2021年3月13日、魚座で新月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2021年3月13日19:21、魚座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月にまいた種が満月に実ると考えます。
次の3月29日の天秤座満月に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
読み解いていきましょう。
Contents
2021年3月13日魚座の新月は【これまでの頑張りを一旦解放して見直す】とき
2021年3月13日魚座の新月は、ひとことで言うと「頑張り方を見直す新月」です。
社会全体のことを考え理性的に自分を律してきた人は、ちょっと気持ちを緩めることができるタイミング。
リラックスした状態で気持ちを解放し、未来を見据え直すタイミングです。
今回の新月は魚座で起こりますが、魚座には「浄化」という意味があります。
魚座は12星座中、いちばん最後の星座(サイン)。
魚座の次は一番目の星座、牡羊座に戻ります。
例えるなら、牡羊座は「生まれたばかりの赤ちゃん」。
ということは、魚座は「生まれる前」。
まっさらな状態で生まれるために「浄化」するという意味をイメージできますね。
一方で新月とは、「浄化」を終えた状態から、新しいものを吸収し成長し始めるタイミング。
「それって、どういうこと?」となりそうですが…
2021年3月13日魚座の新月とは、つまり
新しいスタートのプランを立てるタイミングですが、
これまでと同じ姿勢でプランを立てないことが重要なのです。
例えば、これまでの同じペースでスケジュールを入れないとか、これまでと同じ努力の量で乗り切る目処を立てない、ということです。
コツとしては、リラックスして余力ある状態でこなせるプランを立てた方がいいよ、ってことですね。
これまで無理な頑張り方をしてきた自覚のある人は、見直すのにうってつけのタイミングといえるでしょう!
さて、星の配置を詳しく見ていきましょう。
2021年3月13日 新月のホロスコープを徹底解説!
魚座24度で起こる新月【力の抜けた本来の自分に還っていく】
2021年3月13日の新月は、魚座の季節の後半で起こります。
魚座24度(数え度数)のサビアンシンボルは、「人の住んでいる島」。
このサビアンシンボルは、人間社会を離れ、自然の一部として生きることを表しています。
魚座は12星座中いちばん最後の星座(サイン)で、「個」がどんどんなくなっていきます。
24度という度数まで来ると、人間としての自分ではなく、もはや大自然の一部と化しているような感じです。
大自然の一部である本来の自分に戻り、力の抜けた状態へと回帰していくような新月です。
実際に、大自然にふれるのもよさそうですね。
魚座に4つの天体/金星と海王星が0度【イマジネーション豊かに】
2021年3月13日の新月には、あらゆる境目をなくす魚座のエリアにいくつかの天体が集合しています。
愛と心地よさの金星、物事を融合していく海王星が0度(コンジャンクション)しています。
大いなるものとつながる私たち、といった感じでしょうか。
目には見えないものの影響を感じやすい新月とも言えます。
魚座はイマジネーションの広がりを表しますし、海王星はそれをさらに広げ、金星がきらめきを表します。
かっちりとまとめる傾向はなく、ただ広がる感じです。
力が抜けたリラックスした状態の方が、インスピレーションやイマジネーションも湧いてきそうです。
文章だけではなく、ムードをそのまま記録できる音声や動画などで、この時期のひらめきを記録しておくと良いでしょう。
新月と冥王星が60度【ゆるんだときに大きな変容が】
2021年3月13日魚座の新月には、時代の大いなる変容をもたらす冥王星が新月に60度(セクスタイル)という生産的な角度で関わっています。
今回の新月はフッと力を抜いた瞬間、本質的に変容していくようなエネルギーにあふれています。
じつは私、お手洗いでよくひらめくんです!
便座に座る瞬間というのは、筋肉の力がフッと抜けるんだそう。
ひらめきやアイデアって頑張って絞り出そうとしているときは、それなりのものしかでてきませんが、
一瞬の”ゆるみ”にこそ、「これだ!」というひらめきが入り込んでくる気がします。
なんだか…そんなエネルギーに似ていると思います。
土星と天王星が90度【これまでのパターンを超えていく】
2021年3月13日魚座の新月には、土星と天王星がかわらず90度(スクエア)をキープしています。
この関係は、今年1年を代表するような配置ですね。
土星はこれまでのパターンであり、天王星は進歩・変革。
90度で葛藤の関係性を取っていますが、何かしらこれまでのパターンを越えていけることを示していますね。
火星と土星が120度【力を抜いて挑戦できる】
2021年3月13日魚座の新月には、火星と土星が120度(トライン)という調和的な角度を取っています。
当たり前を超えていくチャンスに恵まれた新月ですが、行動力の火星もサポートしてくれています。
今まではトライできなかったけど「もしかしてできちゃうかも?」なんて具合に、肩の力を抜いて新しい挑戦ができるかもしれません。
【まとめ】魚座新月の過ごし方のポイント
2021年3月13日魚座新月の過ごし方のポイントをまとめておきますね!
・立ち止まってペースを見直す
なんか無理してるかもなぁと思っている方は、立ち止まってペースを見直して仕切り直しを。
自然に触れるのもいいでしょう。
・ひらめきの種を残しておく
ひらめきを得やすい時。
アイデアを書き留めるのが難しければ録音や録画を。
混沌とした会話の中できらめくひらめきがあるかもしれないので、会議やディスカッションは録音しておくのがおすすめ。
・チャンスをいかす
これまで変えづらかったパターンを超えられる時。
気を楽にもってチャンスをいかしましょう。
ゆらゆらと水の中を泳ぐ魚のように、リラックスしてお過ごしください。