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【コラム】ジオとヘリオを繋ぐ道②2つの星読みは「月」で繋がる

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星読みライターのつぶやき

星読みテラスのライターは、星読み・占いが大好き!普段の執筆の合間に、星読み・占いへの思いをコラムに綴ってみました。

星読みライター_藤衣真菜
こんにちは。

星読みライターの藤衣真菜です。

前回のコラムでは、地球中心の星読み「ジオセントリック」と太陽中心の星読み「ヘリオセントリック」の違いについて解説しました。

私は「この2つの星読みを繋げて読むには、月がキーポイントになるのでは?」と考えています。

 

第2回目となる今回は、2つの星読みを繋ぐ道として

  • 自分の月を理解することとは?
  • どうすれば月を使いこなせるのか?

についてお話していきます。

ジオセントリックとヘリオセントリックを繋ぐものは「月」?

まずは、ジオセントリック(略してジオ)とヘリオセントリック(略してヘリオ)の違いについて、もう一度おさらいしてみましょう。

コラム4_ジオ コラム4_ヘリオ

ジオとヘリオの星読みには「何を中心にして星を読むか」という、視点の大きな違いがありますね。

地球にいる自分の視点から空を移動していく(ように見える)天体を眺める「地球中心」視点のジオの星読みと、

宇宙の中を天体を携えて突き進む「太陽中心」視点のヘリオの星読み。

この視点の違いから、ジオとヘリオでは世界観から読む内容まで変わってきます。

(共通する解釈もありますがここでは割愛しますね)

 

私はジオとヘリオを組み合わせた星読みセッションを行ってきたのですが、繰り返し星を読むうちに、

「視点や世界観の違う2つの星読みを繋いで読むためには、月がキーポイントになるのでは?」ということに気づきました。

そして、「ジオの星読みで自分の月(=無意識の癖)を理解して使いこなせるようになると、ヘリオの世界観に到達するのでないか?」

という仮説が自分の中でムクムクと膨らんできたのです。
 

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ジオとヘリオを繋ぐ道のり【月を理解し使いこなす3ステップ】

画像1

私が考えた、「ジオとヘリオの世界観を繋ぐ道は、自分の月を理解し使いこなすところにある」という仮説。

その道のりには、3つのステップがあることに気づきました。

  1. 自分の月を知る
  2. 自分の月を客観視して自覚する
  3. 自分の月を使いこなす

では、順番に説明していきますね。

ステップ①自分の月=【無自覚の癖や無意識のパターン】を知る

まずは、自分の月=「無自覚の癖や無意識のパターン」を知ることからスタートです。

前回の記事でお伝えした通り、ジオの星読みでは個人の癖や内面を読み解くために、月星座を見ることが欠かせません。

月星座には、その人自身の内面、無自覚な心の動きや癖、無意識の反応パターンが現れます。

社会に打ち出していく外面を表す太陽星座だけではわからない、プライベートな心のことが隠されているので、ジオの星読みでは月星座を重視します。

 

例えば、太陽星座が乙女座で月星座が魚座の人の例を見ていきましょう。

太陽乙女座は、仕事や実務でテキパキと物事を処理していくことが得意です。

職場の同僚には「仕事がデキるしっかり者」と思われているでしょう。

しかし、月星座が魚座なので、プライベートでは仕事を忘れることで心が休まります。

現実逃避して好きな映画や音楽に没頭しているうちに、休日が終わってしまうことも。

仕事で見せる姿とプライベートで見せる姿のギャップが大きいかもしれません。

 

このようにプライベートで無意識にやっていることは、自分にとっては「当たり前」になっているため、なかなか心の動きの癖を自覚できない人も多いでしょう。

そんな人は、ご自身のホロスコープの月星座を見てみると良いでしょう。

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(生年月日だけでなく、生まれた時間や場所もわかれば、正確な月星座を調べられます!)

horoscope

星読みテラスでも各月星座を解説しています。

ほかの月星座と比較してみると、自分の特徴がわかりやすいでしょう。

ステップ②自分の月=無自覚の癖や無意識のパターンを客観視して自覚

次は、自分の月=無自覚の癖や無意識のパターンを客観視するステップです。

月星座は、自分の心が安定する土台を表します。

このほとんど無意識と言える部分は、幼少期に育まれる心・感情の影響を強く受けます。

 

この無意識の領域を、自分の中にいる子どものままの自分=「インナーチャイルド」と呼ぶことがあります。

インナーチャイルドが傷ついたまま大人になってしまうと、心が不安定になり、悪いパターンを繰り返したりします。

「変わりたいのになぜかいつも悪循環に陥ってしまう」

「良くないとわかっているのについ感情的になってしまう」

といった行動・感情のパターンを繰り返す人は、幼少期に受けた傷が原因になっていることがあるようです。

 

幼少期に思い当たる記憶がある人は、落ち着いて外側から自分の感情を眺めるイメージで客観視してみることが、インナーチャイルドの傷を癒す手がかりになります。

本格的に取り組んでみたい方は、インナーチャイルド・ケアについて調べて実践してみると良いでしょう。

 

特にインナーチャイルドに傷がなく「私のインナーチャイルドは大丈夫」と思う方でも、

「自分の月=無自覚の癖や無意識のパターン」を見つけて、把握するだけでも大きな変化となります。

なぜなら「自分の月=無自覚の癖や無意識のパターン」を客観的に見て自覚することが「月を使いこなす」ための第一歩だからです。

自分の月がどんな個性を持っていて、それは他の人とどう違うのか?

月星座を調べていくと、太陽星座だけではわからない部分が見えてくるかと思います。

ステップ③月を使いこなす=自分の変えられない部分を理解すること

自分の月がどんな個性や癖を持っているか、客観的に見て自覚することができたら、最後のステップは「月を使いこなす」です。

ここに進むにあたって、大切にしたいポイントがあります。

それは、自分の癖や無意識のパターンを無理に変えようとしたり、変えられない自分を責めたりしないことです。

仮に「自分の月」を客観視できたとしても、嫌なところを変えられるわけではなく、むしろ変えようとしてもなかなか変えられない部分だからです。

 

先ほどの太陽乙女座・月星座魚座の人で例えるならば、

好きな映画や音楽に没頭しているうちに休日が終わってしまう、そんな休日の過ごし方をやめようと思ってもなかなかやめられないのと同じことです。

帰巣本能のように、どうしても帰ってきてしまうホームのような場所。

それが月の領域です。

 

無意識の癖やパターンを自分で把握できただけでもしめたものです!

次に同じパターンを繰り返しそうになった時に

「あ!また同じパターンだ!」と自分で気づくことができれば、その先は意識的になって、良い方向にコントロールできるかもしれません。

そのコントロールも、絶対にできないといけないというものでもありません。

 

自分の月を使いこなすということは、自分の変えられない無意識の部分を理解し、その変えられない部分をこの世界でどう生かしていくか?と意識することに他ならないからです。

この意識の変化はとても重要で、これまで自分の感情から世界を眺めていた視点が「この世界に生きる私」という視点に変わっていきます。

「私を中心に世界(宇宙)が回っている」という視点から「世界(宇宙)の中にいる私」という視点へ。

これこそがジオとヘリオを繋ぐ道だと、私は感じています。

 

月を使いこなせるまでに必要になってくることや身の回りで起きる現象は、それこそ十人十色・千差万別です。

先ほどから例に挙げている太陽乙女座・月魚座の人の場合は、感性を生かして創作活動に時間を使うようにした結果、

好きな映画や音楽に携わることが仕事になるかもしれません。

また別のある人は、家族を養う収入をパートナーに頼りきるのをやめて、自分でも稼ぐようになるかもしれません。

別のある人は、もう修正不可能と思えた人間関係がなぜか良くなっていった…なんてこともあり得ます。

それくらい「月を使いこなす」道は、一人ひとりまったく違う物語を持っており、不可能が可能になるくらいパワフルな転換にだってなり得ます。

 

総じて言えることとして「月を使いこなすこと」とは、自分の特性を活かす道に自分の意志で進むこと。

この進む道を見つけるためのヒントが、ジオでありヘリオの星読みだと私は思っています。

月を使いこなして大変化を起こすのは感情や無意識に揺らぐ人

画像2ここまでお話してきた「自分の月を理解して使いこなすこと」を意識すると大きな変化を起こせるタイプの人がいます。

私がこれまで実際にセッションで出会った人のホロスコープから分析する限り、

  • ホロスコープの月が他の天体とハードアスペクトをとっている人
  • ホロスコープでTスクエアの頂点に月がある人

いずれかの特徴を持つ方は、ぜひ「自分の月を理解して使いこなすこと」をおすすめします。

 

特に、Tスクエアの頂点に月がある人は、ご自身でも自分の感情や無意識に振り回されてしまい、コントロールが難しいと感じているケースが多かったです。

そんな方にこそ、月を使いこなすことによって、人生の次のステージへステップアップする大きな可能性が秘められている、と私は感じています。

 

「自分の感情や無意識に振り回されやすい…揺らぎやすい…」

そんな風に感じている方も、ぜひご自身の月を使いこなすことを意識して過ごしてみてください。

【まとめ】月を使いこなすこととは自分の特性を活かす道に進むこと

今回は、自分の月を理解することについて、そしてどうすれば月を使いこなせるようになるのか?についてお話してきました。

皆さんひとりひとりに、月を使いこなす道があり、その道に進むためには自分の無意識の部分も含めて活かしていくことが大事です。

「今はまったくそんな道イメージできない…」という方にも、その道の先にある世界を少しでもイメージしてもらえたらと思います。

 

というわけで、次回の第3回目は

  • 月を使いこなせるとどんな変化がある?
  • 月を使いこなすと見えてくる世界

についてお伝えします。お楽しみに!

 

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ABOUT ME
藤衣真菜
藤衣真菜
太陽双子座・月魚座。長年イラストやデザインの仕事と作家活動を並行して行うも、宇宙に後押しされるように星読みを学びはじめ、半年後に個人セッション開始。自分の人生を選び取るための星読みを、心に響く表現で届けられるよう日々模索中。アートや音楽を通して見えない世界に没頭する時間が心の栄養。