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星読み(占星術)における木星は、物事の拡大や発展を担当してくれる存在で、幸運の星としても有名です。
星占いで「12年に一度の幸運期」という言葉を見たことはありませんか?これは木星の位置が関係しているんですよ。
ただし、幸運といっても、宝くじが当たるとかラッキーが舞い込むといった単純な話ではありません。
客観的な広い視点で見て、自分が幸運をつかみ拡大・発展していく方法を知ることができるのです。
あなたの木星を知ると、恩恵を受けやすいポイントや、人生をより豊かにしていくためのポイントがわかります。
もしかしたら、木星を知ることで、今までつかみ損ねていた幸運や成功に気づけるかも。受け取り力もアップするでしょう。
Contents
木星の意味は「拡大と発展」
木星は、ひとことでいうと、拡大と発展を意味する天体です。
「わたしはもっともっとできる」とか「ああ、人生ってなんて素敵なんだろう」といったように、自分の可能性や幸福感、生きがいを感じさせてくれる星なのです。
自分自身を成長させ、高めようという意欲ももたらしてくれます。
また、木星には広い意味合いでの哲学や宗教といったものも含まれます。
私たちはいつの時代も「幸せになりたい」と思って生きていますが、そんな風に「より良くなりたい」という思いが拡大していくのも、木星がもたらす特徴です。
自分を超えた高次の存在(例えば神への信仰、魂といった霊性など)とのつながりを求めたり、
その世界を探求したりすることで、物質的な豊かさを超えて精神的な豊かさも目指そうとします。
木星はちょうどこのキャラクターのように、寛大で暖かなおじいさんのようなイメージを持つとよいかもしれませんね。
幸せになる力を信じていて、人生を楽しむことを知っている。人々とつながり、共感しながら生きていく。自分が持つ才能や豊かさを周りへ与えていく。
そうすることによって、さらに人間関係が広がり、信頼や友情、愛情といったより大きな豊かさが持たされることを木星は知っているのです。
星読みの世界で木星が持つ意味を深める
木星の意味を深めるために、星読みの世界観から木星の存在を説明していきますね。
星読みでは10個の天体が使われます。
10天体の中で、木星はダントツに大きく、安定感のある強い光を放っています。
古代の人々も、木星の持つ大きさや強い光から成長や拡張、資産、豊かさといったイメージを持っていたようです。
そういったところから伝統的な占星術では、木星は「偉大なる恩恵」と表されています。
さて、星読みの世界では天体の「年齢域」という考え方があります。
人の人生と10天体が対応しているという考え方ですが、太陽から木星にかけては次のようになっています。
天体 | 年齢域 | その時期の特徴 |
---|---|---|
太陽 | 25〜35歳 | 社会に出てわたしらしさを追求する時期 |
火星 | 36〜45歳 | 自分をどんどん外へ表現していく時期 |
木星 | 46〜55歳 | 自分の役割や才能を受け入れ社会へ還元していく時期 |
太陽は「わたしらしさ」とは何かを追求する天体です。
太陽の年齢域(25〜35歳)は、社会へ出て、さまざまな仕事や人間関係を通して「自分とは何者か」を考える時期ですよね。
次の火星の年齢域(36〜45歳)は、太陽の時期で掴んだ「わたしらしさ」を、一生懸命自分の外側に出していこうとします。
火星は、ある意味がむしゃらに自己流に、自分を外に表現しようとがんばってくれるのです。
そして木星の年齢域(46〜55歳)は、火星時期を経て、自分を取り巻くより大きな社会という枠組みの中から自分の役割や個性を見出そうとします。
火星を使って自分を表現していく中で、「わたしはこんなことなら役に立てる、喜んでもらえる」ということがだんだんと見えてくるでしょう。
こんなふうに、あなたが役に立てることを受け入れて、実際に周囲の人や社会へと還元していくのが木星の年齢域なのです。
さらに、木星はあなたがどういった分野で活躍できるのかも教えてくれます。
わたしらしさを使いこなして、ますます自分の才能や社会的な役割を発展させていくためのヒントも、木星を読みとくことで見えてくるのです。
自分の木星の意味を知り使いこなすと…
では自分の木星を知って、活かしていくとどんなことが起こるのでしょうか?
もともと持っているものを発展させる
木星には、元々恵まれて持っているものをさらに発展させていく力があります。
人は、もともと不足感を感じないもの、葛藤なく手に入れてきたものに関してはおおらかな気持ちでいられるので、それをさらに発展させていくことができるのです。
例えば、お金に恵まれている人であれば、ケチケチせずに大胆に投資を行うことで富を拡大していきますし、友人に恵まれている人は、おおらかな態度で人に接するので、そこに争いは生じにくく、ますます人に恵まれていきます。
つまり、あなたはこんなことに恵まれているんですよ、というのを教えてくれるのが木星なのです。
自信がついて寛大になれる
精力的に何かを成し遂げるパワーがあるというよりは、努力しなくても自然と広がっていくのが木星の特徴です。
自然と拡大・発展していきますので、成功体験を積み重ねやすいのです。
自分にはなにかを成し遂げる力があることを実感し、自信がつき、自己肯定感を高めてくれることにも繋がるでしょう。
そして、木星の意識を十分に発揮できる人は、自分をありのままで許せるようになり、細かいことも気にしなくなります。
物質的にも精神的にも豊かなので、周りにも自分が持っているものをどんどん与えることができるようになるでしょう。
「拡大や発展」といっても、こんな風になることも
ただ、木星の拡大は、私たちにとってありがたい方向だけに現れるわけではありません。
例えば、楽観しすぎて失敗したり、贅沢しすぎて不摂生をしたり。
持っていた財産を浪費したり、人間関係では人に騙されたり。
判断力が鈍ったり、間違った教えに固執したりすることも考えられます。
体重が拡大・・・つまり増えるなんてことも・・・。
そのため、木星星座の性質を理解してその力を十分に発揮していくことが、人生をより充実させていくポイントになります。
木星を読みといてみよう
あなたの生まれた時の木星がどの星座(サイン)にいるか、他の天体とどのような関係性を取っているか?などを見ていくことで、社会の中で拡大発展していく方法が分かります。
それは、努力をして掴み取るものではなく、幸運に恵まれ、援助を得て、自然と拡大発展していくものです。
木星は沢山の豊かさをあなたに与え、背中を押してくれます。
木星のエネルギーをうまく使うことでどんどん成功していきますが、そのエネルギーをどう生かすかはあなた次第です。
木星が与える豊かさを十分に受け取り、あなたの望みを叶えていってください。
木星を上手に活かしていくために、あなたもぜひ自分の木星をホロスコープで調べてみましょう。
木星の基本情報まとめ図鑑
【記号】
天体の記号のほとんどが「月」「十字」「円」の組み合わせでなりたっていて、木星は「月」と「十字」が使われています。
これは物質を表す「十字」へ自分自身を表す「月」が動いていく、物質を通して世界へと加わり作用することを表しています。
【大きさ】
半径 約69,911キロ
※地球の約11.2倍
【公転周期】
約12年で一周
一つの星座に約1年滞在
ホロスコープにおいて、木星は約12年で1周します
【守護する星座】
射手座
【エネルギー】
男性的
【一番使う年齢(惑星の年齢域)】
46歳〜55歳
>>天体の年齢域から占星術の全体像をとらえよう
【キーワード】
・特に代表的なキーワード
幸運、拡大、発展、楽観的、富
寛容、寛大
・その他
知識、哲学、宗教、言語
木星は最も大きい星です。
そのことから、拡大発展を司る星とされています。
また、幸運の星としても知られています。
木星は、あなたの持っている富を拡大発展させ、あなたに恩恵を与えます。
それは、努力をして掴み取るものではなく、幸運に恵まれ、援助を得て、自然と拡大発展していくというのが木星の特徴です。
【神話】
ギリシャ神話では、全知全能の神ゼウスに相当します。
守備範囲を広げ、宇宙を統制し、神々の王として君臨しました。
また、ゼウスはかなり浮気性な神様としても知られています。
次々を愛を求めていったようです。
木星の拡大と発展は、ギリシャ神話のゼウスが関係していることからも読み取れますね。