命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
この記事では四柱推命の【特殊星(神殺)】の1つである【月徳合(つきとくごう)】について詳しく解説します。
特殊星(とくしゅせい)とは、命式の中にある天干や地支の特定の組み合わせからわかる傾向に名前をつけたものです。
月徳合を持つ人は、相談できる友人や仲間、パートナーに恵まれるとされています。
その成立条件や、月徳合が命式にある場合の意味、運気で巡ってくるときの活かし方について解説します。

Contents
四柱推命|特殊星【月徳合(つきとくごう)】とは?精神面で恵まれる星
【月徳合(つきとくごう)】は、他の星がもつ凶作用を抑える働きがあるとされる吉星です。
天徳合と同じく人からの助けを得られる星で、月徳合は特に精神面でのサポートに恵まれます。
月徳合が命式にある場合は、親身になってくれる人の存在が、あなたの大切な心の支えになってくれるでしょう。
命式に月徳合がない場合でも、巡ってくる運気と月徳合の組み合わせになることで、周囲からのサポートを得られます。
月徳合は天徳合と月と太陽にたとえられ、2つそろうことでさらに吉作用が増すとされています。

月徳合(つきとくごう)が命式にある場合
月徳合が、命式のどこにあるかによって与える影響やパワーが変わってきます。
年柱にある場合は、身近にいる祖父母や両親など、年上の人に相談できる環境で育ってきたかもしれません。
周りの人の経験とアドバイスに助けられ、あなたに合った選択へ自然と導かれていたこともありそうです。
月柱にある場合は、仕事や社会的役割の中で精神的なサポートを得やすいでしょう。
優しく寄り添ってくれる上司や同僚、友人に囲まれていることが、あなたの心の安定につながっていきますよ。
日柱にある場合は、絶大な信頼を寄せることができる、落ち着いたパートナーに恵まれそうです。
自分にとっての揺るぎない心の支えになるような力強い存在として、前向きに進む勇気を与えてくれるでしょう。
時柱にある場合は、年下の相手の意見が発想を転換させるきっかけになることも。
気持ちが切り替わることによって、難しい局面も上手く切り抜けられるでしょう。
また命式に月徳合が2つや3つある場合、吉作用は強まり、精神的なサポートを得られるパワーがさらに増していくとされています。
月徳合(つきとくごう)が運気で巡る場合
巡る運気の十干とあなたの月支が月徳合の組み合わせになることで、月徳合の影響を受けます。
運気には、10年周期の大運、1年周期の年運、1ヶ月周期の月運、1日周期の日運などがありますが、期間の長いほうが影響力は強くなります。
大運(10年) > 年運(1年) > 月運(1ヶ月) > 日運(1日)
運気で月徳合が巡ると、精神的なサポートを受け取る機会に恵まれるでしょう。
家族や知人に相談したことがきっかけで、抱えていた不安が解消されることもありそうです。
人との会話が増えて、あなたの持つ内面的な魅力も高まっていく時期です。
人にサポートしてもらって得たものを、今度はあなたの周りにいる誰かへと循環させていくと、運気の後押しを活かすことができそうですよ。
運気でめぐる神殺に比べると、自分の命式にある方が影響力があるとされていますよ♪
あなたの命式に月徳合(つきとくごう)はある?月徳合の調べ方
あなたの四柱推命の命式に【月徳合(つきとくごう)】があるかどうかを一覧表で確認してみましょう。

月徳合(つきとくごう)を持つかどうかは、月支を基準にして、天干との関係で算出します。
下記表のいずれかの組み合わせとなっている場合、月徳合(つきとくごう)を持ちます。
月支
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条件
|
月支
|
条件
|
子
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天干が「丁」
|
午
|
天干が「辛」
|
丑
|
天干が「乙」
|
未
|
天干が「己」
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寅
|
天干が「辛」
|
申
|
天干が「丁」
|
卯
|
天干が「己」
|
酉
|
天干が「乙」
|
辰
|
天干が「丁」
|
戌
|
天干が「辛」
|
巳
|
天干が「乙」
|
亥
|
天干が「己」
|
たとえば、下記の命式の場合、月支が「酉」かつ日柱の天干が「乙」のため、「月徳合が日柱にある」ことがわかります。

命式の他の部分も読めるようになりたいという人は、四柱推命協会の無料講座もチェックしてみてくださいね。

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月徳合(つきとくごう)に影響を与える条件はある?
月徳合(つきとくごう)を持つかどうかは、月支を基準にして、天干との関係で算出します。
命式の他の要素に影響を受けることはないとされていますが、どの柱にあるかによってその効果が変わってきます。
最もパワーを発揮するのは日柱にあるとき。
次に時柱にある場合も、効果をあらわすとされています。
月徳合と天徳合を併せ持つことで吉作用が強まるのも特徴です。
月徳貴人については下の記事でチェックしてね。

月徳合(つきとくごう)が恋愛/結婚、金運に与える影響を解説
命式から読み解けることはたくさんありますが、生まれ持った性質や強みを読み解くときに重要視されるのは、日干(にっかん)・通変星(つうへんせい)・十二運星(じゅうにうんせい)の3つです。
日柱の【十干(じゅっかん)】である日干からは、あなたの基本的な性格やコアな本質がわかります。
そして、【通変星(つうへんせい)】からはあなたが持っている才能や能力が、【十二運星(じゅうにうんせい)】からはあなたのエネルギーの質や強さを読み解けます。
その上で、あくまでも補助的に使われるのが特殊星です。
ここでは、月徳合がもたらす作用を場面ごとに解説します。
月徳合が命式にある場合、もしくは運気で巡る場合、恋愛や結婚、金運に与える影響を読み解いていきましょう。
【月徳合(つきとくごう)】の恋愛・結婚傾向
月徳合を持つ人は、心のつながりを大切にする傾向があります。
恋愛では、外見よりも内面のフィーリングが合うかどうかを決め手にして、相手との関係を深めていくタイプかもしれません。
悩みをなんでも相談できる心強いパートナーと、精神的なつながりを育んでいくでしょう。
結婚後は、心の内を話し合えるようなオープンな家族関係に恵まれそうです。
身近な人との会話が糸口となってトラブルを小さなうちに避けることができ、助けられることもあるでしょう。
また月徳合が運気で巡る場合は、心のあたたかさを感じられる素敵な相手との出会いがあるかもしれません。
胸がときめくような相手との関係が、あなたの内面的な豊かさの力になって、ポジティブに過ごすことができそうですよ。
【月徳合(つきとくごう)】の金運傾向
月徳合を持つ人は、信頼できる人からのサポートを得て、お金の知識を身につけていく傾向があります。
金銭面で役立つ経験や知識を素直に吸収していくことで、収入アップの機会にも恵まれるでしょう。
また月徳合を持つ人は、精神面が安定しているかどうかによって金運が左右されることも。
生活の中で生まれたお金の不安は、家族や友人にちょっとした悩みとして投げかけてみると、思いがけず良いアドバイスを受け取ることもできそうですよ。
月徳合が運気で巡る場合、あなたのお金の疑問を解消してくれる人との出会いがあるかもしれません。
この期間に得たアイデアは、試しに実践してみてもよさそうです。
その経験がのちのち、豊かさになって帰ってくるかもしれません。
【まとめ】月徳合(つきとくごう)は心のつながりが力になる吉星
【月徳合】は、仲間やパートナーに恵まれ、周りの人から精神面でパワーをもらえる星です。
200種類以上ある特殊星の中で、天徳合とともに吉作用をもつ星のひとつに分類されています。
命式に月徳合があると、他の星がもつ凶作用が抑えられるとされています。
とはいえ四柱推命の特殊星は、あくまで補助的に使うものです。
日干や通変星、十二運星の意味とあわせて知ることで、自分の命式を読み解くヒントにしていきましょう。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる