命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
この記事では、四柱推命の【方合(ほうごう)】の意味について解説します。
方合とは、特定の意味を持つ十二支の組み合わせのことで、「寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)」「巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)」「申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)」「亥(い)・子(ね)・丑(うし)」の4種類です。
命式に方合があるとどのような影響を与えるのかはもちろん、方合の関係になる場合の相性や、巡る運気と方合するとどのような影響を与えるか読み解いていきましょう。
Contents
【方合(ほうごう)】とは協力し助け合える関係?一致団結する十二支
四柱推命は、「木、火、土、金、水」の5要素によってこの世の全てが成り立つという五行説に基づいており、十二支にもそれぞれ五行の要素が割り振られています。
【方合(ほうごう)】とは、「寅・卯・辰」「巳・午・未」「申・酉・戌」「亥・子・丑」の4種類の組み合わせのことです。
十二支がこの特別な組み合わせになることで、五行の性質が強まるとされています。
同じ五行を持つ十二支が3つ全てそろうことで非常に強い団結力を持ちます。
そのため、命式や相性・運気で方合が成立すると、進みたい方向に向けて一致団結したサポートを得られるといえるでしょう。
命式に【方合】があると、非常に強力なエネルギーで後押しを受ける
四柱推命では、【十干(じゅっかん)】と【十二支】の組み合わせで読み解きを行います。
十干は精神や魂、十二支はその魂の入れ物である肉体としているので、十二支の組み合わせである方合を持つことで、現実面での行動力に勢いが生まれるとされています。
そのため、命式に方合がある人は、行動するときにとても強いエネルギーのサポートを受けられる状態といえるでしょう。
どんな苦境に立たされても、事態を打開するパワフルさを秘めています。
一方で、あまりにもエネルギーが強力なため、持て余してしまうとマイナスに働いてしまうことも。
「生涯かけて達成したい」と思えるようなできるだけ大きなビジョンや高い理想を、はやめに定めていくことがエネルギーを上手に使いこなすためのコツです。
方合する相性の持ち主とは互いに協力し助け合えるパートナーとなれる
相性で方合の関係を持つと、考えがぴったり一致し仲間意識を感じることができます。
言葉にしなくても、なぜか考えていることが伝わるようなまさに以心伝心の関係といえるでしょう。
向いている方向性が一緒なので、意見対立も起こりづらいのが特徴です。
共通のゴールに向けて、足並み揃えて進んでいけるので一緒に取り組むことがとても楽しく感じられますよ。
一方で、あまりにも似ているがゆえに反発心を覚えてしまうことも。
相手の嫌なところが目につくようになったら、自分の言動を振り返ってみて。
本当は自分自身に対して、直したいと思っていた部分かもしれません。
一歩引いて冷静に捉えられると、さらなる成長に繋がりますよ。
四柱推命で方合する条件とは?
方合となるためには「寅・卯・辰」「巳・午・未」「申・酉・戌」「亥・子・丑」の4種類の組み合わせのうち、どれかがそろう必要があります。
一方で、方合になる十二支が3つそろっていても、方合にならない場合もあるので注意が必要です。
次の条件にあてはまる場合、方合は成立しません。
- 【支冲(しちゅう)】がある
支冲(対冲・冲)とは、十二支を円形に並べたときに真向かいにくる関係のことで「子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥」の6種類です。
この組み合わせがあると方合は成立しません。
方合を構成する十二支の役割
方合となる組み合わせは、十二支を円形に並べた時に連続しています。
十二支は春・夏・秋・冬の4つに分けられ、それぞれの季節の性質を持っています。
さらに十二支は、季節ごとにその季節の始まり・ピーク・終わりに対応します。
方合では、ひとつの季節を司る3つの十二支が組み合わさるため、非常に強いエネルギーを持つとされています。
方合が五行に与える影響
十二支が持つ五行の性質を定めるのは、対応する季節です。
それぞれ「春は木」「夏は火」「秋は金」「冬は水」に対応します。
方合となる組み合わせは、1つの組み合わせが1つの季節に対応することで、その季節が持つ五行の性質が強まるといわれています。
組み合わせ | 十二支が表す季節 | 季節に対応する五行 =強まる五行 |
---|---|---|
寅・卯・辰 | 春 | 木 |
巳・午・未 | 夏 | 火 |
申・酉・戌 | 秋 | 金 |
亥・子・丑 | 冬 | 水 |
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あなたの命式に【方合】はある?|4種類の詳細を解説
四柱推命の命式には「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の4つの柱があり、方合では各柱の十二支を確認します。
十二支に「寅・卯・辰」「巳・午・未」「申・酉・戌」「亥・子・丑」の組み合わせがないか探してみましょう。
方合の場合、どれかひとつでも欠けてしまうと成立しません。
必ず「寅・卯・辰」「巳・午・未」「申・酉・戌」「亥・子・丑」の3つ全てがそろっていることを確認しましょう。
その場合は、半方合と呼んだりするんだ。
寅・卯・辰|春の組み合わせ
春を司る寅・卯・辰の3つがそろった組み合わせを命式に持つと、五行の【木】の性質が強まります。
五行の【木】は、樹木や草花などの植物の象徴です。
木の性質を持つ人は、植物が根から水分を吸って成長するように、知識や技術を吸収してすくすくと育っていきます。
方合の後押しを受けて、たくさんのことを早いペースで習得し、何事も自分の養分と変えていけるでしょう。
豊富な栄養分を上へ上へとまっすぐ伸びていくエネルギーに変えていきます。
周囲が驚くような高い理想だとしても、自分の信念に従って着実にやり抜くことができますよ。
一方で、上に向かうエネルギーが強いがゆえに、方向転換することはちょっぴり苦手かも。
意思を貫くことは大事ですが、周囲の意見に耳を傾けて取り入れる柔軟性を忘れないようにすると、大きな実りを得ることに繋がるでしょう。
巳・午・未|夏の組み合わせ
夏を司る巳・午・未の3つがそろった組み合わせを命式に持つと、五行の【火】の性質が強まります。
五行の【火】は、太陽や灯火などの燃える火の象徴です。
火の性質を持つ人は、自分だけでなく周りの人のハートにも灯をともすような影響力を持っています。
方合の後押しを受けて、あなたの持つカリスマ性に拍車がかかり、多くの人に憧れられる華やかな存在となるでしょう。
集まる視線をモチベーションに、誇れる自分を維持するべく、たゆまぬ努力を続けられる才能の持ち主です。
あなたが発信する内容にみんなが追随するような、新しい時代を切り開く偉大なリーダーになれますよ。
一方で、注目を集める存在だからこそ、「できない」と弱音を吐くことに苦手意識を持つ人が多いのも特徴です。
たとえ「できないこと」があっても決してあなた自身の価値が下がるわけではありません。時には人を頼ることも大事ですよ。
いつも完璧なあなただからこそ、できない部分もチャームポイントとしてさらに愛される
ことに繋がっていくでしょう。
申・酉・戌|秋の組み合わせ
秋を司る申・酉・戌の3つがそろった組み合わせを命式に持つと、五行の【金】の性質が強まります。
五行の【金】は、鉄の塊や鉱石、宝石や貴金属などの象徴です。
金の性質を持つ人は、自分の美学や規律を持っており、それをストイックに追求する姿はまわりに高潔さを感じさせます。
方合の後押しを受けて、どんな困難をも突破して意思を貫く強さに磨きがかかるでしょう。
冷静に状況を分析し、持てる能力を最大限に活用し乗り越えていく姿は、多くの尊敬を集めます。
孤高の存在として、あなたが持つ審美眼を活かし、夢中になったものをとことん突き詰めることがおすすめです。
一方で、純粋すぎるがゆえに、現実的な社会への嫌悪を感じることもあるかもしれません。
他人からの評価を「値踏みされた」と感じ素直に受け取れなくなってしまうことも。
感謝の心を忘れずに、自分を「価値ある存在」として大切にしていくことが大事です。
亥・子・丑|冬の組み合わせ
冬を司る亥・子・丑の3つがそろった組み合わせを命式に持つと、五行の【水】の性質が強まります。
五行の【水】は、川や海・雨などの液体の象徴です。
水の性質を持つ人は、知的好奇心旺盛で学んだことを柔軟に取り入れ順応していくことに秀でています。
方合の後押しを受けて、博識かつ固定観念に縛られない発想力で知略に優れた参謀役としてたくさんの物事を成功に導くでしょう。
人の心を読む聡明さと知恵も兼ね備えているため、多くの人を味方につけ大きなことを推進していきます。
情報収集力や分析力は十分あるため、思い立ったらすぐ行動に移すことがおすすめです。
一方で、困っている人を放っておけず、つい周りを優先しすぎてしまう一面も。
優しさと包容力はあなたの魅力ですが、時には相手に合わせないことも心がけてみて。
相手を甘やかしすぎず、あなたの意見を通すことは、双方にとってプラスに働きますよ。
四柱推命【方合】の相手はいつでも頼もしい味方?相性を読み解こう
四柱推命で【方合(ほうごう)】の相性を持つかどうかは、命式の十二支を見ることでわかります。
自分と相手の命式を用意したら、それぞれが持つ十二支を確認します。
2人が持つ十二支を確認したら、命式の中に方合となる「寅・卯・辰」「巳・午・未」「申・酉・戌」「亥・子・丑」の組み合わせがあるか探してみましょう。
自分と相手の命式の両方をあわせて方合となる組み合わせがあれば方合の関係です。
たとえば、自分の命式のどこかに「卯」があり、相手の命式に「寅」と「辰」があれば、方合の関係になります。
方合の関係になる相手とは、波長がぴったりあいストレスなく過ごせます。
一緒に何かに取り組むと、強力な味方としてお互いをサポートしあえるのでトントン拍子で進められるでしょう。
行動を共にすることで、常に意思疎通がスムーズな頼もしいパートナーが隣にいるように感じられ、一致団結し強い絆で結ばれた仲間となれる関係です。
【寅・卯・辰】木の性質を持つ相性
2人の命式をあわせて「寅・卯・辰」がそろっていると方合の関係です。
木の五行の性質が強まることで、前向きな気持ちになり一直線に目標に進む勇気が湧いてくるでしょう。
一緒にいると、自分ひとりではためらってしまうような大きな夢も叶えていけますよ。
もし相手に対して「融通がきかないな」と感じたら、頑なになってしまっているのは自分自身かもしれません。
譲れないポイントを整理してみると、あなたが本当に大切にしたいことに気がつけます。
恋愛では、励まし合いながら同じ目的へ向かっていける良きパートナーとなれそうです。
実直に、落ち着いた心地良い関係を育んでいきます。
結婚後は、いつも笑いの絶えない楽しい家庭を築くでしょう。
子どもたちが安心してすくすく育つような、明るい環境を整えます。
仕事では、高く掲げた目標へまっすぐに努力していく心強い仲間となりそうです。
切磋琢磨しながらも、困ったときには助け合う名コンビとして活躍が見込まれます。
【巳・午・未】火の性質を持つ相性
2人の命式をあわせて「巳・午・未」がそろっていると方合の関係です。
火の五行の性質が強まることで、熱意がみなぎりダイナミックな挑戦をしたいという気持ちが芽生えてくるでしょう。
一緒にいると、自分の中でくすぶっていた情熱に再び火が灯り、青春が蘇るような感覚になることもありそうです。
もし相手に対して物足りなさを感じたら、あなた自身がやりたいことをやりきれていないのかも。
後回しにしてしまっていることはないか考えてみると、夢中になって取り組めるものが見つかるかもしれませんよ。
恋愛では、とてもロマンチックな関係が期待できます。
他の人には感じたことのないような熱い気持ちを、相手にだけ強く抱くこともあるでしょう。
結婚後は、付き合い始めの頃のようなわくわくを忘れずに幸せな家庭を築くことができそうです。
お互いの理想を大切にしながら関係を深めていけるでしょう。
仕事では、目標がはっきりしていてハードルが高いほどやる気が出るような組み合わせ。
ノルマがある業務ならなおさら意欲的に取り組み、助け合いながら目標を達成するでしょう。
【申・酉・戌】金の性質を持つ相性
2人の命式をあわせて「申・酉・戌」がそろっていると方合の関係です。
金の五行の性質が強まることで、切磋琢磨を通じてさらなる高みまで能力を鍛え上げられるでしょう。
一緒にいると、自分の中の芸術的センスがキラリと磨かれるような刺激を受けることが多くあるかも。
もし相手に対してプライドの高さゆえに付き合いづらさを感じたら、自分の能力に自信を強く持ちすぎているのはあなた自身かもしれません。
不断の努力を続けてスキルアップをしてきたあなたは非常に立派ですが、謙虚さを忘れないことで自分のいたらないところに気づき、より一層レベルを上げていくことに繋がりますよ。
恋愛では、お互いの美的センスを高めあうような知的なやりとりを楽しめます。
相手のストイックな振る舞いに影響を受け、自分も相手に相応しくなるよう頑張ろうという静かな情熱が湧き上がりそうです。
結婚後は、地に足の着いたきちんとした家庭を作っていくでしょう。
相手に誠実に、どこまでも一途な夫婦生活を送ることができそうですよ。
仕事では、相手と協力しながら頭脳派として大いに活躍が期待されます。
状況を冷静に分析しながら、高度な業務内容でもタッグを組んでクリアしていけるでしょう。
【亥・子・丑】水の性質を持つ相性
2人の命式をあわせて「亥・子・丑」がそろっていると方合の関係です。
水の五行の性質が強まることで、安心して自分を出し、興味の赴くままに知識欲を満たすことができそうです。
一緒にいると、精神的にリラックスできるので冷静さが増し、頭がクリアになってくる感覚を覚えることも。
もし相手に対して「優柔不断だな」と感じたら、周囲にあわせすぎてしまっているのはあなたの方かも。
ベースが献身的で奉仕精神にあふれるからこそ、自分のやりたいことを主張すると周囲は喜んでついてきてくれますよ。
恋愛では、お互いに相手を思いやるような穏やかな関係を育めそうです。
相手といると心が優しくなり、言葉にしなくとも気持ちが伝わるような居心地の良さを感じられるでしょう。
結婚後は、知的で落ち着いていながらも深い愛のある家庭を築いていくでしょう。
家庭全体を包み込む優しさの中で、家族みんなが心穏やかに過ごしていけますよ。
仕事では、周りの気持ちを察して臨機応変に動けるため、秘書やバックオフィスなどサポーターとして欠かせない能力を発揮できる組み合わせでしょう。
四柱推命|巡る運気と【方合】する場合を解説
四柱推命では、運気の流れを知ることができます。
巡ってくる運気は、自分が命式にもつ干支と暦の干支をもとに読み解きます。
だからこそ、良い時もあれば、悪い時もありますよね。どちらかに極端に触れることがない状態である「中庸」を大事にしているため、運気にも波が存在するんです。
運気を知ることで、スムーズに乗りこなせるようになっちゃおう♪
運気を知ることで活用していきましょう♪
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
運気には、10年周期の大運、1年周期の年運、1ヶ月周期の月運、1日周期の日運などがありますが、期間の長いほうが影響力は強くなります。
大運(10年) > 年運(1年) > 月運(1ヶ月) > 日運(1日)
自分の十二支と巡ってくる運気の十二支をみたときに、方合となっているか確認しましょう。
四柱推命|大運で方合が巡ってくる場合
大運で方合が巡ってくると、モチベーションが高まり行動をすればするほど大きな成果を収められるでしょう。
非常に強いエネルギーを得られる時期だからこそ、向かう先を明確にすることが肝要です。
「もう無理かもしれない」と思っても、不思議と助けを得られる時期なので、なるべくスケールの大きな目標を設定しましょう。
誰かに決断を委ねるのではなく、自分自身で判断していくことで道が開けますよ。
大きな挑戦を重ねることで、飛躍的な活躍が期待できます。
四柱推命|年運で方合が巡ってくる場合
年運で方合が巡ってくると、行動力や決断力が研ぎ澄まされ、物事を勢いよく進めることができるでしょう。
ずっと興味はあったけれど行動をためらっていることがあったら、実行にうつすチャンスです。
いつもなら断ってしまうお誘いや初めての体験も、勇気をもって挑戦してみて。
想像以上の成果を得ることができますよ。
心のままに、やりたいことを実現するのにぴったりの時期。
運気で方合が巡る年を上手に活用して、物事を前に進めていきましょう。
他にもある強い結びつきをもつ組み合わせ|【支合】【三合】【干合】との違いを解説
この記事では、特別な意味を持つ十二支の組み合わせとして【方合(ほうごう)】を取り上げましたが、他にも特別な意味を持つ組み合わせは複数あります。
その中でも、特別な意味を持つ十二支の組み合わせである【支合(しごう)】【三合(さんごう)】と特別な意味を持つ十干の組み合わせである【干合(かんごう)】について解説します。
四柱推命|【方合】と【支合】の違い
【支合(しごう)】とは、十二支の特別な組み合わせで「子丑・亥寅・卯戌・辰酉・巳申・午未」の6種類です。
支合の組み合わせは、強く結びつくことでそれぞれの五行の性質が掛け合わされ、新しい五行の性質を持つようなったり、同じ五行でもその性質が変化するとされています。
方合の組み合わせは、十二支が強く結びつくことは支合と同じですが、方合はその方合が示す五行の力が強まるのみで、十二支自体の五行は変化しません。
支合と方合では、同じ五行の性質をもつ十二支が3つあわさった方合のほうが支合より強い結びつきとされています。
四柱推命|【方合】と【三合】の違い
【三合(さんごう)】とは十二支の特別な組み合わせのことで、「申・子・辰」「亥・卯・未」「寅・午・戌」「巳・酉・丑」の4種類です。
十二支が強く結びつくことは方合と同じですが、三合の場合、五行の性質が変化するといわれています。
さらに、方合は同じ季節の性質を持つ十二支同士の結びつきであるのに対し、三合は違う季節の「季節の始まり・ピーク・終わり」を司る十二支同士の結びつきという違いがあります。
三合はそれぞれの十二支が持つ本来の性質が異なるからこそ、合わさることで補い合い、とてもバランスのとれた関係になることが特徴です。
そのため、命式や相性・運気で三合が成立すると、安心感を得て大きく変化しながら発展していくことができるとされています。
四柱推命|【方合】と【干合】の違い
方合は十二支の特別な組み合わせですが、【干合(かんごう)】は十干の特別な組み合わせで「甲己・乙庚・丙辛・丁壬・戊癸」の5種類です。
方合は十二支の持つ五行の性質が同じものが3つ組み合わさっていますが、干合は十干同士が陰陽と相剋によって強く結び付いています。
また、方合では十二支がもつ五行の性質は変化しませんが、干合は五行だけでなく十干そのもの、またはその一部が変化するとされています。
例えば、「甲己」は土に変化して甲(きのえ)が戊(つちのえ)に変化しますが、「亥・子・丑」は水の五行の性質が強まるだけです。
【まとめ】強力な味方である方合の力強い後押しを上手に活用しよう
【方合(ほうごう)】とは十二支の特別な組み合わせのことで、「寅・卯・辰」「巳・午・未」「申・酉・戌」「亥・子・丑」の4種類でした。
同じ季節を司る十二支が全てそろうことで、非常に大きなパワーを発揮する方合の関係。
強いエネルギーを持つからこそ、命式に持つ場合や巡る運気と方合する時期は、上手に活かせるよう大きな目標を設定することが大事でしたね。
方合の関係となる場合は、相性がぴったりで一致団結して協力関係を築くことができる反面、合わせ鏡の存在として自分の改善点に気づくこともできます。
非常にパワフルな後押しを受けられる方合の関係を上手に活かしていきましょう。
動画とワークで四柱推命を実践的に学べるよ。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
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