星よみ協会の無料講座ってどんな感じ? 詳しく知りたいあなたのために、もっともっと講座のこと、紹介します!
星よみ協会の無料講座で講師を担当している、かげした真由子さん。
受講生からは「まゆちん先生」と呼ばれ親しまれています。
そんな、まゆちん先生が占星術(星読み)と出会ったきっかけや、講座に込めた思いについて語ります。
星よみ協会の無料講座
講師・かげした真由子さん
かげした真由子(かげした・まゆこ)
太陽双子座、月乙女座。愛称「まゆちん」。サウンドクリエイター、ベンチャー企業の立ち上げ、保険営業マンの秘書などを経てタロット占い師に。2008年より占い師・心理セラピストとして独立。現在までの鑑定数はのべ1万4千件。2018年からは星よみ協会の無料講座制作にたずさわる。一人ひとりが安心して自分らしく生きるための占い活用を日々研究しつつ、占い師の先生として後進の育成に取り組む。著書『命日占い』『命日占い〈未来編〉』(サンマーク出版)は累計10万部のベストセラー。
【ひとに優しい道具】占いの使い方を広めたい
2020年は占いという道具の可能性をあらためて感じた1年でした。
当たり前だった暮らしが一変した年でもありましたし、私個人としては、亡くなった方とのつながりを占星術の視点からとらえる『命日占い』という本を出版した年でもあります。
実は、当初は「占いのようなあいまいなものを死とむすびつけるなんて」と考えていました。
でも勇気を出して形にしてみたら、大切な方を亡くした方々からの「癒やされた」という反響が、予想を大きく超えて届いたのです。
ときに困難や悲しみに直面して途方に暮れる、この、か弱き人間に、占いは優しく接してくれるんです。
占いは怖いものでも難しいものでもない。
人間に優しい道具なんだよ、ということを伝えたいと、ますます思うようになりましたね。
ひとの悩みの解決方法には2種類あると思っています。
ひとつは「自分自身を変えること」、もうひとつは「受け入れること」。
じゃあどうしたら、それができるようになるのか?
答えは世の中の正解や真実をつかむことではなく、「自分だけの真実や物語」のようなものを持っておくことだと、私は思うんです。
受け入れがたいつらい出来事があったときも、
例えば「魂を成長させるために私たちは生まれてきた」というような大きな視点で考えることができれば、気持ちを切り替えるきっかけになる。
そんな「大いなる真実、大きな物語」として、占星術(星読み)はちょうどいい。
神秘性や奥深さがあって、ひとを大きく包んで寄り添ってくれるツールなんです。
知識だけじゃない【信頼される占い師】を育てたい
私が占いをはじめたのは、かれこれ25年前。
サウンドクリエイターとしてゲームソフトの音楽を作っていたんですが、その収入だけでは家賃が払えなくなってしまって…(笑)。
勉強もしないまま、電話占い師をはじめました。
右も左もわからないまま占い業界に飛び込んで、「世の中にはいろいろな悩みがあるなぁ」と知ると同時に、「なんだこの変な業界」とも感じました(苦笑)。
占いが昔から好きだったとか、占いに救われたという思い入れがなかった分、占い師とお客さんのもつ「矛盾」が透けて見えたのかもしれません。
例えば、占い師はお客さんを占いに依存させてはいけないのに、「こうしないと悪い結果になる」と強迫的になったり、逆に相手に気を遣って無意識に良いことばかりを言ってしまったり。
占いの仕事を続けるうちに、「お客さんの幸せに貢献できていないんじゃないか」と感じるようになりました。
「なぜ人は悩むんだろう」「なぜ苦しみから抜け出せない人がいるんだろう」という疑問も芽生えて、心理カウンセリングを勉強するようになりました。
そういう体験を通じて、「占い師は、占いの活用方法をお客さんに伝えることが必要」と思うに至りました。
そして、10年、20年先も自分ができることを考えたときに、占い師を育てることにコミットした講師は意外と少ないことにも気がつきました。
占いの深い知識を教える先生はたくさんいらっしゃいますが、私の経験上、スキルだけだと本当に役に立つ占い師は育たないんです。
現場に出ると、人としての在り方や、人を見る力が問われますからね。
自分が知っている占いの知識をシェアすることと、占い師を育てることとは別なんです。
というわけで、いまは占い師ではなくて、「占い師の先生」をしています。
安心して占いを学べる環境づくりと、占い師として生計を立てていくことを大事にしながら、本当に信頼される占い師を講座で育てることをしています。
【運命のその先へ】未来はクリエイトできる
「運命のその先へ」が私の哲学です。
長い人生の間には、嫌なことや受け入れがたいことも起こります。
私も、阪神淡路大震災で被災したり、死を身近に感じたりと、試練や悲しい出来事が人生の中でたくさんありました。
「望まぬことでも起きるときには起きてしまうんやなぁ」と、身を持って理解しています。
だからこそ、「いまを生きましょう」と伝えたい。
これは星読みでいうと太陽の力ですね。
どんな出来事があっても、次のステージを見たい、次の物語があるはずだ、と思える原動力は太陽がもつパワーです。
誰かがつらいときに占いが役に立てばうれしいです。
「生きている限りは前を向いて歩いていきましょう」って。
心理学を学ぶとよくわかるのですが、多くの問題はその人の心や潜在意識、観念がつくっている。
だからこそ占いを使って、起こる出来事を自分の望む未来にクリエイトしていくことができるんです。
星と人生をつないで【扉の向こう側】を見に行こう
いま、星読みに癒されているひとってたくさんいるでしょ。
読んで感動して、思わず「ありがとう!」って言ってしまったり。
石井ゆかりさんやしいたけ.さん、yujiさん…人気の星読みの方って、とても丁寧に言葉を使っているんですよね。
「ひとは自分のことを丁寧に表現してほしいんだな」って、つくづく感じます。
でもね、あれ、みんな出来るんですよ。自分で出来るはず。
なぜ私たちが星読みに感動しちゃうかっていうと、星読みの言葉が、読んでいる側の人生と結びつく瞬間があるから。
腑に落ちる体験があるからなんです。
人気の星読みの方たちは、自分の人生を星と結びつけて、たくさんの人に響く言葉にしている。
響かせ方をよく知っているんだと思います。
星よみ協会の無料講座では、自分の人生を星としっかり結びつけることを大切にしています。
まずは丁寧に自分のことを表現してみるんです。
12星座の一覧表を見て、自分の過去、現在、未来と結びつけて言葉にしてみましょう、星読みしましょう!って。
丁寧に自分を星と紐づけることで、自分を新しく発見する。
そして、自分自身を誇りに思えるようになる。
自分の中にあって言語化できていないものを星のキーワードを使って表現していくと、自分自身が腑に落ちていくんです。
セラピーに近いかもしれないですね。
占星術はどこか、自分のことを制限されたり、決めつけられたような気分になることがありますよね。
例えば「双子座は飽きっぽい」っていう占星術の表現があるでしょ。
でもそれは「常にリニューアルしている」とも考えられる。
すると、「そんな私は何ができるんだろう?」って、自分の可能性を見いだしていける。
こんなふうに、占星術のキーワードで自分自身をいったん制限されることが、自分の可能性、つまり「新しい扉」の向こうに行く「目星」になるんです。
「目星」は扉の「取っ手」です。
取っ手に違和感を覚えたら、まずはつかんでよく見る。
そして、その先にある何かを探しに、取っ手をつかんで扉を開けて、向こう側を見に行ってもらえたらいいなぁと思っています。
占星術を学び始めた時、早く!たくさん!知りたい!って思っていたんですよね。
おもしろいですしね。悪いことではないんですけどね。
でもね、「例えば」ですよ。
太陽の扉ひとつで、誰かが自分の人生をいいように変えられたら、OKじゃない!って、この頃は感じるんです。
私はいま、木星期の真っ只中。木星の扉を開けています。
30代、40代は、いろいろなことにチャレンジして切り拓いてきた感覚がありましたけど、最近は自分の力の使い方を考えるようになってきました。
自分の限界を意識するようになってきた。つまり、土星の扉の取っ手をつかんで開けたばかり、ってところですね。
これからは、私がいなくなっても残っていくような何かを、占いっていう優しい道具を愛する皆さんと一緒に作っていくんじゃないかな、と思います。