ホロスコープを読めるようになると、恋愛・人間関係の相性を自分で占うことができます。恋愛と結婚の相性の違いを読み解いたり、自分にとって理想の関係性を築ける相手はどんな人なのか調べたりすることもできますよ。星読み初心者さんにわかりやすく解説します♪
これまでの相性特集では、恋愛や結婚の相性を占うために、太陽をはじめとした天体と、星座の組み合わせでの占い方を紹介してきました。
さらに詳しく相性を占うためには、天体のアスペクトを見ることでさらに深く読むことができます。
なぜならアスペクトを読み解くことで、二人の恋愛の関係性がわかるからです。
この記事では、自分と相手の太陽のアスペクトから、恋愛の関係性を占う方法を解説していきます。
自分と相手の太陽がどういう角度にあるかで占うんだね。
これまで紹介してきた天体と星座の組み合わせで占う方法は、ホロスコープの基本じゃ。
アスペクトを読むことでさらに深い相性占いができるぞ。
Contents
行動パターンから恋愛相性がわかる【アスペクト】とは?
【アスペクト】とは天体の位置関係で表される角度
アスペクトとは、2つ以上の天体同士の位置関係によって表される角度のことです。
例えば、このホロスコープの場合、木星が牡牛座に、月と冥王星が蠍座にありますね。
牡牛座と蠍座はちょうど真向かい(180度)に位置している星座です。
そのため、牡牛座にいる木星と、蠍座にいる月と冥王星はちょうど180度の位置関係にあるということができますね。
このように、 2つ以上の天体が特定の意味のある角度をもったとき「アスペクトを形成する」という言い方をします。
アスペクトを形成している天体は、天体が持つエネルギーをさらに高め合い、パワーアップすることができます。
また、 意味のある角度とはどんな角度でもいいわけではなく、特定の角度が決められています。
【アスペクト】で行動パターンがわかり恋愛の関係性もわかる
ここまで相性の占い方として、「天体」「星座(サイン)」の組み合わせで占う方法を紹介してきました。
それでは「アスペクト」からは何がわかるのでしょうか?
アスペクトは、天体と天体の関係性です。
2つの天体が持っているエネルギーを意識し合っている、強く影響を与え合っている、その様子が、角度によって異なってきます。
その角度によって、どんなエネルギーの発し方をするかが変化します。
つまり、実生活における「行動」に関わってくるのです。
アスペクトを読み解くことで、何か起こった時の反応、行動パターンなどがわかるようになります。
特にホロスコープで見る天体の中では、太陽はその人の中心にあるエネルギーそのもの。
その人らしさを表すもっとも大切な天体なので、まずは太陽同士のアスペクトから見ていくことがわかりやすいでしょう。
そして、相性占いでは、あなたと相手のホロスコープを照らし合わせ、太陽同士のアスペクトを読み解けば、恋愛の関係性もわかる、ということになります。
2人の【太陽のアスペクト】の調べ方
それでは、太陽同士のアスペクトを見るために、あなたと相手の生まれた瞬間のホロスコープを作成してみましょう。
これまでの相性占い特集でホロスコープを既に出している人は、次の「自分と相手の太陽のアスペクトを確認しよう!」へ進んでください。
生まれた場所がわからないときも同様に、質問画面で下のようにチェックを入れてください。
作成されたホロスコープで太陽のマークがある星座がその人の太陽星座です。
下図のホロスコープでは、太陽星座は牡羊座ということになります。
もし、生まれた時間や場所がハッキリしたら、その情報で作り直してみてくださいね。
自分と相手の太陽のアスペクトを確認しよう!
あなたと相手の太陽星座の位置がわかったら、ホロスコープを照らし合わせてアスペクトを見てみましょう!
【例:自分のホロスコープ】
【例:相手のホロスコープ】
この2つのホロスコープで太陽星座の位置関係を見ると、牡羊座の太陽と双子座の太陽となります。
1つの星座で30度進むため、牡羊座から双子座は2番目の星座なので、60度の角度を取っているのがわかります。
よって、この2人の太陽星座のアスペクトは60度ということになります。
それでは次章から代表的なアスペクトの読み方と、そこからあなたと相手の恋愛の関係性を読み解いていきます!
【相性占い】太陽同士が【ソフトアスペクト】のホロスコープの見方
アスペクトを形成する角度は、代表的なものをメジャーアスペクトと呼びます。
まずはその中からソフトアスペクトと呼ばれる60度(セクスタイル)と120度(トライン)を解説していきます。
ソフトアスペクトを形成する場合、天体間のエネルギーがスムーズに働きます。
「調和的(ハーモニー)」とも呼ばれています。
【60度:セクスタイル】スムーズに協調し合える関係
天体同士が60度の角度になることをセクスタイルと呼びます。
ソフトアスペクトで、2つの天体のエネルギーが調和的で、なごやかな関係にあります。
このアスペクトがホロスコープ上にある天体同士は、バランスのよい状態を保つことができます。
2人の太陽星座のアスペクトが60度の場合、お互いに理解し合い、共通の目的を持つ傾向があります。
価値観や考え方が似ているため、スムーズに協調しやすいでしょう。
【120度:トライン】無理なく個性を発揮し合える関係
トラインとは、天体同士の角度が120度になることです。
ソフトアスペクトで、天体同士がお互いにフォローしあい、それぞれの良さを引き出しあいます。
2人の太陽星座のアスペクトが120度の場合、60度と同じく、共通の目的に向かってモチベーションを上げて高め合うことができる相性です。
相手と自分が一緒にいることに無理がなく、良さを認め合うことができるので、お互いの個性を遠慮なく発揮することができるでしょう。
【相性占い】太陽同士が【ハードアスペクト】のホロスコープの見方
次はハードアスペクトと呼ばれる、0度(コンジャンクション)、90度(スクエア)、150度(インコンジャンクト)、180度(オポジション)を解説していきます。
ハードアスペクトを形成する場合、天体間がぎしぎししていてスムーズには働きません。
【0度:コンジャンクション】強く惹かれ合う・好不調の波も大きい!
コンジャンクションとは、天体がぴったりと重なっている状態のことです(日本語で「合(ごう)」とも表されます)。
お互いの天体が同じ位置か、すぐそばにあれば0度とみなします。
0度なので、ソフトにもハードにも変化するアスペクトとされています。
コンジャンクションになっている天体は、2つの天体のエネルギーが強調され、さらにパワーが強まります。
アスペクトの中で最も強い影響力を持つとされていて、これは良い部分だけでなく、悪い面も強め合うことも。
2人の太陽星座のアスペクトが0度の場合、お互いが強く惹かれ合う相性です。
良い相性ですが、好不調の波も二人合わせて大きくなるので、浮き沈みが激しくなる傾向があります。
二人で同じ人生の目的を目指していければ、共に良い面を引き出し合って歩んでいける相性です。
【90度:スクエア】判断や考え方が合わず衝突?学びの関係となる
スクエアとは、天体同士の角度が90度になることです。
ハードアスペクトで、不安定・衝突・葛藤を表します。
2つの天体のエネルギーがぶつかり、それぞれ違う方向へ向かうため、緊張した状態になります。
お互いの摩擦も多く、うまく噛み合いません。
足の引っ張り合いのような不調和の状態が続くことが多いでしょう。
しかし、こうした葛藤や逆境を軽減させるため、何らかの解決策を取るよう働きかける作用もあります。
2人の太陽星座のアスペクトが90度の場合、お互いの考え方に抵抗を感じやすい相性です。
普段は自分にはない考え方に刺激を受けたり、優しさを感じることもありますが、重要な局面での判断や考え方が合わず、衝突することが多いでしょう。
衝突して初めて、根本的に望む理想が二人で異なることに気づくことも大いにあります。
お互いにとって学びの関係になるアスペクトです。
【150度:インコンジャンクト】理解不能だけど自分にない魅力?
インコンジャンクトとは、天体同士の角度が150度になることです。
別名「クインカンクス」とも言われています。
ハードアスペクトで、2つの天体が150度離れほとんど関わりがないため、ギクシャクしながら複雑に葛藤し合います。
それぞれの天体の影響をお互いに調整していく必要があります。
2人の太陽星座のアスペクトが150度の場合、お互いが自分にないものを持っていると感じる相性です。
しかし、よく理解できない部分も多いでしょう。
そのため「相手のことはよくわからないけど、自分にない魅力や才能があることを認めざるを得ない」という風に、距離感を感じながらも付き合っていくというケースもあります。
意外と夫婦や家族間でこの角度を持つことも少なくないようです。
【180度:オポジション】お互いの個性をぶつけ高め合う関係
オポジションとは、天体同士の角度が180度、つまり正反対にあります。
ハードアスペクトで、天体同士がまっすぐに向かい合っているので、緊迫したムードがあります。
お互いの働きがぶつかり合いやすいアスペクトと言えるでしょう。
しかし、お互いに強くぶつかり合うことは「対立」だけでなく、高め合うという意味にも解釈できます。
2人の太陽星座のアスペクトが180度の場合、お互いの個性を認めつつも、違う部分を意識しあう相性です。
一見似たもの同士のように見えますが、違う視点から発想・行動するので、その違いが二人の間でクローズアップされやすいでしょう。
何かがきっかけになって、その違いが大きな魅力となり、出会うやいなやドラマティックに恋に落ちる、なんてことも!実際に結婚に至ることも多いようです。
カップルになってからも何事もスムーズというわけにはいきませんが、お互いぶつかり合うことで高め合い、成長できる相性です。
角度のオーブ(許容範囲)について
アスペクトを形成するには、天体同士が意味のある角度に位置している必要があります。
とはいっても、天体がぴったりその角度になることはなかなかありません。
そのため、多少の誤差が認められています。この誤差のことを「オーブ」といいます。
オーブの数値が小さいほど天体同士がぴったり重なっているということなので、アスペクトの影響は強くなります。
星読みテラスのホロスコープで採用しているアスペクトのオーブは、次の通りです。
- 0度(コンジャンクション):±8度
- 60度(セクスタイル):±4度
- 90度(スクエア):±5度
- 120度(トライン):±5度
- 150度(インコンジャンクト):±3度
- 180度(オポジション):±8度
- 太陽と月を含むアスペクト:±7度
例えば、150度(インコンジャンクト)のオーブは±3度なので、天体同士の角度が147度〜153度になっている場合を「150度のアスペクトを形成している」と言います。
なお、この誤差の範囲は確定されたものではなく、研究者や占星術師によって異なります。
ここで取り上げたオーブの数値は、ひとつの目安として活用してみてくださいね。
さらにホロスコープでアスペクトを読み解いてみたい人は、この記事を読んでみるといいぞ。
【まとめ】アスペクトで二人の関係性を知ってより良い恋愛に
自分と相手の太陽のアスペクトから、恋愛の関係性を占う方法を解説してきました。
太陽のアスペクトを見ることで、二人の恋愛がどんな関係性で進んでいくのかがわかります。
お互いの理解を深めて、よりよい恋愛関係に役立ててくださいね!
星読みテラスの相性占い特集では、占星術を使ってもっと詳しく相性を調べられる方法を紹介していきますので、あわせてチェックしてみてください。