2025年6月11日、射手座(いて座)で満月を迎えます。
星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
「2025年6月の射手座満月」の星読みをお伝えしますので、次の新月までの約2週間の過ごし方のヒントとしてご活用くださいね。
一緒に2025年6月の満月からのメッセージを受け取ろうね♪
Contents
2025年6月11日【射手座(いて座)満月】ホロスコープを徹底解説
2025年6月11日 日本時間16時43分ごろ、射手座(いて座)で満月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
月の満ち欠けは、私達の呼吸と一緒で「吸って吐いて」のワンサイクルです。

満月は、新月から吸収してきた何かを外側に出していくタイミング。
何が満ちていて、どんなことを外側に出していけばいいのか見ていきましょう。
そんな方には、こちらの記事もオススメですよ♪


それでは、2025年6月11日射手座満月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。

※システムの仕様上、天体の度数やハウスのカスプの位置が、少しズレて表示されている場合があります。
- 射手座21度でおこる満月
【射手座21度】サビアンシンボル「借りた眼鏡をかけている子供と犬」
未知の分野に極限まで挑もうとする - 満月(太陽/月)にアクセスする星達
・太陽/月の軸とノード軸のグランドクロス
過去のパターンを手放す必要性と葛藤 - その他、特徴的な配置
・土星と海王星のコンジャンクション(0度)に木星がスクエア(90度)
枠組み再編のムードが広がる・火星とキロンがトライン(120度)
過去の傷が力を与えてくれる・火星と天王星がスクエア(90度)
突然の大きな変化・水星と木星がコンジャンクション(0度)
情報が瞬く間に広がる
ホロスコープを読むのが難しい…と感じる人は、下のボタンから星読みテラスのホロスコープを出してみてくださいね。

2025年6月の射手座満月【信じていた世界の終わりと始まり】
2025年6月11日16時43分(日本時間)に射手座で満月を迎えます。

今回の満月は、あなたがこれまで信じていたものを見直すタイミングになりそうです。
前回の双子座新月「ワクワクを掘り起こす新月」では、好奇心を羅針盤に行動することで世界を広げることの大切さをお伝えしました。

その結果として、あなたはこれまで目指していた頂上を見直すことになるのです。
特に「人とのご縁」について見直すチャンスがやってきます。
というのも、今回の満月は「人とのご縁ポイント」と言われるドラゴンヘッドとドラゴンテイルのノード軸の影響を強く受ける配置になっているからです。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルのノード軸については、このあと解説していくので、よくわからない人も安心してくださいね。
これまであなたが頼りにしていた人とのつながり方を再確認し、より心地よい関係を築くための大切なヒントが見つかる満月であると言えます。
もちろんそれだけではなく、人生の中で情熱を注ぐべきものが何であるか?についても見直しが入るでしょう。
人とのご縁、そしてあなたの情熱を注ぐ先を見直す流れは、社会や時代の変化を司る木星、土星、海王星といった星たちの動きとも深く結びついています。
時代が揺れ動く中で、自分は何を信じて、誰と一緒に生きていきたいか?
そんな深い問いの答えを探るためのヒントを、満月のチャートから見ていきましょう。
新月満月占い|その理想、しっくり来てる?|射手座満月
今このタイミングで、ふと立ち止まってみたくなったり「私って本当にこれでいいんだっけ?」という疑問が出てきている人もいるかもしれません。
というのも、今回の満月が起きるサインは、理想や信念を象徴する射手座だからです。

射手座は、「ここではないどこかにある、もっと良い物事」を追い求めて、もっと広い世界へ!と情熱を燃やし続けるようなエネルギーを持っています。
今回の満月は、その射手座が抱く「理想」の広がりがピークに達するのです。
今まで正しいと信じてきた考え方や、目標や夢として追いかけていたものが「今のあなたにとって、本当にしっくりきてる?」と問いかけられます。
「自分なりに目標へ向かって走り続けてきたけれど、このまま走り続けて本当に自分のためになるのか?」
あるいは、
「そもそも、その目標自体が今の自分に合っているのか?」
そんなふうに、理想の軌道修正を促されるタイミングがやってきています。
そして「しっくり来てる?」という問いの答えのヒントとなるのは、射手座の月の向かいにある双子座の太陽。

双子座は、現実的な情報や、身近な範囲で得られる知識を象徴するサインです。

好奇心をエンジンに、あれこれ体験しては学び、それを周囲とシェアしていく軽やかさを持っています。
双子座的な視点、つまり「今ここ」の体験や、実際に集めた情報、人との会話を通して、あなたが抱いてきた理想が今の自分にフィットしているかどうかを見直せるでしょう。
たとえば「仕事を頑張ってお金を貯めて、理想のライフスタイルを送りたい!」という理想を持っていたとします。
理想のために日々頑張ってきたけど、ここのところ強い疲れを感じる…と思った際には、現在の自分の実際の生活をよく見てみましょう。
そうすると、「お金は貯まってきたけれど、その代わり時間がなくて、ライフスタイルとしてはむしろ後退している…」といった状態に気がつくかもしれません。
「理想としていたライフスタイル」の、どういう部分が理想だったのか?
最初に理想を思い描いた時とは違う、今の自分が新しく抱く理想はなんなのか?
今のあなたにしっくりくる最新の理想を考えるための、チャンスが来ていると言えるでしょう。
新月満月占い|人との「つながり」にも変化が|射手座満月
自分の理想について考える中で、「今やっていることは理想とズレているかも」という感覚が芽生えたかもしれません。
しかし、「協力してくれてる人もいるしな…」と、周りの人の顔が思い浮かび、理想を修正することにためらう気持ちが生まれた人もいるのではないでしょうか。
それは今回の満月に、「人とのご縁」を表すドラゴンヘッドとドラゴンテイルのノード軸が大きく関係しているからです。
特に、ドラゴンヘッドは「これから向かうべき方向」を、ドラゴンテイルは「過去に縁があったけれど、今世では手放すべき物事」を意味します。

今回の射手座満月では、満月の軸に魚座のドラゴンヘッドと乙女座のドラゴンテイルが加わることで、グランド・クロスが形成されます。

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルのご縁の軸と、射手座の理想、そして双子座の現実的な視点がぶつかり合うような配置です。
「信じてきた理想を見つめ直すことが、人とのつながり方や関係性にも変化をもたらす」という形で浮かび上がってくるでしょう。
たとえば、
「理想の自分像を目指して頑張ってきたけど、それを応援してくれる人とばかり一緒にいた気がする」
「本当は違和感がある人間関係も、『こうあるべき』という思い込みで続けてきたかもしれない」
そんなことにふっと気がつく人もいるかもしれません。
魚座のドラゴンヘッドは「共感や癒し、目には見えない大切なもの」を通して人とつながる未来を目指します。
理屈や正しさよりも、心がゆるみ、魂が響き合うような関係性にスポットライトが当たっていくのです。
一方、乙女座のドラゴンテイルは「完璧を求めること、細かいことをジャッジするような関係性」をそろそろ手放してもいいと伝えています。
「正しいこと」や「こうあるべき」という思いにとらわれて、自分や相手を無意識に縛ってしまっていたなら、そんな古いパターンから抜け出せる絶好のタイミングになります。
この記事を読むと、相手との相性や、仲良くなる方法がわかっちゃうんだ!

新月満月占い|「つながり」を見直すために|射手座満月
「つながり」を見直して、より良い人間関係を築いていくために力を貸してくれるのが、双子座の太陽です。

双子座は情報を集めて、シェアすることが得意なサイン。
なにげなく知ったことや面白そうな情報を周りの人に話して広げてみることで、思わぬ形でご縁が広がっていくでしょう。
考えたことや思ったことをSNSなどに投稿してみるのもOKです。

あなたの頭の中にある情報を誰かに伝えてみることで、「それ面白いね!」「あの人も同じこと言ってたけど、紹介しようか?」と、新たな関係性が育まれていきます。
自分にとって必要なご縁は、いま見えている範囲の人間関係だけではなくて、思ってもみなかったところから運ばれてくる時もあるのです。
新しくなった人間関係は、あなたが「本当の理想」へ向かっていくときの支えとなってくれるはず。
これまでの理想を手放し、新しい本当の理想を思い描いて、自分にとって本当に心地よいご縁を選び直すために今回の満月はエネルギーを与えてくれます。
次で解説していきますよ。
新月満月占い|時代が動くからこそ|射手座満月
最初に少しだけお伝えした通り、今回の満月は、木星、土星、海王星という、社会全体を表す大きい星の影響も強くなります。
今回の満月を迎える前日の6月10日、木星が双子座から蟹座へと移動します。

木星は私たちに「拡大」や「発展」をもたらす天体で、社会的なムードや集合的な価値観にも大きな影響を与えます。
木星が蟹座に入ることで、私たちはこれから約1年間、蟹座的なテーマである「心から安らげる居場所」や「仲間意識」に意識が向き、安心感を求める傾向が強まっていくでしょう。


この木星・土星・海王星が影響しあい、世の中でくすぶっていたモヤモヤや違和感が一気に噴き出すような出来事が起きやすくなると考えられるのです。
というのも、土星は「構造や仕組み」「ルール」、海王星は「夢、理想」「集合的無意識」を表します。


この土星と海王星がコンジャンクション(0度)していることで、社会全体に「これまでの価値観が通用しなくなる」「現実と理想のギャップが表面化する」といった揺らぎをもたらすと読めるのです。
しかも今回は、牡羊座の0度(牡羊ポイント)という、エネルギーが非常に強い場所に近いところでのコンジャンクション(0度)。
そこに「拡大」を意味する木星がスクエア(90度)で関わることで、現れた違和感は一気に社会全体に広がっていくでしょう。
たとえニュースの中の出来事であっても、私たち一人ひとりの心にも小さな不安や焦りを呼び起こすことがあるかもしれません。
なにが起こるんだろう、怖いよ~!
これは単なる「混乱」ではなく、新しい時代への「再編」のプロセスのうちの1つなんです。
これからの時代にふさわしい形に社会の枠組みが書き換えられていく、その大きな流れの中に、私たちは立っています。
この満月で私たち一人ひとりが「自分は何を信じて、誰とつながっていたいのか」を見つめ直すことは、私たちが自分の手で新しい時代を作っていくために必要な一歩なのです。
時代がどんなに揺れたとしても、自分の中に信じたいものがあって、それを分かち合える人がいれば、私たちは生きていけます。
今回の満月は、その「心のよりどころ」を見つけ直すチャンスでもあるのです。
新月満月占い|新しい理想を見つけるためのヒント|射手座満月
今回の満月が起きる射手座21度のサビアンシンボルは、「借りた眼鏡をかけている子供と犬」。

他者の視点を通して世界を見直すことや、自分が信じていた枠組みの外側にある可能性に気づくことを表す度数です。
「借りた眼鏡」は、自分のものではない視点や考え方を象徴しています。
その眼鏡を素直な心を持つ子供がかけることで、見えていなかったものがふと見えるようになったり、心から信じていたものを違う視点で再検証できるエネルギーがあります。
けれど、その疑うというプロセスを経てこそ、本当に自分に合った理想を選び直すことができるのです。
またこの度数には、「誰かの知恵を借りることの大切さ」という意味も含まれています。
今の自分だけでは答えを見つけられないことでも、誰かの言葉や考えを借りることで、思わぬ発見やヒントが得られるかもしれません。
先ほど「つながりを見直すために、自分の思うことを誰かとシェアすること」の大切さをお伝えしました。
くわえてサビアンシンボルからも「この時期は周りの人との対話を大切にすること」というメッセージを受け取ることができます。
なにげない会話や、本や映画などからのインスピレーションが、あなたにとっての「本当の理想」を見つける重要なヒントとなる可能性があるでしょう。
大切なのは、「どんな視点を通して世界を見るか」。
そして自分の視点が変わったときに、あなたの心はどこへ向かいたいと感じるか?
今回の射手座の満月は、私たちが本当に追い求めるべき理想を見つけるために背中を押してくれているのです。
【まとめ】6月11日射手座(いて座)満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2025年6月11日の射手座満月から、6月25日の蟹座新月までの過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- 自分にとっての理想をアップデート
「こうなりたい!」「こうあるべき」の賞味期限が、実はもう切れているかも?今の自分にフィットする理想を考え直してみよう。 - 思ったことを周りの人にシェア
考えていることや、面白いと思ったことを誰かに話したりSNSで投稿すると、思わぬ新しいご縁が紡がれていく可能性が。なにげないことでも話してみよう。
「2025年6月の射手座満月」についてのホロスコープ読み解きは以上です♪
素敵な満月をお過ごしください。
星の動きに乗りながら夢を叶える準備ができる手帳なんだよ〜♪

YouTubeチャンネル『みらいテラス』でも、2025年6月11日の射手座満月について動画で解説します。
ぜひご覧ください♪
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