命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
九星気学と四柱推命は、どちらも古代中国の「陰陽五行説」を共通のルーツとする東洋占術ですが、読み解く対象や目的が大きく異なります。
- 九星気学 : 「吉方位」や「動くべきタイミング」など、現在の運気の流れや開運行動を知るのが得意
- 四柱推命 : 生まれた日時から「本質的な性格」「才能・強み」「一生の運気の波」を深く読み解くのが得意
引っ越しや転職の方位・日時の選定には九星気学を、自己分析や適職・相性の把握には四柱推命を活用するのがおすすめです。
この記事では、両者の具体的な違いや効果的な組み合わせ方、2027年の運勢の読み解きまで分かりやすく解説します。
Contents
九星気学と四柱推命とは?どちらも東洋占術の命術のひとつ
九星気学と四柱推命は、東洋占術の「命術(めいじゅつ)」に含まれる占いです。
命術とは占術の種類のひとつで、生年月日を元に読み解いていきます。
その中でも九星気学(きゅうせいきがく)は、今の流れや、動くとよい方向を読み解くための占いです。
生年月日から9つの星を割り出し、九星盤という図を作成します。
そして年・月・日と方位の星を重ねて、行動のタイミングと方向性を見ていきます。
九星気学も四柱推命も「陰陽五行説」を基礎とする占術
九星気学も四柱推命も【陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)】をベースにした占術です。
陰陽五行説とは、「陰陽説」と「五行説」という別の概念を組み合わせたもの。
どちらも東洋占術の基礎となる、古くから伝わる東洋思想です。
【陰陽説(いんようせつ)】は、この世の全てのものを「陰(いん)」と「陽(よう)」に分けて捉えようとする考え方です。
例えば、陽が象徴するものには「大きい・動・熱・温かさ・明るさ・外に向かう性質を持つ」があります。
一方の陰が象徴するものには「小さい・静・寒さ・冷たさ・暗さ・内に向かう性質を持つ」があります。
陰陽は相反した要素を持ちますが、対立や優劣を表すものではありません。
陽があるから陰があり、陰があるから陽があるというように、お互いに助け合いながら成立している関係です。
そして【五行説(ごぎょうせつ)】では、木・火・土・金・水の5つの「気」の巡りによって、自然界がバランスよく成り立っていると考えます。
この5つの気が生み出し合う動きを【相生(そうしょう)】、抑制し合う動きを【相剋(そうこく)】といいます。
東洋占術では、こうした自然界の気の動きや東洋思想を土台に、さまざまな占術が生まれてきました。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
九星気学と四柱推命の大きな違い
九星気学は「現在の流れや動くといい方位・タイミングを見る」
九星気学(きゅうせいきがく)は、今の流れや、動くとよい方向を読む占いです。
年・月・日と方位の星を重ねて、行動のタイミングと方向性を見ていきます。
九星気学では、「九星盤」や「方位盤」と呼ばれる、9つの星が配置される八角形(場合によっては四角形)の図を使います。
「九星盤」にはその名のとおり、9つの星が配置されています。
9つの星は一定の法則に従い、決まった方向へ巡る流れを繰り返しています。
その流れを読み解くことで
- どの星が
- どこに巡ってきたタイミングで
- 何をするのか
といった運気の予測や行動の指針を立てることができます。
また、同じ九星盤を使って吉方位や凶方位を見ることもできます。
九星盤は中宮(ちゅうぐう)と呼ばれる真ん中の部屋の周囲に、8つの部屋が配置されています。
これがそのまま方位に当てはめられ、八方位のどこにどの星がいつ巡ってくるかで、吉方位や凶方位を調べることができます。
方位を使う目的は、主に「凶を避けながら動きたいとき」と「ある運をより高めたいとき」です。
目的の方位に向かうときは、その方位の「気」を取りに行くと考えます。
方位を割り出したあとは、気を高めるためにその方位を使ったり、凶方位を避けて行動したりします。
さらに、九星気学でも、四柱推命と同じように「持って生まれた資質や強み」を読みとく方法があります。
九星気学は、方位や日時を割り出すことができるのが特徴。
持って生まれた資質や強みと方位を、ひとつの図形で読み解くことで、さまざまな視点から物事や未来の予測を立てることができます。
四柱推命は「持って生まれた強み・運気の流れ」を見る
四柱推命は、四つの柱から持って生まれた強みや資質などを見る占いです。
四つの柱とは、生まれた年の「年柱」、生まれた月の「月柱」、生まれた日の「日柱」、生まれた時間の「時柱」のことをいいます。
この四柱を見て、私たちが生まれ持った使命や運命などを”推してはかる”ことから、「四柱推命」の名がついています。
四柱推命では、
など、さまざまなことを読み解けます。
四柱推命が1番得意なのは、その人が本来持っている強みや特質を読み解くこと。
四柱推命の命式には、「この人生でやりたいと決めてきたこと」「そのために自分で選んできた強み」が書かれています。
さらに、命式を元にして「運気」を読み解くこともできます。
運気の波がわかっていれば、そのタイミングに合わせて思い切ったアクションを起こしたり、反対に不調を感じやすい時期に備えたりすることができます。
自分の星や運勢の調べ方と生年月日との関係
九星気学では生年月日から9つの星がわかる
四柱推命と同じように、九星気学でも生年月日を使います。
生まれた年、月、日の3種類の九星盤を作盤し、そこから主な資質や強みなどを判断するのです。
また、日々巡る暦も九星盤を立てて星の位置で判断します。
生まれたときの九星盤と、暦の九星盤の相性を見て「いつ頃運気が上がるのか」「どの時期にどんなことが起こりそうか」という流れを読み解くことができます。
四柱推命では生年月日から命式を作成して読み解く
四柱推命では、生まれた「年・月・日・時」から導き出した十二支や十干をもとに、その人固有の資質や運勢などを読み解いていきます。
命式のパターンはひとりひとり異なります。
四柱推命では命式を理解し、年単位の大きな運気の流れを読み解き、活かし方や過ごし方として活用します。
詳しい読み解き方は、こちらの記事も読んでみてね。
【目的別】四柱推命と九星気学の使い分け・組み合わせ
引っ越し・転職の「方位」や日々の運勢は「九星気学」
方位や日々の運勢を知りたいときは、九星気学が向いています。
九星気学では、方位やタイミングを見ることができるのが特徴です。
- いつ動くと上手くいきそうか
- 何をするのに向いている時期か
- どの方位に動いたら運気が上がるか
といった、凶を避け、よい流れに乗る方法が見えてきます。
その他にも、望んだ運気を上げる「開運法」があります。
- より自分らしく働けるところに就職したい
- 素敵な恋人がほしい
- 金運を上げたい
といった願いを叶えるための開運する方法が見えてきます。
凶を避けるだけではなく、開運を目的として九星気学を使うこともできるのです。
性格・才能・相性を知りたいなら「四柱推命」
より自分自身を深く知り、性格や才能を知りたいときは、四柱推命が向いています。
四柱推命では、生まれた年・月・日・時間から導き出した四柱を元に、自分自身の持って生まれた資質や才能、運気の流れや状態などを見ることができます。
10種類ある【日干(にっかん)】を見れば、その人の基本的な性格やコアな本質がわかります。
また【通変星(つうへんせい)】や【十二運星(じゅうにうんせい)】を読み解くことで、強みや得意なことが見えてきます。
四柱推命と九星気学の両方を学ぶのがおすすめな理由
四柱推命と九星気学は、得意な領域が異なります。
そのため両方を学ぶことで、より多角的に物事を捉えることができます。
悩みごとの対処法を増やし、開運に導くことができるため、占いを学び、さらに提供していくときにも大きなメリットとなるでしょう。
また、四柱推命も九星気学も、同じ東洋思想のうえに成り立っている占術です。
そのため共通した考え方や視点を持ち、同じ漢字や用語も多く使われています。
もしどちらかをすでに学んでいる場合は、これまで勉強してきた東洋占術の知識が活かせるので、新たに学びやすい占いといえるでしょう。
2027年の運勢を九星気学・四柱推命で読み解く
九星気学で読む2027年の運勢|九紫火星の年
東洋占術における2027年は、2月4日の立春から1年がはじまります。
そして、翌年2028年の節分までが「2027年」となります。
九星気学で読み解くと、2027年は「九紫火星」の年。
派手さや着飾る要素が強まる年なので、地域や国全体で大規模なイベントに注目が集まりそうです。
身近な例では、図書館や美術館など、いつもは静かで落ち着いてみえる場所が、デザインや建築、カフェや他のお店とコラボするなどで話題になるかもしれません。
また、九紫火星は火の星でもあります。
五行の【火】は、書籍もシンボルのひとつなので注目のベストセラー本が生まれる可能性も。
国の大きな動きとしては、現状により良いものをプラスするよりも、「困ったことを減らす」という方向に舵が切られるようです。
たとえば「もっと人が集まりやすい公園を作ろう」という動きより「危険な古い遊具を廃棄しよう」という動きが高まるでしょう。
私たちの日常生活では、おうち時間を楽しむアイテムが流行しそうです。
「リフレッシュしたい」「癒しの時間を過ごしたい」「好きな映画を観たい」といった自分だけの時間を家の中で満喫できるでしょう。
四柱推命で読む2027年の運勢|丁未と食神・冠帯が巡る1年
四柱推命で読み解くと、2027年は【丁未(ひのとひつじ)】の年。
「夏の終わりのともし火」のようなムードに包まれます。
2026年に挑戦してきたことの中から、自分自身が楽しめること・好きなことを選択していくステップに進めそうです。
また、楽しみや無邪気さを表す【食神(しょくじん)】、華やかな青年期のエネルギーを持つ【冠帯(かんたい)】という星も巡ってきます。
「やってみたい!」と思ったことは素直にトライして、その喜びを周りの人たちと分かち合える賑やかな1年になるでしょう。
さらに、2027年は2026年に引き続いて【午未天中殺(うまひつじてんちゅうさつ)】の年。
自分自身の命式に【午未天中殺】を持っている人は、天中殺の時期に当たります。
天中殺は、運気の「枠」が取り払われるタイミングです。
他者を助けたり幸せにする・自分の内面を高める・頼まれごとを引き受けることを意識すると、天中殺を人生のステージアップのための期間として上手に活用することができますよ。
こちらの記事であなたの天中殺を調べてみましょう!
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
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九星気学と四柱推命に関するよくある質問(FAQ)
九星気学と四柱推命、どちらが当たる?
九星気学と四柱推命は「どちらかがより当たりやすい」というより、それぞれの占術の特徴を理解し、組み合わせて使うことが活用するポイントになります。
四柱推命と九星気学は、占いをするときに重視している要素が異なります。
四柱推命では干支を重視しますが、九星気学では9つの星の巡りを見て判断するのです。
そのため、「資質」という同じテーマで占う場合も、読み取り方や活かし方が違ってきます。
どちらが当たるというより、それぞれの占術の特徴を理解し、どちらも活かせるように組み合わせて使うことで、幅広く活用することができます。
両方の占術の得意なところを組み合わせると、より物事を広くそして深く捉えることができるでしょう。
九星気学には絶対に避けるべき悪い方位がありますか?
九星気学では、誰にとっても悪い方位という考え方が存在します。
いわゆる「凶方位」といわれるものです。
凶方位は大きく分けて、2つに分けられます。
- 特定の期間、誰にとっても良くないといわれる方位
- 個人のもって生まれた星により、特定の期間、避けたほうがよい方位
しかし、ただ「悪い方位」といっても、良い悪いだけの二極的な考え方ではありません。
望まない出来事と縁を深める方位は「悪い方位」と考えます。
例えば、好きな人ともっと縁を深めたい場合、別れを引き起こす方位は使いません。
逆に、「別れたい」と望んでいる場合、別れを引き起こす方位は願いを叶えるために「良い方位」としての作用が期待できます。
九星気学と四柱推命で結果が違う場合、どちらを信じたらいいですか?
九星気学も四柱推命も東洋占術の代表的なものですが、ときには違う結果を示すように感じることがあります。
生まれた年と月に巡る星を重視する九星気学と、生まれた年・月・日の干支や通変星などを重視する四柱推命では、判断するために見ているところが違うのです。
占いとはたくさんの見方を持つための方法で、そのためにたくさんの占術があるとも言えるでしょう。
まとめ|九星気学と四柱推命の得意を活かして人生へのヒントを得よう
この記事では、九星気学と四柱推命の特徴と違い、活用方法について解説してきました。
九星気学と四柱推命は、どちらも陰陽五行説を源とする占いですが、それぞれ次のような特徴があります。
- 九星気学:九星盤から吉方位や運気の上がるタイミング、開運法を見ることができる
- 四柱推命:命式から性格や才能、運気の流れを読み解くことができる
それぞれの占術の得意なポイントを活かすことで、より自分らしく人生を歩むためのヒントを得ることができるでしょう。
四柱推命の本質を学べる無料講座
この無料講座では、心理学やカウンセリングの世界で今、最先端とされているメソッドをベースに新しい形の四柱推命を学んでいただけます。
もっと深く四柱推命の世界を探求したい方にとっても、四柱推命の本質的な考え方を学ぶことができます。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
やなか えつこ
専業主婦時代から独学・講座受講などを経て、現在は四柱推命・西洋占星術を用い講師の活動をおこなう。東洋と西洋の占術をバランスよく使用しながら、その人が持って生まれた性質をうまく活かせるようなアドバイスをおこなう鑑定スタイルが人気。2021年からは四柱推命協会の無料講座制作にたずさわる。占いを学ぶことで自身の人生が大きく変わった経験から、現在は鑑定師の育成にも力を入れている。2021年には時代を先読みした著書『STAR INNOVATION』を執筆し、発売から1ヶ月で2万部越えのヒット。



















