星読みが好きな人なら、2020年の大イベントとして「グレート・コンジャンクション」というキーワードを目にしたことがあるのではないでしょうか。
グレート・コンジャンクションとは、木星と土星が同じ位置で重なる現象のことです。
星読みでは、木星と土星は社会を作る天体であり、この2つの天体が重なるグレート・コンジャンクションは「社会の節目」と考えられているのです。
では、具体的にどんなことが起きると予測され、私たちはどう心構えをしたら良いのでしょうか?
この記事では、
- そもそもグレート・コンジャンクションとは?
- なぜ2020年は特に重要なの?
- グレート・コンジャンクションの影響で変わる時代をどう生きればいいの?
についてまとめました。
Contents
グレート・コンジャンクションとは木星と土星が重なる【社会の節目】
グレート・コンジャンクションとは、木星と土星が同じ位置で重なる現象のことだとお伝えしました。
木星と土星が重なることは何を意味するのか、それぞれの天体の説明からしていきますね。
星読みでは、木星は「拡大・発展」、土星は「固定化」という意味があります。
外側に広がっていく「拡大」と、その場にとどまり定常化しようとする「固定」。
相反するエネルギーが同じ位置で重なるという現象は、今ある形を一度崩して、より発展しやすい新しい形に作り直して固定化すると解釈できます。
つまり、ちょっとした「構造改革」が起こるのです。
グレート・コンジャンクションは約20年に1度起こる現象で、2020年には、2020/12/22に水瓶座で起こります。
他には、樹木が成長するのに20年ぐらいかかるし、伊勢神宮の式年遷宮は20年に一度じゃ。
20年というのは大きな流れの「節目」として身近にあるものなのじゃな。
2020年グレート・コンジャンクションは【水瓶座=集合的無意識】
水瓶座とは【広い視野と客観性を持つ博愛主義】のサイン
では、2020年のグレート・コンジャンクションが起こる水瓶座とは、どんな星座なのでしょうか?
星読みでは、12星座(サイン)のテーマは、1番目の牡羊座から12番目の魚座にむけて【わたし→あなた→みんな】と範囲が広がっていくと考えられています。
【12星座別 世界との繋がり方】
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座:
「私という個人」を通して、世界とつながる
獅子座、乙女座、天秤座、蠍座:
「あなたという対人関係」を通して世界とつながる
射手座、山羊座、水瓶座、魚座:
「個や相手の存在を超えた視点から」世界とつながる
水瓶座は12星座中11番目の星座で、広い視野と客観性を持ち、「博愛主義」や「組織」など集団での関わりを表します。
そんな水瓶座のテーマの中でも、特に注目のキーワードは、「集合的無意識」です。
2020年のグレート・コンジャンクションでは、集合的無意識の視点での構造改革や節目が起こることが予測できます。
集合的無意識とは【社会集団や人類に共通する意識】
集合的無意識とは、ドイツの心理学者・ユングが提唱した概念です。
ユングは、一人ひとりの潜在意識は深いところでつながっていると考え、その集合体を「集合的無意識」と名付けました。
集合的無意識の世界では、社会集団や人類といった大きな単位で人々が同じ意識を共有していて、ひとつの存在となります。
そして、人類が共通して望む夢や理想といったものが集まっています。
優れたアーティストは、集合的無意識にアクセスして多くの人の心に響く作品を生み出している、と言われおるぞ
2020年は【ミューテーション】で地の時代から【風の時代】へ
2020年のグレート・コンジャンクションには、もう一つの大きな節目が重なります。
それは、グレート・コンジャンクションが起こるサインのエレメント(火・風・地・水)が約240年ぶりに変わる、ミューテーションです。
グレート・コンジャンクションの歴史 2020年は水瓶座=風のサイン
2000年までのグレート・コンジャンクションは、主に地のサイン(牡牛座・乙女座・山羊座)で起こっていました。
しかし、2020年のグレート・コンジャンクションは水瓶座=風のサインで起こります。
そして、2020年以降のグレート・コンジャンクションも、2040年には天秤座で…といったように、主に風のサイン(双子座・天秤座・水瓶座)で起こることになります。
つまり、2020年のグレート・コンジャンクションは、約240年ぶりに「地」の時代から「風」の時代へ移っていく変換点なのです。
ミューテーションで【知性・情報・見えないエネルギー】の時代へ
2020年のミューテーションで地の時代から風の時代へ移り行く中、私たちの社会はどう変化していくのでしょうか?
一言で言えば、「目に見える物質」から「目に見えない知性や情報」が重視される時代へ変化していきます。
これまでの地の時代(2020年までの240年間)は、文字通り「地」=土地をめぐる争い、つまり戦争が世界中で起きていました。
「地」とは、この世で形あるお金や物質的なことなので、土地に根ざす鉱物エネルギーを持つものが権威を持っていたと言えるでしょう。
また、日本だと、例えばマイホームを持つことが一つのステータスとされていました。つまり、所有することがステータスの時代でした。
しかし「風の時代」になると、これまでとは違って知性や情報が重視されるようになります。最近話題のAIはその筆頭と言えるでしょう。
特に水瓶座は情報や見えないエネルギーを司るため、Wi-Fiなどの通信技術もますます進化することが予想されます。
実際に「5G」などの新技術も耳にし始めましたよね。通信技術の進化はまだまだ続いていきそうです。
社会を支えるエネルギーについても、これまでは地の中にある石油などを頼る時代でしたが、
太陽光発電や風力発電など自然の力を利用したクリーンエネルギーが中心になる時代がそこまできているのかもしれません。
水瓶座の時代は集合的無意識に溺れない【個性】がポイント
2020年に訪れる風の時代の幕開けは、グレート・コンジャンクションが水瓶座で起こることなどから「水瓶座の時代」とも呼ばれます。
水瓶座は、集合的無意識・博愛主義・組織・その他大勢=「集団」の意味の他に、ユニークさ・独自性=「個性」という意味も持ちます。
集合的無意識へと変化していく時代の中で、この「個性」がとても大事になってきます。
なぜなら、自分の「個性」を認識していないと、集合的無意識の世界に溺れて周りと自分が一体化してしまうからです。
集団と一体化することが悪いわけではありませんが、集団の中で自分を見失ってしまうと生きづらいですよね。
つまり水瓶座の時代は、集団の中に存在しながらも才能やオリジナリティを発揮していくことが大事なのです。
水瓶座の時代は【太陽の自己表現エネルギー】で個性を発揮しよう
では、水瓶座の時代に個性を発揮するにはどうすればよいのでしょうか。
星読みの世界で個性をあらわす天体といえば「太陽」。
水瓶座の力を上手に活かすには、太陽の自己表現のエネルギーが役立ちます。
また、星読みの世界では、対極にあるサイン同士を統合させると進化すると考えることができます。
水瓶座の場合、対極にあるサインは獅子座で、支配星は太陽です。
【支配星(ルーラー、守護星)】
12サインそれぞれに割り当てられている星。それぞれの星座を導くとされている。サイン=推し、星=担当(ファン)のような関係。
つまり、水瓶座の時代をうまく生きるためには、太陽と獅子座の性質を自分の中に統合していく必要があるのです。
獅子座は「個人としての自分」、水瓶座は「集団の中の自分」です。
集団の中で自分を発揮していこうと思った場合、まずは自分のことをしっかり表現できていること、個性を発揮できていることが重要ですよね。
自分自身の魂を開いたり、自分の原点に立ち返ったりすることが大切になってきそうです。
これまで、自分の人生を生きるために、まずは自分を癒やすことにフォーカスしてきた人も多いでしょう。
しかし、2020年からは癒やしのステージ(=月)を終えて「人生の扉を開くステージ(=太陽)」に進めば、水瓶座の時代をいきいきと生きることができます。
【まとめ】グレートコンジャンクションは社会の節目の時
グレート・コンジャンクションとは、木星と土星が同じ位置で重なる現象で、社会に「構造改革の時」が起こる時です。
2020年12月22日のグレート・コンジャクションは、「集合的無意識」を司る水瓶座で起こります。
「みんな」の中に埋没しないようオリジナリティを発揮することが大切です。