2021年1月29日、獅子座で満月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2021年1月29日04:16 、獅子座で満月を迎えます。
満月は、前回の新月で蒔いた種が花を咲かせるタイミングです。
今回の満月はどのような花を咲かせるのか、そしてどのように過ごせばよいのかを読み解いていきましょう。
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2021年1月29日の満月は【自分なりの答え】がキーワード
1/13の山羊座の新月では、「ルール(制限)」とどう向き合うかがテーマになるポイントとお伝えしました。
制限があるからこそ自分らしいルールに目覚めていく…とも。
その山羊座の新月が満ちたタイミングが、今回の1月29日獅子座の満月です。
獅子座は自分なりの主張を強く押し出します。
あなたは自分なりの答えを見つけているのではないでしょうか。
2021年1月29日の満月のホロスコープを徹底解説!
2021年1月29日の獅子座の満月は、どのような満月になるでしょうか。
詳細を読み解いていきましょう。
【獅子座10度の満月】あなたの世界はできあがっている
月は獅子座10度(数え度数)にあります。
サビアンシンボルは「早朝の露」。
この度数は「生き生きとみずみずしい自分の世界が出来上がっている」ことを表しています。
あなたの世界観である「露」が、ぽとん!と大地に落ち世界に溶け込んでいくようなイメージです。
2021年1月29日の満月は、新鮮でキラキラとしたひとしずくの「露」が、今まさに大地に落ちようとしている瞬間の日なのです。
社会と社会の声に、自分の世界観が混じり合っていく…その瞬間です。
自分の存在を社会の中に落とし込む時、協調性や周囲の反応を見極めて発言するような慎重で節度ある態度が重要に感じるかもしれません。
でも、今回の満月はそういうわけではないと思います。
だってあなたの思いはキラキラに満ちて、もう大地に落ちようとしていますから。
【太陽と木星・土星が0度】【金星と冥王星が0度】なにかが始まる時
満月というのは占星術的にいうと、太陽と月が180度で向き合う状態を言い、一種の引っ張り合い=緊張状態を表しています。
月は自分の内面にある思い、太陽は外側に表す主張や目的。
あなたの中でなにかしらの結論が導き出され「自分なりの意見を発表します!」という流れになるタイミングといえます。
しかし今回の2021年1月29日の満月では、目的意識を表す太陽が木星と土星に挟まれコンジャンクション(0度)しているのです。
自分の目的や主張が、社会へどのような影響を与えるか?を考えざるを得ない満月であるのは確かです。
しかし自分の思いを明らかにして終わり、ではないのです。
自分の思いを大切にするにしても、社会の声を無視できないということなのだと思います。
もしくは「社会の主張が、自分の主張に影響を与える」とも言えます。
ただ言えるのはサビアンシンボルも示していたように、あなたの思いはもう決まっているっていうことなんです。
先日動画サイトで、「コロナ禍の影響で老舗の飲食店をクローズする」というドキュメントを見ました。
たくさんの方に愛された老舗のお店だったそうで、閉店はとてもさびしいことです。
しかしご主人(70代後半)には以前から「海外で空手を教えたい」という夢があり、閉店を機にその夢に挑戦するのだそう。
動画を見た時、まるで今回の満月チャートのようだ!と思いました。
2021年1月29日の満月では、山羊座に冥王星があり「終焉」を迎えます。
さらに冥王星に金星がコンジャンクション(0度)しています。
山羊座は積み重ねた歴史を表します。
歴史あるものの終焉にきらめきの金星が寄り添い、愛とともに終わっていくような様相を呈しています。
そして、少し先の水瓶座にある太陽と、太陽を挟み込む木星と土星とが、新しい世界を生み出そうとしているように見えます。
ひとつの歴史が終わり、新しい「なにか」が生まれる瞬間のようでもあります。
【太陽と月と火星・天王星のTスクエア】想定外から物語が始まる
2021年1月29日の獅子座満月では、太陽と月に牡牛座の火星と天王星が90度の角度をとり、固定宮のTスクエア(直角三角形)を形成しています。
「痛み」がないわけじゃない。「想定外」がないわけでもありません。
でも「痛み」の向こう側にある「想定外」は、動画のご主人の次なる夢のように、あなただけの物語になっていきます。
【まとめ】2021年1月29日の満月は次なる物語を生み出すとき
コロナ禍で、いろいろな選択や決断を迫られてきた方もたくさんいらっしゃることと思います。
そんな時代の中で、動画のご主人の生き方はひとつの「露」=希望として多くの方の意識に影響を与えていくと思うのです。
2021年1月29日の獅子座で起こる満月は、自分の主張や生き方を社会の様相を見て調整する、というのではありません。
「私の決断や選択はこれからの社会の物語を作る一歩になるんだ」と信じて歩み出す瞬間だ、ということです。
違う視点から見れば、「あなた一人だけで物語の続きを描くのではない」というメッセージなのでしょう。
たくさんの個人の思いが「次なる物語」を作っていくこれから…。
もし今、あなたの中に温まりつつある「次なる物語」があるのなら、思い切って世の中に「生み出してみる」良いタイミングとなりそうです。
素敵な満月をお送りください。