あなたのホロスコープ上では、金星はどの場所にありますか?
金星がアセンダント・IC・ディセンダント・MCといった「アングル」と呼ばれる線の上に乗っている場合、合の状態、またはコンジャンクションしていると呼ばれます。
用語がたくさん出てきて難しいと感じるかもしれませんが、大丈夫です。
この記事では、金星が各アングルに合(コンジャンクション)している場合、どんな意味があるのかを一つずつ解説しています。
金星の働きを活用して、より愛情豊かで喜びを感じられる人生にしていきましょう♪
Contents
アングルと金星の合(コンジャンクション)の意味
アングルとはホロスコープ上に描かれる重要な縦と横の軸のことです。
2つの軸は4つの点を十字で結ぶことでなりたっており、この点を感受点と呼びます。
この感受点は、それぞれに名前と意味があり、私たちの人生にとって重要なポイントとして捉えられています。
そして「合(コンジャンクション)」というのは、4つのアングルと金星が0度でぴったりと重なっている状態のこと。
アングルと金星が重なり、合(コンジャンクション)することで、アングルと金星のエネルギーが強調されます。
ここからは、4つのアングルと金星が合の場合のそれぞれの意味を解説していきます。
アングルは【アセンダント・IC・ディセンダント・MC】の総称
アングルとはホロスコープの重要な縦と横の軸のことであり、この軸は私たちの人生の2つの柱を表しています。
アングルを作り出しているのは、太陽の1日の動きが元になっています。
太陽の通り道に記されたそれぞれの感受点は、4つの時間のポイントを作り出します。
<4つの感受点の名称とポイント>
アセンダント(ASC)=日の出
ミッドヘブン(MC)=正午
ディセンダント(DSC)=日没
イムム・コエリ(IC)=真夜中
日の出、正午、日没、真夜中は、1日の中で大きな区切りとなる時間ですよね。
この感受点を直線でつないだ軸がアングルと呼ばれ、特別な意味があると捉えられています。
4つのアングルはそれぞれ、物事の始め方、安心感を得られること、対人関係、キャリアや人生の方向性など、人生の重要な領域を表しています。
<4つの感受点の名称とポイント>
アセンダント(ASC)=物事の始め方
ミッドヘブン(MC)=キャリアや人生の方向性
ディセンダント(DSC)=対人関係
イムム・コエリ(IC)=安心感を得られること
重要な意味を持つアングルの付近に天体があるとき、これらのエネルギーが強調されて、あなたの人生に大きな影響を与える可能性があるというわけです。
アングルについてもっと知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
金星は【人生を彩るたのしみや喜び・ときめき】を司る天体
金星は、愛や調和を表す星です。
単純に恋愛関係を表すというだけでなく、「大切な人のためにご飯を作ろう」という気持ちや「大好きな音楽を聞いて気分を上げよう」などの私たちの行動の根本にある愛情が当てはまります。
あなたが感じた「大好き!」という気持ちや心地よさが、自身と周りを調和のとれた幸せに導いてくれます。
金星は、他人のことはもちろん、自分が魅力を感じて大切にするものや自分自身への愛情を示してくれる天体です。
金星について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
合(コンジャンクション)は【エネルギーが強調される】アスペクト
合(コンジャンクション)とは、天体がぴったりと重なっている状態のことを指します。
ちなみにアスペクトとは、天体がとる角度のことを指します。
天体が0度で重なる合(コンジャンクション)の他にも、ホロスコープ上で様々な角度を描くため、様々なアスペクトが存在するのですが、中でも合(コンジャンクション)は最も強い影響力を持つとされています。
今回は、金星とアングルと重なって合(コンジャンクション)している場合について解説していきます。
コンジャンクションやアスペクトについてもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
アングルと金星の合はある?あなたのホロスコープを読み解こう
さて、アングルと金星の意味が理解できたところで、あなたのホロスコープでは、金星はどこに位置しているのか見ていきましょう!
金星を使いこなすことができれば、あなたは今よりもっと自分のことを好きになれるはずです。
自分を好きになって他人のことも素直に愛することができたら、心地よく調和のとれた人間関係や恋愛関係を築いていけるでしょう。
自分との付き合い方、他人との付き合い方を知ることができたら、人生をより良いものにしていけそうですよね。
ホロスコープを読み解くのが楽しみになってきましたか?
さっそく無料のホロスコープシステムで、金星の位置を調べてみましょう。
例えば、下のホロスコープでは「アセンダント(ASC)」の上に金星がのっています。
この場合、金星がアセンダントと合(コンジャンクション)していると読むことができるのです。
あなたのホロスコープでは、金星とアングルが合(コンジャンクション)していますか?
ここからは、いよいよ4つのアングルそれぞれと金星が合しているときの意味について解説していきます♪
あなたの人生にとって大切なメッセージを受けとってくださいね。
アセンダントと金星が合(コンジャンクション)のアスペクト
アセンダントは黄道と東の地平線が重なる地点を指します。
つまりアセンダントは太陽が昇る場所であることから、あなたが日の当たる社会で生きていく上で外向きに見せる自分、つまり「ペルソナ(仮面)」を表しているのです。
あなたの本来の人格ではないのですが、周囲の人がペルソナを通してあなたを見るため、第一印象やあなたに抱いている印象でもあります。
金星がアセンダントと合(コンジャンクション)している場合、社会に向けてあなたが見せている顔に対して、金星の影響が強まっているということが読みとれます。
金星は愛と調和の星です。
あなたは愛嬌があって魅力的な印象を与えることができる人なので、「笑顔が素敵だ」と感じている人も多いことでしょう。
周りの人にやさしくしてもらえるというメリットもある反面、可愛らしい女の子(男の子)であることを求められてしまうことが多いので、それをプレッシャーに感じる人もいるかもしれません。
しかし、あなたの魅力を抑える必要はありません。
自分の外見的な魅力や愛嬌も素敵なあなたの一部ですし、周りの人の期待にこたえようとする努力も認めてあげてください。
そんな自分自身をまるごと愛していきましょう。
金星のパワーを上手に使えば、あなたが心から好きだと思う人にあなたの魅力をストレートに表現できるようになりますよ。
あなたが愛する人たちと良好な関係を築くことができれば、相手からもまた愛が返ってきます。
そして、あなたは今よりもっとあなた自身を好きになることができるのです。
アセンダントは天体との関係以外にも、サイン(星座)との組み合わせによっても影響力を発揮するので、気になる方はこちらの記事もご覧ください。
ICと金星が合(コンジャンクション)のアスペクト
黄道と子午線が交わる2点のうち、高い点をMC、低い点をICと呼びます。
MCが上に向かって咲く花であるとしたら、ICは花の成長を支える根っこです。
つまり、ICは根っこのようにあなたの心を支えるよりどころや潜在意識を表します。
人は心の土台をしっかりと築いて自己を確立することができれば、その才能を社会に向けて大きく花開かせることができるようになりますよね。
ICと金星が合(コンジャンクション)していると、あなたは自分を愛し、家族や仲間から愛される存在であると意識できたときに心が癒やされます。
心に余裕があるあたたかい家庭に育ち、さほど厳しくない環境でのびのびと育ったという人もいるかもしれません。
金星は愛と豊穣と美の女神であるヴィーナスとも呼ばれることもあって、自然と美意識が育まれ、芸術的な活動や仕事に興味を持つ人も。
改めて家族や周りの人に感謝の気持ちを持ち、自分が美しいと思うものを追求すると、人生がクリエイティブに輝き出すでしょう。
ディセンダントと金星が合(コンジャンクション)のアスペクト
ディセンダントは、アセンダントの反対側に位置しています。
アセンダントがあなたが他人に向けている顔であるなら、ディセンダントはあなたがどのように他人と関わるかを表します。
ディセンダントに示されている要素を持つ人と知り合い、その人との関係性の中であなたが学んでいくことが示されています。
ディセンダントと金星が合(コンジャンクション)していると、あなたは愛情表現が豊かなパートナーや友人から良い影響を受けることができるでしょう。
例えば、ディセンダントは「社会デビュー」を意味する7ハウスに属するので、金星の要素を持つ人がパートナーになると、パートナーの力によって社会的に活躍しやすくなります。
ビジネスパートナーとしても、表面的に親切な人を選ぶより、他の人より一段深くあなたのことを気にかけてくれていて、周りとの調和を大切にする人を選ぶと良いでしょう。
また、あなたがアセンダントにどんな要素を持っているかということと組み合わせて考えることで、より他人との関係性をよりスムーズにすることができますよ。
MCと金星が合(コンジャンクション)のアスペクト
MCは、ICの反対側にあります。
自分の心のよりどころであるICが根っこなら、MCは花のような存在です。
MCにはあなたが社会で花開くために目指す地点が表されています。
天職やライフワーク、また社会的肩書を手に入れるための強みなどについて、傾向を知ることができるのです。
MCと金星が合(コンジャンクション)している場合、自分が好きなものにとことんのめり込み、たくさん愛を注ぐことができるような仕事に就くと人生が輝いてきます。
大好きなものや人に囲まれるように、ライフワークを整えましょう。
好きなことをしている充実感から自分に自信を持てるようになり、あなたの魅力に惹かれた人たちが集まってきて、一緒に素晴らしい仕事ができるはず。
人に好かれて人気者になれると成功する場合も多いです。
芸術や演劇など、美が重視される仕事も良いでしょう。
ただし、他人と協力せず、自分の利益を優先して甘えてしまうと、金星をうまく活かすことができません。
周りの人への愛情を忘れなければ、心地よく仕事を続けていけるでしょう。
【まとめ】アングルと金星の合(コンジャンクション)を活かそう
4つのアングルと金星が合(コンジャンクション)しているとき、金星があなたの人生にどのような影響を与えるかをご紹介しました。
アングルの近くに天体がある人は、その天体の力を活かすことを意識していくことが大切です。
金星を持つあなたは、自分も周りもみんなが幸せな人生を送るために、金星の愛と調和のエネルギーを受け取って存分に活用していきましょう。