命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
この記事では、四柱推命の【天剋地冲(天戦地冲)】について解説します。
四柱推命では、生まれた日の【干支(かんし)】によって自分の生まれ持った性質や運気の流れを読み解いていきます。
干支とは【十干(じゅっかん)】と【十二支(じゅうにし)】の組み合わせです。
天剋地冲とは、十干の陰陽が同じで相剋の関係かつ十二支が冲の関係になる状態をさします。
命式に天剋地冲を持つ人の特徴や天剋地冲の関係になる相手との相性、運気で天剋地冲が巡るときの過ごし方について詳しくお伝えします。
Contents
【天剋地冲(天戦地冲)】とは相反する性質が共存することで変化を促される
四柱推命の干支は、【十干(じゅっかん)】と【十二支(じゅうにし)】の組み合わせです。
天剋地冲とは、十干が同じ陰陽の性質を持ち相剋の関係、十二支が冲の関係になる、2つの干支の組み合わせのことです。
相剋とは、五行の木、火、土、金、水の組み合わせによって生じる関係性の1つです。
優しい四柱推命では、剋す側が制御することで剋される側が行き過ぎてしまわないようにする関係ととらえています。
冲は、十二支が「子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥」の組み合わせになる関係のことです。
十干は精神や魂、十二支はその魂の入れ物である肉体を表すとされています。
つまり天剋地冲とは、十干が制御する関係＝異なる考えを持ち、十二支が正反対＝正反対の行動をとるエネルギーをあわせもつ状態のことです。
精神的にも現実的にも相反する性質をもつ状態のため、マイナスのイメージを持たれることも多い天剋地冲。
ですが、正しい方向へ進むためのストッパー（相剋）と方向転換（支冲）と捉えることもできます。
天剋地冲は、人生における大変化のチャンスとなったり、難関な壁を突破する力になったり、自分の道を進んでいく上で、とても重要な意味を持つ組み合わせなのです。
命式に天剋地冲があると人々を魅了し物事を大きく動かすカリスマになる
命式に天剋地冲がある人は、自分の内側に大きな葛藤と強いエネルギーを持つ人です。
自分の中に正反対の視点を持ち合わせているので、自分のことがよくわからなくなったり、今までのやり方を覆してリセットしたい衝動にかられることも多々あるでしょう。
正反対の性質が2つ重なることで大きなパワーを持ち、周囲を力強く巻き込んで物事を進めていくことができます。
その性質を上手に活かすことで、多くの人を惹きつけるカリスマ的存在になります。
一方で、大きなエネルギーを持つがゆえに、自分の行動によって、意図せず現状を破壊して相手を傷つけたり、自分自身が傷ついてしまうことも。
周囲に及ぼす影響を恐れて慎重になる人も多いようです。
しかし、天剋地冲の破壊エネルギーは、人生や社会において重要な役割を担っています。
大きく成長するためには痛みが伴い、変化するためには必ず現状を打ち砕く必要があります。
表面的にマイナスな出来事でも、そのおかげで本質に気付いたり、新境地へと進んでいくきっかけになるのです。
破壊という現象の先に何があるかを意識して見てみることで、必要以上に恐れることなく天剋地冲の性質を活かすことができるでしょう。
天剋地冲になる相性はお互いの可能性をパワフルに広げあう
天剋地冲の関係になる相手とは、考え方と行動パターンが共に正反対となります。
正反対ときくと、相性が悪いように感じるかもしれませんが、一概にそうとはいえません。
自分にないものをもっている相手なので、新たな気づきを与え合うありがたい関係性にもなります。
また、正反対だからこそ強く惹かれるので、一目ぼれをすることも。
「ほほう、そういう考え方もあるんだ〜」と認め合うことで、お互いの視野と可能性を広げ、人間力の成長につながります。
天剋地冲の性質を上手に利用して補い合い、ときにぶつかり合いながら、切磋琢磨していく関係を築くことで、互いの成長をうながす素敵なパートナーとなれるでしょう。
運気で天剋地冲が巡ると人生の新しいステージへ進むビックチャンス
自分の命式にある干支と、巡ってきた運気の干支をみたときに、十干の陰陽が同じ相剋の関係かつ十二支が冲の関係になる場合が天剋地冲です。
運気で天剋地冲が巡ってくると、価値観や立場などが、がらりと変化するでしょう。
運気には、10年周期の大運、1年周期の年運、1ヶ月周期の月運、1日周期の日運などがありますが、期間の長いほうが影響力は強くなります。
大運(10年) ＞ 年運(1年) ＞ 月運(1ヶ月) ＞ 日運(1日)
天剋地冲が大運で巡ってくる10年間は、人生観や生き方のテーマが、年運で巡ってくる1年間は、人間関係や仕事などが変化していくタイミングといえます。
天剋地冲による変化が起きることで、人生の新たなステージへ進むことができ、想像していなかったような世界をみることができます。
その過程で、リセットボタンを押されるような出来事も起こりますが、その出来事への向き合い方や捉え方によっては大きく飛躍する大チャンスとなります。
天剋地冲を上手に活用することで、人生を次のステージへ進める運気の波に乗りましょう。
【天剋地冲(天戦地冲)】となる条件を解説
天剋地冲とは、次の3つの条件を満たす状態です。
- 十干の陰陽が同じ
- 十干が相剋の関係になっている
- 十二支が冲の関係になっている
それぞれの条件について詳しくみていきましょう。
十干の陰陽が同じ
四柱推命は「木、火、土、金、水」の5要素によってこの世の全てが成り立つという五行説に基づいています。
この5要素を「陽（プラス）」と「陰（マイナス）」の性質を持つものにわけ、天のエネルギーや精神を示すと考えます。
| 五行 | 陽（プラス） | 陰（マイナス） |
|---|---|---|
| 木 | 甲 | 乙 |
| 火 | 丙 | 丁 |
| 土 | 戊 | 己 |
| 金 | 庚 | 辛 |
| 水 | 壬 | 癸 |
天剋地冲の場合、十干の持つ「陽（プラス）」と「陰（マイナス）」の性質が同じである必要があります。
十干が相剋の関係になっている
相剋とは、五行の木、火、土、金、水の組み合わせによって生まれる3種類の関係性の1つです。
優しい四柱推命では、剋される側が行き過ぎてしまわないように、剋す側が制御する役割を持つととらえています。
下の図の中央部分が相剋の関係を表します。
矢印の元になっている五行が、矢印の先になっている五行を剋します。
反対に矢印の先になっている五行は、矢印の元になっている五行に剋される、という関係です。
十二支が冲の関係になっている
冲とは、十二支を円形に並べたときに真向かいにくる関係のことです。
冲の関係の十二支は正反対のエネルギーを持つとされます。
互いに反発し合う関係といわれることもありますが、真逆だからこそ自分にないものを持つ相手としてお互いを尊重することで、良い刺激を与え合う関係にもなれると考えられます。
あなたの命式に【天剋地冲(天戦地冲)】はある？｜天剋地冲の調べ方を解説
四柱推命の命式には「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の4つの柱があり、天剋地冲では各柱の干支を確認します。
十干の陰陽が同じで相剋の関係、十二支が冲の関係になっている柱の組み合わせが命式にあるか探してみましょう。
冲になる十二支の組み合わせは、「子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥」の6種類です。
命式に【天剋地冲(天戦地冲)】があるとき、どのような影響を与えるかを読み解いていきましょう。
天剋地冲となる組み合わせが命式のどこにあるかによって与える影響は変わります。
年柱、月柱、日柱、時柱の4つの柱は「影響を与える範囲」と「人生における年齢域」を示します。
| 柱 | 影響を与える範囲 | 人生における年齢域 |
| 年柱 | 親や目上の人との関係 | 0歳から29歳くらい |
| 月柱 | 仕事 | 30歳から59歳くらい |
| 日柱 | プライベートや恋愛 | 60歳から80歳くらい |
| 時柱 | 子どもや目下の人との関係 | 80歳くらいから |
ここでは、特に与える影響が大きいとされる年柱・月柱・日柱で天剋地冲となる場合をみていきましょう。
【日柱・年柱】の組み合わせ
日柱と年柱が天剋地冲となる場合、ありのままの自分と、両親や目上の人からの期待される自分とのギャップを感じやすいでしょう。
自分自身の性質をあらわす日柱と、自分のルーツや精神的な支えである年柱が反発しあうエネルギーを持つため、自分の言動や考えがブレやすく、「自分のことがよくわからない」と悩む人もいます。
家系や親から求められる生き方と、自分のやりたいことが正反対ということもあるでしょう。
代々続くその血筋に、何か変化をもたらすことが使命にあるのかもしれません。
いったん親や家系を切り離して、あなた自身と向き合うと自分のやるべきことが見えてくるかもしれません。
しがらみをリセットさせ、新しいものに作り替える力を持つ人です。
十干の五行の関係をみたときに日柱が年柱を剋す場合は、親や目上の人から与えられた価値観ではなく、あなたが望むことに重きをおいたほうがうまく進みやすくなるでしょう。
十干の五行の関係をみたときに年柱が日柱を剋す場合は、生まれ育った環境の影響が大きいため、相反する自分の本質を押し込めてしまっていることも。
溜め込んだ後に大きな爆発をさせないよう、小さなモヤモヤもないがしろにせず向き合っていくと、本来の自分を取り戻せますよ。
【日柱・月柱】の組み合わせ
日柱と月柱が天剋地冲がとなる場合、あなたがやりたいことと、社会から求められる役割の間で葛藤することが多いでしょう。
自分自身の性質をあらわす日柱と、仕事や社会面におけるあなたをあわらす月柱が反発しあうエネルギーを持つため、自分の好きなことを仕事にすべきか、生計を立てる手段として仕事をすべきか悩む人もいます。
また、日柱・月柱は人生の中でも社会の中で自分の存在感を示していく時期にあたるため、天剋地冲のなかでも最もその性質が現れやすい組み合わせとされており、この命式の持ち主は非常にエネルギッシュだともいわれています。
人を惹きつけるような魅力があり、なんの気なしにした発言や行動でもその環境のルールを変えるような力を持ちます。
その存在感ゆえに過去、周囲から疎まれるという経験をし、目立たないよう心がけている人もいるかもしれません。
ですが、あなたの影響力は大きな強みでもあります。
革命をもたらすパワフルさの持ち主だからこそ、恐れず新しい風を吹かせることができますよ。
その魅力に惹かれてついてくるファンも多く、カリスマ的な存在になるでしょう。
十干の五行の関係をみたときに日柱が月柱を剋す場合は、あなたがどうしたいかを第一に考えましょう。
自分の「好き」を突き詰めることで、周囲に有無を言わせない大きな成果を残せますよ。
十干の五行の関係をみたときに月柱が日柱を剋す場合は、あなたの希望を貫くことで、どのように周囲に還元できるかを大事にすることがおすすめです。
最初は反発を招くかもしれませんが、現状を打破し大きく前進させられるでしょう。
【年柱・月柱】の組み合わせ
年柱と月柱が天剋地冲となる場合、あなたが生まれ持った強みと周囲から求められることの間にズレを感じてしまうことがあるでしょう。
自分のルーツや無理せずできる得意なことをあらわす年柱と、仕事や社会面におけるあなたをあわらす月柱が反発しあうエネルギーを持つため、求められることをやろうとすると自分の不得意領域だったり、価値観に反するようで前向きに取り組めないといったことがありそうです。
もし、求められる役割に居心地の悪さを感じたら、その理由をとことん追求してみて。
どうしてその役割を求められるのか考えてみることもおすすめです。
あなたが気づいていなかった、新たな魅力の発見に繋がるかも。
自分の能力とは関係ない役割期待を持たれることに対して、理不尽に感じることもあるかもしれません。
しかし、人より環境の変化に慣れており、新しい環境に順応する能力を持ちます。
コンフォートゾーンを出て、違うジャンルを切り開いていく強さが備わっている人です。
十干の五行の関係をみたときに年柱が月柱を剋す場合は、あなたの強みをもっと広い範囲で使えるよう試行錯誤してみて。
どんな環境でも力を発揮できる頼もしい存在になれるでしょう。
十干の五行の関係をみたときに月柱が年柱を剋す場合は、反発心を感じても、まずは周囲からの期待に応えようとトライしてみることがおすすめです。
新しい視野を獲得し、一皮剥けることに繋がりますよ。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
四柱推命【天剋地冲(天戦地冲)】の相性｜真逆の観点から可能性を広げあう
四柱推命で【天剋地冲(天戦地冲)】の相性を持つかどうかは、命式の干支を見ることでわかります。
自分と相手の命式を用意したら、四柱推命の4つの柱のうち特に影響が大きいとされる「日柱」の干支を確認します。
日柱の十二支を確認したら、自分と相手の日干支を合わせてみましょう。
2人の「日干」の陰陽が同じで相剋の関係、「日支」が支冲の組み合わせになっていれば天剋地冲の関係です。
天剋地冲の相性を持つと、ぶつかり合いながらも、お互いの可能性を広げていく関係となります。
日干の相剋の関係をみたときに、自分と相手のどちらが剋す側かによっても関係性は変わります。
それぞれケースごとに読み解いていきましょう。
自分が剋す側で天剋地冲となる相性
| あなたの日干(剋す側) | 相手の日干(剋される側) |
| 甲 | 戊 |
| 乙 | 己 |
| 丙 | 庚 |
| 丁 | 辛 |
| 戊 | 壬 |
| 己 | 癸 |
| 庚 | 甲 |
| 辛 | 乙 |
| 壬 | 丙 |
| 癸 | 丁 |
自分が剋す側で相手が剋される側だと、相手に対して苛立ちを覚えることが多くありそうです。
「どうしてこうしてくれないの？」と相手を責めてしまうことが増えたら、要注意。
あなたの価値観を相手に無理矢理押し付けようとしているかもしれません。
そんなときは、自分が一歩引いて相手の事を観察し受け入れることが大切です。
高い視座で考えられるあなたなら、相手を上手くリードしてサポートしてあげられますよ。
そうするとあなたも相手から気づきを得ることができ、お互いを成長させあう素敵な関係になっていきます。
正反対のエネルギーを持つ天剋地冲の相性だからこその、固定概念にとらわれない新しい形の関係性を築きあげることを楽しみましょう。
自分が剋される側で天剋地冲となる相性
| あなたの日干(剋される側) | 相手の日干(剋す側) |
| 甲 | 庚 |
| 乙 | 辛 |
| 丙 | 壬 |
| 丁 | 癸 |
| 戊 | 甲 |
| 己 | 乙 |
| 庚 | 丙 |
| 辛 | 丁 |
| 壬 | 戊 |
| 癸 | 己 |
自分が剋される側で相手が剋す側だと、耳の痛い指摘を多くされるように感じるかもしれません。
図星を突かれたり、正論で諭され、「わかってはいるけど、それができないから困ってるのに」とかえってイライラしたり落ち込んでしまうことも。
そんな時は、まず感情的になりすぎないよう意識してみて。
相手に悪気はなく、決してあなたを傷つけたくて言っているわけではありません。
冷静に相手の言葉を受け入れつつ、具体的な改善策は他の人からヒントをもらうのもおすすめです。
正反対のエネルギーを持つからこそ、指摘は適切でも相手のやり方があなたにぴったりあうとは限らないのが天剋地冲の相性です。
上手な距離感で付き合うことで、お互いの成長に繋げていきましょう。
後天運とは？｜巡る運気と【天剋地冲(天戦地冲)】となる場合を解説
四柱推命では、運気の流れを知ることができます。
巡ってくる運気は、自分が命式にもつ干支と暦の干支をもとに読み解きます。
どちらかに極端に触れることがない状態である「中庸」を大事にしているため、運気にも波が存在するんですよ。
運気を知ることで、スムーズに乗りこなせるようになっちゃおう♪
運気を知ることで活用していきましょう♪
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
それでは天剋地冲の運気が巡ってくると、どのような時期になるかみていきましょう。
大運と【天剋地冲】となる場合
大運で天剋地冲が巡ってくる10年間は、人生のステージが切り替わるような大きな変化があるタイミングになります。
今まで持っていた価値観が変わることもありえるでしょう。
例えば、恋愛で今までは愛されたいと思っていたのが、愛したいと思うようになったり、結婚でどのような家庭を築いていきたいかの理想が180度変わったりします。
仕事でも、あなたの人生における働くことへの価値観や重要性が変わる可能性も。
それに伴い、働く業界ががらりと変わったり、正社員からフリーランスになるなど働き方自体が大きく変化するかもしれません。
人生のステージが変わるからこそ、今まで当たり前に感じていたことが合わなくなります。
新しい自分にあうものを手に入れるためには、今まで持っていたものを手放す必要があります。
別れを辛く感じたり、手放すタイミングで急に惜しく感じることもあるでしょう。
しかし、勇気を持って進むことで生まれ変わったあなたにぴったりな素晴らしいものと出会えますよ。
自分の命式にある十干が剋す側の場合、自ら終わらせたり、手放したりすることがおすすめです。
自分をしっかりと見つめ直し、何を大事にしていくか整理を行いましょう。
大運で巡る運気の十干に自分が剋される場合、外部からの影響で変化を余儀なくされるかもしれません。
想定外のお別れによって強制的にリセットさせられるなど、あなたの心の準備ができないうちに事態が進展する可能性も。
目の前の出来事ではなく、未来に目を向けてどうなっていきたいかを考えると、受け止めやすくなりますよ。
年運と【天剋地冲】となる場合
年運で天剋地冲が巡ってくる1年間は、自分の立ち位置や役割、置かれる環境が変化するタイミングになります。
お付き合いしている人とのお別れや離婚を経験したり、子どもが自立し関わり方が変わったりするかもしれません。
仕事だと、役職に就くことで周囲との関係性に変化が生じたり、部署異動で会社への見方が変わることも考えられます。
この時期に大切なのは、自分を見失わないことです。
変化が起きても、あなたが積み上げてきた過去が全て失われるわけではありません。
表面上はリセットされたように感じても、あなたが今まで築きあげたものはしっかりとあなたの中に根を張って支えてくれていますよ。
自分の命式にある十干が剋す側の場合、自分の言動が周囲に及ぼす影響をいつも以上に想像してみるのがおすすめです。
もし辞めたいのにずるずる続けてしまっていることがあれば、天剋地冲の運気を活用すると上手にリセットできますよ。
年運で巡る運気の十干に自分が剋される場合、進んで環境を変化させてみて。
変化はチャンスです。
あなたの飛躍に繋げていきましょう。
【天中殺】と【天剋地冲】が重なる場合
天中殺と天剋地冲が同時に巡ってくる場合、本来の自分とは違う選択をすることが変化を起こすトリガーになりそうです。
いつもとは違うタイプの人に惹かれて失恋を経験したり、結婚生活では普段ならしないような身勝手な行動をして喧嘩に繋がったりすることもあるでしょう。
仕事でも、良かれと思った提案が周囲から反感をかってしまったり、転職をしてみたものの前の方が良かったと感じてしまうことも。
けれど大切なのは、起こったことに振り回されず、それをどう学びに繋げていくか考えることです。
失恋を糧に自分磨きを行ったり、挑戦して失敗したら自分の適性を見つめ直すことで、事態を好転させていけますよ。
自分の命式にある十干が剋す側の場合、「こうあってほしい」という思いが強くなりがちです。
つい自分勝手な行動をとっていないか振り返り、周囲を見渡し感謝することを意識しましょう。
巡る運気の十干に自分が剋される場合、予期せぬトラブルに巻き込まれがちなので、ちょっぴり精神的なダメージを負いやすいかもしれません。
あまり自分を責め過ぎたり、空元気で無理にがんばろうとせず、いつも以上に自分をいたわる時間を多めにとることがおすすめです。
【まとめ】正反対のエネルギーを内包する天剋地冲の性質を活かそう
四柱推命の【天剋地冲(天戦地冲)】とは、十干の陰陽が同じで相剋の関係を持ち、十二支が冲となる組み合わせのことでした。
相反するエネルギーを持つことで葛藤することもありますが、現状を打破し改革を進めていくパワフルさも持つ天剋地冲。
変化を起こすため「今」を破壊するということで、怖いイメージを持たれがちですが、破壊のあとには必ず再生があります。
リセットさせ生まれ変わるというポジティブな側面にも目を向け、上手に活用していきましょう。
動画とワークで四柱推命を実践的に学べるよ。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
