命日占い

命日占い・かげした真由子 命日占いを行うことこそ私の使命

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命日占い

生まれる日と同様に、「亡くなる日」は非常に重要な日です。

特に家族や友人など大切な人の「命日」のホロスコープには、遺された私たちが生きていくためのメッセージが込められています。

「命日占い」は、大切な人の死の悲しみから解放され、生きる意味を見つけられたら…という想いから生まれました。

この連載では「命日占い」を発案した「占い師の先生」かげした真由子さんにお話を伺います。

この記事では、命日占いを生み出す過程で起こった「あの世を感じる」不思議なエピソードなどをご紹介します。

まゆちん先生
まゆちん先生
『命日占い』が本になりました!

書籍『命日占い』(サンマーク出版)の冒頭100ページ分を
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連載の第3回目では、初夏に出版される『命日占い』にまつわる少し不思議なお話について伺います。

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かげした真由子(かげした・まゆこ)

太陽双子座、月乙女座。愛称「まゆちん」。サウンドクリエイター、ベンチャー企業の立ち上げ、保険営業マンの秘書などを経てタロット占い師に。2008年より占い師・心理セラピストとして独立。現在までの鑑定数はのべ1万4千件。2018年からは星よみ協会の無料講座制作にたずさわる。一人ひとりが安心して自分らしく生きるための占い活用を日々研究しつつ、占い師の先生として後進の育成に取り組む。著書『命日占い』『命日占い〈未来編〉』(サンマーク出版)は累計10万部のベストセラー。

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「命日を占えますか?」プロデューサーの質問が出版のきっかけに

――「命日占い」の本が、2020年の夏に出版されますね。何かきっかけがあったのでしょうか。

もともと「命日占い」というコンセプト自体が、出版の企画案から生まれたものなんですよ。

私の本の出版企画を練っているときに、出版プロデューサーのTさんから「かげしたさん、命日を占うことはできるのですか?」と質問をされたのです。

Tさんは、お父様を自死によって亡くされていて、その出来事をずっとひきずっていました。

「命日」というキーワードは、私に鑑定してほしいという思いから出てきたのでしょう。
しかし当初、私は命日占いに対して乗り気ではありませんでした。

命日は暗いイメージがあって、企画として扱いづらいですよね。死を売り物にしてしまうような抵抗感もありました。

当初は、「星読みで願望実現をする」という別のテーマで執筆しようと思っていました。

 

――そこから変化があったのですね。Tさんのお父様の命日のチャートは読まれたのでしょうか。

はい。Tさんのお父様の命日のホロスコープを拝見しました。

お父様は、仕事の責任を取るために命を絶たれたそうです。

お父様の命日のチャートを見ると、亡くなられた日は日食の翌日でした。

伝統的な星読みでは、日食は「王様の一大事」を表す場合があります。

そのため日食は端的に死を意味すると捉えることができます。

そして、この日の日食はTさんの出生時のホロスコープの土星に重なっていました。

Tさんの太陽星座は山羊座。

土星は山羊座の支配星であり、Tさんにとってはご自身のパーソナリティーに大きく影響を与える星です。

私は、日食がTさんの土星に重なっているチャートを見て、お父様はTさんの魂の成長のために、死後もTさんに寄り添っていると感じました。

通常の星読みでは、誰かが亡くなった日について「悪い出来事が突発的に起こる日だった」などと悪く解釈しがちです。

しかし、実際に命日のホロスコープをしっかりと読み解いてみると、そこにはさまざまなメッセージが込められていることがわかりました。


 

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命日占いを生み出す過程で過去の悲しみの形が変わっていった

故人からのメッセージを受け取る〜象ゾウ〜

――Tさんのお父様や従姉妹の命日を読んで、死に対する意識が変わったのですね。

はい。出版企画案を練る中で、次第に「命日占いは私がやるべきことかもしれない」と思い始めるようになりました。

そうすると、いろいろと不思議な出来事が私の周りで起こりました。

40年ほど前にとても仲が良かった従姉妹2人を火事で亡くしたお話をしましたよね。

命日占い・かげした真由子 星読みが伝える「死」の世界からのメッセージ命日占いは故人の命日と残された人のホロスコープを読み解く新しい占い。考案者のかげした真由子さんのインタビュー。...

最初は、その亡くなった従姉妹たちが夢に出てきました。

その後も時、「メッセージがやって来たと」感じる出来事もがありました。

 

――どのようなメッセージがやって来たのでしょう?

「ゾウ」のメッセージです。

私にとって、ゾウはずっと悲しさを象徴する生き物でした。

火事に遭った従姉妹たちは病院に運ばれましたが、妹が先に亡くなりました。
重傷を負ったお姉さんは、病院でしばらく救急治療を受けていました。

妹のお葬式を執り行うことになり、私は親に連れられて従姉妹の家に行きました。

従姉妹たちの部屋で、私は「お姉ちゃんが回復しますように」と一生懸命祈っていました。

従姉妹たちの部屋には、お姉ちゃんが粘土でつくったゾウの置物があったのですが、祈っている最中そのゾウの鼻が、ぽとん、と落ちたのです。

その瞬間、私は「あ、お姉ちゃんが逝ってしまった」と感じました。

しばらくして、お姉さんが天国に旅立ったと病院から連絡が入りました。

その出来事以来、私にとってゾウは悲しさを想起する生き物となってしまったのです。

しかし、Tさんとカフェで命日占いの企画を練っているときに、遠くからではありますが、ある人をお見かけして、ゾウのイメージが刷新されました。

後から、知ったのですが、どうやらその人物とは、水野敬也さん。だったようです。『夢をかなえるゾウ』(飛鳥新社)の作者です。

 

――『夢をかなえるゾウ』は、ゾウのガネーシャが成功哲学を教えてくれる物語でしたね。

そうです。

「水野さんに会えたということは、『命日占い』はたくさんの人に読んでもらえるかもしれませんね」

そうTさんに言われて、不思議とゾウのイメージが悲しさを象徴するものからワクワクするものに変わりました。
ちなみにTさんはインドから帰国されたばかりで、ピンクのガネーシャにお参りされたとか。

また、数日後にはゾウのハンカチを他の方からプレゼントされたり、「ゾウシンクロ」が1週間くらい続いたあと、出版が決まりました。

命日占いで死後の世界からメッセージを受け取るような出来事に出会う

――出版が決まって、どのように感じましたか?

そうですね。

Tさんからのご依頼で行った1回だけの鑑定や、ゾウからのメッセージだけで執筆をすると、命日占いは私の主観だけのものになってしまう危険性があると思いました。

そこで、命日占いをもっと深めるために、自分のブログ上でいろいろな方の命日を鑑定し始めました。

 

――亡くなった人のホロスコープを鑑定されてみていかがでしたか。

大々的なPRをせず、淡々と記事をブログにアップしていたので、大きな反響はありませんでしたが、鑑定させていただいた方から感想をいただき、じわじわとした手応えを感じました。

ブログ上の鑑定でも、死後の世界からのメッセージを受け取るような出来事もありました。

 

――その出来事を教えていただけますか。

Pさんという女性を鑑定したときのことです。

彼女には死産で亡くなったお姉さんがいらっしゃいました。

Pさんはお姉さんの代わりに長女となって、家族の期待を一身に受けて育ってきました。

「あなたは長女で後継なのだから婿をとりなさい」とお祖母様からずっと言われていたものの、結局嫁ぐこととなり、家を出て行きました。

命日占いでは、お姉さんの命日を見させていただきました。
すると、偶然にも鑑定結果を届けた日がPさんの結婚記念日だったのです。

Pさんはずっと「お姉さんは私が結婚して嫁いだことを喜んでくれただろうか」と心配されていました。

でも、結婚記念日に命日占いの結果が届き「お姉さんは天から祝福してくれている」と思うことができたそうです。

 

――亡くなった人からのすばらしいギフトですね。

偶然の一致のような出来事が起きることが多く、命日占いをやりながら「不思議だなあ。死後の世界はもしかしたらあるのかもしれない」と思うようになりました。

【命日占い】占い師であり大切な人を亡くした私だからこそできること

――かげしたさんは、亡くなった人とつながる才能があるのかもしれませんね。

私は、霊能者でも何でもありません。臨死体験もないし、死後の世界があるのかどうかもわかりません。

出版プロデューサーのTさんは、使命は自分の家系に関わりの多い職業にヒントが隠れていることがあるとおっしゃっていました。

ただそう考えてみると、私の先祖は、人の生き死にや霊的な事柄に関係する仕事をしていた人が多かったのです。

私の祖母は助産師で、曽祖父は宮大工をしていました。
また母方の曽祖父は、峠を越えた後に行き倒れて亡くなった人たちを看取り、無縁仏を弔っていたようです。

 

――命日占いは、まさにかげしたさんの使命、ライフワークですね。

Tさんによると、「人生でいちばん感情が動いた出来事」の裏側にはその人の使命が隠れていることも多いそうです。

私の感情が大きく動いた出来事は、やはり従姉妹の死。

私自身が大事な人を亡くすという体験をしています。

命日占いを「やりたい」というよりは、「やったほうがいいんだろうな」と思って執筆している感じですね。

占い師が命日を星読みすることなどしょせん絵空事かもしれません。

しかし、亡くなった人たちとの関係を見直してメッセージを受け取ろうとする作業は、自分の魂を理解することにもつながります。

占い師だからこそ、亡くなった人の続きの物語を良い形で提案することができると思っています。

 

――ありがとうございました。次回以降は【命日占い特集】として、命日占いの世界観やケーススタディなどもご紹介していきます。

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太陽魚座、月蠍座。「○○の星を持つ人は○○をするのはNG」といった選択肢に制限ができる占いに疑問を持つ中、星読みテラスに出会い「主体的に人生を生きるための星読み」に共感。月蠍座の気質を活かし、心に深く響く記事を目指す。ライター、編集歴10年以上。専門分野は、健康、心理、ボディワークなど。