自在に星読みをしている人の
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2020年7月5日、山羊座で満月と月食を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2020年7日5日 13:44、山羊座で満月を迎えます。
満月は、前回の新月で蒔いた種が花を咲かせるタイミングでもあります。
ホロスコープに現れる特徴を読み解きながら2020年7月の満月から次の新月までをどのように過ごせば良いのか詳しく解説します。
Contents
2020年7月5日の満月・月食は【自立】を表す山羊座
2020年7月の山羊座満月は月食を伴います。
月食の影響は半年先までとされているので、今回の満月は今後半年間の課題も表わしているものとして読んでもらえればと思います。
前回の蟹座の新月は、日食を伴うインパクトのあるものでした。
感情の使い方がテーマとなった日食の流れを受け、2020年7月の満月・新月は、自分の意見を持つことが課題となってきます。
感情の扱い方を理解した後、適切に人と交流できる自立した自分になるということです。
あらゆる面において、「自立」がキーワードになりそうです。
2020年7月の満月のホロスコープ【身近な情報と社会情勢】
2020年7月5日の山羊座の満月・月食はどんな節目になるのでしょうか。
チャートにはこのような特徴があります。
1.山羊座14度（数え度数）で起こる満月
2.満月（太陽と月のオポジション180度）に天王星が調停（メデュエーション）
3.木星と冥王星のコンジャンクション（0度）
4.山羊座に天体（月、木星、冥王星、土星）が集合
5.水星と火星のスクエア（90度）
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①【山羊座14度】行動と精神のアップデートを伝える満月
1.山羊座14度（数え度数）で起こる満月・月食
2020年7月5日の山羊座の満月は、「花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り」というサビアンシンボルがつけられています。
山羊座14度は、「自由になりたくて自分の主張を求めてきたけれど、実はこれまでの流れや歴史を繰り返していただけであったと気づく」という度数です。
2020年6月は、新型コロナウイルスによる自粛のムードが解け始めてきました。
緊張感が緩和され、ほっとひと息ついた人も多かったでしょう。
そのような状況にもかかわらず、インターネットの世界では、なぜか誹謗中傷をし合う場面が多く見られました。
誹謗中傷は、自粛ムードで抑え込んでいたストレスが出ている表れかもしれません。
しかし、さまざまな主張が飛び交う建設的な場面がある一方で、自分の意見を気軽に言えないような抑圧的な雰囲気もあったと思います。
自宅で働き、インターネットを介してコミュニケーションをとることが増えている、私たち。
今こそ、インターネットやSNS上での対話、表現の自由、情報の扱い方について価値観を更新することが求められているようです。
感染症の歴史をたどると、ウイルスの流行の波が去った後は、考え方や生活スタイル、行動パターンを劇的に変える必要性に迫られました。
2020年7月の現在も、行動も精神もアップデートしていく時なのです。
②【太陽と月と天王星】自分と向き合って自立する時期
2．満月（太陽と月のオポジション180度）に天王星が調停（メデュエーション）
2020年7月の満月・月食は、天王星が大きな影響を与えています。
そもそも満月の時は、ある状態のエネルギーが最大値に達し、一定の緊張感を持ちます。
天王星は、物事を切り離す・自立するという意味を持ち、満月の「溢れる一歩手前のような緊張感」を緩和しています。
特に、今回の満月は太陽と月が天王星の影響を受けています。
太陽は、天王星とセクスタイル（60度）の関係性をとっています。
自分と大衆のムードを切り離して、客観的に自己を見つめる配置です。
一方、月は天王星とトライン（120度）の関係性をとっています。
他人の感情に巻き込まれずに、自分の感情と向き合える配置です。
この配置は、成熟した仲間意識や感情の取り扱いを表します。
天王星の影響によって、あらゆる場面での自立が鍵となっていきます。
2020年7月の満月・月食では、周囲の緊張感やストレスに巻き込まれずに、自分なりの意見を持つことが求められるでしょう。
望まない状況に対して、過剰に反抗する必要も、妥協する必要もありません。
「私は私のスタンスを貫く」という自分軸（信念）を今一度確認するタイミングのようです。
③【山羊座に天体が集結】歴史を振り返るタイミング
3.木星と冥王星のコンジャンクション（0度）
4.山羊座に天体（月、木星、冥王星、土星）が集合
2020年7月の満月・月食では、木星と冥王星のコンジャンクションを含め、4つもの天体が集結しています。
これらの天体はすべて、来年には水瓶座へと移行していきますが、現在は山羊座の課題をしっかりとやりきることが求められているようです。
水瓶座が「従来の枠を超えて、多くの人が自分らしく生きる時代」と考えるならば、山羊座は「今までの歴史」を象徴する星座。
山羊座の満月では、歴史を振り返り、新しい時代に不要なものを持ち込まないように、さまざまな価値感をアップデートしていくことが求められています。
④【水星と火星が90度】さっぱりと意見を伝えると吉
5.水星と火星のスクエア（90度）
2020年7月の満月・月食では、蟹座の水星と牡羊座の火星が90度の角度をとり、葛藤を意味します。
共感を大切にして、人と感情でつながろうとする蟹座の水星に、牡羊座の火星が「間違っているよ！」とツッコミを入れているようなイメージです。
水星と火星の葛藤は、決して悪いものではありません。
蟹座が意味する「仲間意識を大切に共感で人とつながること」は、行き過ぎると、派閥争いを起こす原因にもなるからです。
人と意見を交わす場面では、牡羊座が持つ後腐れのない潔さを活かしてみてください。
「私はこう思います！あなたの意見も教えてください」というサバサバした、それでいて積極的な意見交換をしていくとうまくいくでしょう。
【まとめ】2020年7月5日の山羊座満月・月食の過ごし方ポイント
2020年7月の満月・月食の過ごし方をまとめてみましょう。
今回の満月は、ホロスコープの西半球（向かって右側）に天体が集まっているという特徴があります。
西半球への天体の偏りは、対人関係・相互関係において課題をもたらす配置です。
7月5日の満月・月食は、変わりゆく時代に合わせて、人との関わり方を探る最適な時。
といっても、自分の意見を持ちながら、相手を尊重してコミュニケーションをとる方法は、案外難しいかもしれません。
解決策として、みんなの意見が活発になる議論の仕方や、人とのコミュニケーションの方法について考えてみてはいかがでしょうか。
インターネット上のリテラシーについて学ぶのもおすすめです。
そして、害になるような古い価値観は手放すこと。
新しい価値観にどんどんと書き換えていくことも、今回の満月のテーマとなるでしょう。
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