命日のホロスコープから故人のメッセージを読み解く「命日占い」は、西洋占星術師・かげした真由子先生発案の新しい星読みです。その「命日占い」の書籍が2020年6月15日に発売決定!書籍の発売を記念して命日占いを大特集します。
書籍『命日占い』(サンマーク出版)の冒頭100ページ分を
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試し読みしたい方はこちらからごらんになれます。
命日占いとは、命日を「もう一つの誕生日」と捉える新しい試みです。
発案者のかげした真由子先生が、命日のホロスコープと残された人のホロスコープから故人との関係性やメッセージを読み解いていきます。
「死」は、私たちにとって受け止めることが難しいものです。
命日占いは、「生も死も人間にとって大切な節目であることを、あるがままに受け止めたい」というかげした真由子先生の祈りの気持ちがベースになっています。
この記事では、命日占いの世界観についてかげした真由子先生に語っていただきました。
Contents
かげした真由子の命日占い 死はおわりと同時に【はじまり】でもある
命日占いは、二元論の概念に基づいています。
二元論とは「世界の物事は背反する二つの原理や基本的要素から構成される」というもの。
上と下、女と男、生と死。
そして、世界は「陰(あの世)」と「陽(この世)」で成り立っていると考えます。
あの世があるということは、死はおわりではありません。
地上で生きている人間にとって、死は「おわり」であると同時に「はじまり」である。
これがかげした真由子の死生観であり、命日占いの世界観です。
命日占いでわかる【現在の関係性】 絆は亡くなった後も育まれ続ける
命日占いでわかること、それは「生きている人と亡くなった人との現在の関係性」です。
亡くなった原因や、亡くなった人は後悔していないか、といったことは占えません。
命日占いは、死を肯定も否定もしませんし、命について色々な思想を伝えたいわけでもありません。
かげした真由子自身に霊感はありませんし、特定の宗教を信じているわけではありません。
ごく普通の現実的な世界観を持っています。
命日占いでは、「人間の絆は死を迎えても消えない」と考えます。
死によって肉体は失われたとしても、亡くなった人の影響力は残された人の心の中に必ず残ります。
これは、残された人の心の中に亡くなった人との思い出が残る、ということだけではありません。
私は、二人の関係は死後も続き、残された人の心の中で絆が育まれ続けると考えています。
命日占いはホロスコープから【絆を取り戻すきっかけ】をつくる
星読みテラスでは、西洋占星術を用いてホロスコープを読み解き、星が自分の人生とどう関わっているかを分析し、星を読み解く楽しみをお伝えしています。
でも、かげした真由子の命日占いでは、ホロスコープで星を読み解く楽しさにはあまり重きを置きません。
どちらかというと、大切な人との別れという受け入れがたいものを受け取りやすくする物語をつくっていくために星の力を借りる、というイメージです。
人は、大切な人との別れという辛すぎる経験をすると、その辛さを心の中から無理やり追い出し、なかったことにしようとしてしまいます。
そうすると、残された人の時計の針が止まってしまいます。
残された人にとって、亡くなった人は自分の一部をつくってきた人です。
だから、残された人の時計の針が止まってしまうと、アイデンティティの一部も失ってしまうのです。
すると残された人は、同じことで繰り返し悩んだり、生きづらさを感じたりしてしまいます。
命日占いは、残された人の出生ホロスコープと亡くなった人の命日ホロスコープを読み解くことで、
二人の関係性や今を生きる残された人へのメッセージを見つけ出し、絆を取り戻すきっかけづくりをします。
それは、残された人を辛いことに向き合わせるようなやり方ではありません。
命日占いを通じて、亡くなった人のことを日常の何気ない瞬間にふと思い出せる。
そんなクッションのような役割を担えればと考えています。
そして、残された人が「大切な人は私の心の中にいて、今も見守ってくれている」と思える瞬間をつくれたらと思っています。