスコープでは冥王星がMCにのっているので、冥王星とMCが合になっていますね。
あなたの冥王星はどのアングルと合でしたか?
もちろんアングルと天体は重なっていないことのほうが多いので、コンジャンクションしてないからといって心配はいりません。
続いて、各アングルと冥王星が合の意味を詳しく解説していきます。
冥王星を活かすヒントを見つけていきましょう♪
アセンダントと冥王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
アセンダントは、1ハウスの起点のアングルで、朝日が昇っていく「誕生」のポイントです。
第一印象、ペルソナ(仮面)、あなた自身が生きてくうえでの振る舞い、基本的な行動パターンをあらわします。
アセンダント付近(前後8度ぐらい)にある天体は、ライジングスター、ライジングプラネット、上昇星とも呼ばれ、4つの感受点の中で最も重要なポイントになります。
アセンダントを理解すれば、自分の進むべき方向性を理解することができるのです。
また、アセンダントに天体がある人は、自分自身を表現したり、個性を形成する時にもその天体を使うといいでしょう。
アセンダントと冥王星が合の人は、ミステリアスで魅力的な雰囲気。
時には、周りを圧倒するような存在感をはなっています。
目立つわけではないのに、なぜだか惹かれてしまう、そんな印象があります。
破壊と再生の冥王星なので、人生で生まれ変わるような体験を何度かする人もいるかもしれません。
そのたびに逆境を乗り越えるので、精神的にも強くなれるでしょう。
内面に向かう意識が強く、洞察力に優れています。
そのため、ささいな表情から本音を読み取れる勘の鋭さがあり、相手の感情を敏感にキャッチできます。
強いパワーの持ち主なので、周りに流されずに、自分の望みに従って行動することも大事です。
ICと冥王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
ICは、4ハウスの起点のアングルで、ホロスコープでは最下部に位置します。
自分の土台、ルーツ、心のよりどころを表します。
アセンダントが人生のスタートラインなら、ICは土台となるものを築き、心の豊かさを形成する地点です。これは、反対側のMC、人生の頂点へむかうための自己の確立を築く部分でもあります。
ICと冥王星の合は、内面や家族、自分の土台となる家や精神的な領域で冥王星が影響していると言われます。
幼少期に試練が多かったり、孤独を味わう経験がある人もいるでしょう。
小さい頃に生きる意味や生と死についてよく考えていたという人も。
また、父親から強い支配があったり、劇的な変化の多い家庭に育ったかもしれません。
ときに、財産や家業を引き継ぐことも。
失われたものを取り戻して再生するパワーがあり、簡単にはあきらめないので、家業を再興したい時は、ICと冥王星が合の人の底力に頼ると良い結果に結びつくかもしれませんね。
ディセンダントと冥王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
ディセンダントは、7ハウスの起点のアングルで、ホロスコープでは日が沈む地点に位置します。
1対1のつきあい、パートナー、他者との関わり方を示しますが、アセンダントが「私」なら真むかいの位置にいるディセンダントは、もう一人の自分、投影した自分という意味もあります。
もし、ディセンダントと冥王星が合であれば、対人関係やパートナーシップ、人との関わり方に冥王星が重要な役割を示すこともあるでしょう。
ディセンダントと冥王星が合の人は、深く人と関わりたい気持ちが強く、人間関係を通して自己を変容させていきます。
時には、人生を一変させるような運命的な出会いがあったり、自身の存在が相手の人生に大きな影響を与えることがあるでしょう。
ディセンダントは、自己投影のあらわれでもあるので、権力者や有名人などの影響力のある人に強く惹かれることがありそうです。
一方で相手を支配したい衝動にかられることも。
パートナーに対して行き過ぎた思いいれや執着がある時は、自分の内面と向き合い相手を思いやる気持ちを大事にしましょう。
MCと冥王星が合(コンジャンクション)のアスペクト
MCは、10ハウスの起点のアングルで、ホロスコープでは天頂に位置します。
ホロスコープの中で最も高い位置にある天体をカルミネートと呼んでいます。
MCは、成功や達成、社会的使命、自己実現の在り方を示すポイントです。
MC付近にある天体は、社会で輝くための大きなヒントをあたえ、あなたの人生の方向性を指し示してくれます。
もし、MCと冥王星が合であれば、キャリアを築くとき、冥王星が重要な役割を示します。
MCと冥王星が合の人は、カリスマ性をおびた魅力があります。
または、権力がある人を引き寄せることもあるでしょう。
並外れた集中力で仕事をこなし、必ずやり遂げるという強い信念と野心で何事も成功に導きます。
政治家や本質を見抜き真実を伝えるジャーナリスト、深層心理に関する仕事が天職の人も。
プロジェクトや企業を再生する力を持っているので、とまっていたプロジェクトをMCと冥王星が合の人に任せると、変革の後、スムーズに動き出すことがあるでしょう。
古い体制を壊し、別のアイデアや価値観を取り入れて、全く新しいものへと変容させていける力があります。
【まとめ】アングルと冥王星の合(コンジャンクション)を活かそう
アングル付近にある冥王星は、人生にどのような影響をあたえるのか理解できましたか?
アングルに天体がのっている人は、その天体を意識することが大事。
冥王星は再生力も強く、徹底的にやりぬく力を持っています。
そんな冥王星のパワーを上手に活かして、新しい自分へと生まれかわりましょう。