2021年9月7日、乙女座で新月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2021年9月7日9:51、乙女座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
次の9月21日の魚座満月に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
2021年9月の新月|守り固めたい気持ちとどう向き合うか
2021年9月7日 9:51頃 乙女座で新月を迎えます。
9月7日の乙女座の新月は、守りを固めたい意識が揺さぶられているような配置になっています。
これ以上は周囲に惑わされたくない意識と、それに構わず周囲からは新しく力のある何かがどんどん持ち込まれてくるような新月です。
ガンガン前にすすめる雰囲気ではない新月ですが、次の9月21日の魚座の満月にはもう少しストレートなアクションを起こしやすくなるでしょう。
上手にこの節目を乗り切りたいものですね。
9月7日の乙女座の新月は、私たちにどんな影響をもたらすのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
2021年9月7日 乙女座新月のホロスコープを徹底解説!
2021年9月7日乙女座の新月のホロスコープを細かく読み解いていきましょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
乙女座15度で起こる新月【積み重ねを守りたい意識】
今回、新月が起こるのは乙女座15度(数え度数)です。
乙女座15度のサビアンシンボルは「装飾されたハンカチーフ」。
自分にしかない資質やプライドを守ることを表しています。
1つの星座は30度ですが、9月7日の乙女座の新月が位置する15度は、ちょうど中間に差し掛かろうとしている度数です。
ある程度、登ってきた山から全体を見下ろしているようなタイミングと言えます。
色々見えてくるものがあるので、「さて次はどうしようか」と、これまでにはなかった視点が見えてきます。
その反面、「これまでの積み重ねを無駄にしたくない」という気持ちも同時に生まれるタイミングなのです。
乙女座は地の星座。コツコツ積み重ねる質を持つので、「次のことを考えながらも積み重ねを無駄にしたくない気持ちが生まれるタイミング」という意味合いが強まります。
例えば、あなたが会社員で、これまで担当部署のお仕事をコツコツ努力してきたとしましょう。
仕事を積み重ねてきたお陰で、仕事の面白さを感じ始めているし、「さらに成果を上げていきたい!」という次なる目標も見えてきたかもしれません。
ところが、上司から「あなたが登ってきた道筋を後輩に引き継いでもらいたい」と言われるタイミングが9月7日の乙女座の新月、という感じです。
あなたとしてはさらに成果を上げられる自分が見えてきたのにも関わらず、その仕事を後輩に譲らないといけないわけです。
さらにすごい成功をゲットできそうだったので、なんだかプライドが満たされない体験でしょう。
しかし、上司からするとあなたの働きが素晴らしかったので、さらに進化させたいという狙いなのです。
では、あなたはどう歩んでいくことが良いのでしょうか?
9月21日の魚座の満月にベストな状態に持っていくには、9月7日の乙女座の新月は、どの様な起点になればよいのか考えていきましょう。
新月と天王星が120度【次なる進化を応援!】
2021年9月7日の乙女座の新月は、新月(太陽と月)と天王星が120度(トライン)です。
まず目立っているのは新月に天王星がほぼ誤差なく120度というクリエイティブな角度をとっているということです。
新月は守りに入った意識を表していますが、物事を進化させる天王星が「守りの意識」を良い意味で打ち破ろうと応援しています。
あなたのこれまでの努力がすばらしいからこそ、「次なる変化を怖がらないで欲しい!」と叱咤激励しているかのようです。
新月と火星が0度【進化のスイッチが寄り添う新月】
2021年9月7日の乙女座の新月は、新月(太陽・月)と火星が、0度(コンジャンクション。ゆるめ誤差10度)です。
そして防衛的な乙女座の新月のそばには、火星が寄り添います。
火星はチャレンジャーなあなたの意識。
変にプライドを守ろうとしすぎると、この火星は「自分を成長させない方向性」へと舵を切るでしょう。
しかし、先程の天王星の恩恵を受け入れれば、「よし、私はもっと進化していくぞ!」という方向へのスイッチとなる火星なのです。
新月と海王星が180度【様々な情報で気持ちが揺れる】
9月7日の乙女座の新月は、新月(太陽・月)と海王星が180度(オポジション。ゆるめ誤差7度)です。
9月7日の乙女座の新月には、海王星が対岸から緊張の角度をとり、あなたが今の自分を守りたい気持ちを色々な情報で揺さぶりをかけます。
しかし、今のあなたから見えている相手や対象の環境は、あなたの期待や不安によって若干バイアスがかっている状態です。
先ほどの例えのように、上司は本当はあなたの今後や会社の今後を期待しているにも関わらず、あなたは上司から認められていないという不安の目で見てしまうといった感じです。
客観的な事実だけを淡々と観ることが大事ですね。
火星・木星・冥王星|サインの25度に滞在【完成の最終段階】
2021年9月7日の乙女座新月のホロスコープは「24度」という数字が多いことも、特徴的だと感じました。
数え度数では「25度」ですね。
火星(乙女座25度)、木星(水瓶座25度)、冥王星(山羊座25度)が、いずれもサインの25度に滞在しています。
9月7日の乙女座の新月は、「25度」という度数から発せられるメッセージ性が強い新月と言えます。
25度という位置は、そのサイン(星座)の性質が結晶化、完成する度数と言われています。
- 火星は、やる気や情熱
- 木星は、発展的要素
- 冥王星は、根本的な変容
どの要素も完成の最終段階に入ろうとしているのでしょう。
つまり、あなた個人の人生の変化が「これから始まる!」というよりは、「もうそろそろ形になってきたでしょう?」ということなのです。
9月7日の乙女座の新月で、あなたのプライドが満たされないようなことがあっても、それはあなたに欠けているものがあるからではありません。
何か一つの山を越えようとしているからなのです。
新しい変化を迎え入れる準備が整っていることを表していると言えます。
水星と土星が120度【着実な積み重ねが形に】
2021年9月7日の乙女座の新月は、水星と土星はクリエイティブな関係性を表す120度(トライン)です。
あなたの着実な積み重ねが形になりつつあることを示しています。
金星と冥王星が90度【心地よさが奪われるような感覚】
9月7日の乙女座の新月は、金星と冥王星が90度(スクエア)です。
心地よさの金星と変容の冥王星が、葛藤の90度(スクエア)を形成しているので、これまでの心地よさが奪われるような感覚に陥ることもあるでしょう。
金星と木星が120度【変化が成長へ向かう】
9月7日の乙女座の新月は、金星と木星が120度(トライン)です。
金星から木星へ、愛を通じて成長しようとする意欲をあらわしています。
今起こっている変化が、成長の方向に向かっていることを物語っているのです。
海王星と火星が180度【冥王星が調整役に】
9月7日の乙女座の新月は、海王星と火星が180度(オポジション)です。
海王星と火星が緊張の関係性である180度(オポジション)であることから、情熱をどこに向けていいかわからなくなることもあるでしょう。
ただし、海王星と火星の180度(オポジション)に、冥王星が調整役をしています。
「こっちだってば!!!」と、良い意味で半ば強制的に変容へといざなわれるようなこともあるでしょう。
【まとめ】9月7日の乙女座新月から次の満月までの過ごし方
2021年9月7日の乙女座新月のホロスコープから総じて言えるのは、「プライドを守りすぎないことが肝心」ということです。
最後に、2021年9月7日の乙女座新月から9月21日の魚座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- これまでの積み重ねがあるがゆえに守りに入りたくなるが、プライドを守りすぎないように注意。
- あなたが思っている周囲の評価や思惑には、あなたの不安や期待のバイアスがかかっているので、客観的に事実を観ること。
- 自分のこれからのモチベーションをどこに向けたら良いか迷いがちだが、周囲の流れをよく見ていれば自ずと見つけることが出来る。
素敵な新月をお過ごし下さい。
2021年9月7日の乙女座新月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧下さい♪
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