自在に星読みをしている人の
思考パターンが分かっちゃう講座
「ホロスコープに水星と冥王星のアスペクトがあった場合、どう解釈すればいいんだろう…」とお悩みのあなたへ。
この記事では、水星と冥王星のメジャーアスペクト（0,60,90,120,180度）の解釈の例を紹介します。
Contents
水星と冥王星の意味とアスペクトの影響
水星と冥王星が表すもの
水星は、知性とコミュニケーションを意味する天体です。
頭の良し悪しに関わるような知的能力に加え、自分を表現することや、話す聞くなどのコミュニケーションの基本的な能力を表しています。
一方で、冥王星は、破壊と再生、限界、強制力をもたらす天体です。
水星と冥王星の意味をまとめると次のとおりです。
- 人を惹きつける言葉
- 徹底的なコミュニケーション
- 知識を力として使う
- 目に見えない領域の言語化
これらについて、水星と冥王星のアスペクトがソフトであればスムーズに進み、ハードであれば困難や試練に遭遇しやすいといえます。
アスペクトの影響は天体の年齢域と関係する
アスペクトは、遠い天体が近い天体に影響を与えると解釈します。
これは、「年齢域の高い天体が年齢域の低い天体に影響を与える」と言うこともできます。
天体には年齢域という考え方があり、その順番に従って、年上の天体が年下の天体に影響を与えると読みます。
水星と冥王星の関係は、冥王星の方が年齢域が高く、冥王星から水星へと影響を与えると解釈します。
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水星と冥王星のコンジャンクション（0度）
2つの天体の良い部分も悪い部分も強め合う関係
水星と冥王星のコンジャンクションを持つ人は、驚異的な集中力と諦めない粘り強さ、そして、鋭い知性を持っています。
常に最高の学びを求め、徹底的に役立つスキルを習得し、知識を力として使えるまでに高めていきます。
表面的なことよりも「実際に何が起こっているのか」「本質や真実は何なのか」といったことが重要だと考えていて、より深く、根本的な部分を知ろうとします。
そのため、人の心理や真実にも興味を持ち、他者の隠された秘密を見つけたり、掘り出したりするようなことにも関心を寄せていくでしょう。
また、水星と冥王星のコンジャンクションを持つ人は、とても高いコミュニケーション能力を持っています。
一対一で、自分のことを語るようなことはあまりしませんが、会議や公の場で発言することは得意です。
人を惹きつけるカリスマ性があり、豊富な知識に裏打ちされた発言ができるため、どんな相手でも説得ができ、自分の意見を通していけるでしょう。
水星と冥王星のコンジャンクションを持つ人の発言には力があり、他者の意見や考えをガラリと変えてしまうほどの影響力があります。
あなたの言葉は、あなたが思っている以上に、大きな影響力を持っているのです。
時に、少し支配的になってしまったり、強制的な言い方になってしまったりすることがあるので、発言するときは表現を和らげるように意識すると良いでしょう。
水星と冥王星のオポジション（180度）
2つの天体がぶつかり合う関係、対立するまたは高め合う
水星と冥王星のオポジションを持つ人は、真実を知りたいあまり、とても疑り深くなるかもしれません。
たとえ怪しい点が一切なくても、「もしかしたら、何か隠されているのでは？」と真相を追いかけてしまうことがあるでしょう。
考え方や意見も、「0か100」というように極端になりやすく、一旦、ひとつの考えにたどり着くと、なかなかそこから抜け出せなくなってしまう傾向があります。
曖昧な解決策を受け入れることが少し苦手で、白黒はっきりさせたいと思う気持ちが強く出ることがあるかもしれません。
一方、水星と冥王星のオポジションを持つ人は、コミュニケーションで自分の思いを伝えることを難しく感じるかもしれません。
真実に気づき、物事を深く理解しているにも関わらず、それをうまく言葉にできず、歯がゆい思いをする場面もありそうです。
相手に全てを理解することを求めたり、「全てを説明できないなら、最初から言わない」と考え、一切を胸にしまいこんで黙ってしまったりすることもあるでしょう。
しかし、話すことを諦めてしまったら、相手にはなかなか伝わらなくなってしまいます。
あなたが諦めずに伝え続ければ、必ず最後には結果を出せるはずです。
あなたの粘り強さは、相手に大きな変化を与えることができるでしょう。
水星と冥王星のスクエア（90度）
1つの天体が葛藤する関係、不調和の状態または何らかの解決策を取るよう働きかける作用も
水星と冥王星のスクエアを持つ人は、自分と異なる意見を持つ相手に対して、手厳しくなってしまうところがあるかもしれません。
知識量が豊富でコミュニケーション力もあるので、相手が言葉を発する前に、説得力のある言葉で説明し、相手を圧倒してしまうこともあるでしょう。
鋭い言葉を使って相手を傷つけてしまう可能性もあるため、議論になったら少し冷静になるように意識すると良いでしょう。
また、水星と冥王星のスクエアを持つ人は、真実を見抜く力があり、とても繊細な感性を持っています。
自分の心の奥深くにある嫉妬や憎悪といった暗い感情も敏感に感じとり、それに恐れや嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。
この恐れや嫌悪感が「言葉と共に、止めどなく溢れてくるのではないか」と心配して、無意識に考えや意見を心に押し込めてしまいがちです。
しかし、水星と冥王星のスクエアを持つ人は、人よりも深くそのことを感じ取れる感性があるだけでなく、表現できる能力もあります。
ただ恐れたり避けたりするのではなく、その感情をわかりやすく言語化したり、本質を突き詰めていったりすると良いでしょう。
調査することや情報収集が好きなところもあるので、世の中の真実を明かしたり、秘密を暴いたりするジャーナリストや探偵といった仕事にも向いているかもしれません。
あなたの言葉で救われたり、大きく変容したりする人もいるでしょう。
水星と冥王星のトライン（120度）とセクスタイル （60度）
2つの天体が調和していてエネルギーがスムーズに働く関係
トラインとセクスタイル（ソフトアスペクト）を持つ人は、水星と冥王星のエネルギーがスムーズに通ります。
真実や本質を追い求め、徹底的に知識や情報を集めようとするでしょう。
「もっとコミュニケーションを取らなければ」「もっと深く知らなければ」とストイックに考えすぎてしまうこともあるかもしれません。
しかし、その考えをうまく原動力として生かすことで、誰よりも学びを深めることができたり、専門的な知識を得てスペシャリストになったり、その道を極めることもできるでしょう。
その一方で、トラインとセクスタイル（ソフトアスペクト）を持つ人は、表面的なことや、口先だけの発言に騙されたり振り回されたりすることはなく、その人の本質や内面を見ようとします。
そのため、コミュニケーションが苦手で、自分の意見や考えをうまく伝えられない人や、心の問題で苦しんでいる人を助ける職業にも向いているでしょう。
言語療法士や音楽療法士などでも才能を発揮できるかもしれません。
また、セックスや死など、人生のタブーとされるテーマについて話したり書いたりすることにも興味を持ちやすいので、これらのテーマを扱うようなライターや小説家として活躍することもあるでしょう。
【まとめ】 水星と冥王星のアスペクト
水星と冥王星のアスペクトを持つ人は、知性やコミュニケーションの力を生かし、社会や人々の心に大きな影響を与えていきます。
コンジャンクション・ハードアスペクト（オポジション・スクエア）を持つ人は、豊富な知識とカリスマ性で、多くの人を魅了し、力強く引っ張っていくでしょう。
しかし、影響力が強すぎて、少し支配的な話し方になったり、強引に自分の意見を推し通そうとしたりする可能性があるので、発言するときは表現を工夫してみましょう。
ソフトアスペクト（トライン・セクスタイル）を持つ人は、とても熱心に知識やコミュニケーションを求めていきます。
鋭い分析力や深い洞察力を生かして、隠された真実を明らかにしたり、目に見えない領域やタブーに光を当てたりして、あなたらしい作品を世の中に送り出すことも可能です。
感性を生かして、表現していきましょう。
今回の記事を参考に、水星と冥王星の関係性についてイメージを膨らませながら、読み解きを深めていってくださいね。
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