2021年12月4日、射手座で新月を迎えます。星読みテラスを監修する西洋占星術師・かげした真由子先生が、今回の満月の解説と過ごし方のポイントをお届けします。
2021年12月4日 16:43頃 射手座で新月を迎えます。
新月と満月はワンセットで、新月に蒔いた種が満月に実ると考えます。
次の12月19日の双子座満月に向けて、どのような種を蒔くタイミングなのでしょうか。
詳しく読み解いていきましょう。
Contents
2021年12月の新月|日食を伴う特別な新月
2021年12月4日16:43頃、射手座で新月を迎えます。
12月4日の射手座新月は、日食を伴う特別な新月となります。
新月満月は毎月の心や身体のサイクルですが、日食や月食は約半年ごとの節目です。
日食は「太陽の光が一旦闇になり、また光を取り戻す」という現象なので、「自我の生まれ変わり」と解釈されます。
また、太陽は私たちの「社会性」を表すことから、プライベートよりもオフィシャルな自分の自我が生まれ変わるタイミングと言えるのです。
今回の日食を伴う射手座の新月を、一言で表現するとしたら
「もしかして、私、わかっちゃったかも」という新月だと思います。
…それは何を表しているのか、これからお伝えしていきますね。
それでは、12月4日の射手座新月のホロスコープを、詳しく見ていきましょう。
2021年12月4日 射手座新月のホロスコープを徹底解説!
2021年12月4日の射手座新月のホロスコープを、細かく読み解いていきましょう。
読者アンケートでいただいたオススメ勉強方法をまとめています♪
射手座13度で起こる新月【直感的な能力から真実を発見】
今回、新月が起こる射手座13度には「明るみに出る夫を亡くした妻の過去」というサビアンシンボルが充てられています。
なんだか不思議な感じのする文言ですが、「元夫」「夫をなくした妻の記憶」と様々な次元のものが集約されているシンボルですね。
射手座13度のサビアンシンボルは、「私達の意識の次元がいくつかあって、その次元に触れているような状態」を表しています。
このサビアンシンボルから、12月4日の射手座新月は、「直感的に、または霊感的に何かを理解するタイミング」と言えるでしょう。
聖なる自分、深遠なる自分、崇高な自分・・・そういう自分にフッと触れるようなタイミングです。
その理解の上に、新しい種を蒔いていくのでしょう。
今回の射手座新月で蒔いた種は、2週間後の12月19日の双子座満月にも1つの芽を出し、次回、2022年5月にやってくる月食を伴う満月の日に向かって育ち続けます。
新月・カイロン・土星の小三角形【傷を超えた先の日常の安定】
新月(太陽/月)にアクセスする星達を読み解いていきましょう。
まずは、この小三角形に注目です。
新月と小惑星のカイロン、土星が小さな三角形を形成していますね。この小三角形は、「過去にあなたが辛い感情と共に乗り越えてきた何かがあるからこそ、今の日常の安定がもたらされている」ということを表しています。
恋愛でも、人間関係でも、気持ちが伝わらなかったり、愛されなかったりすると胸が引き裂かれるような思いにもなりますし、こじれると辛いですよね。
人生の中で皆さまも、1度や2度は、このような経験はあるのではないでしょうか。
「そのような過去の傷は、あなたが日常を送る上でしっかりと心の筋肉や土台として、支えてくれるものに変わっていますよ」と表しているかのようです。
新月と水星が0度【心がしなやかに強くなる】
2021年12月4日の射手座新月には、水星が0度(コンジャンクション)で重なっています。
今の実感や気づきを言葉にすることで、更にあなたの心はしなやかに強くなっていくでしょう。
今回の射手座新月は、日本においてディセンダントという付近にあります。
ディセンダントは、対人関係を表すところです。
誰かの役に立ちたいという思いや、相手の幸せを願う気持ちから、これまでの頑固なこだわりを自然に手放せるタイミングにもなるでしょう。
また、しなやかにこだわりを手放せることは、日本在住の方でなくても有効です。
なぜなら、今回の射手座新月のホロスコープには、金星、火星、海王星の小三角形があるからなのです。
金星・火星・海王星の小三角形【優しい気持ちでぶれない行動】
12月4日の射手座新月は、金星、火星、海王星が小三角形を形成します。
また、金星と冥王星は0度(コンジャンクション)で重なっています。
金星は「愛」、冥王星は「強制的とも言える手放し」を表します。
金星と冥王星だけだと、負荷を伴う手放しともいえますが、そこに火星と海王星が優しい角度で関わってくれています。
優しい気持ちでいながら、ぶれない行動ができるはずです。
新月は何かをインプットしていく時なので「手放す」というのは矛盾しているかもしれません。
しかし「こだわりのない状態で新しい種を蒔ける時」ということなのです。
対人関係などで「もうそろそろ、このしんどさから抜け出したい」と感情的なストレスを感じている人は、
「相手が自分の思い通りにならないことが原因」という思い込みを手放すタイミング。
そして、自分から相手への期待が過剰であったことに気づき、自然と楽になれるタイミングでもあるのです。
新月と天王星の150度【他者との距離感を調整】
今回の射手座新月での気づきは、「一時のひらめき」のようなものではありません。
あなたの信念を入れ替えてしまうような「ひらめき」です。
もつれていた糸が、するすると解けるのかもしれません。
2つの物事に板挟みになっていた人は、全く違う場所に回答を見つけるともいえます。この角度は、他者との距離感を調整したり、自分の感情を溺れることなく客観的に見つめられるような角度です。
今回の節目を、うまく活かすことができれば、これからの人生におけるあらゆる人間関係が楽になるのでしょう。
そして、自分が抱えていた感情的な問題が「あ、もうこれに取り組む必要なかった」というところに至るのかもしれません。
また、「自分の感情に素直になることが大事だろうか、理性的な自分であるべきだろうか?」という二項対立で悩んでいた人も、問題はそこではないことに気づくでしょう。
例えば、相手の評価や承認を求めないと不安だった人は、評価や承認を求めなくても自分をしなやかに安定させるコツを掴めるかもしれません。
「子供が思い通りに行動してくれない!」と子育てに悩んでいた人は、子供の成長を考えたときに、
気にしていたことはさほど重要ではなく、それよりもっと大事なことに気づくこともあるでしょう。
土星と天王星の90度【当たり前を超えていく】
12月4日の射手座新月は、土星と天王星が90度(スクエア)です。
2021年を表す象徴的な星の配置でもある「土星と天王星の90度」は、当たり前を超えていくように私達を促してくれています。
12月4日の射手座新月では、何かを新たに始めようとするタイミングです。
ここで完璧さを求めなくてもいいのではないかと思います。
火星と木星の90度【荒削り、野心溢れた行動】
2021年12月4日の射手座新月は、火星と木星が90度(スクエア)です。
火星と木星の90度は、若干、荒っぽい様子を表しています。
荒々しい出来事に遭遇するかもしれないし、あなた自身の行動もまだ荒削りかもしれません。
ですが、多少荒削りでも、あなたの情熱は保護されています。
自信を持って、新しい自分らしさの種を蒔いていきましょう。
【まとめ】12月4日の射手座新月から次の満月までの過ごし方
最後に、2021年12月4日の射手座新月から12月19日の双子座満月までの過ごし方のポイントを、まとめておきましょう。
- 今回、至った結論は自然に受け入れられるものである。
- 相手への期待を手放しやすい。
- 感情と理性との間で葛藤しなくていい。それを超えた答えをあなたは得ている。
素敵な新月をお過ごし下さい。
2021年12月4日の射手座新月について、スピリチュアルリーダーズTVもぜひご覧下さい♪
>>「12月の新月」動画
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