自在に星読みをしている人の
思考パターンが分かっちゃう講座
「ホロスコープに火星と冥王星のアスペクトがあった場合、どう解釈すればいいんだろう…」とお悩みのあなたへ。
この記事では、火星と冥王星のメジャーアスペクト（0,60,90,120,180度）の解釈の例を紹介します。
Contents
火星と冥王星の意味とアスペクトの影響
火星と冥王星が表すもの
火星は、情熱、やる気、行動力を意味する天体です。
あなたが持っている内なる想いや、自分の才能、個性を外側へ発揮していくサポートをしてくれる存在です。
一方で、冥王星は、破壊と再生、限界、強制力をもたらす天体です。
火星と冥王星の意味をまとめると次のとおりです。
- 並外れた情熱と勇気
- 不屈の生命力と精神力
- 徹底的に勝利にこだわる
- 権力とカリスマ性
これらについて、火星と冥王星のアスペクトがソフトであればスムーズに進み、ハードであれば困難や試練と感じる状況に遭遇しやすいと言えます。
アスペクトの影響は天体の年齢域と関係する
アスペクトは、遠い天体が近い天体に影響を与えると解釈します。
これは、「年齢域の高い天体が年齢域の低い天体に影響を与える」と言うこともできます。
天体には年齢域という考え方があり、その順番に従って、年上の天体が年下の天体に影響を与えると読みます。
火星と冥王星の関係は、冥王星の方が年齢域が高く、冥王星から火星へと影響を与えると解釈します。
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火星と冥王星のコンジャンクション（0度）
2つの天体の良い部分も悪い部分も強め合う関係
火星と冥王星のコンジャンクションを持つ人は、並外れた情熱と勇気、そして不屈の生命力と精神力を備えています。
しかし、その圧倒的なエネルギーは、分かりやすく外に表れるものではありません。
通常は、心の奥深く無意識の領域にあり、情熱と共に、マグマのように溜め込まれています。
自分ではなかなか自覚しにくいので、「そんなエネルギーを持っているなんて信じられない！」と思うかもしれません。
けれど、他の星から何かしらの刺激が加わったときには、その情熱のエネルギーは意識できる部分に浮かび上がり、とてつもないパワーを発揮します。
そのエネルギーをうまく使えると、全く何もない、ゼロの状態から、偉大なものを作り上げたり、個人的に大きな変革を引き起こしたり、とてもパワフルに作用するでしょう。
しかし、情熱や感情をコントロールできずにいるとやや暴力的になったり、自分や他人に対して冷たい態度をとったりすることもあるかもしれません。
また、火星と冥王星のコンジャンクションを持つ人は、勝負事にとても燃えるタイプ。
「絶対に勝つ」「勝つまで決して諦めない」という根気強さを発揮するかもしれません。
しかし、あまり勝ちにこだわりすぎると、自己主張が強くなったり、権力や立場を利用して、無理矢理にでも勝とうとしたりする一面が出てくることがあるので、意識しておくといいでしょう。
火星と冥王星のオポジション（180度）
2つの天体がぶつかり合う関係、対立するまたは高め合う
火星と冥王星のオポジションを持つ人は、力や勝負というものに少し恐れを抱いているかもしれません。
それは子どもの頃、「あれが欲しい」「これはいらない」といった意見や希望が通りづらい環境にいたせいかもしれません。
例えば、兄弟に力で負けて願いが叶わなかったり、うまく自分の才能を発揮できなかったりといった経験をしている可能性も。
そのため、正面から戦いを挑むことを避けてしまったり、戦わずして相手の言い分を受け入れてしまったり、争いを避ける傾向があるでしょう。
その一方で、人の気持ちや心理状態を見抜く力があるので、相手の気持ちを理解しつつ、自分の考えをやんわり伝えて人を動かす才能もあります。
そういった意味では、駆け引き上手な一面があるかもしれません。
目標達成に向かって熱心に取り組むため、困難な状況にあっても緻密な計画を秘密裏に進め、粘り強く交渉するなどして、自分が望むものを手に入れるでしょう。
それは「どんなことをしてでも生き残る！」という、生存に対する強い意志の表れなのかもしれません。
また、火星と冥王星のオポジションを持つ人は、権力に対して恐れを持つ反面、憧れを感じることもあります。
圧倒的なカリスマ性を持つ人に対しては、憧れを通り越して、崇拝的な感情を抱くことも。
その人を熱狂的に支持したり、陰ながら戦略や策略を立てるといったことでサポートをしたり、全身全霊で尽くすこともあるでしょう。
火星と冥王星のスクエア（90度）
1つの天体が葛藤する関係、不調和の状態または何らかの解決策を取るよう働きかける作用も
火星と冥王星のスクエアを持つ人は、心の中に並外れた情熱と勇気を持っています。
しかし、男性でも女性でも、こうした自分の中の強烈なエネルギーをどう扱ったらいいのか分からないところがあるかもしれません。
普段は大人しいのに、ふとしたきっかけで暴力的になってしまったり、人に対して無慈悲なふるまいになってしまったりすることもあるでしょう。
そんな自分自身を認められず、自分の中にある強烈なエネルギーを刺激しないように振る舞おうとするかもしれません。
例えば、なるべく競争の世界から離れたところに身を置くようにしたり、女性だけに囲まれて平和的に過ごしたり、強烈なエネルギーを閉じ込めておこうとすることも。
しかし、心の中にある燃えたぎっている情熱や強い感情から目を背けるより、認めてあげるほうが楽になれるかもしれません。
そういった情熱や感情は、誰しも少なからず持っているものです。
あなただけに限ったことではないので、自分の感情に蓋をせず、「そういう感情を持っているんだな」と認めてあげてくださいね。
一方で、火星と冥王星のスクエアを持つ人は、プレッシャーや権力に抵抗しようとするところがあります。
外側から一方的に抑えつけられるような状況に陥ると、「力づくではねのける」というような極端な発想や考え方になることも。
しかし、極限の状態に追い込まれたときこそ、あなたの驚異的なパワーを発揮できるときです。
並外れた集中力と忍耐力で、パワフルに物事を成し遂げていくでしょう。
ただ、全力を注ぎすぎて精神的にも肉体的にもヘトヘトになってしまうこともあるので、無理をしすぎないようにしてくださいね。
火星と冥王星のトライン（120度）とセクスタイル （60度）
2つの天体が調和していてエネルギーがスムーズに働く関係
トラインとセクスタイル（ソフトアスペクト）を持つ人は、火星と冥王星のエネルギーがスムーズに通ります。
目的を達成するために、やる気や情熱を継続的に燃え上がらせることができます。
絶対に諦めない粘り強さと驚異的な集中力を武器に、良い結果を引き寄せるでしょう。
また、あなたの情熱や勇気は、人々の心の奥深くの深層心理を刺激していきます。
あなたの言葉や行動に影響を受けて、変化していく人もいるでしょう。
トラインとセクスタイルを持つ人は、恵まれた体格を持ち、バイタリティに溢れています。
そのため、自分の肉体的な限界を求めるだけでなく、さらにそれを大きく超えようとするところもあるかもしれません。
ワークアウトやスポーツなど、自分自身を追い込んで高めていくようなもので、その特徴を生かすことができるでしょう。
特に、クロスカントリーや山登りなど、持続的にエネルギーや集中力、精神力を必要とするものに向いています。
また、ドラムを演奏することや、リズムや音楽に合わせて自由に踊るようなダンスにも向いているでしょう。
肉体的にエネルギーを消費するだけでなく、精神的な浄化の作用もあるので、感情を解放するための手段としても、とてもおすすめです。
【まとめ】 火星と冥王星のアスペクト
火星と冥王星のアスペクトを持つ人は、並はずれた体力や活力、情熱や勇気を武器に、生き残るために徹底的に自分らしさを発揮していくでしょう。
コンジャンクション・ハードアスペクト（オポジション・スクエア）を持つ人は、驚異的なパワーを発揮して、目的を達成するために突き進んでいきます。
偉大なものを作り上げたり、カリスマ性で多くの人を惹きつけたり、精力的に活動していくでしょう。
その一方で、勝利にこだわりすぎて感情が暴走したり、自分自身に無理を強いたりすることがあります。
自分を追い込みすぎないように、ゆとりを意識していきましょう。
ソフトアスペクト（トライン、セクスタイル）を持つ人は、最後まで諦めない強い精神力と燃えたぎる情熱をうまく活かして、結果を引き寄せたり、望みを叶えたりしていきます。
限界を超えた先にある新しい世界を求めて、一歩ずつ確実に成長していこうとするでしょう。
今回の記事を参考に、火星と冥王星の関係性についてイメージを膨らませながら、読み解きを深めていってくださいね。
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