2020年4月23日、牡牛座で新月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2020/4/23 11:26、牡牛座で新月を迎えます。
今回の新月は、牡牛座で起こります。
また全体的に「地」のエレメントが強く、現実的、実質的、長期的なメッセージ性が強い新月と言えるでしょう。
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牡牛座新月 「大切なこと」が見えてくるプロセスがスタートする
新月は次回の満月に向かって、物事の種を蒔くタイミングとなりますが、次回の満月は5月7日の蠍座の満月に向かっていくエネルギーとなります。
蠍座的な成果に向かって歩み始めるタイミングです。
蠍座は物事の本質を表し、また変容や再生を象徴しています。
現実と向き合うことで、何かしら深い部分に変容をもたらしていけるようなプロセスがこれから始まると解釈できます。
これは人間関係においても、世の中全体においても言えることです。
例えば、あなたが誰かとの関係性を本物の信頼関係で結ばれたものにしたいと思うのであれば、ここから2週間かけて取り組むと良いでしょう。
また、最近世の中を騒がせている新型コロナウィルスに関することで言えば、これまでただ起こることに振り回されたり、先の見えない曖昧な毎日に翻弄されていたりしたけれど、この新月を起点に満月に向かって「大切なこと」が見えてくるプロセスがスタートするとも言えます。
また蠍座はタフな再生力を表すので、何かしら物事を再生するために取り組み始める新月とも言えそうです。
さて、その起点となる牡牛座ですが、肉体や五感、自分の本能的欲求、所有などを表します。地のサインなので経験を重んじ、現実的です。
実生活において、とにかく何かを整えておくことです。そして、そして地のサインらしく現実的、長期的展望を持って備えておくタイミングです。
例えば健康管理について「今だけ」のことを考えるのではなく、
- そもそも免疫機能を上げるために食生活を見直す
- 何もかも買い漁るのではなく、「本当に必要なものを見極める」
といったことをスタートさせるときにふさわしいです。
牡牛座はお金についても表すので、金銭的な取り組みも良さそうです。
そういった取り組みは、次の満月にはなんらかの再生力に繋がっていくのかもしれません。
以上が、今回の新月の大枠です。
その上で、新月のチャートを読んでいきます。
新月当日の過ごし方、これから2週間の過ごし方のヒントが詰まっています。
2020年4月23日新月のホロスコープ【地に足をつけて長期的な展望をもつ】
2020/4/23の牡牛座新月のチャートにはこんな特徴があります。
1.新月(太陽と月)ー牡牛座の天王星と0度(=コンジャンクション)
2.新月(太陽と月)ー水瓶座の土星が90度、木星・冥王星とも90度に近い配置
3.金星と火星が120度(=トライン)
4.金星と海王星が90度(=スクエア)
①自分軸を持って長期的な目線でベストな選択をしていくタイミング
1.新月(太陽と月)ー牡牛座の天王星と0度(=コンジャンクション)
天王星は自立や変革を表します。
今回の新月は、私たち一人一人が自分軸を持って、現実を見据えた積み重ねをしていくタイミングです。
「だれかにこう言われたから、こうする」ではなく、人のせいにするでもなく、自分の欲求に従って、自己責任でベストな選択をしていくタイミングです。
そして、その選択は「今の瞬間に対応する」というだけではなく、長期的な目線が必要です。
もちろん天王星のキーワードを「技術革新」と捉えてもいいわけですね。
私たちの生活において何か技術革新的なことがポイントになる日でもあるので、うまくテクノロジーを活用していくと良いでしょう。
②自分の選択に責任を持ち 相手の選択も尊重することで大きな可能性が開く
2.新月(太陽と月)ー水瓶座の土星が90度、木星・冥王星とも90度に近い配置
今回の新月は「全体性、集合性」を意味する水瓶座の土星と葛藤を表す90度(誤差2度)の配置です。
自分の欲求(自分軸)と集団があなたに求める制限との間で、揺れ動く要素はありそうです。
しかし、鍵となるのは天王星の「自立心」「自分軸」かもしれません。
自分の選択に責任を持つ、そして相手の選択も尊重するという成熟した協調性のようなものが求められます。
さらに今回の新月は、拡大や発展を表す木星、破壊と再生の冥王星とも誤差はありますが90度に近く、葛藤の要素を漂わせています。
上記の水瓶座土星がもたらすプレッシャー、そして、その一方で大きな可能性が開かれることを後押ししているようでもあります。
③調和の意識を行動に生かせるとき
3.金星と火星が120度(=トライン)
金星と火星が調和の角度である120度(誤差1度)で、男性性と女性性のバランスがとても良好です。
単に男女関係がスムーズな時とも言えますし、私たち一人一人の中にある「調和の意識」を良い感じで行動に生かしていくことができそうな配置でもあります。
世の中は争いをしたいわけではなく、何かしら手と手を取り合っていけそうです。
④人への思いやりの心が広がる
4.金星と海王星が90度(=スクエア)
金星と海王星が90度(誤差4度)の配置です。
金星の調和の意識を、海王星がどんどん境目なく広げていくのでしょう。
思いやりの心が広がるとも言えますし、他人にお節介をしすぎてしまうとも言えます。
その辺りの線引きが必要です。
【まとめ】2020年4月23日の牡牛座新月の過ごし方のポイント
今回の新月を起点として、自分のスタンスを誰のせいにすることもなく、決めていくことが求められます。
そして、
- 地に足をつけること
- 長期的展望を持つこと
を意識することで、良き変化に自分自身を導くことができそうです。
そういった意味では、依存心を手放し、自分のことを決めていくことがポイントになります。
またここでも「集団性」「全体性」との調和が求められます。
4月の牡牛座新月は、集団と共に調和の道を選ぶために、自分のことは自分で考えて行動していく自立心を持ち始めるタイミングなのです。
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