自在に星読みをしている人の
思考パターンが分かっちゃう講座
多くの人が持っているであろう、忘れられない過去の記憶。
「過去を振り返るより前だけを向いて生きるほうが良い」という考え方もありますが、実は過去を振り返る力のある人こそ、今を生きる力が強いのだとか。
そう教えてくれたのは『過去占い』の著者で、星読みテラスの監修者でもあるかげした真由子（まゆちん）先生。
今回は、『過去占い』に込めた想いや星読みテラス読者さんへのメッセージについて語っていただくインタビュー後編です。
かげした真由子（かげした・まゆこ）
太陽双子座、月乙女座。愛称「まゆちん」。サウンドクリエイター、ベンチャー企業の立ち上げ、保険営業マンの秘書などを経てタロット占い師に。2008年より占い師・心理セラピストとして独立。現在までの鑑定数はのべ1万4千件。2018年からは星よみ協会の無料講座制作にたずさわる。一人ひとりが安心して自分らしく生きるための占い活用を日々研究しつつ、占い師の先生として後進の育成に取り組む。著書『命日占い』『命日占い〈未来編〉』（サンマーク出版）は累計10万部のベストセラー。
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『過去占い』が広まることで現れる世界
――インタビューの前編では『過去占い』誕生のきっかけや仕組み、使い方などを伺いました。今回はまゆちん先生が『過去占い』にこめた想いを深掘りしたいです。
『過去占い』を執筆するにあたって、1つのテーマがありました。
それは「誠実さを大事にしたい」ということ。
もちろん今までが不誠実だった、というわけではありません。
たとえば『魂占い』では「人生の意味、魂の使命を知りましょう」というテーマを出すのと同時に「実は生きるのに意味はありません！だけど人間は意味を見出さずにはいられない生き物だから、使命を与え合いたいですよね」といった、私の本音も書かせてもらいました。
『過去占い』でも同じように、読者の皆さんに対して誠実であれるよう、自分の想いを率直に書いています。
――「占いの結果を鵜呑みにするのではなく、自分に都合の良い形で受け取って利用してもらいたい」と仰っているのも、まゆちん先生の誠実さの表れだと感じました。
そうですね、「あの出来事の意味はこうです！」とばしっと伝えるほうが、占いの本としては格好がつくと思うんです。
でも私は、そのスタイルを選びませんでした。
なぜなら、私は起こった出来事そのものに決まった意味があるわけじゃないと考えているから。
でもだからといって、過去がムダになるわけではないんですよ。
どんな出来事でも、自分の意味付け次第で、過去の出来事が未来を切り開く「カギ」になってくれる。
それならみんな、過去の出来事を使って自分にしっくりくる「カケラ」を見つけてもらえたら嬉しいなって思うんです。
――これまでの「ズバリ当てる！」といった占いと『過去占い』では、在り方が異なるということですね。
そうなりますね、私の本を初めて読んでくださる方だと、最初は少し戸惑うかもしれません。
どんな方でもスムーズに読み進められるよう工夫しているのですが、答えがはっきり書いてあるような占いをイメージされていると、どうしても肩透かしを食らうと思います（笑）
実のところ、『過去占い』を通じてやりたいことは読者さんを巻き込んだ大いなる実験でもあったりするんです。
今までの占いの「当たった～！」とは少し違う、「今の私にぴったりの「カケラ」を見つけた～！」と感じてもらえたら、すごく嬉しいです。
なので特に星読みテラスの読者さんには、あなたが見つけ出した『過去占い』の物語を教えてほしいです！
『過去占い』のメッセージを受け取って、どんな風になっていったのか、ぜひSNSで発信してください。
過去からのメッセージを受け取って自分で未来を切り開いた人たちの物語がSNSにあふれたら、今までとは違う新しい世界が立ち現れてくるのではないかと思っています。
前を向いて生きるのに一生懸命な人に『過去占い』を読んでほしい
――『過去占い』は、どんな人に読んでもらいたいですか？
過去の記憶を持つすべての方に向けて書いた本ではありますが、特に前向きにポジティブに、何かをちょっと置き去りにして頑張っている方に読んでもらいたいですね。
前を向いて生きるのに一生懸命だと、どうしてもその時々の感情を味わいきれないもの。
そうして残された感情は後になって、ザワザワやもやもや、ドキドキする過去の記憶としてよみがえってきます。
そのタイミングで『過去占い』を使って、感情を味わいきれなかった過去を迎えにいってあげてほしいんです。
記憶がよみがえってきたということは「今のあなたなら、その感情を味わえるよ」という自分の魂からのサインでもありますからね。
それから仕事や家事、育児などでなかなか自分のことに時間を使えないという方にも、『過去占い』はおすすめです。
「いま占いたい」と思ったときに、短い時間で過去からのメッセージを受け取ることができるので、気軽に活用していただければと思います。
――逆に『過去占い』をおすすめできない人というのはいるんでしょうか？
おすすめできないというよりも、ひとつお伝えしたいのは、「全部の過去を『過去占い』で読み解こうとしなくていいですよ」ということなんです。
人によっては、まだ向き合うのがつらい過去や、そっとしておきたい記憶があると思うんです。
そういうときは、その過去に「またいつか迎えに来るからね」って優しく声をかけて、一旦そっと離れていいんです。
実は、何気なく思い出した些細な過去ほど、今の自分にぴったり寄り添ってくれるメッセージをくれることがあります。
だからこそ無理に大きな記憶を引っ張り出す必要はないので、日常の「そういえば気になる」「ちょっと思い出したな」というタイミングで『過去占い』を使ってみてほしいです。
――過去の記憶と向き合うときに、無理はしなくていいということですね。では最後に、星読みテラスの読者さんへメッセージをお願いします。
『過去占い』を一番に活用できるのが、星読みテラスを通じて私の世界観に触れてくれている読者さんだと思っています。
繰り返しになりますが、もしこの本を通じて「あ、これが私のカケラかも」と感じるような出会いがあったら、ぜひその物語をSNSで発信してもらえると嬉しいですね。
もちろん私も発信していきますが、過去の出来事から未来を切り開いていける仲間が増えていったら、きっと新しい風が生まれると思うんです。
頼りにしています！
――前編・後編にわたるインタビューをありがとうございました。未来を切り開く『過去占い』は2025年5月21日発売です。
配信記念ライブもあわせて楽しんでもらえると嬉しいです。
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