自分でもホロスコープを読み解いてみたいと思う人へ。星読みのキホンを、占い師の先生・かげした真由子さんに聞きました!
この特集では、初心者向けにホロスコープの見方をお伝えします。
自分の使命は何だろう?と考えたことはあるでしょうか。使命とは、「自分らしく輝いて生きること」です。
牡羊座から魚座まで性質の違う星座があるように、人は皆やりたいことや強みが異なります。
この記事では、ホロスコープから使命を読み解く方法を解説します。
Contents
太陽星座と太陽の滞在するハウスから使命を読む
使命を見つけるには、「自分らしさ」を表す太陽がホロスコープのどこにあるかを最初に見ていきます。
自分の太陽がどのような状態であるかを丁寧に読み解くことで、自分の使命が見えてきます。
太陽の状態は次の2つを見ます。
- 太陽が何のサイン(星座)であるか:自分が輝くあり方や、行動などを知る
- 太陽が何ハウスにあるか:どんなシーン、シチュエーションで自分が輝くかを知る
なこちゃんのホロスコープを見ていきます。
太陽は牡羊座です。
牡羊座の持っている質が、なこちゃんの人生を輝かせるヒントになります。
牡羊座は、12星座の中で最初のサインです。パイオニアや開拓精神の質を持っています。
なこちゃんは既存の分野にはないことを始めたり、自分のお店をオープンするなど、新しい物事にチャレンジすることで生き生きと輝く人です。
また、牡羊座は、人で言えば生まれたての赤ちゃんのような状態です。
赤ちゃんのように無邪気で自分のやりたいことを素直に行うと、なこちゃんは私らしい!とっても楽しい!と感じるでしょう。
ありのままの自分で生きることが、なこちゃんの使命なのです。
太陽は9ハウスに位置しています。
つまり、なこちゃんの使命は9ハウスで輝きます。
9ハウスは海外や、哲学などより良い自分になりたいと思って学ぶ高等教育のステージ。
なこちゃんは自分をより成長させる場所に飛び込んで学んでいくと、自分の人生がキラキラと輝いていく人です。
目指すべき地点MCも加えると最終的な使命がわかる
ホロスコープの中でもっとも星が高く昇る位置をMCと言います。
MCには人生で目指すべき地点という意味があります。
MCが示すサインは、その人が社会に対してもっとも自分らしく貢献できる場所。
MCをチェックすると使命がより明確になります。
なこちゃんの場合、太陽とMCは、ほぼ同じ場所にあります。
自分が輝くステージ=最終的な目的地とは、自分が生き生きすることに障害が少ないということ。
自分らしく生きるだけでどんどん道が拓けていきます。
やりたいことがわからなくて悩むことは少ないかもしれません。
なこちゃんは開拓精神を発揮できて、ありのままに生きることを追求していけばいくほど、自分の使命に達するという手応えがよりストレートに感じられるでしょう。
太陽を生きるとMCの最終的な使命にたどり着く
まゆちん先生のホロスコープから太陽とMCを読み解く
まゆちん先生の太陽は双子座のサインで、12ハウスに位置しています。
一方、MCは魚座の終わりにあります。
まゆちん先生の太陽は双子座なので、自分の考えていることを人に伝えたり、人とコミュニケーションをとったりすることで人生が輝いていきます。
太陽が双子座サインにある人は、ブログやYou Tubeなどのツールを使って自分の趣味や知っていることを発信することがおすすめです。
仕事として使命を果たす場合は、出版やTVなどのメディア、ITなどの仕事に就く人も多いかもしれません。
太陽がある12ハウスは見えないものを扱う世界。無意識、スピリチュアル、インターネットなどです。
まゆちん先生は、見えない世界で人に何かを伝えることで人生が輝く人だと言えます。
そして人生の目指すべき地点であるMCは魚座にあります。
魚座が意味するのはワンネス。
ワンネスとは、全ては1つということ。まゆちん先生にとって、光と影、善と悪、この世とあの世はつながっているという境地が最終的な目的地なのですね。
占い師になったおかげでMC魚座を感じられるようになったのかもしれないわ。
MCは人生経験がないとわからない?〜MC55歳説〜
たとえるなら、太陽が人生という道を走るための車のガソリンです。
MCは人生という道の目的地です。
太陽は自分の内側に内蔵されているエネルギーなのでその質を感じやすいですが、MCは自分が人生で最終的にたどり着く場所であるため、MCのサインのエネルギーをなかなか感じにくいことがあります。
自分のMCの意味がぴんとこなかったら、自分の太陽のエネルギーがまだ目覚めていない可能性があります。
まずは太陽の目的を果たそうとして日々頑張ってみましょう。いつの間にかMCが示す自分の使命を自覚するかもしれません。
使命までのプロセスを知りたいときはアングルを見る
使命を知りたいときはMCと太陽を見ていきますが、使命に至るまでのプロセスを詳細に知りたい場合は、アングルを読んでいきます。
人は日が昇るASC(アセンダント)で生を受け、自分の太陽を輝かせながら、IC(アイシー)で自分の基礎をつくり、日が沈むDSC(ディセンダント)で他者と出会って成長し、最後にMCへとたどり着きます。
人生においてどのような方法で自分の基礎をつくり、どんな人と出会う傾向があるかがわかると、自分らしく輝いて使命を生きやすくなります。
ASCの蟹座で生まれて、ICの乙女座で基礎をつくり、DSCの山羊座で対人関係を鍛えて、MCの自分になるという流れですね。
- ASCは生まれ持った気質であり、社会に対して見せる自分を表します。
まゆちん先生は蟹座なので、誰かに寄り添う気質が身についています。
占い師やカウンセラーはまさにぴったりですね。
- ICで自分の基礎を作ります。
まゆちん先生のICは乙女座なので、コツコツと地道に星読みやカウンセリングの勉強をしていくことがおすすめです。また、整理整頓された清潔な環境で過ごすと良いでしょう。
- 基礎づくりをしたら、DSCで他者と出会います。
まゆちん先生のDSCは山羊座です。権威がある人や企業、実直な人などと関わることで人間的により成長していけます。
気質を知ること・基礎づくり・人脈づくりをアングルから紐解いていくと、自分の使命へといっそう近づいていくことができます。
山羊座は「経営者」という意味も持ちますが、私の仕事を認めてくださる経営者の方々とも多く出会いましたね。
ホロスコープは読み順を抑えればカンタンに鑑定できる!
手塚治虫先生の太陽は、蠍座、3ハウスにあります。
使命に至るプロセスは、
- ASC…乙女座
- IC…蠍座
- DSC…魚座
- MC…牡牛座
になります。
手塚治虫先生の太陽星座は蠍座なので、本質を追求することが人生を輝かせるために必要です。
3ハウスはさまざまな人と交流する舞台になります。
手塚治虫先生は、蠍座太陽3ハウスが示すように、世界中の読者と交流できる「漫画」という大きな舞台で活躍しました。
『火の鳥』や『ブラックジャック』『ブッダ』などの大作を描き、生と死という大きなテーマを追求していきました。
①ASCは乙女座なので、生真面目な性格です。
②ICは蠍座です。漫画を描くことに没頭すると確かな実力が培われます。手塚治虫先生が睡眠時間をギリギリまで削ってひたすら漫画を描き、何本もの作品を同時進行していたことは有名な話ですね。
そして③DSCで魚座的な人たちと出会い、④MC牡牛座へとたどり着きます。
牡牛座は地のエレメントに属し、五感を通して自然の豊かさを感じるサインです。
手塚治虫さんの最期の随筆集は、環境問題について執筆した『ガラスの地球を救え』です。
執筆途中に亡くなられて作品は未完となってしまいましたが、「地球を大切にしよう」と伝えることが使命だったのではないでしょうか。
【まとめ】太陽とアングルを読み解けば使命に至る最短コースがわかる
順番を踏んでホロスコープを見ていくと、シンプルな読み方でもその人の人生がちゃんと浮き上がってきます。
自分の使命をホロスコープから読み解くときは、まず太陽のサインとハウスをチェックして、生き生きと輝ける分野などを把握しましょう。
次にMCを始めとするアングルのサインをチェックすると、人生における最終的な目標やそこに至るまでのプロセスがわかります。
星読みは、自分の使命に行き着くまでの道のりや方法がわかる優れたナビゲーションツール。
ぜひ星読みを活用してみてくださいね。