2020年6月6日、射手座で満月・月食を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2020年6日6日 4:13、射手座で満月・月食を迎えます。
満月は、前回の新月で蒔いた種が花を咲かせるタイミングでもあります。
ホロスコープに現れる特徴を読み解きながら、2020年6月の満月から次の新月までをどのように過ごせば良いのか詳しく解説します。
Contents
2020年6月6日の満月は学びを深め高めていく射手座
2020年6月の射手座満月は、月食を伴います。
月食の影響は半年先までとされているので、今回の満月は今後半年間の課題も表わしているものとして読んでもらえればと思います。
2020年6月の満月は、前回の5/23の双子座の新月とワンセットになっています。
そして、注目すべきは月食を伴う満月だということです。
5月に新月を迎えた双子座は、「身近な対話、すぐに使える知識や知恵」をあらわします。
これに対して6月に満月を迎える射手座は「学びを深め、高めていく」サイン(星座)です。
つまり、前回の新月で学んだことから「何が本当に善きことか?」に関しての答えを出していく満月だと解釈できます。
実際の世の中の動きと照らし合わせて考えてみましょう。
前回の新月(5月23日)は、数日前(5月14日)に全国39県における緊急事態宣言の解除が発表されました。
徐々に店舗の営業なども認められはじめ、世の中は少しずつ解除ムードが高まってきました。
そして、私たちの日常も通常運転を取り戻していくムードです。
まだ感染への警戒ムードが消えたわけではない中、まずは日常のリズムを取り戻していくことが課題となっているようです。
今回の月食を伴う2020年6月の射手座満月では、解除ムードの中、自分なりに「これが最善の道である」というスタンスが見えてくるタイミングとも言えます。
双子座新月の時点では、まだ解除後の日常の舵をとることで精一杯でしたが、2020年6月の満月では、少し俯瞰して物事を見ながら今後の方向性を考えていける時です。
これから夏に向けて月食、日食のシーズンに入ります(6/6月食、6/21日食、7/5月食)。
方向性やベストなスピード感を本格的にしっかりと定められるのは、もう少し先ですね。
日食、月食が来るたびにギアチェンジの機会が訪れ、試行錯誤しながら進む時です。
2020年6月の満月では、「とりあえずこのスタンス、テンポ感でいってみよう」という指針は得られるのではないでしょうか。
ただし、その指針は今後変化していく可能性がある、ということを念頭に置いておいた方が良いかもしれません。
2020年6月の満月・月食のホロスコープ【身近な情報と社会情勢】
2020年6月6日の射手座の満月・月食はどんな節目になるのでしょうか。チャートにはこんな特徴があります。
1.射手座の16度(数え度数)で起こる満月・月食
2.満月・月食を形成する太陽が双子座の金星とコンジャンクション(0度)
3.魚座の火星ー双子座の金星、双子座の太陽ー射手座の月がTスクエア
┗満月・月食を形成する月が魚座の火星とスクエア(90度)
┗満月・月食を形成する太陽が魚座の火星とスクエア(90度)
┗月と太陽のオポジション(180度=満月)
4.蟹座の水星ー牡牛座の天王星がセクスタイル(60度)
5.魚座の海王星ー山羊座の冥王星がセクスタイル(60度)
①【射手座16度】射手座と双子座 両方の目線での舵取り
1.射手座16度(数え度数)で起こる満月・月食
2020年6月6日の、射手座の満月は「船を見ているカモメ」というサビアンシンボルがつけられています。
今回の満月は射手座の16度で、ちょうど射手座というサイン(星座)の真ん中です。
サインの真ん中の度数は、向かい側のサインの影響が流れ込みやすい位置なので、今回の満月は双子座の色合いも強いのです。
双子座は「身近なところに張り巡らされている情報網」であり、射手座は「俯瞰的に見た知恵」です。
自分の生活という船の舵取りを、「身近な情報」と「俯瞰的な知恵」の両方の視点を持ちながら慎重に行っていくときでしょう。
制度の是非はさておき、「身近な情報を俯瞰する」という意味では、実に射手座月食らしい出来事です。
②【太陽と金星】楽しさを感じる時期
2.満月・月食を形成する太陽が、双子座の金星とコンジャンクション(0度)
2020年6月6日の満月では、太陽に喜びを表わす金星が重なっています。
これは、一時の閉塞した自粛ムードから、少し楽しさを感じる時期がやってきたことを物語っています。
③【魚座の火星】緊張状態と曖昧さを表わす満月
3.魚座の火星ー双子座の金星、双子座の太陽ー射手座の月がTスクエア
- 満月・月食を形成する月が魚座の火星とスクエア(90度)
- 満月・月食を形成する太陽が魚座の火星とスクエア(90度)
- 月と太陽のオポジション(180度=満月)
2020年6月6日の満月では、火星が90度という葛藤の度数をとっています。
これは、「手放しでは楽しめないムード」を否定できませんし、予想外の出来事も起きやすいです。
火星は「物事の開始」、土星は「完成へと向かうエネルギー」を強める、という解釈です
火星は海王星と同じ魚座にあり、「原因不明の何かが不用意に広がってしまうこと」や「どこからどこまでが必要か不要かが曖昧」といったことを示唆しています。
今回の射手座の満月を形成する太陽と月、そして火星はTスクエアとなっており、一種の緊張状態が続いていることを表わしています。
これらのことから、まだまだ世の中が曖昧な要素に満ちていることを念頭に置いておくほうがいいのかもしれません。
④【水星と天王星が60度】この時期を乗り越えるヒントになりそう
4.蟹座の水星ー牡牛座の天王星がセクスタイル(60度)
2020年6月の射手座の満月は火星とTスクエアを形成して、緊張状態がまだ続いていることを表わしています。
しかし、これをサポートするかのように、私たちの知性を表わす水星と天王星が生産的な角度をとります。
これは、自分の頭で考え、何が最善か自立した考えを持つことも求められていますし、この時期を乗り越えるヒントにもなりそうです。
【まとめ】2020年6月6日の射手座満月の過ごし方ポイント
2020年6月の満月・月食の過ごし方をまとめてみましょう。
- 身近な情報網を大切にしましょう。そのうえで社会情勢にも目を向けましょう。
- まずは今の世の中のムードに慣れるだけで十分。本格的な舵取りはこれからです。
- 何が最善か「自分で考える」ってことが大事です。
【12星座別】2020年6月6日の射手座満月・月食の過ごし方
今回は1つの大きな節目となる月食を伴う射手座での満月ですが、12星座別にどのような節目を表わすか記しておきましょう。
過ごし方のヒントにしてみてください。
牡羊座:自分の専門分野を活かすと周囲の人の力になりそう。
牡牛座:誰かとの見えない絆に変化、進化があるかも。
双子座:あなたが美しいと思うことを周囲にもシェアしよう。
蟹座:あなたの情報網を生かそう。
獅子座:仲間の手を借りて思いっきり表現してみよう。
乙女座:自粛ムードで気づいた「居場所の大切さ」を引き続き念頭に置き大切に。
天秤座:身近な情報網と、自分の専門分野を関連付けて知恵を絞ろう。
蠍座:経済的なことに関して進化する。
射手座:あなたの影響力を活かそう。
山羊座:潜在化での変化を敏感に感じ取ろう。
水瓶座:仲間のチカラを信じよう。
魚座:勝負に出れる。
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