占星術の種類

インド占星術とは?|内面を輝かせ幸せへ導く占星術

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インド占星術は、古代インドで生まれた占星術です。

インド占星術はどのように星を読み、どのようなことがわかるのでしょうか?

この記事では、「インド占星術」について紹介します。

インド占星術とは?

インド占星術は、古代より口伝で知識を継承してきたといわれており、いつから使われている占星術なのかは諸説あります。

5000年以上前にインドの聖者が著した文献が一番古いものだと言われています。

 

インド占星術は、ヒンディー語で「ジョーティシュ」といい、「光の科学」という意味があります。

古代では、占星術は天文学と同じ「科学」と認識されていました。

インド占星術の「光の科学」の「光」とは、人生の道しるべとなる希望の光であり、心の奥に輝く光であると考えられています。

 

そして、「私たちの人生は宇宙からの影響を強く受けている」「私たちも宇宙の一部」という哲学的な思想や、魂が繰り返し生まれ変わる「輪廻転生」の思想があります。

このような思想に基づき、インド占星術では、心、魂、知性や精神性、体質など、自分の内面を重要視し、様々なリーディングに活用されています。

インド占星術で占えることは?

インド占星術で占えることをいくつか挙げてみましょう。

  • 自分の性格、才能
  • 人生の目的
  • 人間関係・家族
  • 仕事(適職、天職)
  • 恋愛、結婚
  • 体質
  • 未来予測

この他にも、人生をより幸せにするための様々なヒントを読み解くことができます。

 

また、現代のインドでは、以下のようなシーンでインド占星術が使われています。

  • 子どもが生まれたとき(子どもの人生を見る)
  • 進路を決めたいとき
  • 就職、仕事について
  • 結婚の相性

インド占星術は、人生の中で大切なことを決める節目に活用することができるのです。

インド占星術の読み方の特徴

インド占星術は、どのように読み解くのでしょうか。

ここでは読み方の特徴を簡単に紹介します。

インド占星術のホロスコープ

ホロスコープ南インド式

インド占星術では、生まれた瞬間の天体の配置図である「ホロスコープ」を使います。

インド占星術のホロスコープは、北インド式と南インド式の2種類あります。

形式が違うだけで、内容は同じです。

ここでは、「南インド式」のホロスコープについて紹介します。

 

インド占星術のホロスコープでは、以下のものが記されます。

  • 12星座
  • アセンダント
  • 天体(月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星)
  • ラーフ(ドラゴンヘッド)
  • ケートゥ(ドラゴンテイル)

12星座の位置は固定されており、ホロスコープの左上が魚座で、時計回りで牡羊座から順に並びます。

第1ハウス~第12ハウスも、その人のアセンダントを元に決まり、時計回りの順に配置されます。

例えば、アセンダントが双子座の人なら、双子座が第1ハウス、蟹座が第2ハウス、獅子座が第3ハウス…という順になります。

インド占星術で使う12星座

インド占星術では、西洋占星術と同じ「12星座」を使って占います。

12星座の性質の考え方や、ルーラーも同じです。

しかし、12星座の起点が異なります。

西洋占星術では、春分の日の太陽の位置を牡羊座0度と定める「トロピカル星座帯」を使用しています。

インド占星術では、銀河系のある恒星群を基準に牡羊座0度を定めている「サイデリア星座帯」を使用しています。

12星座の起点を決める方法が異なることから、西洋占星術とインド占星術では、太陽星座にずれが生じます。
(これは、太陽星座に限らず、月星座など他の天体の位置も同様です。)

インド占星術でのあなたの太陽星座を、以下の表から確認してみて下さいね。

太陽星座 インド占星術(サイデリア星座帯)
牡羊座 4/14~5/14生まれ
牡牛座 5/15~6/14生まれ
双子座 6/15~7/16生まれ
蟹座 7/17~8/16生まれ
獅子座 8/17~9/16生まれ
乙女座 9/17~10/17生まれ
天秤座 10/18~11/15生まれ
蠍座 11/16~12/15生まれ
射手座 12/16~1/14生まれ
山羊座 1/15~2/12生まれ
水瓶座 2/13~3/14生まれ
魚座 3/15~4/13生まれ
なこちゃんのホロスコープ
なこ
なこ
あれ?私、魚座なの?
博士
博士
インド占星術と西洋占星術では、12星座の起点を決める方法が違うんじゃよ。
だから、西洋占星術で牡羊座の人は、インド占星術では魚座になる…というようにずれが生じることもあるぞ。

【天体と世界観】インド占星術は内面を重視!

インド占星術で使用する天体は、西洋占星術で使う天体とほとんど同じです。

しかし、インド占星術では、近年発見された「天王星」「海王星」「冥王星」は使用しません。

 

以下は、インド占星術で使用する天体や、重要視する天体などです。

インド占星術
インド占星術で使用する天体 月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星
重要視するもの
アセンダント
ラーフ(ドラゴンヘッド)
ケートゥ(ドラゴンテイル)
インド占星術の思想の特徴 心や感情、精神的な成長を重視する

インド占星術では、「月」を重要視し、「心や感情」「精神的な成長」を重点的に見ていきます。

【まとめ】インド占星術で内側から輝く人生へのヒントを得よう

インド占星術は、自分のことはもちろん、未来予測や相性などを読み解くことができますが、まずは自分の内面を深く知ることからスタートします。

幸せな人生を過ごすには、まずは自分を知ること、自分を大切にするが重要だということを教えてくれる占星術です。

心を豊かに成長させ、幸せな人生へと導くヒントを与えてくれるでしょう。

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ABOUT ME
星野かな
星野かな
太陽牡牛座。月蠍座。星と花が好き。自分の星を知ることで、おもしろいほど悩みが吹き飛び、前へ進めた経験から西洋占星術の学びを深める。大切にしていることは、わかりやすい言葉で楽しく伝えること。専門分野は音楽、西洋占星術、カラーセラピー。特技はギター。