あなたの出生ホロスコープは、木星がアセンダント・IC・ディセンダント・MCいずれかと「合(コンジャンクション)」になっていますか?
それには一体、どのような意味があるのでしょうか。
そして、木星の伝えたいメッセージとはどんなものでしょうか。
「幸運の星」木星があなたの人生にどんな応援をしてくれているのか、どんな性質に影響を与えているのか。
木星とアングル(アセンダント・IC・ディセンダント・MC)が合になっている意味を知ることで、より自分の人生の可能性を感じることが出来るでしょう。
この記事ではアングルと呼ばれるアセンダント・IC・ディセンダント・MCと木星が合(コンジャンクション)の場合、どのような意味があるのかを解説していきます。
Contents
アングルと木星の合(コンジャンクション)の意味
木星は拡大と発展の星。
星占いで見かけることも多い「12年に一度の幸運期」は木星と関係が深く、「幸運の星」とも呼ばれる天体です。
そしてアングルとは、ホロスコープ上の縦と横の軸で、4つの点を結ぶ十字の線のことを言います。
アセンダント・IC・ディセンダント・MCの4種類あり、人生の大枠や流れを読み解くのによく使われるのです。
このアングルと、木星が重なり合う状態になっているのが「合(コンジャンクション)」です。
アングルは【アセンダント・IC・ディセンダント・MC】の総称
アングルとは「アセンダント・IC・ディセンダント・MC」の総称です。
上の図を見てみましょう。
アセンダント(ASC)とディセンダント(DSC)を結ぶ横の軸と、MCとICを結ぶ縦の軸で、ホロスコープ上では十字の線に見えるところがアングルになります。
アングルはそれぞれ異なる意味を持ち、人生の大枠や流れを読み解くことが出来ます。
アセンダント・IC・ディセンダント・MCから読み解けることは、以下のとおりです。
- アセンダント=他人からの第一印象
- IC=自分の居場所、安心できること
- ディセンダント=人との関わり方
- MC=社会的な自分、目指すもの、天職など
などと言われています。
木星は【物事の拡大と発展】を司る天体
木星は「物事の拡大と発展」を表す「幸運の星」。
一つの星座を約1年ごとに移動します。
星占いの 「年間運勢」などでよく「◯◯座は木星がやってくるので、12年に1度のラッキーな年になるでしょう!」などと書かれているのを目にしたこともあるのではないでしょうか?
拡大と発展を表し、自分の可能性を広げていく後押しをする木星がその年どこにいるのかで、1年の雰囲気や運勢を見ることができます。
もちろん、可能性を広げてくれる木星のパワーは、出生ホロスコープの木星にもそなわっています。
あなたのホロスコープのどこに木星がいるのかを見ることで、持って生まれた可能性や、どんな行動が幸運につながるのかを見る事が出来ますよ♪
合(コンジャンクション)は【エネルギーが強調される】アスペクト
合(コンジャンクション)は、天体と天体がピッタリと重なり合う状態のことを指します。
ピッタリ重なることで、それぞれの持つエネルギーや意味合いを、強調し合うのです。
うまく調和した状態になることもあれば、過剰になってしまうこともあります。
この記事では、アングルそれぞれの感受点と天体が重なり合っている状態を解説していきますね。
アングルと木星の合はある?あなたのホロスコープを読み解こう
木星とアングルが合になってたらこの後の詳しい解説を読んでみてねー!!
アセンダントと木星が合(コンジャンクション)のアスペクト
出生ホロスコープでアセンダントと木星が合(コンジャンクション)になっている場合は、ポジティブな考え方を持ち心が広くておおらか、という印象を他の人に与えているでしょう。
木星は社会天体と呼ばれ、社会との関わりを表します。
自分自身と、社会に対して揺るぎない信頼を持って人生を前向きに捉えていくことが出来る人です。
楽観的で視野が広く、チャレンジ精神も旺盛で、自分が知らない世界に興味を持ちやすいため、海外旅行や異文化交流が得意な人も多いでしょう。
宗教や哲学といった専門的な学問を学ぶ機会に恵まれたり、お金持ちやインフルエンサーとの縁もつながりやすいようです。
また「拡大と発展」という木星の性質や、木星があらわす年齢域が「45~57歳」であることから、自分自身が学んだり影響力がある人との縁が深いだけではなく、先生として人に何かを伝えて、広めるということに向いている人も多いようです。
自分の個性や性質を、社会に広げて役立てていくことで、大いに活躍できる性質を木星とアセンダントの合(コンジャンクション)は表しています。
ICと木星が合(コンジャンクション)のアスペクト
IC(イムム・コエリ)はその人の居場所やルーツ、家族など。
潜在意識を表すこともあります。
ICと木星が合(コンジャンクション)になっていると、家族から守られて育っている実感があるでしょう。
ただし、木星のエネルギーが過剰に出てしまう場合は、両親の守る意識の強さの現れから過保護に育てられている傾向があるかも知れません。
両親、特に父親の存在感が強かったり、家系のルーツが強い影響を持つ人もいるかもしれません。
経済的に裕福な家庭だったり、宗教家や歴史学者などの肩書を持つ人が家族にいる場合もあるでしょう。
実家の関係以外では、とにかく自宅ではリラックスやのんびりできることを追求する一面も。
プライベートをとても大事にする気持ちが強い人もいるかもしれませんね。
自宅での時間を大事にすることが欠かせなく、そうすることで仕事や遊びなどの活力が湧いていきいきとしてくるタイプです。
大らかな性格で、自分に甘くなる事もあるかもしれません。
また、木星が拡大と発展を表すことから、外国への関心が高く、仮に海外へ行ったとしてもその国の習慣にすぐ馴染むことが出来る人とも言えます。
ディセンダントと木星が合(コンジャンクション)のアスペクト
ディセンダントが木星と合(コンジャンクション)になっている場合は、自分の周りの人、特にパートナーが木星の性質を持っていることが多いようです。
木星の性質を他者に求めるとも考えられます。
パートナーとは、恋愛相手や配偶者だけではなく、ビジネスパートナーのことも指します。
木星的な「拡大・発展」の気質をもつパートナーと一緒にいることで、おのずと自分の世界を広げていけるようです。
例えば、外国の人や帰国子女、性格的に心の広いおおらかな人だったり、一緒に旅行をしてくれる人やアウトドアの趣味を持つ人などは、木星の性質が強い人かもしれません。
自分ひとりでは行かないようなところへ、パートナーが連れ出してくれるでしょう。
また「旅」を人生の旅ととらえると、哲学者やそれに興味を持っている人、もしくは人生に対して共通の疑問や追求したいことを持っている人ともご縁が深そうです。
木星がディセンダントと合(コンジャンクション)になっている人は、内向的に2人の世界を築き上げようとするよりは、木星の持つ「広げていきたい」という 外向きのエネルギーを一緒に持つことが出来る人のほうが人生を切り開ける可能性が高いようです。
MCと木星が合(コンジャンクション)のアスペクト
MC(ミディアム・コエリ)は人生の目的や方向性、天職を表しています。
木星とMCが合(コンジャンクション)になっている場合は、職業やライフワークにおいて大きな影響力を持つ地位を得るかもしれません。
社会的に成功を収めやすいアスペクトになっており、世界を股にかけて活躍する人や、法律や外交、または宗教や哲学などの分野でキャリアを歩む人が多い傾向があります。
文化教養の分野でも、活躍する人も多いでしょう。
とにかくたくさんの人に知られ、憧れられやすい立場や職業に就く人が多いようです。
もしくは、ご両親がそういった立場の人もいるでしょう。
女性の場合は、玉の輿婚をする人も少なくありません。
MCは「社会的な振る舞い」を表してもいるので、拡大と発展を表す木星の影響でオープンで公明正大な印象を与えます。
おおらかな魅力が周囲に伝わり、幅広い層への影響力を発揮できそうですよ。
野心的に成功を望みながらも、自分自身もきちんとした倫理観や道徳心をもち、他者や社会への責任感も強いため、その影響力を健全でクリーンな方向へ使っていける人と言えるでしょう。
【まとめ】アングルと木星の合(コンジャンクション)を活かそう
木星がアセンダント・ディセンダント・IC・MCいずれかと「合(コンジャンクション)」になっていると、どんな性質や影響を表すのかわかりましたか?
木星はあなたに援助を与えてくれる、そんな太っ腹な天体でもあります。
もしホロスコープのアングルいずれかに木星が合(コンジャンクション)になっているなら、それぞれのアングルの性質を踏まえて、
「自分の人生の中で、木星が応援してくれているのはどんなところかな?」
とその意味を感じてみると、自分の人生にポジティブなエネルギーを見いだし、勇気がでるのではないでしょうか。
ぜひ木星とアングルの組み合わせで、さまざまな経験をしてみてくださいね!