星読みでは、ドラゴンヘッド(竜の頭)は「新しいパターン・未来へと進むための道」、ドラゴンテイル(竜の尾)は「前世を含めた過去に積み上げてきた性質」と解釈するのが日本ではメジャーです。
しかし、このドラゴンヘッド(竜の頭)、ドラゴンテイル(竜の尾)に関しては様々な解釈があり、一つに絞られているわけではありません。
この記事では、そんな神秘的な、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルについて解説していきます。
Contents
ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルは月と太陽の軌道が交わるポイント
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルとは
- 月の軌道である白道
- 太陽の軌道である黄道
2つが交差するポイントです。
星ではなく、黄道上のポイントを表します。
黄道に対して月が昇っていくポイントをドラゴンヘッド(昇交点)、月が降りていくポイントをドラゴンテイル(降交点)といいます。
さらに、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルのように、黄道と白道の交わるポイントを天文学用語ではルナノード(月のノード)と呼びます。
月が昇るドラゴンヘッドは北にあるのでノースノード、月が降りていくドラゴンヘッドは南にあるためサウスノードと呼ばれたりもします。
ホロスコープ上のドラゴンヘッド・ドラゴンテイルはどう解釈する?
太陽と月の道が交差するポイントがドラゴンヘッドとドラゴンテイルです。
さて、冒頭に「解釈は絞り切れていない」とお伝えしましたが、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの解釈にはどんなバリエーションがあるのでしょうか。大きく二つに分かれます。
1)前世を含めた過去の自分と未来の自分
2)社会と結びつきたい自分と、個人にとどまる自分
これらの解釈は「月」と「太陽」の意味を考えると、自ずとイメージすることができます。
月は私たちの過去の経験を蓄え、それによって発揮される心の癖や行動パターンを表します。一方、太陽は未来を切り開く魂の欲求です。
このように、月は「過去の自分にとどまる質」を表すのに対し、太陽は「未来へ向かい、社会とのつながり」と考えると、上記の解釈が成り立つこともわかりますね。
今回は、1)の過去の自分と未来の自分を中心に、詳しい解説をしていきたいと思います。ただ、この1)と2)の解釈は決して切り離して考えるべきものではないということも付け加えておきます。
ドラゴンテイルは【前世を含む過去に積み上げてきた性質】を表す
ドラゴンテイルは過去を表します。
過去というのはすでにあなたが身につけているものと言うこともできます。
あなたがこれまで習得してきたものや、持っている技能や才能などを表します。
また習慣のように無意識のうちに行ってしまうこと、心に抱えている執着なども意味します。
さらに、過去は前世での行いも含まれています。
前世であなたがしたことの結果が無意識に刻み込まれていて、それが今世にも影響を与えていると考えることもできるのです。
ドラゴンテイルが表す事柄はすでに身につけていて慣れているものでもあります。
そのため、それ以上続けても進歩がないものもあるでしょう。
また本人にとっては無意識のうちに慣れ親しんだパターンに執着し、変化に対して抵抗や恐れを感じていることもあります。
気づいたらいつも同じパターンを繰り返してしまう、ということもあるかもしれません。
原因はよくわからないけど、いつも同じような不安や苦しみを感じてしまう。いつも同じパターンを繰り返してしまう。
そう感じている方はドラゴンテイルを読み解くことで、過去のパターンを知り、今を変えるヒントが得られるでしょう。
また、あなたがもし社会で活躍したい!と思う場合は、足かせになる要素であるとも言えるでしょう。ただ過去の自分が慣れ親しんでいる質でもあるので活用することもできます。
ドラゴンヘッドは【新しいパターン・未来へと進むための道】を表す
ドラゴンヘッドは未来を表します。
ドラゴンテイルが示す過去の執着や手放したい習慣などから解放され、新しいパターンへと移行していくヒントを示してくれます。
ドラゴンヘッドは今世で見出す新しい成功や幸福、豊かさの源とも言えるでしょう。
ドラゴンテイルが示す過去はあなたがすでに身につけているものであり、今世で使いこなしていくことができるものです。
これをうまく使って、ドラゴンヘッドが示す未来へと活かしていくことで、新しい未来が開けていく可能性があります。
あなたがもし社会で活躍したい!と思う場合は、積極的に開花させていくとよい質であるとも言えるでしょう。
そのためには、ドラゴンヘッドが示す未来だけに意識を向け、ドラゴンテイルの過去を今世で断ち切っていくということではなく、ドラゴンヘッドとドラゴンテイル両方の性質を知った上でうまく使いこなしながら、新しいやり方を学んでいくことが大切です。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの探し方や12星座別の解説はこっちで紹介するぞ