サイン(星座)

12星座の区分を深めよう〜二区分・三区分・四区分〜

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マダム
マダム
この記事はサインの「二区分」「三区分」「四区分」について知りたい人向けの記事です。

もし、自分でホロスコープを読むのが初めて!という人は初心者コースで簡単にホロスコープを読む方法をお伝えしています。まずはそちらから目を通していただくのがオススメです♪
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博士
博士
この記事は自分のホロスコープをみながら、読み進めていくとより理解が深まるぞ
horoscope

12星座の区分について

星占いで一般的に知られている12星座は、星座ごとに特徴的な性格や性質を表していますね。

例えば牡羊座だとリーダーシップがあって、牡牛座だとのんびりしていて、というように。

12星座の性格は、それぞれ個性が豊かなため、覚えるのが大変だなと思う方もいるかもしれません。

でも、あるパターンに基づいてサインをグループ分けすると、すっとそれぞれの特徴をとらえることができるようになります。

博士
博士
それは「星座の区分」でとらえる方法じゃ

12星座は「二区分」「三区分」「四区分」に分類することができます。
constellation5これらのパターンを組み合わせれば、12星座のイメージを自由自在に広げることができるようになりますよ。

それでは「二区分」「三区分」「四区分」について説明していきますね。

マダム
マダム
ちなみに星座は星読みの世界ではサインと呼ばれています。以降の説明では星座のことをサインと言うことにしますね。

「区分」のお話をする前に、サインについて少し説明をしておくわね。

サイン(牡羊座〜魚座)とはホロスコープを30度ずつ分けたもの

ホロスコープは「天体」「サイン」「ハウス」の3つの要素から構成されています。

ホロスコープの周りをぐるりと取り囲むようにあるのが「サイン」です。

牡羊座から魚座まで、丸い円をちょうど30度ずつ分けた分度器のようなものです。

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そして太陽、月、土星といった天体はこの12サインのいずれかのエリアに入っています。

このホロスコープでは、太陽は牡羊座にあるので太陽星座は牡羊座となります。

月は蠍座にあるので、月星座は蠍座。土星は山羊座にあるので、土星星座は山羊座です。

博士
博士
「天体」はその人が誕生した瞬間に備わった10の存在じゃ
10人の個性豊かな役者が自分の中にいるようなイメージを持ってみるとよいぞ。

「サイン」は、その役者がどんな役を演じるかじゃ。配役じゃな。
10天体の役者たちがどんな役を演じるか想像してみておくれ。

そして、この10天体が位置する星座(サイン)の区分から、おおまかな性格の傾向を知ることができます。

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【星座(サイン)の区分】二区分(ポラリティ)

星座の区分の一つ目は、二区分(ポラリティ)です。ポラリティ(polarity)は日本語にすると「極性」です。

光と闇、プラスとマイナスのように、対極にいるもの同士の組み合わせですね。

ここでは、サインを男性星座(男性宮)女性星座(女性宮)の2つに分ける考え方をご紹介しましょう。

といっても男性、女性とは単なる性別としての分類ではなく、その人の意識や関心の向かい方、行動の起こし方などの傾向がわかります。

二区分は、12サインのトップバッターの牡羊座が男性星座、その次の牡牛座は女性星座……というように、男性星座と女性星座が交互に登場します。

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【男性星座】能動タイプ
牡羊座・双子座・獅子座・天秤座・射手座・水瓶座
外へ向けて自己表現をしようとし、積極的で行動的です。

【女性星座】受容タイプ
牡牛座・蟹座・乙女座・蠍座・山羊座・魚座
内面的な感情を大切にし、受け身な対応をします。
周囲との協調も大切にします。

キーワードをみると男性星座と女性星座は正反対な特徴であることがわかると思います。

<ホロスコープを読む時のポイント>
天体が男性星座に多い:能動的に物事に関わっていくタイプ
天体が女性星座に多い:何かに反応することで自分を表現するタイプ

【星座(サイン)の区分】三区分(クオリティ)

星座の区分のふたつめは、三区分(クオリティ)です。いわゆる気質の違いで分ける方法です。

この三区分は季節の流れとともにイメージするとよりわかりやすくなります。

12サインのスタートにあたる牡羊座は、春分の日(3/21ごろ)から始まります。

春と同じように、春夏秋冬それぞれに季節のスタート地点があります。

春のスタート 春分点
夏のスタート 夏至点
秋のスタート 秋分点
冬のスタート 冬至点

この季節のスタートにあたるサインを活動宮といいます。

そして季節がすすみ、ちょうど季節の盛りとなる時期にあたるサインを固定宮(不動宮)といいます。

最後に、次の季節の移り変わる時期にあたるサインを柔軟宮といいます。

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【活動宮】牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
活動宮は季節の始まりにあたるので、新しくスタートすることや、自分から積極的に働きかけることが得意です。

【固定宮】牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
固定宮は季節の最盛期で、スタートの時期にはじめた物事を落ち着かせ、維持することが得意です。

【柔軟宮】双子座・乙女座・射手座・魚座
柔軟宮は次の季節へと移り変わる時期なので、周囲の変化にも柔軟で、スムーズに対応することが得意です。

【星座(サイン)の区分】四区分(エレメント)

星座の区分の3つ目は、四区分(エレメント)です。

エレメントは、いわゆる火・風・地・水という四元素のこと。

古代ギリシアでは、この世界は火・風・地・水の4つの元素で構成されていると考えられていました。

12サインはそれぞれがこの四元素に分類されます。

ホロスコープを見てみましょう。記号が同じ色のサインは、四区分が同じです。

画像1_4エレメント_ホロスコープ2(地黄色)

【赤:火のエレメント】牡羊座・獅子座・射手座
火のサインは向上心が強く、冒険心や野心を持つ情熱家です。

【黄:地のエレメント】牡牛座・乙女座・山羊座
地のサインは現実的で管理能力に優れ、真面目な努力家です。

【緑:風のエレメント】双子座・天秤座・水瓶座
風のサインは人とのコミュニケーションが得意な社交家です。

【青:水のエレメント】蟹座・蠍座・魚座
水のサインは感受性豊かで、周囲への高い共感力を持つ芸術家です。

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二区分・三区分・四区分の全体像

「二区分」「三区分」「四区分」の全体像はこうなっています。

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三区分・四区分が違うと何が違うのか?

この「二区分」「三区分」「四区分」がどういう影響を与えているのか、少し具体的にみていきましょう。

三区分が違う(四区分が同じ):行動するとき何を大切にするかが違う

三区分が異なると、サインの特徴にはどのような違いが表れるのでしょうか?

火のエレメントの星座(牡羊座・獅子座・射手座)を例に考えてみましょう。

 

牡羊座は【活動宮】のサインです。

男性・活動宮・火と、前向きで積極的な性質がトリプルでかけ合わさったサインですね。

直感的、突発的に飛び出していく、そんな勢いのある雰囲気がしませんか。

 

一方、獅子座は【固定宮】のサインです。

牡羊座に比べて、どっしりと落ち着いた雰囲気をかもし出します。

情熱的なところはありつつ、自分の中にある確固たる部分は決して変えないという頑固さもあったりします。

 

そして射手座は【柔軟宮】です。

火のサインらしく積極的で直感的ではありますが、牡羊座のように自分の思うがままに飛び出すというよりは、周囲の様子に合わせて自分の思いを表現しそうです。

獅子座ほどの確固たる信念を持つというよりは、様々な価値観を見て自分の視野を広げることの方が好きな様子もありますね。

 

このように同じ火サインでも、三区分が異なるとがらりと表情を変えます。

それぞれ行動をとるときに何を大切にするかが変わってきますね。

牡羊座なら自分の直感でしょうし、獅子座なら確固たる信念、射手座なら自分の視野を広げることでしょうか。

四区分が違う(三区分が同じ):判断するときの価値観・基準が違う

では柔軟宮の双子座・乙女座・射手座・魚座ではどうでしょうか。

双子座は【男性星座・風のエレメント】です。

積極的にさまざまな人やものごとと関わりあって、交流を楽しんでいるイメージが浮かびます。

自分が気になったことはできるだけ早く多くの情報をえたいと思っています。

 

乙女座は【女性星座・地のエレメント】です。

双子座に比べると少し内向的な感じです。かつ現実的で、自分の気持ちを整理しながら確実に対処しようとします。

 

射手座は【男性星座・火のエレメント】です。

双子座と同じく積極的に自分というものを表現していこうとしますが、より冒険心が強く自分の理想を追い求めています。

双子座は新鮮さ、目新しさが好きですが、射手座は夢やロマンが好きです。乙女座とは正反対の性格のようですね。

 

魚座は【女性星座・水のエレメント】です。

同じ陰のサインである乙女座に比べると、もっと感受性豊かで繊細なイメージになります。

現実的な乙女座に比べると、まずは相手の感情や気持ちを思いやった行動を取ることが多くなりそうですね。

 

四区分が変わることでも大きくサインの印象が変わると思いませんか?

特に四区分についてはものごとを判断するときの価値観・基準が違います。

火のエレメントは自分のパッションが向くかどうかでしょうし、地のサインは現実的で確実なところをとろうとします。

風のエレメントは情報を集めて思索しますし、水のエレメントはとにかく感情が揺れるところを大切にします。

初めから12サインそれぞれのイメージをふくらませようとすると、12パターン考えないといけないので、少し大変かもしれません。

でも、この3つの区分をもとにサインのイメージをふくらませていくと、違った角度からサインのイメージをとらえることができるのではないでしょうか。

星座(サイン)の区分を深めてみよう

さらに次の記事では「二区分」「三区分」「四区分」についてサイン別の特徴を掘り下げて解説しています。

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