2021年11月19日、牡牛座で満月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2021年11月19日17:57頃 、牡牛座で満月を迎えます。
満月は、前回の新月で蒔いた種が花を咲かせるタイミングです。
今回の満月はどのような花を咲かせるのか、そしてどのように過ごせばよいのかを読み解いていきましょう。
2021年11月の満月|望みをしっかりと見つめる
2021年11月19日17:57頃 牡牛座で満月を迎えます。
11月19日の牡牛座満月は、月食を伴う特別な日です。
一言でいうと「あなたが本当に手に入れたいものは何かが問われる」タイミングです。
通常の満月だと、2週間ほど前の新月からの積み重ねが満ちる時期になります。
しかし、今回の牡牛座満月は月食を伴う満月ですので、半年ほど前に起こった月食に得たキッカケが満ちるタイミングでもあります。
私たちの肉体も皮膚の細胞などは、約1ヶ月ぐらいで生まれ変わりますが、骨の細胞などは半年近く~それ以上かかるといわれています。
私たちの肉体の生まれ変わりと同じように、11月19日の牡牛座の満月は、表面上にある皮膚だけではなく、骨組みも、丸ごと生まれ変わった姿が見えてくるでしょう。
今回、月食を伴う満月が起こるのは牡牛座。
古典的な占星術で、牡牛座にある月は「高揚する」といわれ、とてもパワフルな月となります。
月は私たちの「感情」を表す天体。
11月19日の牡牛座満月は、心地よく喜怒哀楽を表現できたり、芸術的な感性が花開くような日になるでしょう。
そもそも満月とは、目的意識を表す太陽と、心の動きを表す月が180度になる日。
私たちは目的に向かって、必ずしも心を平静に保てることはあまりないと思います。
「心の揺れ動きが最高潮に達して、何かがあふれ出ている状態」が満月なのです。
11月19日の牡牛座満月は、蠍座の「自分の深いところにある欲求」と、牡牛座の「現実的豊かさ」との擦り合せがマックスに達し、何かがあふれ出ている状態です。
もちろん、この「あふれ出ている何か」は1人ひとり違います。
例えば、「私が欲しいのものは、お金では買えないものだった!」というあふれ出し方かもしれません。
または「このままで十分満たされているし幸せだと思っていたけど、本当に欲しい物から目を背けていた!」という気づきに至る人もいるでしょう。
「豊かさを必死に追い続けて来たけど、実はもう望みは叶っていた!」という境地に至る人もいるかもしれません。
この牡牛座満月の日、間違いなく確認できるのは、あなたの「深いところにある欲求」です。
大事なのは、その欲求や望みに目を背けることなく、しっかりと見つめること。
欲求や望みをしっかりと見つめることに目的意識も一致し、望みが現実化しやすくなります。
そのために、まずは11月19日の牡牛座満月で「感情」をしっかり見つめていくことが大きなヒントになるでしょう。
それでは、ホロスコープを読み解きながら、更に詳しく見ていきましょう。
2021年11月19日 牡牛座満月のホロスコープを徹底解説!
2021年11月19日牡牛座の満月のホロスコープを細かく読み解いていきましょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
牡牛座28度で起こる満月【才能を出すことでチャンスがやってくる】
2021年11月19日の牡牛座満月が起こるのは、牡牛座の28度(数え度数)です。
サビアンシンボルは、「成熟したロマンスで求められた女」。
牡牛座28度のサビアンシンボルは、自分の才能・センスを出すことによって、大きなチャンスが外の世界からやってくることをあらわしています。
そして、今回の牡牛座満月のサビアンシンボルがあらわす「大きなチャンス」を受け取る条件は
- 自分の本当の望みに気づくこと
- 1人でもやりきるという決意をする
矛盾していることのように思われるかもしれませんが、「1人でもやる」という決意の元に、多くの人のサポートは流れ込みやすいのかもしれません。
満月(太陽/月)と木星のTスクエア【望みに近づくほど良心が障害に】
2021年11月19日の牡牛座満月は、満月(太陽/月)と木星がTスクエアです。
木星には「善きこと」「良心」という意味があります。
あなたが、嘘偽りのない自分の望みに近づくほど、あなたの「良心」が障害になっていることに気づくということになります。
「良かれと思ってやっていたこと」が、無意味だったとガッカリするかもしれません。
しかし、これまでよかれと思ってやっていたことは、決して無駄だった訳ではありません。
あなた自身の意識が、この半年間をかけ進化を遂げてきたため、「よかれと思ってやってきたこと」が古い価値観になってしまっただけなのです。
11月19日の牡牛座満月(月食)では、そういったことを実感するタイミングといえます。
満月(太陽/月)の180度に冥王星が調停【生まれ変わりの葛藤がやわらぐ】
2021年11月19日の牡牛座満月は、太陽と月の180度に冥王星が調停の位置にいます。
月食は、私達の「心」、そして「過去」を象徴する月が、一旦闇になり、また光を取り戻す現象です。
そのことから、自己が一皮むけるようなタイミングともいわれます。
葛藤を伴う脱皮かもしれませんが、その後は新しい自分に生まれ変われるのです。
11月19日の牡牛座満月は、根本的な変容を象徴する冥王星が、太陽と月の緊張をやわらげています。
「やわらげる」といっても、究極さを求める冥王星ですから、あなたが自分の深い欲求をまっすぐに受け入れることを条件に道は示されると言えます。
満月(太陽)と水星が0度【思いを言葉に表現しやすい】
2021年11月19日の牡牛座満月は、満月(太陽)と水星が0度(コンジャンクション)です。
言葉を司る水星も「自分の目的意識」を表す太陽に寄り添っているため、自分の思いを言葉で表現しやすいでしょう。
海王星と水星の120度【自分の望みを豊かに描く】
2021年11月19日の牡牛座満月は、海王星と水星が120度(トライン)です。
水星に海王星が創造的に関わっています。
あなたが自分の望みに素直に生きていける道を、イマジネーション豊かに描き出してくれるでしょう。
火星と天王星の180度【1人でもやりきる覚悟】
2021年11月19日の牡牛座満月は、火星と天王星が180度(オポジション)です。
今回の牡牛座満月のホロスコープで、特徴的なのは「進化のための独立や切り離し」を象徴する「天王星」に複数の星がアクセスしているということです。
特に、火星に天王星の緊張を伴う180度は、「何かに頼りたい」、「依存したい」という気持ちを手放すことを促しています。
あなたが自分の本当の欲求を直視することで、誰かの力を頼りにするのではなく、「1人でもやりきる」という覚悟のようなものが生まれるのでしょう。
土星と天王星の90度【自立することの厳しさ】
2021年11月19日の牡牛座満月は、土星と天王星が90度(スクエア)です。
土星と天王星の葛藤の角度が、自立することへの厳しさをあらわしているかのようです。
金星と天王星の120度【独立するからこそ発揮されるセンス】
2021年11月19日の牡牛座満月は、金星と天王星の120度(トライン)です。
天王星に金星がクリエイティブに関わっています。
独り立ちするからこそ、あなたらしいセンスが発揮されていくことになるでしょう。
例えば、これまでは師匠と呼べるような人物の元で作品づくりに取り組んでいた人が、師匠の庇護のもとを去ると同時に、自分らしい能力を発揮し始める。
そんな星の配置といえます。
これまでは発揮されていなかったあなたの本当の個性、もしくは底力のようなものに気づくタイミングとも言えるでしょう。
土星とカイロンの60度【無駄な過去は1つもない!】
2021年11月19日の牡牛座満月は、土星とカイロンの60度(セクスタイル)です。
「古い自分像を脱ぎ捨てる」ということがテーマになる満月(月食)ですが、「過去を否定せよ」ということではありません。
あなたの努力をしっかり見てくれていた土星が、過去の傷を表すカイロンと生産的な関係をとっています。
11月19日の牡牛座の満月で、「ああ、今までの歩みも、これでよかったんだ。」という手応えも感じられるでしょう。
過去の積み重ねを受け取りながらも、過去の自己像を超えていくことができる満月なのです。
金星と火星の60度【才能やセンスを発揮!】
11月19日の牡牛座満月は、金星と火星が60度(セクスタイル・誤差なし)です。
あなたの喜びを表す金星と、情熱の火星が互いにエネルギーを注ぎ合います。
あなたの才能やセンスを発揮するのも、今回の牡牛座の満月(月食)が起点となるのかもしれません。
【まとめ】11月19日の牡牛座満月から次の新月までの過ごし方
最後に、2021年11月19日の牡牛座満月から12月4日の射手座新月までの、過ごし方のポイントをまとめておきましょう。
- これまで良かれと思っていたことが無意味であることに気づくかも。
でも、それは過去には必要だった価値観です。
今はもう不要なのだと理解して手放しましょう。 - 「一人でもやり遂げる」という決意のもとに多くの必要なものが引き寄せられます。
- あなたの個性の発揮は、これからです!
素敵な満月をお過ごし下さい。
2021年11月19日の牡牛座満月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧下さい♪
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