タロットカードには、カードごとに異なるメッセージが込められています。
この記事では大アルカナ【世界】のカードを徹底解説♪
カードの意味や、恋愛・仕事などお悩み別の解釈例をご紹介していくので、あなたのリーディングの参考にしてみてくださいね。
Contents
タロット占い【21:世界】リーディングで大切な3ポイント
【世界】世界観
タロットカードの世界観を知ることで、カードへの理解が深まり、リーディングの幅が広がります。
さっそく【世界】の世界観を見ていきましょう♪
天空を背景に、ぐるりと緑の大きなリースの中心に描かれた一人の人物。神聖で高貴な色とされる紫色の布を纏い、魔術師のように、大いなる力を具現化するための棒(ワンド)を、2本も持っています。
緑のリースの上下には赤いリボンで、潜在能力、無限、永遠という意味を表す記号「∞」(レムニスケート)が描かれています。
また、カードの四隅には、この世を形作る四大元素、火・地・風・水を象徴する鷲、獅子、牡牛、人間が。運命の輪も思い出しますよね。
この人物は男性と女性の統合された完全体で、宇宙を自在に操ることができる存在です。万物が調和し、四大元素がすべてそろった完璧な状態で、世界の完成を祝っているようです。
大アルカナで21番目となる最後のカード、世界。愚者から始まった魂の成長物語も、とうとう最高の到達地点にたどりつきました。統合や完成、幸福や喜びの中でハッピーエンドを迎えることを象徴するカードです。
今、物事は達成されて成功し、見事に調和して完成しました。そうして、完璧な状態へと導かれたのです。
あなたは今、これまでの理想が叶い、願いは成就して、ゴールした喜びにあふれているでしょう。でも、ここからさらに、一段高い次のステージが開かれるのです。
未来への可能性は無限大。幸福感をかみしめたあとは、また新たな道のりを歩みましょう。
【世界】絵柄の意味
タロットカードの絵の中には、さまざまな象徴が描かれています。
一見何気なく描かれているような動物や植物、場所や服の模様など、実はその一つひとつに意味があるのです。
そしてその中には、タロットカードをパッと見た印象とは異なる、意外な意味合いが込められていることも。
象徴を知ると、キーワードから受け取る意味とは違った視点から、カードを読み解くことができるでしょう。
それでは、【世界】の絵柄に込められた象徴をご紹介していきます♪
タロットカードの絵柄・象徴 | 意味・解説 |
---|---|
数字の21(XXI)の意味 | 数字の「21」は21は2と1で、足した数の「3」は、三位一体の完全な状態を表します。 |
緑のリース | 卵や子宮を象徴します。 |
中心の人物 | 一見女性に見えますが、両性具有とされています。男性と女性が統合された完全体を表します。 |
赤いリボン | リースの上下に巻かれたリボンは、レム二スケート、無限を意味します。魔術師でも同じ記号が人物の頭の上に描かれています。 |
四隅の四大聖獣 | 「火・地・風・水」を象徴する鷲、獅子、牡牛、人間です。運命の輪で本を読んでいた四聖獣が頭部のみ描かれ、高みなる者として描かれています。 |
気になる人はコチラを参考にしてね。
【世界】他のカードとの関係性
前後のカードの関係性を知ることで、カードの意味をストーリーのように捉えることができるため、リーディングの際にカードからのメッセージを読み解きやすくなります。
ウェイト版タロットは、私たちの魂の成長物語を表していると言われています。
大アルカナはその物語の章立てにあたるカード。
【愚者】から始まる22枚の大アルカナには、それぞれどんな物語が込められているのでしょうか。
ここではその物語の一部を味わいながら、他のカードとの関係性を見ていきましょう。
21番【世界】は物事が完璧な調和を果たし、統合され、円満に最高地点へと到達するゴールを示すカード。でも同時に愚者から続いてきた魂の成長物語が完結することで、これ以上は望めないことや、さらに次のステージへと向かうことも表します。
そんな【世界】の前のカードは20番【審判】。
【審判】はとらわれていた過去や物事を手放し、新しい価値観を得るなど、大きな目覚めのタイミングを伝えるカード。覚醒、復活、再生、救済などを象徴します。審判で下した判断の結果、気づきを得て、世界での完璧なゴールへ向かうと考えられます。
また、【世界】に続くカードは0番【愚者】。
【愚者】は生まれたての赤ちゃんのように無限の可能性にあふれた存在。好奇心に満ち、新たな旅を始めるための一歩を踏み出そうとしているところです。
【世界】で一度、世界が統合され、フィナーレを迎えた後は、また愚者から新たな次元での魂の成長物語が始まります。
0番【愚者】から始まる大アルカナは、段階を経て21枚のカードを辿りながら最後の21番【世界】のカードへと到達します。
【世界】のカードは最高地点のゴールへ達したことを意味しています。
こうして大アルカナ22枚のひとつのサイクルが終わり、また新たなステージが始まることを表しているのです。
タロット占い【21:世界】リーディング上達のコツ
【世界】ブレインマップで解釈を広げよう
タロットカードの意味や解釈をなかなか覚えられない!と感じている方は多いかもしれません。そんなときに役に立つのがこのブレインマップです。
ブレインマップは、キーワードや解釈を広げていく「言葉の地図」のようなもの。そのカードの持つイメージをあなた自身の言葉で広げながら、カードが持つイメージを膨らませていくことができます。
例えば世界のカードの「最高地点への到達」というキーワードから、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
「終わりと始まり」「宇宙」というキーワードが浮かんだら、そのキーワードを書き留めていきましょう。このようにキーワードを広げていくことであなたの感覚にしっくりくるカードの意味を探しやすくなります。
ブレインマップに書かれたキーワードはほんの一部。このブレインマップを参考に、カードからあなただけのブレインマップを作ることもできますよ。
カードのイメージをオリジナルで広げて、タロットの世界をもっと楽しみたい方はぜひ使ってみてね♪
リーディングのコツや、占い結果の受け止め方について紹介しているよ♪
タロットカード【21:世界】の意味|タロットパレット解釈例
世界(THE WORLD)を象徴するキーワード:統合
正位置の場合は、物事の統合や調和、完全さや完璧な状態、ゴールやハッピーエンドなどを表します。これまであなたが積み上げてきたことが大きく成功して満足のいく成果を得られ、願いは成就して、幸せに浸ることができそう。周囲との調和がとれて、気持ちも穏やかです。
これ以上ないくらい望む未来に到達することができました。でも同時に、さらに次のステージへと進んでいくことも示されています。
逆位置の場合は、物事が中途半端なまま停滞したり、未完成で行き詰まる可能性を表します。世界の持つ統合のエネルギーが過剰になったり不足したりして、あなたの本来持っている才能がうまく発揮できないかもしれません。
逆位置が出ても、基本のキーワードは同じなので心配しなくても大丈夫です。あなた自身の現状を知って、捉え方を少し変えるだけで望む未来へと歩んでいくことができますよ。
それでは、それぞれの意味を解説していきましょう♪
大アルカナ【世界】正位置の意味・解釈
正位置のキーワード
統合・完全・調和・完璧・大団円・良い連携・一体感・結束・成就・理想的な関係・指針を貫く・満足・喜び・幸福感・最高地点・ゴール・物語の完結・魂のレベルが上がった状態・リスタート
【世界】のカードの正位置は、統合がキーワード。物事が完全に調和し、完璧な状態へ導かれたことを表します。これまで積み上げてきたもの、努力してきたことが、大団円を迎えました。周囲とは良い連携をはかり、一体感を感じて結束が強まるでしょう。
願い事は成就し、愛する人とは理想的な関係に。またあなた自身、大切な人生の指針ができたり、それを貫くことができたりして、心から満足できそうです。喜びと幸福感にめいっぱい浸りましょう。
でも、これ以上望みようがないくらい、完全で完璧な世界である最高地点へゴールしたということは、一度、ここで物語は完結するということ。魂のレベルが上がった状態で、ここからまたリスタートです。さらなる進展を求めて、また新たに歩み始めましょう。
大アルカナ【世界】逆位置の意味・解釈
逆位置のキーワード
不完全・未完成・未完了・中途半端・停滞・完成までやり遂げられない・不完全燃焼・モヤモヤ・完璧主義に陥る・展望がのぞめない・理想と異なる・行き詰まる・限界・未練・挫折感
【世界】のカードが逆位置で出ると、物事が不完全で未完成、未完了のまま中途半端なところで停滞してしまうことを表します。完成するまであと一歩のところで、やり遂げることができず、不完全燃焼のままモヤモヤする可能性が。
完璧主義に陥ってしまったからこそ最後まで完成させられなかったのか、これ以上先の展望がのぞめず諦めてしまったのか…、とにかく現状は、あなたが思い描いた理想とは異なっているようですね。状況は行き詰まっていて、あなた自身も、どこか限界を感じているかも。
未練や挫折感が残ってしまうかもしれませんが、このあと、諦めることも頑張ることも、あなたが自分で決めた答えなら、間違いではないのです。あなたがしっくりくる選択をしてくださいね。
続いて、恋愛・仕事・金運・人間関係のケース別解釈をご紹介していきます。
タロットカード【21:世界】恋愛・仕事・悩み別解釈例
大アルカナ【世界】恋愛|正位置の解釈
正位置の解釈
恋が成就/理想の相手/素敵な関係/居心地が良い/最高の関係/相思相愛/人が羨むような恋愛/相性が良い/現状は完璧/ベストカップル/最高の相手/周りからの祝福/婚約/結婚/進展/ゴールイン/新たな景色
【世界】のカードの正位置は、成就して幸せになれる恋愛を意味します。
片思いの人は、相手もあなたに好感を持っているようです。恋が成就する可能性が高いので、ありのまま自然体のあなたで、相手のアプローチを待ってみましょう。自然と仲が深まり、お互いに理想の相手として素敵な関係が築けそうです。
でも万が一、相手がまだあなたへの気持ちに無自覚な場合や、すでに仲が良い友人関係の場合、今の関係が居心地が良い、最高だと思っているために、なかなか進展しない可能性もあります。
そんなときは、あなたから少し動いてみましょう。今よりさらに幸せな関係になるために、素直にアプローチしてみるのも手です。
両思いの人は、相思相愛で、人が羨むような恋愛を表します。2人の相性はとても良いでしょう。それは、これまでお互いに思いやりを持って、相手を大切にしてきたからこそ。
相手を信頼しながらお付き合いを続けている現状は完璧で、まさにベストカップルといえそうです。あなたにとって、これ以上ない最高の相手であることを表します。
そんな2人なので、周りからも祝福されて、このまま婚約や結婚に進展する可能性も高いでしょう。幸せにゴールインしたあとは、ここで一区切り。また次のステージへ向けて、2人で新たな景色を楽しんでくださいね。
大アルカナ【世界】恋愛|逆位置の解釈
逆位置の解釈
進展しない/行き詰まる/今の関係性や距離感がベスト/中途半端な状態/行き場のない思い/モヤモヤ/一度踏ん切りをつける/停滞気味/あと一歩のところでまとまらない/煮えきらない/生き方や考え方が違う/新しい旅のふりだし
【世界】のカードの逆位置は、行き詰まる恋愛を意味します。
片思いの人は、もしかしたら相手とはこれ以上の進展が望めないかもしれません。今、あなたと相手が友人関係の場合は、相手が今の関係性や距離感をちょうど良い、居心地が良いと思っていて、あなたとの進展を望んでいないからです。
また、まだあなたが相手とそれほど接点がない場合でも、相手は他に好きな人や恋人がいたり、恋愛へのモチベーションが低かったりする可能性があります。
中途半端な状態や、行き場のない思いにモヤモヤを抱えそうですが、状況も運気も変わっていくまで、一度踏ん切りをつけて自分磨きに専念するのが良いかもしれません。
両思いの人は、相手との関係は停滞気味です。結婚の話が出てもさまざまな事情が絡んですんなり進まなかったり、あと一歩のところで話がまとまらなかったりする暗示。あなたは相手の煮えきらない態度にムッとしてしまうかも。
こんなときこそ、お互いに思い描く関係性、叶えたい夢や理想、未来についてなど、腹を割って話してみることが必要かもしれません。目指す生き方や根本的な考え方が違う場合、2人にとってどうするのが良いのか、じっくり考えてみる必要もありそうです。
世界のカードで迎える「ゴール」のその先は、新しい旅のふりだしでもあります。考えた末に出した結論で、一緒にいるべきなのが今の相手なのか違う相手なのかは、これまでのあなたの歩みと共に考えてみましょう。
大アルカナ【世界】仕事|正位置の解釈
正位置の解釈
順風満帆/高い評価/活躍の場が拡大/チームワークが良好/やりたい仕事が舞い込む/プロジェクトや企画の成功/順調/望み通りの展開/成果を出す/心地良い/充実感/満足感/目標や目的が達成/モチベーションアップ/次のステージへ
【世界】のカードが正位置で出た場合、すべてにおいて順風満帆の予感です。
高い評価を得て活躍の場が広がる、同僚や取引先の関係者とのチームワークがうまく働く、どんどんやりたい仕事が舞い込む、プロジェクトや企画が成功するなど、仕事は上昇気流に乗ったかのように順調で、望み通りの展開に。
成果を出すこともできるため、心地良い充実感や満足感を得られそうです。これまで掲げてきた目標や目的が達成され、さらにモチベーションもアップするでしょう。
今のこの成功は、あなた自身が積み重ねた努力によって作り出したもの。自信を持って次のステージへと上がりましょう。
大アルカナ【世界】仕事|逆位置の解釈
逆位置の解釈
仕事が未完成のまま/目標達成できない/途中で諦める/中途半端な結果/挫折/敗北感/限界/行き詰まり/落ち込む/意見が合わない/完璧主義に陥る/スランプ/失敗/トラブル/準備不足/周囲に求めすぎ/成功まであと少し
【世界】のカードが逆位置で出た場合、目標を達成する前に、現状に満足してしまったり諦めたりして、仕事が未完成のまま終わってしまいそうな暗示です。達成できないかもしれないと感じた瞬間から努力を放棄したことで、中途半端な結果を招き、最終的に挫折や敗北感を味わうかもしれません。
また、能力や環境など、何かに限界を感じてもその行き詰まりを打破できず、落ち込んでしまうこともあるでしょう。同僚や取引先と意見が合わなかったり、完璧主義でスランプに陥ったりする可能性もありそうです。
失敗やトラブルに苦しむときこそ、冷静になって、何が良くなかったのか、原因を分析してみましょう。準備不足だったのではないか、周囲に求めすぎたのではないか、など見つめ直せたら、もう一度完成するまでやり遂げることを目標に、一歩踏み出してみましょう。もともと、目標達成や成功までは、あと少しだったのですから。
大アルカナ【世界】金運|正位置の解釈
正位置の解釈
絶好調の金運/収入アップ/予想以上のボーナス/臨時収入/ホクホク/経済的に満たされる/達成感/満足感/貯金額が目標を達成/投資の利益を得る/ギャンブル運が良好/上手な買い物/欲しかったものや理想のものをお得にゲット
【世界】のカードの正位置は、絶好調の金運を表します。グングン評価をあげて順調に仕事に取り組んだ結果、昇進して収入がアップしたり、予想以上のボーナスや臨時収入に恵まれたりして、ホクホクしそう。経済的に満たされて、達成感や満足感が得られます。
もしこれまでコツコツ貯金をしてきた人は、貯金額が目標を達成するかもしれません。投資の利益などでお金を得る人も。のめり込むのは用心したいですが、ギャンブル運も良好なときです。
また、今は上手な買い物ができるでしょう。欲しかったものや理想のものがお得にゲットできる可能性もあります。お金を使っても、あなた自身が満たされた気持ちでいることで、さらに良い運気が流れこんできそうです。
大アルカナ【世界】金運|逆位置の解釈
逆位置の解釈
停滞気味の金運/収入アップが望めない/散財/貯金計画の失敗/投資の挫折/満足する買い物ができない/お金が楽しく使えない/無駄遣い/衝動買い
【世界】のカードの逆位置は、金運は停滞気味で、良好とはいえない暗示です。会社の業績悪化などが理由で、収入アップは望めないかもしれません。一方で、ストレスから散財してしまう可能性もあります。お金の管理にはちょっぴり気をつけたい時期です。
また、もう少しで目標の貯金額を達成するというような、「あと一歩」の手前で預金を解約したり、大きな買い物をしたりして、貯金計画が失敗。
投資なども途中で挫折するかもしれません。ギャンブル運も停滞気味なので、軽い気持ちで注ぎ込まないように要注意です。
今は、あなたが満足するような買い物ができないかもしれません。お金が楽しく使えない可能性もあるので、無駄遣いや衝動買いを避けるためにも、今は現状維持を心がけて、もう一度貯蓄をコツコツ続けたほうが良さそうです。
大アルカナ【世界】人間関係|正位置の解釈
正位置の解釈
理想的な環境/周囲との調和/穏やかな時間/良い仲間/応援/好意/居心地の良い交流/関係性が安定/長いお付き合い/一緒に計画する/SNSの連絡がスムーズ/結束力/海外の人とのつながり/周囲に感謝の気持ち
【【世界】のカードが正位置で出た場合、理想的な環境で、周囲とは調和がとれ、穏やかな時間が過ごせそうです。良い仲間に恵まれているので、何の心配もいりません。
あなたを応援してくれたり、好意を抱いてくれたりしている人々に囲まれて、居心地良く交流を楽しめるでしょう。今、あなたの周囲にいる人々とは関係性が安定しているので、人生を通して長くお付き合いしていくことができそうですよ。
皆が参加できるイベントなど、何かを一緒に計画してみるのも楽しそうですね。SNSなどでの連絡もスムーズで、グループや仲間内では特に結束力が強まりそうです。海外の人とのつながりもできるかもしれません。
あなたも周囲に感謝の気持ちを忘れずにいることで、運気はさらに上がっていきますよ。
大アルカナ【世界】人間関係|逆位置の解釈
逆位置の解釈
停滞気味/周囲との不調和/ストレス/誰かの期待に応えようとしてうまくいかない/考え方や意見が合わない/人間関係に疲れる/完璧主義/周囲にも完璧さを求めすぎる/計画の行き詰まり/挫折/中止/思い通りにいかない/不完全燃焼/人嫌い
【世界】のカードが逆位置で出た場合、運気は停滞気味で、周囲との不調和にストレスがたまってしまう暗示です。誰かの期待に応えようとしてうまくいかない、仲間内で考え方や意見が合わないなど、あなたは人間関係に少し疲れてしまうかもしれません。
逆に、あなた自身が完璧主義なために、周囲にも完璧さを求めすぎている部分があるのかも。
皆で計画してきたイベントなども途中で行き詰まって挫折し、中止に追い込まれるなど、なかなか思い通りにいかない様子。不完全燃焼になったり、人嫌いになったりする可能性もあります。
周囲に対して、これ以上の関係は見込めないと新たな場所に移るのか、あなたから努力して今の関係を維持するのか、自分でしっくりくる選択をして、心地良い居場所を作り上げましょう。
タロットカード【21:世界】アーサー・E・ウェイトの解釈
「ウェイト版タロットカード」を生み出した、アーサー・エドワード・ウェイト氏は、詩人・大英博物館学芸員・文筆家として活躍。著書も多く残している人物です。
ウェイト氏の文章は、宗教や歴史など西洋文化に馴染みがないととても難しく、「わかりにくい」と言われています。そこでタロットパレットではウェイト氏をもっと身近に感じられるよう、読み解いていきます。
ウェイト氏が各カードに込めた意味を翻訳文で確認しながら、タロットの世界を味わっていきましょう。
例えば、それは顕在化の法則が完全なる自然を最も高いレベルで実行したときの、復元された世界の状態を表しています。しかし、それはおそらく過去の物語であり、すべてが善であると宣言され、朝の星が一緒に歌い、神のすべての息子たちが歓声を上げたその日のことを指しています。
ウェイト氏が【世界】のカードに込めた意味
21 世界
この大アルカナの最後のメッセージは、デザインに関しては変えられていません。実際には変えることができません。その深い意味については、すでに一部分が説明されています。
このカードはまた、完全無欠さと宇宙の終わりと宇宙の中にある秘密、神の下で理解するときの宇宙の歓喜を表しています。
また、これは自己認識している精神から反映された、神視点の意識の中にある魂の状態も表しています。
しかし、これらの意味は、物質的側面について私が述べたことを損なうものではありません。
マクロ的な面では複数のメッセージがあります。
例えば、それは顕在化の法則が完全なる自然を最も高いレベルで実行したときの、復元された世界の状態を表しています。
しかし、それはおそらく過去の物語であり、すべてが善であると宣言され、朝の星が一緒に歌い、神のすべての息子たちが歓声を上げたその日のことを指しています。
これに関する最悪の説明として、この人物は魔術師が最高の段階に達したときの象徴であるとしているものがあります。また他にも、この人物は絶対的存在の象徴であるという説もありますが、これはまったく馬鹿げたことです。
この人物は真実を表していると言われていますが、真実なら17枚目のカードのほうがもっと適切に割り当てられています。最後に、これはマギの王冠と呼ばれています。
※ウェイト氏の著書である『The Pictorial Key to the Tarot』英語版原著をタロットパレットで翻訳したものです。
アーサー・エドワード・ウェイト
Arthur Edward Waite
(1857年10月2日 – 1942年5月19日)アメリカ合衆国に生まれ、イギリスで育つ。幼いころに父を亡くし、母の祖国であるイギリスに移住。17歳のとき、妹の死をきっかけとして精神世界の研究に傾倒していく。34歳で西洋魔術結社「黄金の夜明け団」に入団。1909年、ウェイト氏が52歳のときにイギリスのライダー社からタロットを発売する。
【タロットカード】意味・解釈ページ一覧
■大アルカナ
0.愚者 / 1.魔術師 / 2.女教皇 / 3.女帝 / 4.皇帝/ 5.法王 / 6.恋人達 / 7. 戦車 / 8.力 / 9.隠者 /
10.運命の輪 / 11.正義 / 12.吊された男 / 13.死神 / 14.節制 / 15.悪魔 / 16.塔 / 17.星 / 18.月 / 19.太陽 / 20.審判 / 21.世界
■小アルカナ
ワンド
A(1.エース) / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / ペイジ / ナイト / クイーン / キング
ペンタクル
A(1.エース) / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / ペイジ / ナイト / クイーン / キング
ソード
A(1.エース) / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / ペイジ / ナイト / クイーン / キング
カップ
A(1.エース) / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / ペイジ / ナイト / クイーン / キング