新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、先の見えない日々が続いています。ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代の日本はどうなるの?大きな変化の波に上手く乗るにはどうすればいいの?コロナ時代を生きるヒントを探ります。
今回は、ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代の2021年と2022年の日本について星読みで占います。
星読み的には世界が「風の時代」「水瓶座の時代」へと移りゆく時でもあります。
変化する時代の波にしなやかに対応できる新しい働き方や生き方について、西洋占星術師のかげした真由子先生に解説してもらいました。
Contents
ウィズコロナ・アフターコロナを【始原図 ✕ 春分図】で占う
2021年と2022年以降の日本を占うために、「日本の誕生日」のホロスコープである【日本の始原図】と、一年の流れを読み解く【春分図】を重ねて読み解きます。
始原図 ✕ 2021年春分図
始原図 ✕ 2022年春分図
【新型コロナ】まだ収束しないが医療が一枚上手を行く
まず気になるのは、「新型コロナウイルス感染症の流行は、いつになったら収まるの?」ということですね。
一刻も早い収束が待ち望まれていますが、どうなるのでしょうか?
2021年のホロスコープには、曖昧な状況に耐える時期が続くが、少し前向きになる、と出ています。
「国民の健康」や「感染症」を表す6ハウスに注目しましょう。
6ハウスには、物事を広げる海王星があるので、まだ流行の収束とはいきません。
しかし、心地よさを表す太陽や金星も入るので、2020年よりも明るい要素が増えると読めます。
さらに、カイロンは「癒し」「高度医療」といった意味があるので、ウイルスよりも医療のほうが一枚上手。
例えば、感染した場合の治療方法や設備が充実して重症化を防ぎやすくなるなど、ウイルスとの共存のあり方が進歩するイメージです。
私たちが根本的な治癒を目指しても、ウイルスもどんどん進化してしまいます。
2021年は、そういった自然の原理にどう立ち向かえばいいのか、一つの指針が見えてくるのかもしれません。
ホロスコープは、ウイルスに振り回される現状から、もっと幅広い知恵や知識を駆使して、冷静に高い意識で向き合えることも物語っています。
カイロンは「過去の傷の癒し」を表すので、メンタル的な癒しもウイルスと向き合うヒントになってくるでしょう。
【働き方】価値観をアップデート アフターコロナは元の世界に戻れない
コロナ禍では、「密」を避けるために仕事・働き方に大きな変化がありました。
ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代を生き抜くには、どんな働き方をしていけばいいのでしょうか?
【2021年】引き続きリモートワークが定着・発展
コロナ禍で一気に広がったリモートワークは、2021年も引き続き定着・発展します。
なぜなら、始原図の12ハウスに「国民」を表す月があり、そこに2021年の木星・土星・冥王星が入るから。
国民にとってリモートワークに発展(木星)、課題(土星)、根本的な変化(冥王星)が訪れます。
しかも、木星と土星が水瓶座にあって「技術革新」のカラーが色濃いので、日本はリモートワークが得意な国になれそうです。
「他の人から見えない場所から影響力を存分に発揮するには、どうすればいいか」を試行錯誤で磨き上げる年になります。
【2021年】価値観をアップデートして稼ぎ方を変えよう
このように、ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代を生き抜く仕事・働き方は、リモート生活の定着・発展を前提とすることが大切になってきます。
コロナ禍で従来の仕事・働き方に打撃を受けた方も多いと思いますが、「流行が収まればまた元の状況に戻れるはず」と考えていると、後々苦労しそうです。
12ハウスの天体の中でも、冥王星のパワーは強力で後戻りできない変化を起こします。
今までのやり方・稼ぎ方に固執していては、時代に取り残されてしまうのです。
「稼ぎ方を変えろ!」というメッセージは、ホロスコープの他の部分にも出ています。
「国民の所得」を表す始原図の2ハウスに注目します。
始原図の2ハウスには2021年の天王星が入っていて、「技術革新で大きく変わっていきなさい」と読めます。
- 働き方や商品・サービスをリモート対応にする
- リアルで提供する商品・サービスに付加価値を生み出す
など、ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代に合わせたアップデートが必須です。
また、国民の価値観が変わるということは、これまで注目されなかった人・仕事・働き方・業種・会社などに
いきなりスポットライトが当たる時でもあります。
例えば、コロナ禍が始まった2020年は様々なサービスが提供の場を一斉にリアルからオンラインに移しましたが、
今後は「質」へのニーズが高まることが予想できます。
従来はこだわる人が少なかったようなサービスをいち早く提供していた人には、大きな需要があるでしょう。
そして、こういった価値観の変化に柔軟に対応できる人が、ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代の仕事・働き方で成功できるのです。
【2022年】「これでいこう!」と整い始める【2023年】成果が手に入る
価値観をアップデートして新しくスタートさせた仕事・働き方は、成果を手にするまでに時間がかかります。
拡大・発展を司る木星が始原図のどのハウスに入るのか、長期的に見てみると次の通りです。
2021年:12ハウス(隠れた場所)
↓
2022年:1ハウス(広がりが見える)
↓
2023年:2ハウス(物になる)
新しい取り組みは、最初は試行錯誤を繰り返しますが、2022年になると「これでいこう!」という看板が整い始めて、目処が立ってきます。
そして2023年には成果を手にする時が巡ってくるので、粘り強く取り組んでいきましょう。
始原図を見ると、日本は「関係国に大きく左右される国」なのですが、
2022年は特に関係国の財政に大きく影響を受けることがホロスコープに出ているのも、見逃せないポイントです。
【生き方】情報やコミュニケーションの質が問われる
【2021年】身近な情報のやりとり・コミュニケーションが活発
2021年春分図では、国民を表す月と積極性を表す火星が双子座です。
このことから、2021年は情報交換や会話が活発になりそう。
国民に人と話したい、繋がりたい、理解し合いたいというムードが高まり、SNSなどの身近な情報網がでやりとりが増えます。
いつも以上に良質なコミュニケーションが重視されるようになるので、例えば婚活でも出会うだけでなく
相手を深く知ることに重きを置く人も増えるかもしれませんね。
さらに深堀りすると、2020年末には星読み的大イベントのグレート・コンジャンクション(木星と土星が重なる)が、水瓶座で起こります。
この水瓶座と2021年の双子座は、ともに「風」のサインで、クリエイティブな関係です。
新型コロナの流行の状況や個人の都合に応じて、コミュニケーションのとり方を変化させる柔軟性を持つと、大きな流れに上手く乗っていくことができます。
【2022年】情報がお金を握っている
情報との付き合い方、扱い方の重要性は、2022年にさらに強まります。
なぜならば、2022年は情報を司る風のサインに天体が集まっているから(水瓶座に火星・金星・土星、天秤座に月)。
特に3天体が集まる水瓶座は、2022年春分図で「国民の所得」をあらわす場所なので、
ずばり情報がお金を握っている、情報に対する価値観が稼げるかどうかを左右するのです。
例えば、2022年は無料で得られる情報と有料で得られる情報の質や価値の差が大きく広がったり、
情報を有料で提供するビジネスが流行したりする可能性があります。
これまで「ニュースを見ない、わからないことが多い」「調べることが面倒くさい」というように
情報の価値をあまり重視してこなかった人は、仕事・働き方で損をしたり、不確実な情報に振り回されてしまったりするかもしれません。
今から情報リテラシーを高めるよう意識して生活することが大切です。
風を的確に読んでヨットを操るようなイメージで、大きな流れに乗ってスイスイ生き抜きましょう。
【日本のリーダー】コロナ禍に希望を見せてくれるリーダーが現れる
【2020年】新リーダー誕生への動きはまだ水面下
コロナ禍のような国難に直面したとき、国のリーダーの手腕が問われます。
ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代の日本には、どうやら新しいリーダーが現れそうです。
ただし、2020年現在、今すぐ新リーダーが登場するわけではありません。
どういうことなのか、詳しく読み解いていきましょう。
2020年末に起こるグレート・コンジャンクションは、今ある形を一度崩して、より発展しやすい新しい形に作り直す節目です。
「構造改革」や「新旧交代」を表すので、新しいリーダーの出現を予感させます。
この記事を書いている2020年8月に、安倍晋三首相が辞意を表明をした、というニュースが飛び込んできました。
では、これで新旧交代劇がスムーズに行われて真のリーダがすぐに生まれるのかというと、少し疑問が残ります。
なぜなら、グレート・コンジャンクションが起こるのは始原図の12ハウス=隠れた場所だから。
国民の間に「新しいリーダーに登場してほしい」という集合的無意識(大衆のムード)は高まっていますが、まだ実際の動きとしては現れてきません。
今の日本に必要な真のリーダーを生み出そうとする動きはあるものの、まだ水面下で動いている段階です。
次の首相は、華々しいリーダーの誕生!とはならず、新しくリーダーシップを取れる人物が完成するまでの橋渡し役でしょう。
この時代を牽引するリーダーの出現は、もう少し先のようです。
時代は風の時代、集団性を表す星座の水瓶座の時代へと突入していきます。
国のトップに立つリーダーにすべてを委ねるのではなく、私たち一人ひとりが「世の中を良くしていくのだ」という意識が必要なのでしょう。
私たちが「国を担う集団の一人」としての意識を高めることが、実はリーダーの出現より大切なテーマなのかもしれません。
2020年のアメリカ大統領選挙は、日本のリーダー交代に影響を与えるでしょうね。
また、グレート・コンジャンクションが起こる12ハウスは、「密かな約束=密約」を表します。
私たちからは見えないところで大きな物事が決まっていく…そのような国の動きも予想できます。
日本の新しいリーダーの出現は【2022年】の可能性
2021年になると、始原図の太陽(国家元首)が、春分図の1ハウス(国民・民衆)に入り、リーダー交代を求める世論が高まります。
そして2022年になると、太陽をとりまく星の配置が次のようになるのです。
- 春分図のMC(この一年で日本が目指す場所)とぴったり重なる
- 春分図の金星とトライン(120度)を形成する(上手くいきそうなムード)
これらは、2022年に国民に希望を見せてくれる新しいリーダーが登場することを強く予感させます。
さらに、春分図の10ハウス(結果を手にする)には月(国民の総意)が入り、国民の意見が強い力を持ちます。
2022年は、私たち国民が強い力を持ち、世論がリーダーを動かす年にもなりそうです。
【水瓶座の時代】日本が世界のお手本になる&大きな目覚めを経験する
ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代は、星読み的には「水瓶座の時代」の幕開けと重なります。
- 2020年12月にグレート・コンジャンクションという大きな時代の節目を水瓶座で迎える。
- 社会に後戻りできない変容をもたらす冥王星も、2023年から徐々に水瓶座へと場所を移す。
このように、木星・土星・冥王星の影響で、社会や時代が水瓶座カラーに染まっていく時です。
近い未来の日本について星を読み解き、働き方・生き方のヒントにしていきましょう。
日本の精神性が世界のお手本になる
日本の始原図を見ると、日本の「外向きの顔」であるAscと、「国民」をあらわす月は、ともに水瓶座です。
その水瓶座に、2020年以降、木星・土星・冥王星といった社会・時代を作る天体が集まってきます。
水瓶座の時代は全世界に訪れますが、その中でもAscと月を水瓶座に持つ日本は精神的なリーダーシップをとっていくと予想できます。
日本が世界に誇れる精神性とは、善の心、調和の心、感謝の心、良心といったものです。
ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代は、「お互いに思いやりの心を持って」「みんなで仲良く」「感謝の気持ちを忘れずに」
といった日本の良さが、世界のお手本になっていきます。
大きな目覚めを経験する
木星・土星・冥王星が、ホロスコープ上で最も敏感な感受点であるAscに重なるということは、
古い体制を壊す流れが一気にやってくる、ということでもあります。
日本は次のようなテーマで「大きな目覚め」を経験することになりそうです。
- 情報・メディア
- 交通
- 貿易
- 農業
- 女性や子ども
「大きな目覚め」は、ただ受け取るだけではなく、国民にも意識の改革が求められますよ。
【まとめ】ウィズコロナ・アフターコロナ時代に向け価値観をアップデート
今回は、ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代の働き方・生き方などについて星読みで占いました。
- 【新型コロナ】まだ収束しないが医療が一枚上手を行く
- 【働き方】価値観をアップデートしよう アフターコロナは元の世界に戻れない
- 【生き方】情報やコミュニケーションの質が問われる
- 【日本のリーダー】コロナ禍に希望を見せてくれるリーダーが現れる
- 【水瓶座の時代】日本が世界のお手本になる&大きな目覚めを経験する
コロナ禍で、私たちは「当たり前」があっという間に変化することを身をもって知りました。
こんな時こそ、星のメッセージに耳を傾けてみましょう。
ヒントを見つけて行動を起こせば、混沌とした時代にあっても希望が見えてくるはずです。