命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
この記事では四柱推命の【特殊星(神殺)】の1つである【飛刃(ひじん)】について詳しく解説します。
特殊星(とくしゅせい)とは、命式の中にある天干や地支の特定の組み合わせからわかる傾向に名前をつけたものです。
飛刃を持つ人は、強い精神力を持ち勝負事を好むタイプだとされています。
その成立条件や、飛刃が命式にある場合の意味、運気で巡ってくるときの活かし方について解説します。

Contents
四柱推命|特殊星【飛刃(ひじん)】とは?強い意志と行動力を持つ星
特殊星は、約3000年以上の歴史を持つ四柱推命が蓄積してきた「この組み合わせを持つ人はこういう傾向が強そう」というデータがもとになっています。
特殊星の1つである【飛刃(ひじん)】は、精神力の強さと行動力を象徴する星です。
飛刃が命式にある場合は、意志が強く、精神的にタフで、勝負事などの挑戦や困難に立ち向かう力があります。
一方で、熱しやすく冷めやすい傾向もあることから、エネルギーの使い方を間違えるとトラブルを招くことも。
飛刃の類稀なるエネルギーを上手にコントロールし、自分の情熱を長続きさせる工夫をすることが、大きな成功に繋がります。
飛刃(ひじん)が命式にある場合
飛刃が、命式のどこにあるかによって与える影響やパワーが変わってきます。
年柱にある場合は、幼い時から自立心が強く、周りの環境に縛られない自由な行動を取ることができるでしょう。
理解ある環境に恵まれると、成長スピードも目覚ましくなります。
月柱にある場合は、職場など社会的な場面で目立つ存在となり、リーダーシップを発揮するでしょう。
飛刃がもたらす移り気な性質を意識し、長期的な視点で行動することが成功のポイントです。
日柱にある場合は、常に新鮮な体験を好む姿勢が恋愛や結婚にも現れやすくなります。
自分の望みを叶えるのと同じくらい、相手への思いやりを意識することが、より良い関係を築く上で大切です。
時柱にある場合は、晩年に向けて飛刃のエネルギーが高まります。
新しい挑戦を続けることで、刺激的で充実した人生を送ることができますが、安定とのバランスを心がけると良いでしょう。
また、命式に飛刃が2つや3つある場合、直感力や行動力がさらに強まります。
思いつきや気まぐれで軽はずみな行動にならないように、自分のやりたいことをしっかりと見極めることが大切です。
自分の情熱を冷静にコントロールし、周りのために活かすことで、大切な人たちとより大きな幸せを実現することができるでしょう。
講座の中でプレゼントしている「あなたらしい人生を歩むためのあなた自身の命式表」を使うと、運気の流れも自分で読み解けるようになるんだ!
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
飛刃(ひじん)が運気で巡る場合
巡る運気の十二支とあなたの日干が飛刃の組み合わせになることで、飛刃の影響を受けます。
運気には、10年周期の大運、1年周期の年運、1ヶ月周期の月運、1日周期の日運などがありますが、期間の長いほうが影響力は強くなります。
大運(10年) > 年運(1年) > 月運(1ヶ月) > 日運(1日)
運気で飛刃が巡ると、その期間中は決断力や行動力が高まります。
チャンスを素早く捉え行動に移すことができるため、新しい挑戦での成功や、新たな人間関係にも恵まれやすくなります。
ただ、熱意が強まる一方で、飽きっぽさや無鉄砲さなどが出やすくなることも。
重要な決断をする前には、一呼吸置いて情熱を冷静にコントロールすることを心がけましょう。
飛刃のエネルギーをポジティブに活かし、計画性を持って進むことで、この時期を大きな成長の機会に繋げられますよ。
運気でめぐる神殺に比べると、自分の命式にある方が影響力があるとされていますよ♪
あなたの命式に飛刃(ひじん)はある?飛刃の調べ方
あなたの四柱推命の命式に【飛刃(ひじん)】があるかどうかを一覧表で確認してみましょう。

飛刃(ひじん)を持つかどうかは、日干を基準にして地支との関係で算出します。
下記表のいずれかの組み合わせとなっている場合、飛刃(ひじん)を持ちます。
日干
|
条件
|
日干
|
条件
|
甲
|
地支が「酉」
|
乙
|
地支が「戌」
|
丙
|
地支が「子」
|
丁
|
地支が「丑」
|
戊
|
地支が「子」
|
己
|
地支が「丑」
|
庚
|
地支が「卯」
|
辛
|
地支が「辰」
|
壬
|
地支が「午」
|
癸
|
地支が「未」
|
たとえば、下記の命式の場合、日干が「丙」かつ日柱の地支が「子」のため、「飛刃が日柱にある」ことがわかります。

命式の他の部分も読めるようになりたいという人は、四柱推命協会の無料講座もチェックしてみてくださいね。

命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
飛刃(ひじん)に影響を与える条件
飛刃(ひじん)を持つかどうかは、日干を基準にして地支との関係で算出しますが、命式の他の要素に影響を受け、発揮される力が変わることもあります。
命式の中に通変星の【偏官(へんかん)】があると、飛刃のもたらす作用がプラスに発揮されやすくなります。
周りを巻き込みながらスピーディーに成し遂げる性質を持つから、飛刃の持つ精神的な強さを積極的な行動につながるよう後押ししてくれるんですね♪
こちらもあわせてチェックしてみよう♪

飛刃(ひじん)が恋愛/結婚、金運に与える影響を解説
命式から読み解けることはたくさんありますが、生まれ持った性質や強みを読み解くときに重要視されるのは、日干(にっかん)・通変星(つうへんせい)・十二運星(じゅうにうんせい)の3つです。
日柱の【十干(じゅっかん)】である日干からは、あなたの基本的な性格やコアな本質がわかります。
そして、【通変星(つうへんせい)】からはあなたが持っている才能や能力が、【十二運星(じゅうにうんせい)】からはあなたのエネルギーの質や強さを読み解けます。
その上で、あくまでも補助的に使われるのが特殊星です。
ここでは、飛刃がもたらす作用を場面ごとに解説します。
飛刃が命式にある場合、もしくは運気で巡る場合、恋愛や結婚、金運に与える影響を読み解いていきましょう。
【飛刃(ひじん)】の恋愛・結婚傾向
飛刃を命式に持つ人は、一目惚れなど情熱的で急展開の恋愛を経験しやすいでしょう。
相手の気持ちを直感で察することができ、恋愛のチャンスをしっかり掴みます。
ただ、何事にもフットワークが軽い性質が裏目に出ると、交際がなかなか長続きしないことも。
結婚においては、行動力と決断の早さからスピード婚になる人も多いでしょう。
日常生活の中でも自由や変化を求めるため、相手の気持ちを尊重することを心がけることが長続きのコツとなります。
同じ趣味などがあると、一緒に変化を楽しめる関係を築くことができますよ。
運気で飛刃が巡ってくる時期は、新しい出会いや恋愛のチャンスが訪れやすくなります。
この時期は、一時的な感情に流されてしまわないよう、自分の本当の気持ちをしっかりと見つめることが大切です。
相手のことをよく知り、お互いの理解を深めてから次のステップに進むと、安定した関係を築けるでしょう。
憧れます!
【飛刃(ひじん)】の金運傾向
飛刃を持つ人は、卓越した判断力と実行力によってビジネスチャンスを逃さず、大きな利益を得る可能性が高いでしょう。
投資など、リスクを取る勇気が必要な場面でも成功を収めやすいとされています。
その反面、即断即決する力が、時として予想外の出費や冒険的なお金の使い方に繋がることも。
日頃から金銭管理のスキルやリスクマネジメントの感覚を磨いておくと良いでしょう。
運気で飛刃が巡ると、金運アップのチャンスが訪れやすくなります。
この時期には、一攫千金のようなチャンスに恵まれる可能性がありますが、同時にリスクも伴いやすくなります。
大きな金額を動かす場面では、十分な情報収集と分析を行ってから行動に移しましょう。
長期的な視点で安定した使い方を心がけることが、よりいっそうの金運アップにつながります。
飛刃のエネルギーをうまく活かして、豊かになってほしいな♪
【まとめ】飛刃(ひじん)は情熱が行動力を引き出す星
飛刃は、他に類を見ない精神力と行動力を持つ一方で、エネルギーの波も表に出やすい星です。
この星の特性を理解し、自分の成長や周りの幸せのために活かすことで、人生の様々な場面で成功を掴むことができるでしょう。
ただ特殊星とは、命式の中にある天干と地支の特定の組み合わせからわかる傾向のこと。
命式を読み解くときには、あくまで補助的に使います。
日干や通変星、十二運星をメインに解釈しつつ、自分の道を進んでいくヒントとして特殊星を活かしていきましょう。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる