【12:吊るされた男】タロットカードの意味・解釈を正位置・逆位置別解説｜恋愛・仕事・悩み別

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タロット占い【12:吊るされた男】リーディングで大切な3ポイント

【吊るされた男】世界観

タロットカードの世界観を知ることで、カードへの理解が深まり、リーディングの幅が広がります。
さっそく【吊るされた男】の世界観を見ていきましょう♪

一人の男性が後ろで手を縛られ、木から吊るされています。片足だけ逆さ吊りにされ、どう見ても苦痛を強いられるつらい体勢で、絞首刑も彷彿とさせます。

でも、なぜか男性の表情は穏やか。恍惚とした微笑みさえ浮かべているようです。これは彼が、自分が吊るされていることに対して抵抗せず、むしろ納得して受け入れている部分があるから。

男性は内面の静寂や高い精神性を表す青色の服と、激しい熱情を表す赤色のタイツを身につけています。崇高な使命感に情熱を燃やし、その使命感のために強い意志を持って、あえてこの吊された状態を受け入れているといえるでしょう。

このカードは、逆さ吊りのような身動きのとれないつらい状況にあっても、修行や試練のときと捉え、その先に希望を抱いて努力を続けることを表しています。

じっと耐え抜くためには、ただ自己犠牲の精神で、ひたすら忍耐と我慢を重ねるというよりも、今を成長の途中にある試練のときと捉え、その先に明るい未来と、自らなすべきことをしっかり見据えることが大切です。

吊るされた男性も、吊るされている木には緑色の若葉が芽吹き、これからの可能性を象徴しています。また頭部は後光が差しているかのように祝福の黄色で塗られ、カードの背後は物事の途中段階を表す灰色が使われています。

一見、屈辱的な姿勢ではあるものの、逆さになったからこそ視点が変わり、世界の見え方が変わり、新しい価値観が得られるということを示唆しています。今は静かに現状に向き合いましょう。

長く試練に耐え抜いた先に、あなたは何を見つけたいですか？

【吊るされた男】絵柄の意味

タロットカードの絵の中には、さまざまな象徴が描かれています。
一見何気なく描かれているような動物や植物、場所や服の模様など、実はその一つひとつに意味があるのです。

そしてその中には、タロットカードをパッと見た印象とは異なる、意外な意味合いが込められていることも。
象徴を知ると、キーワードから受け取る意味とは違った視点から、カードを読み解くことができるでしょう。

それでは、【吊るされた男】の絵柄に込められた象徴をご紹介していきます♪

タロットカードの絵柄・象徴	意味・解説
数字の12（XII）の意味	数字の「12」は12ヵ月・十二支・12星座など、一つの流れが完結し、完全であることを表します。
後光・光輪	後光は悟りの象徴です。男性はとても高い精神レベルに到達しているといえます。
青と赤の衣服	青色は内的な静寂や高い精神性、赤色は激しい熱情を表します。高い精神性で崇高な志に燃えている、または相反する性質を兼ね備え、内的な葛藤と闘っていると考えられます。
葉をつけた木	茂っている緑色の葉は、生命力や希望を象徴します。男性がこれからまだ成長していけることを表します。
T（タウ）十字	男性が吊されている木はヘブライ語の最終の文字であるT（タウ）十字です。Tは真実や光、善の言葉を意味しています。

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【吊るされた男】他のカードとの関係性

前後のカードの関係性を知ることで、カードの意味をストーリーのように捉えることができるため、リーディングの際にカードからのメッセージを読み解きやすくなります。

ウェイト版タロットは、私たちの魂の成長物語を表していると言われています。
大アルカナはその物語の章立てにあたるカード。

【愚者】から始まる22枚の大アルカナには、それぞれどんな物語が込められているのでしょうか。
ここではその物語の一部を味わいながら、他のカードとの関係性を見ていきましょう。

12番【吊るされた男】は「試練」「修行」「高い精神性」などを象徴します。奉仕の精神を持ち、試練の先にある希望に向かって努力を続けるカードです。

自分ではどうしようもない状況に置かれ、心身ともに自己犠牲とならざるを得ない苦しいときかもしれません。でも、耐え抜いた先に明るい希望が見えてくることも伝えています。

そんな【吊るされた男】の前のカードは11番【正義】。

【正義】は冷静で客観的な視点から、皆にとって公正な決断を下すカードです。感情的な介入はなく、2つの物事の均衡や公平さを保つことを目指す正義から一歩進んで、

吊るされた男では、感情など精神的なものを含めて、自らを犠牲にしてでも相手や周囲のために努力しようとします。それが成長の糧となることを知っているからです。

また、【吊るされた男】に続くカードは13番【死神】。

【死神】は死と再生を象徴し、次の段階へ進むために強制的なリセットがかかることを示します。そんな死神の大変化に備えて、吊された男のような、忍耐力が試される試練や修行が必要といえそうですね。

0番【愚者】から始まる大アルカナは、段階を経て21枚のカードを辿りながら最後の21番【世界】のカードへと到達します。
【世界】のカードは最高地点のゴールへ達したことを意味しています。

こうして大アルカナ22枚のひとつのサイクルが終わり、また新たなステージが始まることを表しているのです。

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タロット占い【12:吊るされた男】リーディング上達のコツ

【吊るされた男】ブレインマップで解釈を広げよう

タロットカードの意味や解釈をなかなか覚えられない！と感じている方は多いかもしれません。そんなときに役に立つのがこのブレインマップです。

ブレインマップは、キーワードや解釈を広げていく「言葉の地図」のようなもの。そのカードの持つイメージをあなた自身の言葉で広げながら、カードが持つイメージを膨らませていくことができます。

例えば吊された男のカードの「修行」というキーワードから、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか？「忍耐」「踏ん張りどき」というキーワードが浮かんだら、そのキーワードを書き留めていきましょう。このようにキーワードを広げていくことであなたの感覚にしっくりくるカードの意味を探しやすくなります。

ブレインマップに書かれたキーワードはほんの一部。このブレインマップを参考に、カードからあなただけのブレインマップを作ることもできますよ。

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タロットカード【12:吊るされた男】の意味｜タロットパレット解釈例

正位置の場合は、身動きのとれないつらい状況にあっても、今は修行や試練のときと捉えて耐え抜ける高い精神性や、成長途中にいることを示します。

献身的な態度で、ときに自己犠牲もいとわず、未来に向かって努力を続けることができそうです。それは自分に課された役割や使命感を信じられるからこそ。

限界だと思えるほどの苦労や痛みを経験する人もいるかもしれません。でも、逆さ吊りが表すのは新しい視点や価値観です。180度ぐるっと回った視点から世界を見ることで、思わぬヒントやアイデアを得られることもあります。

逆位置の場合は、苦しい経験に対する心構えや行動が、ただの我慢や偽善、間違った方向への努力となってしまう可能性が。

吊された男の努力するエネルギーが過剰になったり不足したりして、あなたの本来持っている才能がうまく発揮できないかもしれません。

逆位置が出ても、基本のキーワードは同じなので心配しなくても大丈夫です。あなた自身の現状を知って、捉え方を少し変えるだけで望む未来へと歩んでいくことができますよ。

それでは、それぞれの意味を解説していきましょう♪

大アルカナ【吊るされた男】正位置の意味・解釈

正位置のキーワード
忍耐力・試練・身動きがとれない・我慢・苦痛・修行・努力・奉仕の精神・見返りを求めない・献身的・自己犠牲・信念を貫く・板挟み・自分を押し殺す・希望の光・別の角度・新しい尺度・ひらめき・発想の転換

【吊るされた男】のカードの正位置は、忍耐力を試される試練のときを表します。身動きがとれない状況から逃げ出すことができず、我慢や苦痛を強いられる可能性があります。

でも、カードに描かれた男性のように、今は耐えるべき修行のとき。コツコツと努力しながら力をためていくことが必要といえそうです。

奉仕の精神で見返りを求めず、誰かに献身的に尽くす人、自らを犠牲にしても強い信念を貫く人、何かの板挟みになって、自分を押し殺して耐え抜く人…人それぞれ、さまざまな試練があるでしょう。

そんな自分ではどうしようもない状況にあっても、置かれた立場や与えられた条件を静かに受け入れることで、その先にある希望の光を見つけることができそうです。

今はジタバタ無理に動こうとせず、小休止。良いタイミングがくるまで、エネルギーを補充し、自分を高めることを優先しましょう。決して、苦しい努力だけを表すカードではないのです。

大アルカナ【吊るされた男】逆位置の意味・解釈

逆位置のキーワード
身動きがとれない・間違った方向・無駄な努力・徒労・ひたすら我慢・思い通りにいかない・自己否定・状況の悪化・自分を見失う・試練・修行・限界とも思えるような壁・自己中心的

【吊された男】のカードが逆位置で出ると、身動きがとれない苦しい状況の中で、間違った方向から無駄な努力を続けて徒労に終わったり、ただひたすら我慢を重ねたりしそうです。

思い通りにいかない現実を受け入れられず、自己否定を繰り返したり、焦ってもがき状況の悪化を招いたり…。自分を見失っているのかもしれません。試練を前に精神的に成長することがなく、もったいない状態ともいえます。

今は、望む未来に向かって、耐えるべき修行のときと捉えましょう。諦めずに踏ん張るときです。それでも、限界とも思えるような壁にぶつかったら、別の角度から考え直してみたり、新しい尺度をとりいれてみることもおすすめ。

自己中心的にならず、周囲からの意見に耳を傾けて新しい視点を手に入れ、新しい価値観に触れることで、これまで思いつかなかったアイデアやひらめきが得られるかもしれません。
ひらめきや発想の転換が、問題解決の糸口になるでしょう。

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続いて、恋愛・仕事・金運・人間関係のケース別解釈をご紹介していきます。

タロットカード【12:吊るされた男】恋愛・仕事・悩み別解釈例

大アルカナ【吊るされた男】恋愛｜正位置の解釈

正位置の解釈
恋路に障害/焦り/耐え忍ぶ/恋の試練/思い続ける/時間をかけて成就/献身的に尽くす/長期的戦略/遠距離恋愛/身動きがとれない状況/恋の試練/状況を受け入れる/深い信頼関係

【吊るされた男】のカードの正位置は、耐え忍ぶ恋愛を意味します。

片思いの人は、相手のことをどれだけ好きでも、その恋路になんらかの障害が立ちはだかるかもしれません。連絡をとりたくても仕事が忙しすぎたり、相手を誘いたくてもタイミングが合わなかったり、誰かに邪魔をされたり。

素直にアプローチするチャンスに恵まれず、もどかしく、焦りを感じることもありそうです。相手のために努力したこともすぐには報われず、がっかりするかもしれません。

でも今は、耐え忍ぶ恋の試練のとき。あなたが本当に相手に強い思いを持っているならば、思い続けることで、時間はかかっても成就する可能性があります。

相手には優しく穏やかな態度で献身的に尽くし、時間をかけた長期的な戦略が吉です。

 

両思いの人は、遠距離恋愛になる、仕事が忙しすぎて会う時間がとれないなど、自分ではどうにも身動きがとれない状況になる可能性が。焦りやもどかしさを感じたり、孤独感を抱いたりするかもしれません。

でも今は、2人にとってその後につながる大きな恋の試練のとき。相手に寂しさをぶつけるよりも、相手を思う自分の気持ちを信じて、献身的に尽くすのが良いでしょう。

2人の間に障害が立ちはだかったり、すんなり解決できない問題が起こっても、状況を静かに受け入れて広い視野を持ち、穏やかな対応を心がけるのが吉。

時間がかかっても、のちのち相手にとって、あなたは苦労や試練をともに乗り越えた大切なパートナーとなり、深い信頼で結ばれそうです。

大アルカナ【吊るされた男】恋愛｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
見返りを求める/自己中心的/終わらない片思い/苦しい恋/尽くしても報われない/理想や期待の押しつけ/盲目/狭い視野/束縛/恋のために他を犠牲にする/深く共感できない/依存

【吊るされた男】のカードの逆位置は、報われない恋愛を意味します。

片思いの人は、相手に見返りを求めて尽くしたり、自己中心的な考えでアプローチして、報われないことを嘆いたりしていませんか？

相手のことをどれだけ好きでも、相手の気持ちや状況を考えることも大切です。逆位置では、終わらない片思いや苦しい恋、尽くしても報われない恋愛を表します。

今は、相手に自分の理想や期待を押し付けがちなとき。積極的な行動は功を奏さないので、恋に盲目になって視野が狭くなっていないか、相手を束縛したり、恋のために他の何かを犠牲にして突っ走ろうとしたりしていないか、振り返ってみましょう。

頑張りすぎていると感じたら、ふうーっとひと呼吸。冷静になれたら、あなたの求める恋愛についてちょっと考え直してみましょう。

 

両思いの人は、簡単には乗り越えられそうにない壁を前に、我慢の時期が続くかもしれません。

これまで相手に献身的に尽くしてきたのに、その努力が報われない、相手と人生観など深い部分で共感できない、家族や友人など2人の関係に周囲からの邪魔が入る、仕事を犠牲にしなければ付き合っていけない、相手の依存や束縛にうんざりする…など。

今は行動を起こすより、まずは素直に状況を受け入れてみましょう。真剣に悩むのは、相手を深く思うからこそ。つらい状況の中から学べそうなことを探したり、別の角度から光を当てて見つめ直したりすることで、心が晴れていきます。

そうしてとことん悩み抜いた果てに、2人の明るい未来を叶えるヒントが見つかりそうですよ。

【相手の気持ち】でタロット12【吊された男】が出たときの解釈恋愛で気になることと言えば、相手の気持ち。タロット占いで、吊された男が出たときの読み解き方をお伝えします♪ ...

運命を自分で変えるための
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大アルカナ【吊るされた男】仕事｜正位置の解釈

正位置の解釈
使命感/やりがい/自分のことは二の次/奉仕の精神/辛抱強く取り組む/努力が報われる/プライベートを犠牲にしても頑張る/精神的に満足/献身的な姿勢

【吊るされた男】のカードが正位置で出た場合、多少苦しい状況に置かれていても、今の仕事に対して使命感ややりがいを感じながら働けているようです。

自分のことは二の次でチームに貢献したり、奉仕の精神を持って上司や同僚の仕事を手伝ったり、業績を上げるために辛抱強く取り組んだりすることで、やがてその努力が報われるときがくるでしょう。

自分の時間やプライベートとの両立を犠牲にしてでも頑張りたい案件やプロジェクトを持ちかけられるなど、仕事をする中で得られる精神的な満足度は高めです。

トラブルや問題に対しては、いっときの我慢と心得て、自分の気持ちを抑えた発言や行動を慎重にするのがポイント。のちのち評価されるでしょう。

良い運気の流れを作るために大切なのは、他の人の役に立つかどうかです。献身的な姿勢で、努力していきましょう。

大アルカナ【吊るされた男】仕事｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
不自由な思い/パワハラ/無理な仕事/プライベートが犠牲/苦労が報われない/試練・苦行/狭い視野/間違った方向で努力/誤った捉え方/途中で投げ出す/自己中心的

【吊るされた男】のカードが逆位置で出た場合、自分の一存で決めることができない不自由な思いにイライラを募らせてしまいそうです。

また、上司のパワハラにあう、無理な仕事を押しつけられてプライベートが犠牲になるなど、苦しい状況に陥る可能性も。さらにそこで頑張っても最終的に苦労が報われないことを表しています。

試練や苦行のような厳しい状況となった原因はさまざまですが、狭い視野のために現状をうまく認識できず、間違った方向で努力していたり、誤った捉え方をしていたりすることも、そのひとつかもしれません。

今は踏ん張りどき。思うようにならない現実も、まずは受け入れることが大切です。途中で投げ出したり、自己中心的な考え方で周囲を振り回したりせず、少し立ち止まって、問題に別の角度から光を当ててみましょう。

内省する時間を持ち、客観的になることで、状況を改善する新しい一手が見つかるかもしれません。

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大アルカナ【吊るされた男】金運｜正位置の解釈

正位置の解釈
我慢と忍耐/辛抱強く貯金/自己投資で使う/善行の対価/ボランティアや募金活動

【吊るされた男】のカードの正位置は、お金に関してあまり良い流れは期待できないとき。しばらくは我慢と忍耐が必要になりそうです。

欲しいものがあっても今はすぐに購入せず、辛抱強く貯めて先々の計画を立てるほうが、のちのちもっと良いものと出合えて、結果的に満足できるでしょう。コツコツ貯金もしやすい時期です。

一方で、自分を高めるために自己投資としてお金を使うのはオススメ。将来を見据えてスキルを磨きながら、いざチャンスがきたときに備えましょう。

他にも、奉仕の精神を持った善行など、人のために献身的に動いたり尽くしたりすることで、ゆくゆくなんらかの形で対価を受け取る可能性も。

ボランティアや募金活動なども良いですね。徳の高い行動によって金運がゆるやかに上昇していきます。

大アルカナ【吊るされた男】金運｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
厳しい時期/節約できない/衝動買い/無駄遣い/出費ばかり多い/浪費/借金/極貧/お金を貯める時期

【吊るされた男】のカードの逆位置は、お金に関して厳しい時期であることを示しています。

節約しようという気持ちを持てず、欲しいものがあったらすぐ購入してしまうなど、欲望に負けた衝動買いや、無駄遣いが増えてしまうことも。収入は増えていないのに、出費ばかりが増えてしまうかもしれません。

よくよく考えてみれば、それほど必要のないものを買っていませんか？本当に欲しかったものですか？

後先考えない浪費によって、友達や家族への借金を考えるほど極貧に陥る前に、お金の管理の仕方や使い方をじっくり見直してみましょう。

今後もっと大切なものにお金を使うために、今はグッと耐えてお金を貯める時期と心得てくださいね。

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大アルカナ【吊るされた男】人間関係｜正位置の解釈

正位置の解釈
思い通りにいかない関係性/妥協/自己犠牲/奉仕の精神/サポート役に徹する/良好な人間関係

【吊るされた男】のカードが正位置で出た場合、思い通りにいかない周囲の関係性や状況に悩んでしまうかもしれません。

友達や家族、同僚などの間で、誰かと誰かの相性が悪く板挟みになる、決まっていたイベントや約束事が誰かの都合で延期になる、紹介した人同士がなかなかうまくかみ合わないなど、あなたにはどうしようもない事態になる可能性も。

あなたは自分の時間を犠牲にしても、仲を取り持ったり、予定通りに物事が動くよう取り図ったりするでしょう。

いっとき、もどかしさを感じるかもしれませんが、今は妥協や自己犠牲の選択するのも吉。奉仕の精神を持ち、他の人の関係性がうまくいくようサポート役に徹することで、ゆくゆくは感謝され、お互いに思いやりの心を持った良好な人間関係を築いていくことができるでしょう。

大アルカナ【吊るされた男】人間関係｜逆位置の解釈

逆位置の解釈
人に振り回される/家族や同僚などに苦労させられる/プライベートが犠牲になる/一方的に尽くし報われない/板挟み/自己中心的/自分ばかり我慢/偽善/見返りばかり求める

【吊るされた男】のカードが逆位置で出た場合、性格が合わない人に振り回される、家族や同僚などに苦労させられる、人付き合いでプライベートの時間が犠牲になる、一方的に尽くしたものの報われないなど、人間関係でつらい思いを抱えそうです。

正位置と同様、周囲の誰かと誰かの板挟みになり身動きが取れなくなる可能性もあります。しかし、逆位置ではうまく取り図ることができず、事態がさらに悪化するかも。ストレスで体調を崩す前に、内省の時間を持つのがおすすめです。

実はこのカードが逆位置で出るのは、あなたが知らず知らずのうちに自己中心的になっているときが多いのです。

自分ばかり我慢していると感じていないか、相手に対して奉仕ではなく偽善の心で対応していないか、見返りばかり求めていないかなど、ちょっとだけ振り返ってみましょう。ものの見方を変えれば、周囲との関係性も変わっていきますよ。

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ウェイト氏が【吊るされた男】のカードに込めた意味

アーサー・エドワード・ウェイト
Arthur Edward Waite
（1857年10月2日 – 1942年5月19日）アメリカ合衆国に生まれ、イギリスで育つ。幼いころに父を亡くし、母の祖国であるイギリスに移住。17歳のとき、妹の死をきっかけとして精神世界の研究に傾倒していく。34歳で西洋魔術結社「黄金の夜明け団」に入団。1909年、ウェイト氏が52歳のときにイギリスのライダー社からタロットを発売する。