占星術には、人の一生を約10年ごとに区切り、それぞれの年代にテーマがあると考える「年齢域」という考え方があります。
45〜57歳頃は、その中でも「木星期」と呼ばれる時期。
自分自身や人生を受け入れ、より大きな拡大や豊かさにつなげていくことがテーマになる年代です。
この記事では、木星期に起こりやすい変化や、この時期を自分らしく輝くためのヒントをわかりやすくご紹介します。
でも実は、木星が強くなるという意味ではないんですよ。
45〜57歳頃になると、木星が象徴する「受け入れる力」や「広げていく力」を育んでいく時期に入ります。
木星のエネルギーを上手に受け取ることで、人生は桁違いに豊かになっていきますよ♪
それでは、さっそく見ていきましょう!
Contents
占星術の年齢域とは【木星期は45〜57歳】
占星術には人間の発達段階と天体を結びつけて考える【年齢域】というものがあります。
年齢域は、人の一生をだいたい10年ずつくらいに区切り、【その年代ごとに育むべきテーマ】を設定しています。
例えば「0~7歳は月で、感情が発達するとき」「7~15歳は水星で、知性が発達するとき」というように、その年代ごとにテーマがあるのです。
それぞれの天体の年齢域は次のようになっています。
| 天体 | 年齢域 | 特徴 |
| 月 | 0〜7歳 | 自分の心が安定する土台を作る |
| 水星 | 7〜15歳 | 知性やコミュニケーション能力を伸ばす |
| 金星 | 15〜24歳 | 大好きという感性を高める |
| 太陽 | 24〜34歳 | 人生の目標を見出す |
| 火星 | 34〜45歳 | 人生の目標を具体的に形にしていく |
| 木星 | 45〜57歳 | 自分のことも人生も受容できるようになる |
| 土星 | 57〜70歳 | 社会的な成果を生み出していく |
| 天王星 | 70〜84歳 | 今までの常識を打ち壊していく |
| 海王星 | 84歳〜死ぬまで | 目に見えない世界へつながっていく |
| 冥王星 | 死後 | 魂の世界 |
この記事では、表の中の木星期(45〜57歳)にフォーカスします。
それでは、「木星期」の年代では、どのようなことがテーマになるのかを見ていきましょうね。
さきほどの表をご覧ください!
年齢域の図のとおり、火星期である「34〜45歳」で「人生の目標」を社会に打ち出したあなたは、木星期になるとその影響が外側へ広がり、人生が豊かに実っていく「拡大と受容」のときを迎えます。
木星期は、ちょうど更年期と重なる方も多く、心身が揺らぎやすい時期でもあります。
ですが、より豊かな自分に向かって変化しようとしているサインでもあるのです。
この木星期をどう過ごしたらいいか、何に気をつければいいのか、占星術の観点からお伝えします。
こちらの記事をチェックしてくださいね!
木星は【寛大さ・喜び】と【拡大する力】の星
木星は、拡大・寛容・楽観・喜び・生きがいを象徴する天体です。
暖かみと寛大さを持つ、明るくポジティブな天体で、「生きていてよかった」「この人と出会えてよかった」というような、じんわりと温かい喜びとつながっている星でもあります。
「お金を稼ぐこと」「地位を得ること」といった具体的な目標そのものよりも、「もっと可能性を広げたい」「より豊かな人生を築きたい」という、発展や成長への意欲に近いところにある天体です。
木星期とは、自分がやってきたことが周りへと広がり、影響力が拡大していく時期のこと。
火星期を通して外に向かってがむしゃらに行動してきた経験を振り返ったとき、自分の才能や強みに気づき、それをもっと広げていきたいという意欲が生まれてくるからです。
実際に、木星期にあたる45〜57歳の人は、これまで積み上げてきたことが社会に広がり始め、自分の影響力を実感し始める人も多いのです。
しかし、この年代は人によって状況がさまざま。
家庭では子育てがひと段落し、自分のための時間が生まれたり、新しい学びを求めるようになったりするかもしれません。
一方で、更年期の影響で心身が揺らいだり、子どもの独立や親の介護など、生活環境が大きく変わる方も少なくありません。
「頑張ってきたのになんだかむなしい」「これから何を目指したらいいんだろう」そんな気持ちが芽生えることもあるでしょう。
けれど、それはこれまでの歩みが間違っていたからではなく、人生の豊かさを、これまでとは違う視点から見つめ直すタイミングを迎えているからかもしれません。
木星期は、これまで積み重ねてきた経験を土台にしながら、「これからの人生を、どう豊かに広げていこう?」と新たな可能性に目を向けていく時期でもあるのです。
年齢域は【花の成長】に例えると理解しやすい
年齢域は「花の成長」としてとらえると理解しやすくなると考えています。
もっと木星期を理解するために、年齢域の流れを見ていきましょう。
月は【0~7歳】
人間が「オギャー」と生まれて、感情(月)を育てていきます。
月の時期はぐんぐんと栄養を吸収するときや、大人の言うことを吸収するときと言われています。
花に例えると、種が発芽して双葉が出始めて、根っこを張ろうとするときです。
水星は【7~15歳】
水星は知性を表すことから、この時期は知性の発達のとき。
言葉を覚えて知識を増やしていくときです。
人間では、ちょうど義務教育にあたる頃でしょう。
大きな花になろうと、葉を増やして根っこもますます張り巡らせていくときです。
金星は【15~24歳】
感性を磨くとき。
人間で言うと思春期にあたり、恋愛に興味を持ち始めるころです。
ワクワクすることや好きなことに夢中になります。
花に例えると、葉が成長してつぼみをつけるころです。
太陽は【24~34歳】
成人になって、アイデンティティを育むときです。
自分の使命や自分らしさが育っていきます。
いよいよ、自分という大きな花を咲かせるときです。
火星は【34~45歳】
アイデンティティが育ったら、今度はそれを社会へ打ち出していくときに入ります。
咲かせた花から種がポロポロと飛び出すようなイメージ。
つまり、自分をどんどん外側に出していくときと言えます。
木星は【45~57歳】
自分という存在が社会に根ざしていくときです。
今まで自分がやってきたことに成果が出て、より広がっていきます。
これは、影響力を持つとも言えるでしょう。
花で言うと、火星期でこぼれ落ちた種が大地に蒔かれ、また芽を出して成長をはじめるときです。
自分の影響力が拡大していくときとも言えるでしょう。
土星は【57~70歳】
人生の集大成を迎えます。
今までの人生を振り返り、自分のためだけでなく、人のために生きようと考えるときです。
花に例えると「私は大地であり、花であり、根っこである」というように、自分という存在が世界と統合されていくイメージです。
その広がりを受け取るほど、人生はどんどん豊かになっていくでしょう。
木星期は【自己受容で豊かになる】ためにある
木星期には次のようなことが起こりやすくなります。
内側から湧き上がる欲求
- 「自分一人の力でやり切る」という感覚が通用しなくなる
- お金・地位・名誉への欲求が薄れ、生きがいを求めるようになる
- 一人では到底成し遂げられないような、大きなビジョンが浮かんでくる
- シンクロニシティ(偶然の一致)が増え、物事が不思議とつながり始める
木星期ならではの悩み
- 「やる気がなくなってきた」「欲がなくなった」という感覚が出てくる
- 更年期と重なり、心身が不安定になりやすい
- このままでいいのかという問い直しが起こる
- 火星期にやり残したことが気になり始め、焦りを感じる
こういった気持ちになりやすい人は、まさに木星のパワーを感じ取っています。
自分も周りも受け入れながら、より豊かに広がっていくために、木星が新しいステージへと押し上げようとしているのです。
心理的にも変化が多く、戸惑うこともあるかもしれませんが、ぜひ前向きに捉えてみてくださいね。
木星期だからこそ起こせる大きな変化
「木星期ってなんだか大変そう」と思ってしまう人もいるかもしれません。
けれど、心配しなくても大丈夫です。
木星期では次のような嬉しいことも起こせるのです。
- 一人では成し遂げられなかったことが、周囲の協力を得て実現し始める
- 自分の影響力が、意識しなくても自然と広がっていく
- 喜びに根ざした行動が、社会のニーズとつながり始める
- メンタルが安定し、楽観的になれる
- 今まで許せなかったことが、受け入れられるようになる
木星期は、気持ちを楽にしていい時期です。
今まで頑張ってきたことが実を結ぶ時期だからこそ、力を抜いて寛容に木星のエネルギーを思いきり受け取りましょう。
木星期の【許す】ってどういうこと?
木星期の「許す」とは、いろんな価値観をすべて包み込める「視座」に立つことです。
私たちは生きていく中で、さまざまな価値観と出会います。
勝ち負けで物事を判断する世界、上下や優劣で良し悪しを決める世界、「みんな違ってみんないい」という多様性の世界など、どれも私たちが経験してきた意識の段階です。
木星期になると、そのどれかが「正しい」と決めるのではなく、すべてが見える場所に立てるようになっていきます。
若いころは、誰かと自分を比べてしまったり、あの人が羨ましいと感じることもあったかもしれません。
そういった感情がふっと和らいで、毎日がずっと生きやすくなってくるのが木星期なのです。
それが木星期の「許す」の本質なんです♪
自分と違う価値観の人を見たとき、「そういう生き方もあるんだな」と受け取れるようになってくるのです。
木星期の裏テーマ【父親像を超える】
実はもう一つ、木星期には大切な裏テーマがあります。
それが、父親像を超えるということ。
占星術では、木星は「発展・拡大」を象徴する天体です。
そして木星と結びつくギリシャ神話のゼウスは、父であるクロノス(土星)の支配を乗り越え、神々の王となった存在。
その物語には、「これまで自分を縛っていた価値観やルールを超えて、自分の世界を広げていく」という木星らしさが表れています。
私たちは知らず知らずのうちに、お父さん(またはお父さんの代わりになった人)の価値観や金銭感覚、社会での振る舞いを「社会のルール」として内側に持っています。
木星期になると、自分の影響力や成功がそのイメージの枠を超えようとする場面が出てきます。
例えば「なぜか収入が上がらない」「もっとやれるはずなのに、何かに引っかかるように前に進めなくなる」と感じたことはありませんか。
そのブレーキの正体が、無意識に持っているお父さんの姿やイメージである場合があります。
でもこれは、お父さんより偉くなろうということではないんですよ。
自分の中にある「社会はこういうものだ」「成功とはこういうものだ」というイメージの枠を広げていくこと。
それこそが木星期の「父親像を超える」という意味です。
「お父さんの次の世代として、新しい地図を描いていい」と自分に許可を与えることが、木星期をより豊かにする鍵になるでしょう。
木星のスイッチを入れる3つの方法
「木星のパワーってどうやったら受け取れるの?」という人のために、木星のエネルギーを受け取りやすくする方法をお伝えします。
①「ないもの」を探すのをやめ、「あるもの」を認める
火星期までは、なりたい自分を目指すことがテーマでした。
木星期はその逆で、「これが今の私らしさなんだ」と、あるものを認めるところから始まります。
自分に足りないものを探すのではなく、すでに自分の中にある才能・経験・個性を、静かに受け取ってみてください。
②心からの喜びに根ざしたことを広げていく
木星は生きがい・喜びの星です。
「私の喜びが、誰かの喜びと一致している」という感覚を大切にしてください。
その感覚を意識的に増やしていくことが、木星の流れに乗る最も大切なことです。
③金星期のときめきを取り戻す
木星期の前半に、金星期(15〜24歳)にやり残した「好き・ときめき」が再び浮かび上がってくることがあります。
若いころに後回しにしてきた趣味や夢中になっていたことをもう一度楽しんでみることが、木星のパワーを自然と広げていきます。
木星と金星はシンクロしやすい星同士なので、ときめきを大切にするだけで木星期がスムーズに流れ始めます。
【まとめ】木星期は楽になっていい時期
45〜57歳の木星期は、これまでの積み重ねが実を結び、人生がより豊かに広がっていく時期です。
「欲がなくなった」「やる気が出ない」と感じたなら、それは木星期への入口のサインかもしれません。
一人で頑張ることを手放して、自分の喜びを周りと分かち合ったり、ありのままの自分を受け入れ、これまでの経験をより広い世界へとつなげていくことで、あなたの人生は自然と豊かになっていきます。
木星のパワーを味方につけて、より豊かな自分へと広がっていってくださいね♪
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