2021年1月13日、山羊座で新月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の新月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2021年1月13日14:00、山羊座で新月を迎えます。
年明け最初、そして「風の時代」を迎えてから初めての新月です。
一体どのような日なのでしょうか。読み解いていきましょう。
Contents
2021年1月13日の新月は【社会での自己表現】がキーワード
新月と満月はワンセットで、新月にまいた種が満月に実ると考えます。
次の満月は1月29日に獅子座で起こります。
満月の日には、獅子座らしい「自分なりの主張」がピークに達するわけですが、今回の新月はその種まきとなるのです。
2021年1月13日の新月が起こる山羊座は社会的な規範を表します。
つまり「この社会で私を思いきり表現するにはどうすればいいか?」という種をまくタイミングと言えるのです。
もう少し詳細に読んでいきましょう。
2021年1月13日 新月のホロスコープを徹底解説!
2021年1月13日の新月には、次のような特徴があります。
【山羊座24度の新月】思いやりを持って社会と関わる
2021年1月13日の新月が起こる山羊座24度(数え度数)のサビアンシンボルは、「修道院に入る女」。
文化や伝統を受け継ぎ社会につないでいこうとする、思いやりや調和を重んじる度数です。
新型コロナウィルスの流行をきっかけに、行動にさまざまな制限が設けられルールの順守を求められる現在。
「修道院に入る女」というサビアンシンボルは、思いやりをもって社会と関わり続ける意識が大切なことを表しているようです。
【社会的エリアに天体が集中】運命共同体のルールに従う
2021年1月13日の新月の日は、社会との関わりを表す南半球に天体が集中しています。
なかでも新月は、深いつながりを表す8ハウスにあります。
何かと「運命を共にする」ような新月です。
山羊座は「規範を重んじる」サインですが、2021年1月13日の新月はただ単にルールを大切にするというものではありません。
「運命をともにする」からこそルールに従わざるを得ない、という配置になっているのです。
【新月と冥王星が0度】社会的な制限を感じやすい
2021年1月13日の新月には冥王星がコンジャンクション(0度)です。
冥王星は支配、強制力でもありますので、社会的な制限を感じやすい新月と言えます。
季節柄、ただでさえ体調を崩しやすくウィルスも活性化する時期です。
社会全体がさらに行動を制限する雰囲気になるかもしれません。
しかし私たちが制限を感じるほど、次回の満月に向けて「自分はどう在りたいか」問い続けるきっかけを得るでしょう。
【地のエレメントが多い】物質的価値観と向き合う
風の時代に入ったとはいえ、山羊座と牡牛座に天体が複数位置しています。
2021年1月13日の新月は、地の要素が強い新月です。
まだまだ物質的な価値観と向き合わされたり、制限を感じたりすることがあるでしょう。
【木星・土星・水星が水瓶座で0度】進歩的な情報をキャッチ
2021年1月13日の新月には、昨年末に水瓶座入りした木星と土星に水星が接近しています。
水星の影響を受け、新しい時代の変化がもたらす開放感を具体的なニュースとして耳にするかもしれません。
閉塞感漂う中にも、なにか進歩的な情報を得るでしょう。
先鋭的な情報を受け、自分自身の選択を迷う方もいらっしゃるかもしれません。
【火星が土星と90度/天王星へ接近中】制限の中で見つける新しいルール
2021年1月13日の新月では、自分なりの新たなルールを作ろうとする水瓶座の土星が、牡牛座の火星にスクエア(90度)の角度をとっています。
また火星は、同じ牡牛座の天王星(逆行中)に接近しつつあります。
この配置は、安定や手応えのために行動を起こしたい火星を、土星が抑制しているかのようです。
一旦行動を踏みとどまり、制限の中で自分らしい新しいルールに目覚め、自分自身の価値観を変革していく時期といえます。
【金星と天王星が120度】日常に創作の喜びを見つける
2021年1月13日の新月には、山羊座の金星が逆行している天王星と120度(トライン)という創造的な角度を取ります。
山羊座の金星は、安定した日常や関係性の中に楽しみや喜びを見つけているようです。
また個人の意識改革をうながす逆行中の天王星が、金星のワクワクする気持ちを穏やかに支えています。
感性はとても冴えていますし、何か形あるものを生み出そうとするクリエイティブな姿勢も感じられます。
【まとめ】制限の中でこそ自由に創造しよう
まだまだ安心して開放的になれるような時期ではないかもしれません。
ですが私たちの心に制限はありません。
感性はとても自由なのです。
制限がある中でも創意工夫や喜びを見つける感性が、去年の冬よりも格段に成長していることに気づいている方も多いのではないでしょうか。
私たちは心持ち次第で、日々を楽しく過ごすことが可能なのです。
感性を磨き喜ばせる日々の積み重ねが、次の満月では、自分らしく楽しく生きるための新しいルールとして確立しているかもしれません。
もしかしたら、ひとつの“作品”として形になっていた…なんてこともありそうです!
人は制限があるほど、自由にクリエイティブになれる生き物なのかもしれませんね。
(注:この原稿は2020年末に執筆したものです)