命日のホロスコープから故人のメッセージを読み解く「命日占い」は、西洋占星術師・かげした真由子先生発案の新しい星読みです。その「命日占い」の書籍が2020年6月15日に発売決定!書籍の発売を記念して命日占いを大特集します。
書籍『命日占い』(サンマーク出版)の冒頭100ページ分を
無料で試し読みできます!
試し読みしたい方はこちらからごらんになれます。
かげした真由子先生の命日占いは、星読みの知恵をベースに、命日のホロスコープと残された人のホロスコープを読み解きます。
命日占いでは、命日は「もう一つの誕生日」。
かげした真由子先生が独自の解釈を加えて、命日のホロスコープから亡くなった人と残された人との関係性やメッセージを読み解いていきます。
「死」は、私たちにとって受け止めることが難しいものです。
命日占いは、「生も死も人間にとって大切な節目であることを、あるがままに受け止めたい」というかげした真由子先生の祈りの気持ちがベースになっています。
この記事では、かげした真由子先生がなぜ今の時代に命日占いを生み出したのか、「死生観」というキーワードから語っていただきました。
Contents
【今なぜ命日占い?】日本には死生観が曖昧な人が多い
世界には、キリスト教、仏教、儒教などたくさんの宗教があります。
日本は、あまり偏った宗教がない国ですよね。
日本でも神道や仏教を信仰している人もいれば、キリスト教を信仰している人もいます。
しかし、2018年にNHK放送文化研究所が行った「宗教」に関する調査によると、「信仰している宗教は無い」と答えた人が62%という結果が出ています。
(国際比較調査グループ「宗教に関する日本の調査結果」より:https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/20190401_7.html)
死生観とは、生きることと死ぬことに対する考え方のことです。
死生観は、信仰している宗教から影響を受ける人が多いと言われています。
宗教では、死や死後の世界について教えを説いているからです。
日本は、特定の宗教を信仰しない人が多いので、日本に生きる人の死生観は宗教の影響を受けにくいといえます。
そのため、いろいろな死生観を受け入れられる国とも言えます。
ただ、特定の宗教の影響を受けないがゆえ、はっきりとした死生観をもたずに、死生観が曖昧なままで生きている人が多いのも事実です。
死生観が曖昧なことは、ある意味とても自由で創造的なことだと思います。
しかし、私たちは人生の中でしばしば「死」に出会い、その時に死生観が曖昧だと、
「なぜ生きるのか」「なぜ死ぬのか」に関する落とし所が宙に浮いたままで、自分の存在に不安定さを抱えることもあります。
【今なぜ命日占い?】時代とともに死生観も変化があっていいのでは?
現代は、インターネットの急速な普及により、非常に便利な時代となりました。
調べたいことは、インターネットで検索すればあらゆる情報を得ることができます。
特に、ここ数年はAI(人工知能)が飛躍的に進歩し続けていますよね。
この先の見通しについては、10〜20年後に、日本の労働人口の約半数が就労する職業は、AIやロボットなどで代替できる、とする研究結果が発表されています。
(野村総合研究所2015年12月2日ニュースリリースより:
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf )
今後AI時代が到来すると、より一層の情報が飛び交う世の中となります。
流れてくる情報をすべて鵜呑みにしていると、機械任せの人生を送ることになりかねません。
また、宗教が私たちに死生観を提示してくれたように、私たちは生きていく上で、ある程度の死生観をもっておくことが生きる安心感につながるようです。
ところが、機械任せで効率化重視の世の中になってしまうことで、ゲームの世界観のごとく、
生や死さえデジタルに割り切ったものになるのは、なにか大切なことを見失うような気がしてなりません。
決して、「死生観が曖昧なことに対して危機感を持ちましょう!」という事が言いたいわけではありません。
しかし、時代が移り変わるにつれて、私たちも死生観について新しい視点をもってもいいのではないか、と思うのです。
【今なぜ命日占い?】人間的に豊かな人生には自分なりの死生観が必要
私は、特定の宗教の影響を受けた死生観を持つことなく、自分の死別体験や様々な出会いから得てきた知恵をもとに、オリジナルの死生観を持つに至りました。
そして、これは何も私だけに起こっていることではないような気もしています。
私たちが「AIによる効率化」という時代の恩恵を受け取りつつ、人間としての豊かさも受け取って生きていくには、どうすればいいのか。
私は、合理的・効率的というものさしでは測れない「もう一つの軸」、すなわち自分なりの死生観というものが必要だと考えます。
かげした真由子の命日占いはオリジナルの死生観をつくるきっかけ
医療が進歩し、「人生100年時代」と言われる世の中になりました。
人が生きている時間が長くなるということは、人との出会いが増えます。
すると、出会いの数だけ別れがあり、大切な人を亡くす体験は増え、その別れの数だけつらい悲しみを乗り越えなければなりません。
そんな今、自分なりの死生観がもっておくことは、心のお守りのような機能を果たします。
では、これからの時代を生き抜くために、自分軸や死生観を持つためにはどうしたらいいのでしょうか。
私は、あなた自身がオリジナルの物語を作ったら良いと思っています。
すでに語られている死生観に、自分の死生観を重ね合わせるのも良いでしょう。
でも、特に何も死生観を持たれていない場合、自分なりの死生観を持てばいいと思います。
「死ぬとどうなるのか?」「私たちはなぜ生きるのか?」
この世で生き、より心豊かな現実を作るためには、どのような死生観が自分を安堵させてくれるのか。
それが一番重要なのです。
こちらの記事で、かげした真由子の死生観についてお話ししました。
私は、生きていく中で自分自身の死生観を育み、そして命日占いを作りました。
書籍『命日占い』でもふれていますが、命日占いは、今を生きる残された人と亡くなった人との関係性や残された人へのメッセージを見つけ出し、絆を取り戻すきっかけづくりをします。
しかし、命日占いはあくまで「きっかけ」にすぎません。
命日占いを体験した方には、そこで見つけ出した関係性やメッセージから、おのずと思い出す2人だけの物語があると思います。
命日占い、そしてこの占いを広く伝えたいと思って作った書籍を通して、物語の続きは今を生きるあなたが作っていってほしい、と願っています。
次回は、命日と誕生日が同じになる不思議についてお話しします